JPH03109017A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気掃除機に関し、特に集塵室に捕獲された
ダニの繁殖を防止することのできる電気掃除機に関する
。

〔従来の技術〕

従来の電気掃除機は、塵埃を吸入して濾過フィルタを兼
ねた塵埃袋に集め、塵埃を除去した空気を排気するよう
にしている。そして絨穂１部屋の隅など掃除する場所に
よって各種の掃除用アタッチメントを取り替えるように
している。

従って、このような掃除機によって掃除すると部屋内の
塵埃とともに１部屋に生息しているダニをも集塵袋内に
集めることになる。するとダニは集塵袋内において繁殖
し、場合によっては集塵袋から這い出すことすらあった
。このようなダニは喘息、皮膚アレルギをもたらし健康
上好ましくないことが知られており、そのまま放置する
ことは極力避けなければならない。

ところで、このようなダニについては種々の研究がなさ
れ、その生態についても種々報告されている。それによ
ると、ダニは、温度２５〜３０”Ｃ、相対温度６０〜８
０％が至適範囲であることが判っており、至適範囲を超
えた２例えば５０℃においては数秒で死滅することも知
られており、また極度の乾燥を嫌うことも知られている
。

従来の電気掃除撥は、ダニ対策として、集塵袋にダニ用
の薬剤を含浸させて死滅するようにしたり、あるいは最
近では集塵室内に温風を送り込み前記ダニの至適簡易を
越える温度に塵埃を加熱し塵埃中のダニを殺す製品が売
られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、塵埃袋に含浸された薬剤は徐々に気化してそ
の薬効が失われて、ダニ対策としては必ずしも有効なも
のとは言い難いものであると同時にその気化性故に安全
性を疑われるものであったまた塵埃を加熱する為に集塵
室に温風を送り込むものにあっては１通常の掃除作業を
終了後、集塵室へ温風を送り込む為に特別の操作を必要
とし、且つ温風を送風中は１発熱送風装置へ通電する為
にプラグをコンセントに接続しておかなければならない
等、使用上、極めて面倒であった。

本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
、集塵室に捕獲したダニを乾燥によって死滅もしくはそ
の繁殖を防止するとともに、その操作を簡単にした電気
掃除機を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る電気掃除機は吸気口を有する集塵室、この
集塵室に連通し、排気口を有するブロワ室、上記集塵室
内に設けられた乾燥装置を備えたものである。

〔作用〕

本発明における電気掃除機は集塵室内が乾燥装置により
ダニが生息困難な湿度条件にされる。

〔実施例〕

以下第１図に示す一実施例に基づいて本発明を説明する
。

第１図は部屋を掃除している時の掃除機を示すものであ
る。同図において、電気掃除機は掃除機本体（１）と、
該本体（１）にパイプ（２）を介して連結されたホース
（３）と、ホース（３）に手元パイプ（４）、中間バイ
ブ（５）を介して床ブラシ（６）が連結されて構成され
ている。

掃除機本体（１）は第１ケース（１１）と第２ケース（
１２）とが連結されて構成されたものでこれら両者（１
１）、　（１，２）はそれぞれの隔壁に形成された孔（
１，１Ａ）（１２＾）によって連通している。第１ケー
ス（１１）の吸気口（ＩＩＢ）には集塵袋（７）が装着
されて、第１ケース（１１）内部の集塵室（ＩＩＣ）に
配されている。

第２ケース（１２）の隔壁に配設されたブロワ−モータ
ー（８）の動作によって空気を矢印方向に吸引するよう
になされている。これによって床ブラシ（６）を介して
塵埃およびダニ等の害虫が集塵袋（７）に集積されるこ
とになる。集塵袋（７）は空気濾過器としての機能を有
しているため、濾過された空気は各隔壁の孔（１１＾）
（１２Ａ）を通過して第２ケース（１２）に達し、第２
ケース（１２）の他端面（１２Ｂ）側に形成された隔壁
（１２Ｃ）の孔（１２Ｄ）及び排気口（１２Ｅ）を経由
して外部へと排気される。　この第２ケース（１２）内
をブロワ室（１２Ｆ）と称する。第１ケース（１１）の
内部には乾燥装置（９）が設けられている。

（８Ａ）は手元バイブ（４）に設けられたリモートスイ
ッチでブロワモータ（８）をＯＮ、ＯＦＦする。（８Ｂ
）はブロワモータ（８）の防振ゴム、Ｗｌ、Ｗ２はケー
ス（１１）、　（１２）に取付けられた車輪、　（１３
）は第１のケース（１１）の内底壁に設けられたコンセ
ント部材テあり、乾燥装置（９）の下面に設けられたプ
ラグ部（ＩＯＡ）を着脱自在に支持する。乾燥装置（９
）は例えばシリカゲルなどの吸湿乾燥剤を収めた乾燥ボ
ックス（９Ａ）とこの乾燥ボックス（９Ａ）内の吸湿乾
燥剤を加熱再生するための加熱ヒーター装置（１０）で
構成されている。

以上の構成においてリモートスイッチ（８Ａ）をＯＮに
するとブロワ−モータ（８）が運転され掃除が可能とな
る。同時に加熱ヒーター装置（１０）にも通電され、従
って乾燥ボックス（９Ａ）内の吸湿乾燥剤が加熱され、
既に吸湿した水分は飛散し、前記ブロワ−モーター（８
）の運転によって生じる空気流（図中矢印）に乗って排
気口（１２Ｅ）を経由して機体外に排出される。掃除動
作終了後はリモートスイッチ（８Ａ）をＯＦＦにすると
、ブロワ−モーター（８）と加熱ヒーター装置（１０）
への通電はストップするその後は集塵室（ＩＩＧ）従っ
て集塵袋（７）内は、乾燥ボックス（９Ａ）内の吸湿乾
燥剤の作用によって湿度が低下し、吸引されているダニ
は繁殖不能１強いては死滅に到る。通常一般家庭での掃
除機の使用は１日２４時間のうちわずか約１０分という
程度であり、未使用時間が圧倒的に大きく、即効性の低
い吸湿乾燥剤でもその効果を充分発揮することができる
。

以」二掃除中に吸湿乾燥剤が再生され、掃除終了と同時
に乾燥作用が電源を必要とせず開始されるので、直ちに
電源プラグを抜き、後片付けをしても何らさしつかえな
い。

また乾燥装置は吸湿乾燥剤と加熱ヒーターという極めて
簡単な構成によって何度も再生利用でき安価で利用価値
の高い機能を得ることが出来る。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば掃除機の使用者はダニ退治
を全く意識しなくても自動的にその作用が毎回行われる
ことになる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す部分断面図である図におい
て（９）は乾燥装置、　（９Ａ）は乾燥ボックス（１０
）は加熱ヒーター装置、（１１Ｂ）は吸気口、（ＩＩＣ
）は集塵室、（１，２Ｅ）は排気口、　（１２Ｆ）はブ
ロワ室である。 なお図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸気口を有する集塵室、この集塵室に連通し、排気口を
   有するブロワ室、上記集塵室内に設けられた乾燥装置を
   備えたことを特徴とする電気掃除機