JPH039674Y2 - - Google Patents

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JPH039674Y2
JPH039674Y2 JP17111486U JP17111486U JPH039674Y2 JP H039674 Y2 JPH039674 Y2 JP H039674Y2 JP 17111486 U JP17111486 U JP 17111486U JP 17111486 U JP17111486 U JP 17111486U JP H039674 Y2 JPH039674 Y2 JP H039674Y2
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ashtray
deodorizing
case
dust
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JP17111486U
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たばこ用灰皿に空気清浄機能を付写
した空気清浄機付灰皿に関するものである。
(従来の技術) 近来、たばこによる喫煙者自身或は周囲の人に
対する弊害が論議されている。喫煙者自身のため
の対策としては、フィルタ付たばこなどによる弊
害減少策が講じられているが、周囲に対する配慮
については、いまだ充分な対策が確立されておら
ず、活性炭、ゼオライトなどを組合せた空気清浄
機を設置するとか、灰皿に砂や水を入れたり、灰
皿を蓋付の構造にして、砂、水の消火作用或は密
閉構造の空気遮断による消火機能によつて吸殻の
完全消火を期する程度の消極対策が講じられてい
る程度である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した周囲の人に対する煙害除去対策の内、
空気清浄機によるものは、空気清浄機が、必ずし
も煙害の発生源である喫煙者の近くに設置されて
おらず、空気中に拡散した煙を完全に吸収させる
ことが期待できず、灰皿への砂、水等の使用によ
る消極的な消臭対策においても、喫煙本数の増加
に伴つて増加するヤニ臭の弊害が避けられない。
本考案は、上記した従来の煙害対策の問題点を
解消することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 考案者らは、次の諸点に着目して、喫煙者の手
元において煙害を解消する空気清浄機付灰皿を考
案した。
喫煙者の手元で、ヤニ臭を含む生活臭を除去
すると、臭が拡散しないので、消臭効果が大であ
る。
喫煙者の手元に最も近いものは灰皿である。
灰皿に空気清浄装置を付ければ、たばこヤニ
臭も早く除去されて拡散しない。
喫煙者の口元にあるたばこの煙を即時排除す
ることは困難であるが、灰皿上に置かれた火付た
ばこに付いては、排煙対策を講ずべきである。
吸殻の消火を確実にすることについても、配
慮すべきである。
本考案は、上記した着眼点を考慮して、略筒状
を呈する清浄機ケースの中位に通気性の中底を設
け、該中底の上に、柔軟性および通気性を有する
シート状基材の少なくとも片面に、微細な多孔を
有し、液状の消臭剤を含浸させた球状体または不
定形の粒状体を積層状に接着してなる防塵消臭フ
ィルタを配置し、ケースの上方開口部に配置する
灰皿の少なくとも底部を網目形状に形成し、該網
目状底部上に、液状消臭剤を含浸させたマイクロ
ポーラス材による消臭組成物を載置し、更に、排
煙用電動ファンを前記した中底の下方に配置した
構成となすものである。
ケースの中底上に配置される防塵消臭フィルタ
に使用されるシート上の基材としては、紙、不織
布および布等のように柔軟性と通気性を備えた素
材が用いられ、このシート状素材の片面または両
面に、直径約1〜1000μの略球状または不定形の
粒状を呈して数Å〜数万Åの無数の極微細孔を有
するもの、例えば合成吸着剤、マイクロビーズシ
リカゲルなどに、カルボキシフタロシアニン系金
属錯体の水酸化カリウム水溶液や各種の液状消臭
剤を含浸されたものが、接着剤により積層状に接
着されて防塵消臭フィルタを構成している。
灰皿の底部に配置されるヤニ用消臭組成物とし
ては、例えばマイクロポーラスのシリカゲルに液
状消臭剤を含浸させたものが使用される。
(作用) 上記した構成を備えた空気清浄機付灰皿におい
ては、マイクロポーラス材に液状消臭剤を含浸さ
れてなり、灰皿の網目状底部上に載置されたヤニ
用消臭組成物が、煙中の大部分のヤニを吸収する
とともに、不完全消火の吸殻を完全に消火させる
作用をなし、シート状基材の少なくとも片面に、
液状の消臭剤を含浸させた微細多孔を有する球状
体または不定形の粒状体を積層状に接着されてな
り、ケースの中底部に配置された防塵消臭フィル
タが、煙中の悪臭およびヤニ臭を完全に吸収する
作用をなす。
(実示例) 第1図の実施例においては、略鼓形状を呈する
ケース1の内部中位に、通気孔3を付された中底
2が形成され、該中底2上に、第2図に態様を示
すように、シート状の基材6の少なくとも片面
に、液状の消臭剤を含浸させた微細多孔の球状体
または不定形の粒状体7接着剤8により積層状に
接してなり、紙、綿などのパック9に包まれた防
塵消臭フィルタ5が載置され、灰、塵をろ過する
防塵フィルタ10が、防塵消臭フィル5を押えて
おり、灰皿11の側部および底部に金網を内張り
してなる網目状底部14上に、マイクロポーラス
のシリカゲルに液状の消臭剤を含浸させてなる消
臭組成物15が載置され、中底2の下方に、排煙
用電動ファン17が載置されている。
防塵消臭フィルタ5は、第2図に示すように、
液状の消臭剤を含浸させた球状体7(または不定
形の粒状体)を接着剤8によりクロス繊維、不織
布、紙等のシート状基材6の片面に接着剤8で接
着したもの:同図1、球状体7を2枚の基材6に
より挟んで接着剤8で接着したもの:同図2、1
枚の基材6を挟むようになして両面に球状体7を
接着剤8で接着したもの:同図3、等の態様に形
成され、基材6としては、ユニチカ(株)製スパンポ
ンドWTD、FLD、BKD、GRD、FLV、WTA、
FLO、BVG、WSO、KSO、BKE、WTEおよば
旭化成工業製のフィールパック(No.−504)等の
不織布またはクロスペーパなどが用いられ、接着
剤8としては、カネボウNSC製のデュロタック
180−1003、ヨドゾールVCX2300、デュロタック
21AN951などが用いられ、液状消臭剤としては、
ジョリーブ社製のジョリーブA−1、(株)ミヤキ製
の消臭剤および市販のアニユなどが用いられ、球
状体7(または不定形の粒状体)としては、三菱
化成工業(株)製のダイヤイオオンHP−10,20,
30,40および富士デブィソン化学(株)製のマイクロ
ビーズシリカゲル、3A,4B,5Dなどが用いら
れ、消臭組成物15の液状消臭剤としては、ジョ
リーブ社製のジョリーブA−1が用いられる。
(考案の効果) 本考案の空気清浄機付灰皿が、上記したよう
に、略筒状を呈するケースの内部中位に形成され
た中底上に、柔軟性および通気性を有するシート
状基材の少なくとも片面に、液状の消臭剤を含浸
させた微細多孔の球状体または不定形の粒状体を
積層状に接着してなる防塵消臭フィルタを配置す
るとともに、ケースの上方開口部に載置する灰皿
の少なくとも底部を網目状に形成し、該網目状底
部上に、マイクロポーラス材に液状消臭剤を含浸
させてなる消臭組成物を配置し、中底の下方に電
動ファンを配置した構成を備えていることによ
り、網目状底部上の消臭組成物が、たばこのヤニ
を吸収するとともに、吸殻を完全消火させ、中底
上の防塵消臭フィルタが、煙中の臭を吸収するの
で、排出されるたばこの煙害の大部分を消滅させ
る効果をもたらす。
なお、図示の実施例においては、ケースが略鼓
形状に形成されているが、これに限定されず、円
形、四角形などの筒形状や頭円錐形状等が適宜に
選定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の縦断面図、第2
図は、本考案を構成する防塵消臭フィルタの態様
を示す断面図である。 1……ケース、2……中底、3……通気孔、5
……防塵消臭フィルタ、6……基材、7……球状
体、8……接着剤、9……パック、10……防塵
フィルタ、11……灰皿、14……網目状底部、
15……消臭組成物、17……電動ファン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略筒状を呈するケース1の内部中位に形成され
    た通気性の中底2の上方に、柔軟性および通気性
    を有するシート状基材6の少なくとも片面に、微
    細な多孔を有し、液状の消臭剤を含浸させた球状
    体または不定形の粒状体を積層状に接着してなる
    防塵消臭フィルタ5を配置し、前記ケース1の上
    方開口部に、略皿形状をなし、少なくとも底部を
    網目状に形成し、マイクロポーラス材に液状消臭
    剤を含浸させてなる消臭組成物15を網目状底部
    14上に載置した灰皿11を配置し、電動ファン
    17を前記中底2の下方に配置してなる空気清浄
    機付灰皿。
JP17111486U 1986-11-07 1986-11-07 Expired JPH039674Y2 (ja)

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JPS6378597U JPS6378597U (ja) 1988-05-24
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