JPH06154136A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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Publication number
JPH06154136A
JPH06154136A JP4309943A JP30994392A JPH06154136A JP H06154136 A JPH06154136 A JP H06154136A JP 4309943 A JP4309943 A JP 4309943A JP 30994392 A JP30994392 A JP 30994392A JP H06154136 A JPH06154136 A JP H06154136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
odor
vacuum cleaner
exhaust hole
filter member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4309943A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nakano
幸一 中野
Shuzo Tokumitsu
修三 徳満
Noboru Naruo
昇 成尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4309943A priority Critical patent/JPH06154136A/ja
Publication of JPH06154136A publication Critical patent/JPH06154136A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気掃除機の集塵袋中に収集したゴミから悪
臭が発生し、その排気口より放出されることを防止する
電気掃除機を提供する。 【構成】 掃除機本体1に、酸性臭、塩基性臭、または
アルデヒド臭のうち少なくとも一つを除去するフィルタ
ー部材6を有したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴミから発生する悪臭成
分を除去し、快適な掃除が行えるようにした電気掃除機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電気掃除機の集塵部に集塵したゴ
ミは、その都度捨てられる物ではなく、ある程度たまっ
てから捨てられている。しかし、ためられた期間にゴミ
は悪臭を醸成するものである。人体の汗等から発せられ
る臭いであるイソ吉草酸らで代表される酸性臭、食べ物
かす、さらにはこれらに付着するノミ、ダニ類から発生
すると考えられるアルデヒド臭、そして、腐敗物やペッ
ト等から発生するアミン類で代表される塩基性臭らであ
る。この悪臭は、電動送風機の排気流と共に電気掃除機
外に排出されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、電気
掃除機からは使用中に悪臭が発生し使用者に不快感を与
えている。しかも昨今の電気掃除機は、吸引力・集塵能
力が改善され、これに伴って、ゴミの収納容積も大きく
なってきているものである。このため、高温多湿の梅雨
時期等においては、前記悪臭の発生が著しいものとな
る。
【0004】本発明は、このような従来の構成が有して
いる課題を解決しようとするもので、排気臭の除去が強
力に行える電気掃除機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、酸性臭、塩基性臭、アルデヒド臭のうち少
なくとも一つを除去するフィルター部材を有した電気掃
除機とするものである。
【0006】
【作用】上記構成により掃除機の使用中の排気に含まれ
る、酸性臭、アルデヒド臭、塩基性臭らの少なくとも一
つをフィルター部材が除去することになり、悪臭の発生
を防止するよう作用するものである。
【0007】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図1に基
づいて説明する。掃除機本体1内には、集塵袋2と、電
動送風機3と、排気口4を有した送風機収納室5とを備
えている。また前記排気口4から排気される排気流の通
風路には、脱臭機能を有したフィルター部材6を配置し
ている。
【0008】図2はフィルター部材6の詳細を示してお
り、21はフィルター収納容器、22は紙ハニカム、2
3は不織布(三菱レイヨン製、品番:MSF−1)、2
4は脱臭剤である。脱臭剤24として、呉羽化学(株)
製の球状活性炭クレハビーズ(品番:BAC−LC)
と、相互薬工(株)製の陽イオン交換樹脂(品番:消臭
剤SX−K)、及びクラレケミカル製のリン酸アニリン
とアニリンの添着活性炭MS−7を重量比で1対1対1
の割合で用いている。この脱臭剤24を、厚さ11mm、横
160mm、縦100mmとした昭和飛行機製の紙ハニカム22に
均等に60グラム入れ、不織布23を紙ハニカム22に
貼合わせて、フィルター部材6としているものである。
この貼り合わせには、倉敷紡績製の接着芯地を用いてい
る。この脱臭剤60グラムのフィルター3枚をフィルタ
ー収納容器21に収納し、これを掃除機本体1の排気口
4に取り付けている。よって脱臭剤24は合計180グ
ラム使用していることになる。
【0009】ここで、クレハビーズは酸性臭、特に脂肪
酸臭気に効果があり、SX−Kはアンモニア等の塩基性
臭に効果があり、MS−7はアルデヒド臭、特にアセト
アルデヒド臭に効果のあるものである。これらを混合し
て用いると、掃除機の排気臭主成分すべてに脱臭効果を
もつものである。
【0010】以下、本実施例の電気掃除機の性能評価試
験について説明する。図3は掃除機の排気を採取し、掃
除機のフィルター部材6の性能を評価する試験装置を示
したもので、32は排気の採取器、33は臭い袋であ
る。掃除機は、十分カラ運転を行い樹脂等の臭いを抜き
とった未使用品である。この掃除機本体1に前記フィル
ター部材6を取り付け、採取器32によって採取した排
気について、6段階臭気強度法による官能試験を行うも
のである。
【0011】はじめに、掃除機ゴミを20グラム入れ、
温度25℃、湿度60%以下に空調した室に1日間保存
する。そして掃除機31に集塵袋を取り付け、図3に示
すようにして、排気を臭い袋33にサンプリングする。
その後、この排気をそれぞれ6名のパネラーによって官
能試験するものである。
【0012】本実験は、前記官能試験を、ゴミ量を20
グラム、40グラム、60グラム、80グラムと増やし
て繰り返し行って、臭気強度がどのように変化するのか
を調べたものである。また、比較対象として脱臭機構な
しの場合についても同時に試験しているものである。
【0013】この実験の結果を図4に示している。な
お、この結果は6名のパネラーの平均を表示しているも
のである。
【0014】この図4よりわかるように、フィルター部
材6を使用した場合と使用していない場合との差は、ゴ
ミ重量が増えるに従って縮まってくるが、ゴミ重量が1
00グラムの場合であっても、依然としてフィルター部
材6の使用効果が認められている。特にゴミ量20グラ
ムの初期性能においては、フィルター部材6は、1ポイ
ント以上の効果を有しているものである。つまり、本実
施例のフィルター部材6は掃除機のゴミに対し強い消臭
効果を有しているものである。
【0015】(実施例2)以下本発明の別の実施例につ
いて図5に基づいて説明する。この実施例は集塵袋自体
をフィルター部材としているものである。すなわち、5
1はフィルター部材を構成する掃除機の集塵袋を示して
おり、52はその開口部である。また、53は口紙であ
る。本実施例ではこの集塵袋51は、目付け量、50グ
ラム/m2、活性炭含有量50%の活性炭繊維ペーパー
を用いて作製している。また前記活性炭としては、MS
−6を用いている。この素材に、カルボキシル基を有す
る酸性物質および塩基性炭酸亜鉛物質である薬剤を塗布
あるいは含浸したもの約0.36m2を、集塵袋51として
使用しているものである。また前記薬剤としては、カル
ボキシル基を有する酸性物質に1・2・3・4ブタン・
テトラ・カルボン酸を用い、塩基性炭酸亜鉛物質に2Z
nCO3・3Zn(OH)2・H2Oを用いた。
【0016】ここで、MS−6はアルデヒド臭に効果が
あり、カルボキシル基を有する酸性物質は塩基性臭に効
果をもち、塩基性炭酸亜鉛物質は酸性臭に効果を持つも
のである。
【0017】以下、実施例1と同様にこの供試品につい
ての官能試験の結果を図6に基づいて報告する。なお、
実施例1と同様、この結果は6名のパネラーの平均を示
すものである。
【0018】集塵袋51として前記処理を施した物を使
用したものと、前記処理を施していない通常の袋を使用
したもの(形状は集塵袋51と全く同一としている)と
の差は、ゴミ重量が増えるに従って縮まってくるが、ゴ
ミ重量が100グラムの場合であっても、依然として前
記処理による効果が認められている。特にゴミ量20グ
ラムの初期性能においては、処理による効果は、ほぼ1
ポイント程度の顕著なものである。つまり、本実施例の
処理袋は、掃除機のゴミに対し強い消臭効果を有してい
るものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、酸性臭、塩基性
臭、アルデヒド臭のうち少なくとも一つを除去するフィ
ルター部材を有した電気掃除機として、集塵袋中に収集
したゴミから悪臭が発生して、使用中に排気口より放出
されることを防ぎ、不快感なく掃除を行うことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電気掃除機の概略構
成を示す断面図
【図2】同フィルター部材の断面図
【図3】同脱臭性能を評価する試験装置の概略構成を示
す側面図
【図4】同電気掃除機における脱臭性能の評価結果を示
す図
【図5】本発明の第二の実施例における電気掃除機の集
塵袋の斜視図
【図6】同脱臭性能の評価結果を示す図
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 集塵袋 6 フィルター部材 22 脱臭剤 51 集塵袋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性臭、塩基性臭、アルデヒド臭のうち
    少なくとも一つを除去するフィルター部材を有した電気
    掃除機。
JP4309943A 1992-11-19 1992-11-19 電気掃除機 Pending JPH06154136A (ja)

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JP4309943A JPH06154136A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 電気掃除機

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