JPH0538699Y2 - - Google Patents

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JPH0538699Y2
JPH0538699Y2 JP1987013504U JP1350487U JPH0538699Y2 JP H0538699 Y2 JPH0538699 Y2 JP H0538699Y2 JP 1987013504 U JP1987013504 U JP 1987013504U JP 1350487 U JP1350487 U JP 1350487U JP H0538699 Y2 JPH0538699 Y2 JP H0538699Y2
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dust
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filter
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、塵埃捕集用の集塵室内に粒状とした
芳香剤を配置した電気掃除機に関するものであ
る。
従来の技術 近年、一般家庭においては、核家族の家庭が増
加し、かつ、エアーコンデイシヨナー等の冷暖房
設備の普及率が高まるなどの理由により、家の窓
を開ける機会が少なくなつてきている。これによ
り、掃除をする毎に集塵室内に捕集される吸入塵
埃が発するごみの悪臭が電気掃除機の排気より放
出され、室内に充満し掃除をしている人や、周囲
の人に不快感を与えるもととなつていた。
そこで、前述の排気よりの悪臭を消すために、
活性炭繊維等で臭いを吸着したり、排気通路中に
芳香剤を設置す消臭させるのは公知となつてい
る。
考案が解決しようとする問題点 以上のように、従来の技術では一般家庭におい
て、通常2〜3ケ月の期間、集塵室内に捕集して
いる吸入塵埃より発するごみの悪臭を吸着あるい
は消臭する場合、活性炭繊維等で吸着するもので
は、通常10m/sec程度の通過風速を有する掃除
機においては、充分に吸着させることができな
い。
また排気通路内に芳香剤を設けるものにおいて
は、芳香剤の粒子が排気により、短時間で揮散し
てしまうため、芳香剤を交換するメンテナンスを
多く行う必要がある。
さらに、メンテナンスを考慮し、集塵室内の集
塵袋や塵埃捕集フイルターに香料を含浸させたも
のにおいては、香粒の成分が油であるため、多く
含浸させると、集塵袋や塵埃捕集用フイルターの
表面がべとついたり、袋やフイルターを構成する
繊維間に油膜をはり圧損が大きくなつてしまうこ
とがある。また、表面がべとつくことにより、捕
集した塵埃の中の微粒なほこりが表面に付着し圧
損を大きくするとともに、芳香剤の粒子をとりか
こんでしまい、芳香しなくなつてしまう。
さらにまた、前述のごとく、芳香剤は油が主成
分であるため、現在掃除機の外かくを構成する、
熱可塑性樹脂のABSやPSのスチレン系樹脂に、
前記の芳香剤を含浸させたものの表面が直接接触
するとこの油成分のために割れやクラツクの原因
となる。
また、芳香剤が吸引用モーターの熱にさらされ
ることにより、その寿命が著しく低下する欠点を
有していた。
問題点を解決するための手段 上記問題を解決するため本考案では、塵埃吸引
用モーターおよびその吸引側に設けられた集塵袋
を内蔵する集塵室とを備えるとともに、前記集塵
室内に粒状の固形物に香料を含浸あるいは塗布し
た芳香剤の粒を配置した。さらに、塵埃吸引用モ
ーターの吸引側には多層構造の塵埃捕集フイルタ
ーを設けるとともに、芳香剤の粒をこの塵埃捕集
フイルターの層の間に挟み込むこととした。
作 用 電気掃除機の集塵室内の吸入塵埃の捕集容量は
約500g程度であり、これは一般家庭において約
2〜3ケ月間のごみの量に値する。よつて電気掃
除機により吸引されたごみは集塵室内に2〜3ケ
月保管されることになる。
そこで本考案は、香料を含浸または塗布した粒
状の芳香剤を集塵室内に配置することにより、運
転時は前記芳香剤の粒の周囲を風が流れ、粒内に
しみ込んだ香料の粒子が風により徐々に飛散し、
排気より出る。また停止時には、風の流れがない
ため、運転時にくらべると少ない量の香料が自然
拡散し、集塵室内に香りがただようようになつて
いる。これにより、フイルター等香料を含浸させ
たものに比べると、揮散する速度が遅くなり、2
〜3ケ月使用しても芳香剤の香りがなくなること
はない。
また、吸引用モーターの吸引側すなわち外気の
温度とほぼ同一の場所に芳香剤を配しているた
め、芳香剤が高温にさらされることがない。しか
も、集塵室内に自然拡散した香料が塵埃を機外に
捨てる際の異臭を防ぐものである。
実施例 以下、その実施例を第1図〜第3図に基づい
て、説明する。
第3図に示すように、塵埃吸引用モーター1に
より捕集される塵埃は、主体ケース2の集塵室3
内に設置された集塵袋4の中に溜められる。そし
て、含塵気流は、集塵袋4と塵埃吸引用モーター
1の吸気側に設けられた、塵埃捕集フイルター5
によつてろ過され、さらに排気口側に設けられた
排気口フイルター6を通過して本体外部に排出さ
れる。
上記構成において、塵埃吸引モーター1の吸引
力により吸引された吸入塵埃は、主体ケース2の
前部に設けたフロントカバー7及びパツキン8を
介して、集塵室3に取付けられた集塵袋4内に捕
集され、前記集塵袋4が吸入塵埃で満たされるま
で、吸入塵埃は集塵室3内に保管されている。
次に、集塵室3内に設けられた塵埃捕集フイル
ター5の構成について第1図〜第2図に基づいて
行う。
図において、9は細塵等、吸引用モーター1へ
の塵埃の侵入を防止するためのフイルターで、通
気性を有する不織布で構成されており、第3図に
示すようにイ面が集塵室3側になるように取付け
られている。
また前記フイルター9のイ面にはさらに通気性
の芳香剤カバー10がロ部を接着部として取付け
られ、フイルター9と芳香剤カバー10との間
に、粒状の芳香剤11がはさみ込まれている。
前記、粒状の芳香剤11の構成は、第2−a図
に示すように多孔質の粒体12に加圧等により香
料13(微粒子)を含浸させたもの、あるいは第
2−b図に示すように多項質の粒体12の外表面
に、香料13を練り込んだ塗料14を塗布したも
のがある。
以上の構成において、吸入塵埃は集塵袋4に捕
集され集塵袋4によりろ過された含塵気流は塵埃
捕集フイルター5によりさらにろ過されるととも
に、塵埃捕集フイルター5の略中央に設けた芳香
剤の隙間を通過する際に、芳香剤11の香りの微
粒子13を気流内に取り込み、吸入塵埃の悪臭を
消して、排気口15より排気を排出させることが
できる。
また、集塵室3内で香料が自然拡散するため、
塵埃を捨てる際にも悪臭が漂うこともない。
また、香料13(微粒子)を多孔質の粒体12
に含浸させていることにより、フイルター等不織
布に含浸させているものにくらべて粒体12内の
香料13(微粒子)に直接風が当たらないため、
芳香剤11の保香期間を長くすることができる。
さらに、フイルターに含浸させたもののよう
に、表面に、芳香剤11の油成分によるべとつき
がなくかつフイルターより芳香剤11がにじみ出
てくるようなことがないため、塵埃捕集フイルタ
ー5に芳香剤11を取付けても、通過圧損が高く
なることはなく、また塵埃が芳香剤11に付着し
て目づまりするようなことがなくなる。
さらにまた、前述のごとく、表面に油成分がに
じみ出るようなことがないので、本体外かくを形
成する主体ケース2等のスチレン系樹脂(ABS,
PS)に対し、割れやクラツクを生じさせるよう
な直接的な油成分との接触がさけられ、気化した
芳香剤11のみとなり影響を少なくできるもので
ある。
しかも、集塵室3内の芳香剤11は吸引用モー
ター1より上流側にあるため、運転中に高温とな
る吸引用モーターの排気風にさらされることがな
く常に自然状態で拡散が進むこととなり寿命も長
くなるものである。
考案の効果 以上のように本考案によれば、集塵室に粒状の
芳香剤を配置することにより以下に示すような効
果がある。
芳香剤を粒状とし、粒体内に香料(微粒子)
を含浸させているため、風が通過するときは粒
体内より引出されているが、風のない時は、香
料は出にくくなり保香期間が長くなる。
芳香剤を集塵室内に配置することで、運転し
ていない時に自然拡散する香料が集塵室内に充
満し、ごみ捨て時にも、ごみ臭ささはなくなつ
ている。
芳香剤表面にべとつきがないため、ごみ付着
による目づまりがなく、いつまでも性能が維持
できる。
芳香剤の油成分が表面ににじみ出ないため、
樹脂に油が接触し、割れやクラツクを生じさせ
ることはない。
芳香剤が高温のモーター排気にさらされるこ
とがないため、保香期間が長く保てる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における電気掃除機の
フイルターを示し、aは斜視図、bは断面図、第
2図a,bは芳香剤の拡大図、第3図は電気掃除
機の縦断面図である。 3……集塵室、5……塵埃捕集フイルター、1
1……芳香剤、12……粒体(固形物)、13…
…香料。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 塵埃吸引用モーターおよびその吸引側に設け
    られた集塵袋を内蔵する集塵室とを備えるとと
    もに、前記集塵室内に粒状の固形物に香料を含
    浸あるいは塗布した芳香剤の粒を配置した電気
    掃除機。 (2) 塵埃吸引用モーターの吸引側に多層構造の塵
    埃捕集フイルターを設けるとともに、芳香剤を
    この塵埃捕集フイルターの層の間に挟み込んだ
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の電気掃除機。
JP1987013504U 1987-01-30 1987-01-30 Expired - Lifetime JPH0538699Y2 (ja)

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JP1987013504U JPH0538699Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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JP1987013504U JPH0538699Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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JPS63121050U JPS63121050U (ja) 1988-08-05
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