JPH0610031U - メータパネル一体式チルトハンドル - Google Patents

メータパネル一体式チルトハンドル

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JPH0610031U
JPH0610031U JP5632992U JP5632992U JPH0610031U JP H0610031 U JPH0610031 U JP H0610031U JP 5632992 U JP5632992 U JP 5632992U JP 5632992 U JP5632992 U JP 5632992U JP H0610031 U JPH0610031 U JP H0610031U
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JP
Japan
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tilt
steering column
hood
panel
meter
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Pending
Application number
JP5632992U
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English (en)
Inventor
一三美 杉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メータフードに干渉されずにハンドルをチル
トさせて、ウォークスルー車両においても降車を容易に
すること。 【構成】 車両のチルトハンドルにおいて、ステアリン
グコラム13を覆うステアリングコラムカバー15に
は、ステアリングコラム13に対して所定の角度でメー
タパネル22を一体状に形成し、該ステアリングコラム
カバー15に対応するインストルメントパネル1側には
前記メータパネル22を嵌め込み可能にチルト凹部2を
形成して、前記ステアリングコラム13がチルト中心1
1を支点として傾動するのに伴い、メータパネル22が
チルト凹部2を移動可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、乗員の乗降が容易になるようにハンドルが傾動する構造に関し、 特にいわゆるウォークスルー車両の運転席において有効なメータパネル一体式チ ルトハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、運転席には、運転席からの運転者の乗り降りを容易にするためや、運転 姿勢の調整等のためハンドル(ステアリングホイール)が前後方向に傾動するよ うに構成されている場合がある。 例えば、図3に示すように、インストルメントパネル31の斜め下方から突き 出て形成されたステアリングシャフト28に対してジョイントされたステアリン グコラム23が、コラム23下方に設けたシャフト28上の傾動軸29を支点と して所定の角度範囲において傾動可能に形成されている。 この際、ステアリングコラム23はコラムカバー24によって覆われている。
【0003】 このように形成されたいわゆるチルトハンドル25は、普通の車両においては 運転者の降車というよりもむしろ運転姿勢の調整のためのものである。一方、特 に、運転席から立ち上がり状に降車するように構成されたウォークスルー車両に おいては、運転席からの乗降車における煩わしさを解消するのが重要なポイント となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、メータフード30の形状及びその設置位置は運転席との関係に おいて、メータパネルの表示等の見やすさ等の面からやや運転席側に突き出るよ うに形成されているのが通常である。 したがって、上述のチルトハンドル25においては、前方に傾動された際にハ ンドル25の上側のリムやスポークがインストルメントパネル31のメータフー ド30に接触することは避けられない。この結果、これ以上前方には傾動させる ことができず、立ち上がりかけた脚の大腿や膝がハンドル25に接触して不安定 な恰好になってしまい、非常に降車がしずらい。
【0005】 そこで、本考案では、メータフードに干渉されずにハンドルをチルトさせて、 ウォークスルー車両においても降車を容易にすることができるメータパネル一体 式チルトハンドルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための技術的手段として本考案では、車両のチルトハンド ルにおいて、ステアリングコラムを覆うステアリングコラムカバーには、ステア リングコラムに対して所定の角度でメータパネルを一体状に形成し、該ステアリ ングコラムカバーに対応するインストルメントパネル側には前記メータパネルを 嵌め込み可能にチルト凹部を形成して、前記ステアリングコラムがチルト中心を 支点として傾動するのに伴い、メータパネルがチルト凹部を移動可能とする構成 としたメータパネル一体式チルトハンドルを手段とする。
【0007】
【作用】
上記構成としたことにより、ハンドルはメータパネルと一体状にチルトされる ため、メータフードに干渉することによってチルト角度範囲が制限されることな く、乗員の降車のために適切なチルト角を設定することができる。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図1及び図2に基づいて説明する。 図1には、本チルトハンドル構造を示す側面図、図2には拡大斜視図が示され ている。 図1に示すように、従来と同様、車両のフロントガラスに近接して設けられる インストルメントパネル1は乗員側に突き出して形成されている。インストルメ ントパネル1は助手席側から運転席側にわたって車両の幅方向に形成されている 。
【0009】 このインストルメントパネル1の運転席側の所定の位置には、所定の幅で、所 定の奥行き、所定の厚み分のチルト凹部2が切欠状に形成されている。図2に示 すように、このチルト凹部2は、ほぼ従来のステアリングコラムの一部及びメー タパネルの設置位置に相当する。 チルト凹部2の形状はほぼインストルメントパネル1を幅方向に対して直角か つ垂直に切欠して形成され、ほぼ略方形状の空間となっている。 このインストルメントパネル1の上方を覆うようにインストルメントパネル1 の運転席側の端縁Aよりも所定の幅、奥まった部分から車両前方側にフード4が 形成されている。
【0010】 このフード4は、天井部5と側面部6とから形成され、チルト凹部2を覆うこ とができる幅を有してほぼ断面略コの字状に形成されている。この結果、フード 4で覆われたチルト凹部2は運転席側に略長方形状に開口している。 側面部6は運転席側を底辺とする略3角形状に形成され、その上端縁Bは所定 の形状に湾曲して形成されている。そして、フード4は運転席側に向かって大き く開口するように形成されるとともに、フロントガラスに近接するに従ってチル ト凹部2を覆う高さが低くなり、フロントガラス付近ではほぼインストルメント パネル1に一体状となっている。 また、天井部5は、側面部6の上端縁Bに沿ってやや湾曲状に形成され、チル ト凹部2を覆っている。 このように形成されたフード4はインストルメントパネル1と一体状に形成さ れている。
【0011】 ステアリングのシャフト8は従来と同様、インストルメントパネル1の下方か ら斜め上方の運転席側に向かって突き出されている。図1に示すように、シャフ ト8の所定の位置には、チルト機構10が形成されている。 このチルト機構10は、例えばその設置位置よりも上方の部分を一定の角度で 傾動可能とするものである。本例においては、傾動軸11により2本のシャフト 8を枢着し、この傾動軸11を支点として傾動可能に形成されている。 そして、チルトレバー(図示せず)によって傾動角を自在に設定し、その位置 に固定可能に形成されている。 チルト機構10の上方のシャフト8にはステアリングコラムカバー15によっ て被われたステアリングコラム13が接続されている。
【0012】 ステアリングコラム13は、インストルメントパネル1のチルト凹部2の中央 部付近を通過するように位置されており、コラム13の上端にはハンドル14が 取り付けられている。 このステアリングコラム13は従来と同様に、ハンドル14の回転を駆動軸に 伝達する機能とともに、キーシリンダ、ターンシグナルスイッチ等が取り付けら れており、コラム13下方に形成されたチルト機構10により所定の角度傾動さ れるようになっている。従来は主にそのアッパ部分がインストルメントパネル1 に嵌め込み状に形成されている。本例においても、同様にそのアッパ部分がチル ト凹部2に位置されている。
【0013】 このステアリングコラム13を覆うようにコラムカバー15が取り付けられて いる。コラムカバー15は従来と同様にアッパカバー18とロアカバー16とか ら構成されている。 ロアカバー16は従来と同様、ステアリングコラム13のロア側すなわち、運 転席側を覆うような断面略方形状の箱状に形成されている。 すなわち、チルト凹部2に嵌め込み可能な幅であって、かつコラム13のロア 側を覆うのに充分な幅及び長さを有して形成されており、そのハンドル取り付け 側にはハンドル取り付け用の孔部が貫設されている。
【0014】 一方、アッパカバー18はステアリングコラム13の上側すなわち、インスト ルメントパネル1側を覆うとともに、そのフロントガラス側にフード4で覆われ たチルト凹部2の奥に嵌め込み可能な形状に形成されている。 このようなアッパカバー18は側面部19、上面部20及びパネル表示部21 とから形成されており、ハンドル14の左右でほぼ対称形状に形成されている。
【0015】 側面部19の形状はインストルメントパネル1の内側面に沿って形成され、略 くの字状に形成されている。その端縁aは、ロアカバー16の対応する端縁に一 致するように形成され、端縁bはフード4の天井部5の曲線に沿うように形成さ れている。すなわち、シャフト8が傾動軸11を傾動中心として傾動する際に、 アッパカバー18の軌跡がフード4に干渉することないように形成されている。 この結果、アッパカバー18はフード4内を滑らかに移動することできる。
【0016】 また、略くの字状の端縁cは、ステアリングコラム13側からインストルメン トパネル1側に到るパネル表示部21にわたって位置し、そのくの字の角度は従 来のコラムとメータフードとの関係にほぼ一致する。 端縁dはインストルメントパネル1内のその他の部品をできるだけ干渉しない ように、車両前方側を大きくえぐられて形成されている。 なお、このように形成された側面部19は、少なくとも最も運転席側に傾動さ れた際にフード4及びチルト凹部2との間に隙間ができないように形成されてい る。
【0017】 上面部20は、その左右の端縁が、側面部19の端縁bに沿って形成されるこ とにより、シャフト8が傾動軸11を傾動中心として傾動する際に上面部20の 軌跡がフード4に干渉しないように形成されている。 また、この上面部20の運転席側は側面部19の端縁cに沿ってやや張り出し 状に形成されている。 なお、側面部19と同様、この上面部20においても、最もアッパカバー18 が運転席側に傾動された際に、フード4との間に隙間ができないように形成され ている。 アッパカバー18の裏面すなわち、チルト凹部2の奥側の面は計器類の配線等 のため特にカバー面を設ける必要はない。
【0018】 パネル表示部21は、端縁cに沿って形成され略くの字状に形成されている。 したがって、その運転席側の部分はコラム13をカバーしており、インストルメ ントパネル1側には、従来と同様の計器類及びいろいろの表示器等が嵌め込みさ れて形成されている。すなわち、側面部19の端縁cよりもやや奥側にコラム1 3及びハンドル14に対して所定の角度が形成されるように計器類が嵌め込まれ たメータパネル22が形成され、そのメータパネル22は合成樹脂あるいはガラ ス等の透明パネルによって覆われている。この透明パネルの形成位置は、端縁c よりも奥側であって、この透明パネルよりもさらに側面部19及び上面部20が 張り出し状に形成されている。このように張り出した部分は従来のメータフード として機能する。
【0019】 以上のように、メータパネル22がコラムカバー15のアッパカバー18に一 体状に形成したことにより、コラム13の傾動とともにメータパネル22も一定 の角度を保ったまま一体となってチルト凹部2及びフード4内を傾動することが できるようになる。 なお、このようにコラムカバー15がインストルメントパネル1内を傾動可能 とするため、インストルメントパネル1内の対応する部分には空間が形成されて いる。
【0020】 次にこのように形成したメータパネル一体式チルトハンドルの作用について説 明する。 まず、通常の運転時においては、乗員の体格及び姿勢等によって最も都合よい ように、チルト機構によりハンドル14を傾動させて固定することができる。 この通常の運転時における調節に必要な傾動範囲においては、ハンドル14と メータパネル22との角度が運転者のパネル22の目視による確認を邪魔しない ように設定されているため、メータパネル22の確認がしにくくなるようなこと はない。
【0021】 また、運転時における傾動範囲においては、アッパカバー18のパネル表示部 21はフード4の外にあり(図2の仮想線参照)、メータパネル22に対してア ッパーカバー18の側面部19及び上面部20が張り出し状になっているため、 ほこり、日差し等を従来と同様に排除して見やすいメータパネル22となってい る。
【0022】 次に停車し降車する際には、チルトレバーを操作して、最もハンドル14を前 方に撥ね上げると、ハンドル14の下部のコラム13とコラムカバー15により 一体状に形成されたメータパネル22がフード4の奥、すなわち、インストルメ ントパネル1の奥方向(車両前方側)に傾動して入り込む。この際、アッパカバ ー18はフード4及びチルト凹部2内を何らの干渉もなく傾動可能に形成されて いるため、滑らかに動いてメータパネル22はフード4の奥に位置される。した がって、従来のように、運転席側方向にやや突き出し気味に位置していたメータ フードにハンドルが干渉することがなく、必要な角度だけコラム13及びハンド ル14を傾動させることができる。
【0023】 この結果、フード4の運転席側端縁にはハンドル14の上縁が干渉して乗員の 乗降に差し支えることがなくなる。本例におけるフード4は本来的にメータパネ ル22を覆うために設置されるものではないためインストルメントパネル1の端 縁Aからやや奥まって形成されている。 そして、この状態で固定することもできる。次に乗員が乗車する場合もハンド ル14が撥ね上げ状になっている方が都合がよいからである。
【0024】 なお、本例において、インストルメントパネル1のチルト凹部2にフード4を 形成したが、フード4はかならずしも必要ではない。ステアリングコラム13と 一体化されたメータパネル22は運転時にはフード4から突出するものであるが 、その際アッパカバー18がメータパネル22表面から張り出し状に形成され、 フードとしても機能を有するからである。 ただし、フード4を形成すれば、インストルメントパネル1の外観が向上し、 インストルメントパネル1内へのほこり等の進入が防止することができ、アッパ カバー18をチルト機構10により傾動する範囲において、フード4外に露出す る部分にのみカバーすればよいことになる。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、ステアリングコラムを覆うカバーにメータ パネルを一体状に形成することにより、ハンドルの傾動の際にハンドルがメータ フードに干渉することがなくなり、必要な傾動角度を設定することができ、乗員 の乗降に適切なチルトハンドルとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メータパネル一体式チルトハンドルが撥ね上げ
られた状態を示す側面図である。
【図2】メータパネル一体式チルトハンドルが撥ね上げ
れた状態を示す拡大斜視図である。
【図3】従来のチルトハンドルが撥ね上げられた状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
1…インストルメントパネル 2…チルト凹部 11…チルト中心(傾動軸) 13…ステアリングコラム 15…ステアリングコラムカバー 22…メータパネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のチルトハンドルにおいて、 ステアリングコラムを覆うステアリングコラムカバーに
    は、ステアリングコラムに対して所定の角度でメータパ
    ネルを一体状に形成し、該ステアリングコラムカバーに
    対応するインストルメントパネル側には前記メータパネ
    ルを嵌め込み可能にチルト凹部を形成して、前記ステア
    リングコラムがチルト中心を支点として傾動するのに伴
    い、メータパネルがチルト凹部を移動可能とする構成と
    したメータパネル一体式チルトハンドル。
JP5632992U 1992-07-17 1992-07-17 メータパネル一体式チルトハンドル Pending JPH0610031U (ja)

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