JP2002001040A - エアーフィルター - Google Patents
エアーフィルターInfo
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- JP2002001040A JP2002001040A JP2000190998A JP2000190998A JP2002001040A JP 2002001040 A JP2002001040 A JP 2002001040A JP 2000190998 A JP2000190998 A JP 2000190998A JP 2000190998 A JP2000190998 A JP 2000190998A JP 2002001040 A JP2002001040 A JP 2002001040A
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- Japan
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- air
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- filter
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Drying Of Gases (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気清浄器等の内部にコンパクトに収納配置
することができ、しかも吸着濾過効果に優れるエアーフ
ィルターを提供する。 【解決手段】 ジグザグ状に折り曲げられて多数の山部
１０が連なるフィルター濾材１１からなり、このフィル
ター濾材１１の表裏両面もしくはその片面の隣接する山
部どうし間の谷部１２の両側開口端を塞いで該谷部内に
収容空間１４を形成し、該収容空間１４内に脱臭剤、除
菌剤、除湿剤の１種もしくは２種以上の機能性粒子１５
を充填して通気性カバー１６で覆っている。
することができ、しかも吸着濾過効果に優れるエアーフ
ィルターを提供する。 【解決手段】 ジグザグ状に折り曲げられて多数の山部
１０が連なるフィルター濾材１１からなり、このフィル
ター濾材１１の表裏両面もしくはその片面の隣接する山
部どうし間の谷部１２の両側開口端を塞いで該谷部内に
収容空間１４を形成し、該収容空間１４内に脱臭剤、除
菌剤、除湿剤の１種もしくは２種以上の機能性粒子１５
を充填して通気性カバー１６で覆っている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置や空
気清浄器等に使用されるエアーフィルターに関するもの
である。
気清浄器等に使用されるエアーフィルターに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】この種のエアーフィルターとして、フィ
ルター濾材をジグザグ状に折り曲げることにより、一定
サイズのフィルター濾材に対する空気の接触面積をでき
だけ増やして通気抵抗を低減し、集塵効果を高めること
はよく知られている。また、フィルター濾材そのものに
脱臭剤、除菌剤、除湿剤等の吸着剤を付着又は塗布する
ことによって脱臭、除菌、除湿機能を持つようにしたも
の、フィルター濾材と吸着剤入りシートとを組み合わせ
て使用するものなども公知である。フィルター濾材と吸
着剤入りシートを組み合わせて使用するものとしては、
図５に示すごとくルームエアコン等においてフィルター
濾材３０と吸着剤入りシート３１とを同一平面上に並べ
て使用するもの、図６に示すごとく空気清浄器等におい
てフィルター濾材３０と吸着剤入りシート３１とを前後
に配置して使用するものなどがある。フィルター濾材そ
のものに吸着剤を付着又は塗布したものでは、フィルタ
ー濾材の本来の集塵効果を早期に低下喪失しやすい。こ
れに対し、フィルター濾材３０と吸着剤入りシート３１
が組み合わせて使用される場合はそれぞれの機能を比較
的長期間にわたって発揮することができる。
ルター濾材をジグザグ状に折り曲げることにより、一定
サイズのフィルター濾材に対する空気の接触面積をでき
だけ増やして通気抵抗を低減し、集塵効果を高めること
はよく知られている。また、フィルター濾材そのものに
脱臭剤、除菌剤、除湿剤等の吸着剤を付着又は塗布する
ことによって脱臭、除菌、除湿機能を持つようにしたも
の、フィルター濾材と吸着剤入りシートとを組み合わせ
て使用するものなども公知である。フィルター濾材と吸
着剤入りシートを組み合わせて使用するものとしては、
図５に示すごとくルームエアコン等においてフィルター
濾材３０と吸着剤入りシート３１とを同一平面上に並べ
て使用するもの、図６に示すごとく空気清浄器等におい
てフィルター濾材３０と吸着剤入りシート３１とを前後
に配置して使用するものなどがある。フィルター濾材そ
のものに吸着剤を付着又は塗布したものでは、フィルタ
ー濾材の本来の集塵効果を早期に低下喪失しやすい。こ
れに対し、フィルター濾材３０と吸着剤入りシート３１
が組み合わせて使用される場合はそれぞれの機能を比較
的長期間にわたって発揮することができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図５に示す
ごとくフィルター濾材３０と吸着剤入りシート３１を同
一平面上に並べたものでは、フィルター濾材３０を通過
する空気は濾過されても吸着されず、吸着剤入りシート
３１を通過する空気だけが吸着され、吸着されない空気
と濾過されない空気とが流出するという不具合がある。
また、図６に示すごとくフィルター濾材３０と吸着剤入
りシート３１とを前後に配置したものでは、ジグザグ状
のフィルター濾材３０の全厚ｔ1 と吸着剤入りシート３
１の厚みｔ 2 により空気清浄器等への設置スペースを広
く要することになり、また空気清浄器等に対する取り付
けを個々にする必要があって多くの手間を要する。本発
明の目的は、空気清浄器等の内部にコンパクトにかつ簡
単に取り付けることができ、しかも吸着濾過効果に優れ
るエアーフィルターを提供することにある。
ごとくフィルター濾材３０と吸着剤入りシート３１を同
一平面上に並べたものでは、フィルター濾材３０を通過
する空気は濾過されても吸着されず、吸着剤入りシート
３１を通過する空気だけが吸着され、吸着されない空気
と濾過されない空気とが流出するという不具合がある。
また、図６に示すごとくフィルター濾材３０と吸着剤入
りシート３１とを前後に配置したものでは、ジグザグ状
のフィルター濾材３０の全厚ｔ1 と吸着剤入りシート３
１の厚みｔ 2 により空気清浄器等への設置スペースを広
く要することになり、また空気清浄器等に対する取り付
けを個々にする必要があって多くの手間を要する。本発
明の目的は、空気清浄器等の内部にコンパクトにかつ簡
単に取り付けることができ、しかも吸着濾過効果に優れ
るエアーフィルターを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のエアーフィルタ
ーは、ジグザグ状に折り曲げられて多数の山部が連なる
フィルター濾材からなり、このフィルター濾材の表裏両
面もしくはその片面の隣接する山部どうし間の谷部の両
側開口端を塞いで該谷部内に収容空間を形成し、該収容
空間内に機能性粒子を充填して該収容空間を通気性カバ
ーで覆っていることに特徴を有するものである。
ーは、ジグザグ状に折り曲げられて多数の山部が連なる
フィルター濾材からなり、このフィルター濾材の表裏両
面もしくはその片面の隣接する山部どうし間の谷部の両
側開口端を塞いで該谷部内に収容空間を形成し、該収容
空間内に機能性粒子を充填して該収容空間を通気性カバ
ーで覆っていることに特徴を有するものである。
【０００５】この場合において、機能性粒子としては、
脱臭剤、除菌剤、除湿剤の１種もしくは２種以上の微粉
吸着剤が用いられる。また、上記フィルター濾材は円周
方向にジグザグ状に折り曲げられて環状に形成され、こ
の環状のフィルター濾材の中心軸方向の両側方をそれぞ
れ閉塞板で塞ぎ、片側の閉塞板の中央にエアー流入口を
設けたものとすることができる。
脱臭剤、除菌剤、除湿剤の１種もしくは２種以上の微粉
吸着剤が用いられる。また、上記フィルター濾材は円周
方向にジグザグ状に折り曲げられて環状に形成され、こ
の環状のフィルター濾材の中心軸方向の両側方をそれぞ
れ閉塞板で塞ぎ、片側の閉塞板の中央にエアー流入口を
設けたものとすることができる。
【０００６】
【作用】ジグザグ状に折り曲げられたフィルター濾材に
よる濾過作用と、機能性粒子による吸着作用の相乗効果
により、優れた吸着濾過効果を発揮する。表裏両面もし
くはその片面の谷部内に機能性粒子を充填封入したフィ
ルター濾材は、厚みを増すようなことがないため、空気
調和装置や空気清浄器等の内部にフィルター濾材の全厚
に要する設置スペースのみでコンパクトに収納配置する
ことができる。また、そのように予め機能性粒子を充填
封入してあるフィルター濾材は空気清浄器等の内部に簡
単に取り付けることができる。
よる濾過作用と、機能性粒子による吸着作用の相乗効果
により、優れた吸着濾過効果を発揮する。表裏両面もし
くはその片面の谷部内に機能性粒子を充填封入したフィ
ルター濾材は、厚みを増すようなことがないため、空気
調和装置や空気清浄器等の内部にフィルター濾材の全厚
に要する設置スペースのみでコンパクトに収納配置する
ことができる。また、そのように予め機能性粒子を充填
封入してあるフィルター濾材は空気清浄器等の内部に簡
単に取り付けることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明に係るエアーフィルターの
実施形態を図１ないし図４に基づき説明する。図１及び
図２において、本発明に係るエアーフィルター１は、ジ
グザグ状に折り曲げられて多数の山部１０が連なるフィ
ルター濾材１１からなり、このフィルター濾材１１の表
裏両面もしくはその片面（図示例では片面のみ）の隣接
する山部１０，１０どうし間の谷部１２の両側開口端部
は閉塞板１３，１３で塞がれて該谷部１２内に収容空間
１４が形成される。そして、収容空間１４内には脱臭
剤、除菌剤、除湿剤の１種もしくは２種以上の機能性粒
子（微粉吸着剤）１５が充填される。充填後、通気性カ
バー１６が機能性粒子１５の充填された収容空間１４を
覆うように山部１０の頂部に貼り付けられ、これにより
機能性粒子１５が収容空間１４内に封入される。脱臭
剤、除菌剤、除湿剤としては、活性炭、シリカゲル、活
性白土、ゼオライト、活性アルミナなどが用いられる。
実施形態を図１ないし図４に基づき説明する。図１及び
図２において、本発明に係るエアーフィルター１は、ジ
グザグ状に折り曲げられて多数の山部１０が連なるフィ
ルター濾材１１からなり、このフィルター濾材１１の表
裏両面もしくはその片面（図示例では片面のみ）の隣接
する山部１０，１０どうし間の谷部１２の両側開口端部
は閉塞板１３，１３で塞がれて該谷部１２内に収容空間
１４が形成される。そして、収容空間１４内には脱臭
剤、除菌剤、除湿剤の１種もしくは２種以上の機能性粒
子（微粉吸着剤）１５が充填される。充填後、通気性カ
バー１６が機能性粒子１５の充填された収容空間１４を
覆うように山部１０の頂部に貼り付けられ、これにより
機能性粒子１５が収容空間１４内に封入される。脱臭
剤、除菌剤、除湿剤としては、活性炭、シリカゲル、活
性白土、ゼオライト、活性アルミナなどが用いられる。
【０００８】フィルター濾材１１の素材としては、例え
ば、合成繊維を使用し、合成繊維のうちでも特に洗浄に
よく耐え、また付着ゴミ粒子を洗い落し易いポリエチレ
ン繊維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン系繊維
が使用される。ポリオレフィン系繊維を不織布あるいは
編物、織物などの布帛にし、この布帛を多数の山部１０
が連なるジグザグ状に折り曲げることにより上記フィル
ター濾材１１が構成される。通気性カバー１６としては
薄い不織布等が用いられる。この場合、通気性カバー１
６として湿気の吸収性、放出性に優れるポリアクリレー
ト系繊維又はこれにポリエステル繊維等を混紡した不織
布を用いると、この通気性カバー１６によっても湿度が
高いときは吸湿し、湿度が高いときは放湿する調湿機能
をも発揮できて好ましい。通気性カバー１６はフィルタ
ー濾材１１に再剥離可能に貼り付け、機能性粒子１５の
交換を可能にすることもできる。
ば、合成繊維を使用し、合成繊維のうちでも特に洗浄に
よく耐え、また付着ゴミ粒子を洗い落し易いポリエチレ
ン繊維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン系繊維
が使用される。ポリオレフィン系繊維を不織布あるいは
編物、織物などの布帛にし、この布帛を多数の山部１０
が連なるジグザグ状に折り曲げることにより上記フィル
ター濾材１１が構成される。通気性カバー１６としては
薄い不織布等が用いられる。この場合、通気性カバー１
６として湿気の吸収性、放出性に優れるポリアクリレー
ト系繊維又はこれにポリエステル繊維等を混紡した不織
布を用いると、この通気性カバー１６によっても湿度が
高いときは吸湿し、湿度が高いときは放湿する調湿機能
をも発揮できて好ましい。通気性カバー１６はフィルタ
ー濾材１１に再剥離可能に貼り付け、機能性粒子１５の
交換を可能にすることもできる。
【０００９】フィルター濾材１１の谷部１２の両側開口
端部を封口する閉塞板１３は、機能性粒子１５が谷部１
２の両側開口端部からこぼれ出るのを防ぐとともに、収
容空間１４の断面三角形状を保形する機能をも発揮す
る。この閉塞版１３は、例えば、ポリプロピレン系樹脂
等の樹脂材を谷部１２の両側開口端に膜状に塗布して乾
燥固化することにより形成することができる。その際、
樹脂材の塗布を山部連なり方向に連続して行うことによ
り多数の谷部１２の両側開口端を同時に能率よく封口す
ることができる。
端部を封口する閉塞板１３は、機能性粒子１５が谷部１
２の両側開口端部からこぼれ出るのを防ぐとともに、収
容空間１４の断面三角形状を保形する機能をも発揮す
る。この閉塞版１３は、例えば、ポリプロピレン系樹脂
等の樹脂材を谷部１２の両側開口端に膜状に塗布して乾
燥固化することにより形成することができる。その際、
樹脂材の塗布を山部連なり方向に連続して行うことによ
り多数の谷部１２の両側開口端を同時に能率よく封口す
ることができる。
【００１０】谷部１２が長い場合は両側の閉塞板１３，
１３間に該閉塞板１３と平行な１又は２以上の仕切板１
７を、前記閉塞板１３を形成する場合と同様な要領で形
成することにより谷部１２の長手方向の数箇所を仕切
る。これによりフィルター濾材１１がいずれの方向に向
けて設置される場合も機能性粒子１５が谷部１２の長手
方向に流動して片寄るのを抑制できる。
１３間に該閉塞板１３と平行な１又は２以上の仕切板１
７を、前記閉塞板１３を形成する場合と同様な要領で形
成することにより谷部１２の長手方向の数箇所を仕切
る。これによりフィルター濾材１１がいずれの方向に向
けて設置される場合も機能性粒子１５が谷部１２の長手
方向に流動して片寄るのを抑制できる。
【００１１】これら閉塞板１３や仕切板１７は上記のよ
うに樹脂材の塗布により一体形成する以外に、フィルタ
ー濾材１１とは別体の不織布やその他のプラスチックシ
ート材などを用い、これを谷部１２の両側開口端部に一
体的に貼り付けるものであってもよい。
うに樹脂材の塗布により一体形成する以外に、フィルタ
ー濾材１１とは別体の不織布やその他のプラスチックシ
ート材などを用い、これを谷部１２の両側開口端部に一
体的に貼り付けるものであってもよい。
【００１２】上記構成のエアーフィルター１が片面側の
収容空間１４のみに機能性粒子１５を充填封入している
場合、機能性粒子１５の充填封入された側の片面が空気
流の上流側（図２において実線で示す矢印参照）に、ま
たは下流側（図２において破線で示す矢印参照）に向く
ように使用される。機能性粒子１５の充填封入された側
の片面が空気流の上流側に向けて使用される場合は、空
気は通気性カバー１６、充填状態の機能性粒子１５を通
過して脱臭、除菌あるいは除湿された後、フィルター濾
材１１により濾過されて清浄化される。反対に、機能性
粒子１５の充填封入された側の片面が空気流の上流側に
向けて使用される場合は、空気はフィルター濾材１１に
より濾過され清浄化された後、充填状態の機能性粒子１
５を通過して脱臭、除菌あるいは除湿される。その際、
フィルター濾材１１はジグザグ状に折り曲げてあるた
め、一定の縦横サイズのフィルター濾材１１に対する空
気の接触面積をできだけ増やすことができるので通気抵
抗を低減し、空気の吸着濾過効率を高めることができ
る。
収容空間１４のみに機能性粒子１５を充填封入している
場合、機能性粒子１５の充填封入された側の片面が空気
流の上流側（図２において実線で示す矢印参照）に、ま
たは下流側（図２において破線で示す矢印参照）に向く
ように使用される。機能性粒子１５の充填封入された側
の片面が空気流の上流側に向けて使用される場合は、空
気は通気性カバー１６、充填状態の機能性粒子１５を通
過して脱臭、除菌あるいは除湿された後、フィルター濾
材１１により濾過されて清浄化される。反対に、機能性
粒子１５の充填封入された側の片面が空気流の上流側に
向けて使用される場合は、空気はフィルター濾材１１に
より濾過され清浄化された後、充填状態の機能性粒子１
５を通過して脱臭、除菌あるいは除湿される。その際、
フィルター濾材１１はジグザグ状に折り曲げてあるた
め、一定の縦横サイズのフィルター濾材１１に対する空
気の接触面積をできだけ増やすことができるので通気抵
抗を低減し、空気の吸着濾過効率を高めることができ
る。
【００１３】また、表裏両面に機能性粒子１５を充填封
入したエアーフィルター１を使用することにより、上流
側と下流側の両方に機能性粒子１５が存在するように設
置することもできる。この場合、脱臭剤に活性炭を使用
する場合、活性炭は多湿時に脱臭効率を低下するため、
この対策としてフィルター濾材１１の空気上流側となる
片面の収容空間１４内に除湿剤を充填封入し、空気下流
側となる他面の収容空間１４内に活性炭よりなる脱臭剤
を充填封入することが好ましい。
入したエアーフィルター１を使用することにより、上流
側と下流側の両方に機能性粒子１５が存在するように設
置することもできる。この場合、脱臭剤に活性炭を使用
する場合、活性炭は多湿時に脱臭効率を低下するため、
この対策としてフィルター濾材１１の空気上流側となる
片面の収容空間１４内に除湿剤を充填封入し、空気下流
側となる他面の収容空間１４内に活性炭よりなる脱臭剤
を充填封入することが好ましい。
【００１４】上記構成のエアーフィルター１は、例え
ば、図３に示すごとき空調用エアーフィルターとして好
適に使用される。この場合、エアーフィルター１は予め
四角形に枠組みされたフィルター枠１８に嵌め込まれ
て、正面側にエアー流入口１９を、背面側にエアー流出
口２０をそれぞれ開口したボックス２１内に出し入れ可
能にかつジグザグ状に収納配置される。その際、片面側
のみに機能性粒子１５を充填封入したエアーフィルター
１は機能性粒子１５の充填封入された側の片面が空気流
の上流側に、または下流側に向くように収納される。ま
たは表裏両面に機能性粒子１５を充填封入したエアーフ
ィルター１を使用し、上流側と下流側の両方に機能性粒
子１５が存在するように収納配置するもよい。しかると
きは、エアー流入口１９から流入する空気はフィルター
濾材１１の濾過作用により清浄化され、機能性粒子１５
により吸着作用されてエアー流出口２０から流出する。
ば、図３に示すごとき空調用エアーフィルターとして好
適に使用される。この場合、エアーフィルター１は予め
四角形に枠組みされたフィルター枠１８に嵌め込まれ
て、正面側にエアー流入口１９を、背面側にエアー流出
口２０をそれぞれ開口したボックス２１内に出し入れ可
能にかつジグザグ状に収納配置される。その際、片面側
のみに機能性粒子１５を充填封入したエアーフィルター
１は機能性粒子１５の充填封入された側の片面が空気流
の上流側に、または下流側に向くように収納される。ま
たは表裏両面に機能性粒子１５を充填封入したエアーフ
ィルター１を使用し、上流側と下流側の両方に機能性粒
子１５が存在するように収納配置するもよい。しかると
きは、エアー流入口１９から流入する空気はフィルター
濾材１１の濾過作用により清浄化され、機能性粒子１５
により吸着作用されてエアー流出口２０から流出する。
【００１５】また、上記構成のエアーフィルター１は、
既設の空調設備に対し、上記エアーフィルター１の組込
みスペースさえあれば改造工事することなく簡単に付設
することが可能である。
既設の空調設備に対し、上記エアーフィルター１の組込
みスペースさえあれば改造工事することなく簡単に付設
することが可能である。
【００１６】上記エアーフィルターはこれの全体形状を
図１のように四角形に形成する以外に、図４に示すごと
く環状に形成することもできる。この場合、帯状のフィ
ルター濾材１１は円周方向にジグザグ状に折り曲げられ
て環状に形成され、この環状のフィルター濾材１１の中
心軸方向の両側方を円形の閉塞板２２，２３で塞ぎ、片
側の閉塞板２２の中央に円形のエアー流入口２４を同心
円状に開口する。そして、フィルター濾材１１の表裏両
面もしくはその片面の隣接する山部１０，１０どうし間
の谷部１２に形成される収容空間１４に、脱臭剤、除菌
剤、除湿剤の１種もしくは２種以上の機能性粒子（微粉
吸着剤）１５が充填される。充填後、不織布等による通
気性カバー１６が機能性粒子１５の充填された収容空間
１４を覆うよう貼り付けられる。しかるときは、ひとつ
のエアー流入口２４から流入するエアーはフィルター濾
材１１で吸着濾過されてフィルター濾材１１の全周から
外方へ放射状に広域にわたって流出することになる。
図１のように四角形に形成する以外に、図４に示すごと
く環状に形成することもできる。この場合、帯状のフィ
ルター濾材１１は円周方向にジグザグ状に折り曲げられ
て環状に形成され、この環状のフィルター濾材１１の中
心軸方向の両側方を円形の閉塞板２２，２３で塞ぎ、片
側の閉塞板２２の中央に円形のエアー流入口２４を同心
円状に開口する。そして、フィルター濾材１１の表裏両
面もしくはその片面の隣接する山部１０，１０どうし間
の谷部１２に形成される収容空間１４に、脱臭剤、除菌
剤、除湿剤の１種もしくは２種以上の機能性粒子（微粉
吸着剤）１５が充填される。充填後、不織布等による通
気性カバー１６が機能性粒子１５の充填された収容空間
１４を覆うよう貼り付けられる。しかるときは、ひとつ
のエアー流入口２４から流入するエアーはフィルター濾
材１１で吸着濾過されてフィルター濾材１１の全周から
外方へ放射状に広域にわたって流出することになる。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、ジグザグ状のフィルタ
ー濾材の谷部内に機能性粒子を充填して封入してあるの
で、空気調和装置や空気清浄器等への取り付けに際しフ
ィルター濾材とは別に機能性粒子を組み込む手間を省略
することができ、また設置スペースもフィルター濾材の
全厚のみで足りてコンパクトにかつ簡単に取り付けるこ
とができ、新設する場合はもとより、既設のフィルター
濾材と取替える場合にも便利であり、しかも吸着濾過効
果に優れるという利点がある。
ー濾材の谷部内に機能性粒子を充填して封入してあるの
で、空気調和装置や空気清浄器等への取り付けに際しフ
ィルター濾材とは別に機能性粒子を組み込む手間を省略
することができ、また設置スペースもフィルター濾材の
全厚のみで足りてコンパクトにかつ簡単に取り付けるこ
とができ、新設する場合はもとより、既設のフィルター
濾材と取替える場合にも便利であり、しかも吸着濾過効
果に優れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】エアーフィルターを一部破断して示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】エアーフィルターの断面図である。
【図３】空調用エアーフィルターの斜視図である。
【図４】他の実施例のエアーフィルターを一部破断して
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図５】従来例のエアーフィルターと吸着材入りシート
材の配置パターンを示す正面図である。
材の配置パターンを示す正面図である。
【図６】他の従来例のエアーフィルターと吸着材入りシ
ート材の配置パターンを示す平面図である。
ート材の配置パターンを示す平面図である。
１０ 山部 １１ フィルター濾材 １２ 谷部 １３，２２，２３ 閉塞板 １４ 収容空間 １５ 機能性粒子 １６ 通気性カバー ２４ エアー流入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3L051 BA02 BB03 4C080 AA05 AA09 BB02 BB05 CC01 MM05 NN27 QQ17 4D052 AA08 CA01 FA01 HA01 HA02 HA03 HA21 HA24 HA34 HB02 HB05 4D058 JA10 JA14 JB14 JB24 JB25 TA02 TA07 TA08
Claims (4)
- 【請求項１】 ジグザグ状に折り曲げられて多数の山部
が連なるフィルター濾材からなり、このフィルター濾材
の表裏両面もしくはその片面の隣接する山部どうし間の
谷部の両側開口端を塞いで該谷部内に収容空間を形成
し、該収容空間内に機能性粒子を充填して該収容空間を
通気性カバーで覆っていることを特徴とするエアーフィ
ルター。 - 【請求項２】 機能性粒子が脱臭剤、除菌剤、除湿剤の
１種もしくは２種以上の微粉吸着剤である請求項１記載
のエアーフィルター。 - 【請求項３】 フィルター濾材の空気上流側となる片面
の収容空間内に除湿剤を充填し、空気下流側となる他面
の収容空間内に活性炭による脱臭剤を充填してある請求
項１記載のエアーフィルター。 - 【請求項４】 前記フィルター濾材が円周方向にジグザ
グ状に折り曲げられて環状に形成され、この環状のフィ
ルター濾材の中心軸方向の両側方がそれぞれ閉塞板で塞
がれ、片側の閉塞板の中央にエアー流入口が設けられて
いる請求項１ないし３のいずれかに記載のエアーフィル
ター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000190998A JP2002001040A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | エアーフィルター |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000190998A JP2002001040A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | エアーフィルター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002001040A true JP2002001040A (ja) | 2002-01-08 |
Family
ID=18690373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000190998A Pending JP2002001040A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | エアーフィルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002001040A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR102287672B1 (ko) * | 2020-12-01 | 2021-08-06 | 도대욱 | 교체형 필터장치 |
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-
2000
- 2000-06-26 JP JP2000190998A patent/JP2002001040A/ja active Pending
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