JPS6350170Y2 - - Google Patents

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JPS6350170Y2
JPS6350170Y2 JP1982009945U JP994582U JPS6350170Y2 JP S6350170 Y2 JPS6350170 Y2 JP S6350170Y2 JP 1982009945 U JP1982009945 U JP 1982009945U JP 994582 U JP994582 U JP 994582U JP S6350170 Y2 JPS6350170 Y2 JP S6350170Y2
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JP
Japan
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instrument panel
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opening
locking
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JP1982009945U
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JPS58113541U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車等の車両のインストルメントパ
ネルに装備される計器板に関し、特に視認性の向
上を図つた計器板に関する。
近年自動車は運転者の体格等に適合した快適な
運転姿勢が得られるようにステアリングホイー
ル、シートは運転者の姿勢に応じてその位置、角
度が調整できるようになつている。
しかしながら従来運転席前方に位置するインス
トルメントパネルに装備される計器板にあつては
所定位置に固定されているものであるため、前記
ステアリングホイール、シートの位置、角度調整
に伴つて、例えば運転者のアイポイントの位置に
よつてはこのステアリングホイールにより計器板
の視認が妨げられたり、計器板によつて運転席か
ら前方の視界が妨げられるという不都合が生じ、
ひいては運転姿勢も不適当なものとならざるを得
なかつた。
このような問題点を解決するものとして、従
来、特開昭48−64640号公報(以下、従来例1と
称す)及び実開昭55−129135号公報(以下、従来
例2と称す)に示されるように、計器板を運転者
の姿勢に応じて移動調整可能にしたものが知られ
ている。
しかし、これらの従来例1,2にあつては夫々
次のような問題点がある。
即ち、従来例1に記載されたものにあつては、
組立体(計器板)の勾配を調整ねじの調整によつ
て行うようにしており、その都度調整ねじを締め
たり緩めたりする作業が必要である。又、従来例
2に記載されたものにあつては、操作レバーを所
定の方向に回動して、固定カムと可動カムとのカ
ム面によつて可動カムを計器盤の側壁方向に摺動
し、パツドを側壁に圧接して計器盤の動きを拘束
してロツクするように構成されており、計器盤の
傾き調整構造が複雑であると共に、その調整作業
も面倒である。
更に、従来例1,2のものでは、組立体(計器
板)、計器盤を移動するに従い、即ち、これらの
下端部が上方に移動するに従い通常組立体(計器
板)、計器盤によつて隠れていたインストルメン
トパネルの開口が運転席側に向けて露出するた
め、開口の配線部分等が現れて、運転室内におい
て美観を損ねるという欠点がある。
そこで、本考案は以上のような従来の実情に鑑
み、計器板を運転者の姿勢に応じて移動調整可能
な構成とすることにより、計器板の視認性の向上
を図り、又、計器板によつて前方の視界が妨げら
れたりするのを解消し、ひいては最適な運転姿勢
が得られるようにし、更に、計器板のロツク機構
の簡略化並びにその操作性の向上を図ると共に、
計器板の移動により運転席内において美観が損な
われるのを防止した車両の位置調整式計器板を提
供するものである。
以下、本考案の実施例を第1図〜第4図に基づ
いて説明する。
第1図A,Bにおいて、自動車の運転席前方に
位置するインストルメントパネル1にはスピード
メータ、コンビネーシヨンメータ等のメータ類及
び主要スイツチ類が装備された計器板2が装着さ
れている。
ステアリングホイール3は図示しないチルト機
構によつてチルト量(軸角度移動量)およびテレ
スコ量(軸方向移動量)が調節可能な構成となつ
ている。
そして、本考案では前記計器板2の本体2Aを
前記インストルメントパネル1に、運転者の姿勢
に応じて上下前後方向に移動可能にかつ任意移動
位置で固定可能に取り付ける構成とする。
即ち、本実施例においては、第1図及び第2図
に示すようにインストルメントパネル1の計器板
本体2A装着部に、車両前部から後部にかけて低
位となるように傾斜する開口面となる開口1Aを
形成し、この装着部の開口1A両側縁から運転席
に向つて斜上方に垂直に張り出す相対向した一対
の計器板本体取付板4をインストルメントパネル
1に一体成形する。そして、この取付板4,4間
に計器板本体2Aを傾斜して嵌め込み、該計器板
本体2Aの上・下端部夫々において両側壁の相対
向する位置から外方に垂直に突設したスライド軸
5,6を両側の取付板4,4の上・下端部に設け
たガイド溝7,8に嵌入支持させることにより、
計器板本体2Aを上下前後方向に移動可能に支持
してある。
ここで、ガイド溝7,8は、計器板本体2Aが
第1図及び第2図に示す下位のA位置と該A位置
から斜め前方向に位置する上位のB位置との間を
所定の曲線状に移動可能となるようにわん曲した
形状に形成してあり、夫々のガイド溝7,8下端
位置にスライド軸5,6が位置した時計器板本体
2AがA位置に位置し、該ガイド溝7,8上端位
置にスライド軸5,6が位置した時計器板本体2
AがB位置に位置するようになつている。
尚、インストルメントパネル1の開口1Aを通
じて計器板2への配線がなされるわけであるが、
該計器板本体2Aの上記移動を許容するような配
線長さにあらかじめ設定しておくようにする。
そして、計器板本体2AはA位置とB位置間の
適宜移動位置で、次に示す固定手段により固定支
持される。
即ち、第3図に示すように、計器板本体2A外
側面の取付板4内側面と対応する位置に外方に向
けて突出した係止突起10aを設けた弾性体10
を取り付け、前記係止突起10aを取付板4内側
面に設けた係止溝4bに係止させて、計器板本体
2Aを固定するようにしても良く、この場合、係
止溝4bを計器板本体2Aの固定位置に対応して
複数設けておけば良い。
更に、第4図に示すように、計器板本体2A外
壁に設けた溝部11内に、先端を溝部11から突
出させた本考案の係止突起としての球体12を弾
性体としてのばね13により支持し、この球体1
2を取付板4内側面に設けた複数の係止溝4cの
いづれかに係止させるようにしても良い。
以上の構成によれば、運転者の姿勢に応じて計
器板本体2Aの上下前後位置を調整すれば、運転
者のアイポイントに適合した計器板2位置にで
き、計器板2の視認性を向上できる。例えば第1
図に示したようにステアリングホイール3をチル
トさせてC位置からD位置にした時、計器板2が
A位置にあると、該計器板2の視認がステアリン
グホイール3によつて妨げられるが、計器板2を
B位置に移動させれば、ステアリングホイール3
によつて計器板2の視認が妨げられずに済む。
又、アイポイントの位置によつては計器板2に
よつて前方の視界が妨げられる恐れがあるが、こ
の場合にも計器板2の位置を適宜調節してやれ
ば、前方の視界が良好となり、更に、混雑した市
街地等で良好な前方下方視界を得たい時、フロン
トガラスの直射日光で計器板2が見づらい時にも
計器板2の位置を調節してやれば良い。
更に、かかる構成によると、計器板本体2Aを
所定移動位置で固定する固定手段を、計器板本体
2A外側面に弾性体10やばね13を介して進退
自由に保持された係止突起10aや球体12と、
取付板4内側面に設けられこれら係止突起10a
や球体12が突入係止可能な複数の係止溝4b,
4cとから構成したから、固定手段として構成が
簡単であると共に、計器板本体2Aの上下前後位
置を調整しつつ係止突起10a、球体12を係止
溝4b,4cに突入係止させることにより、計器
板本体2Aの所定移動位置での固定を容易にワン
タツチで行え、固定のための特別な操作や作業も
不要である。
尚、取付板4内側面に係止突起を設け、計器板
本体2A外側面に該係止突起が突入係止可能な複
数の係止溝を設けて構成するようにしても良い。
ここで、計器板本体2AをA位置からB位置方
向に移動するに従い、即ち計器板本体2A下端部
が上方向に移動するに従い通常は計器板本体2A
によつてかくれていたインストルメントパネル1
の開口1Aが運転席側に向けて露出するため、開
口1A内の配線部分等が表われて運転室内におい
て美観を損ねる恐れがある。このため、本考案で
は、計器板本体2A下端縁部に図のように目隠し
用カバー14を吊り下げて固定し、計器板本体2
Aが上前方に移動する時に、該計器板本体2Aに
追従してこのカバー14が開口1Aを隠すように
する。
以上説明したように、本考案によれば、運転者
の姿勢に応じて計器板本体を上下前後方向に移動
調整するようにしたことにより、運転者のアイポ
イントに応じた計器板位置とすることができ、計
器板の視認性を向上することができ、又計器板に
よつて前方の視界が妨げられるのを解消でき、ひ
いては最適な運転姿勢を得、安全運転にも寄与す
る。特に、計器板本体をの固定手段を、取付板内
側面若しくは計器板本体外側面の一方に弾性体を
介して進退自由に保持された係止突起と、他方に
設けられ該係止突起が突入係止可能な複数の係止
溝とから構成したから、計器板のロツク機構の簡
略化並びにその操作性の向上を図れると共に、計
器板本体下端縁部に前記開口を隠す目隠し用カバ
ーを吊り下げて固定したから、計器板の移動によ
り運転席内において美観が損なわれるのを防止で
きる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両の位置調整式計器板
の一例を示す図で、Aはインストルメントパネル
を運転席から視た図、BはAの側面図、第2図は
計器板の移動調整構造を示す側面図、第3図およ
び第4図は夫々計器板の固定構造を示す縦断面図
である。 1……インストルメントパネル、2……計器
板、2A……計器板本体、4……取付板、4b,
4c……係止溝、5,6……スライド軸、7,8
……ガイド溝、10……弾性体、10a……係止
突起、11……溝部、12……球体、13……ば
ね、14……目隠し用カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の運転席前方に位置するインストルメント
    パネルに装備される計器板において、前記インス
    トルメントパネルの計器板装着部に開口と該開口
    両側縁から張り出して相対向する一対の取付板と
    を形成し、該取付板間に前記計器板本体を運転者
    の姿勢に応じて上下前後方向に移動可能にかつ固
    定手段により所定移動位置で固定可能に嵌め込
    み、該固定手段を、取付板内側面若しくは計器板
    本体外側面の一方に弾性体を介して進退自由に保
    持された係止突起と、他方に設けられ該係止突起
    が突入係止可能な複数の係止溝とから構成する一
    方、計器板本体下端緑部に前記開口を隠す目隠し
    用カバーを吊り下げて固定したことを特徴とする
    車両の位置調整式計器板。
JP994582U 1982-01-29 1982-01-29 車両の位置調整式計器板 Granted JPS58113541U (ja)

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JP994582U JPS58113541U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 車両の位置調整式計器板

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JP994582U JPS58113541U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 車両の位置調整式計器板

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Publication Number Publication Date
JPS58113541U JPS58113541U (ja) 1983-08-03
JPS6350170Y2 true JPS6350170Y2 (ja) 1988-12-23

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ID=30022549

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JP994582U Granted JPS58113541U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 車両の位置調整式計器板

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH043864Y2 (ja) * 1984-10-24 1992-02-05
JPS61102338A (ja) * 1984-10-24 1986-05-21 Mazda Motor Corp 自動車のチルトメ−タ−装置
JP2003104088A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Toyota Motor Corp 車両用表示装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4864640A (ja) * 1971-12-06 1973-09-06

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JPS599942Y2 (ja) * 1979-03-09 1984-03-29 関東自動車工業株式会社 自動車用計器盤

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JPS4864640A (ja) * 1971-12-06 1973-09-06

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JPS58113541U (ja) 1983-08-03

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