JP2556471Y2 - 乗用田植機におけるスイッチボックス取付構造 - Google Patents

乗用田植機におけるスイッチボックス取付構造

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JP2556471Y2
JP2556471Y2 JP1991054295U JP5429591U JP2556471Y2 JP 2556471 Y2 JP2556471 Y2 JP 2556471Y2 JP 1991054295 U JP1991054295 U JP 1991054295U JP 5429591 U JP5429591 U JP 5429591U JP 2556471 Y2 JP2556471 Y2 JP 2556471Y2
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JP
Japan
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switch box
seat
driver
switch
rice transplanter
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JP1991054295U
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JPH054826U (ja
Inventor
隆史 山田
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機体上に運転者が着席
しながら田植作業ができる乗用田植機におけるスイッチ
ボックス取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機体上に運転者用座席を設けると
共に、各種スイッチを具備するスイッチボックスをフェ
ンダ上に設けたものが存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
においては、フェンダ上にスイッチボックスが設けられ
ているために、同スイッチボックスに雨がかかって、同
スイッチボックス内部が故障することが多かった。ま
た、同スイッチボックスがフェンダ上に突設状に位置し
ているために、運転者の乗降時に邪魔になると共に、過
ってスイッチに触れることにより誤作動して危険であっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、走行部の機体
フレーム上にステップを設け、同ステップの後方に座席
取付板と変速レバーとを並設した乗用田植機において、
前記座席取付板と変速レバーとの間に、各種スイッチを
備えたスイッチボックスを突設するとともに、同スイッ
チボックスを覆い、かつ、同スイッチボックスと平面視
で重複するように、運転者用座席を前記座席取付板に前
後回動自在に取付け、しかも、前記スイッチボックスに
は、各種スイッチのうちの一部のスイッチを覆う開閉蓋
を、前記運転者用座席の回動方向と同方向に回動可能に
取付けたことを特徴とする乗用田植機におけるスイッチ
ボックス取付構造に係るものである。
【0005】
【作用】各種スイッチを備えたスイッチボックスを運転
者用座席の下側位置に入り込ませて配設しているから、
運転者用座席を前方に回動させた状態でスイッチボック
スの開閉蓋を開いて各スイッチを調整し、調整後に同座
席側を正常状態に戻すと開閉蓋は自動的に閉じられるも
のである。
【0006】また、各種スイッチボックスを備えたスイ
ッチボックスを座席取付板と変速レバーとの間に設けて
操作系を集中し、操作性を向上させるとともに、運転者
が座席上に乗り込んだり座席より降りる場合でも運転者
がスイッチに触れないようにしている。また、雨天時に
田植え作業を行う場合は、雨水が座席に受け止められる
ので、座席の下側に位置するスイッチボックスには雨が
かかることがなく、かつ、通常は埃やゴミなどからも各
種スイッチを保護することができる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説
明する。
【0008】図1に示すAは、乗用田植機であり、同乗
用田植機Aは自走可能な走行部1の後方に植付部2を昇
降リンク機構3を介して連結し、同植付部2を昇降油圧
シリンダ4により昇降可能としている。
【0009】走行部1は、機体フレーム5上の前部にエ
ンジン6を設け、後部に運転部7を設けている。
【0010】そして、機体フレーム5の後部下側に、ミ
ッションケース8をエンジン6に連動連結して取付けて
いる。また、機体フレーム5の前部下側には左右横外側
方に向けてそれぞれ左右フロントアクスルケース9,9
を突設し、同ケース9,9の先端に前車輪10,10 を取付
けている。11は、フロントアクスルケース9,9とミッ
ションケース8とを連動連結している伝動軸である。
【0011】また、機体フレーム5の後部には、リヤア
クスルケース12をミッションケース8に連動連結して取
付け、同ケース12の左右側面にそれぞれ後車輪13,13 を
取付けている。
【0012】また、14は、ステップ15、変速ガイド16、
フェンダー17、座席取付板18等を兼用するケーシング体
であり、FRP等の高剛性を有する合成樹脂により一体
成形して、機体フレーム5上に設置されている。19はボ
ンネットであり、エンジン6と運転部7のステアリング
シャフト20をカバーしている。
【0013】運転部7は、エンジン6の直後にステアリ
ングシャフト20を立設し、ステアリングシャフト7の上
端にハンドル21を取付ける一方、同ハンドル21の直後方
に位置する座席取付板18上に運転者用座席22を載置して
いる。
【0014】また、23は、同運転者用座席22の左側方に
配設した変速レバー、24は各種の自動制御を行うスイッ
チボックスで、機体の走行速度が速い場合でも苗の植付
を安定させる植付深さ自動調節用ボタン25、及び植付部
2を自動的に水平状態と左右傾斜状態に設定できるる切
換スイッチ26、並びに苗載台をワイド状態とコンパクト
状態に折畳み操作する操作スイッチ27などを装備してい
る。
【0015】また、同スイッチボックス24は運転者用座
席22の下側に入り込んで平面視では重複した状態で位置
していると共に、同スイッチボックス24に設ける開閉蓋
28は、左側位置に回動支点29を設けている。そして、同
開閉蓋28の開き方向aが運転者用座席22側の回動方向b
と一致するように構成している。
【0016】30はスイッチボックス24に設ける植付部2
を手動操作により左右傾斜させる操作レバー、31は植付
部2を、手動操作により前後傾斜させる操作レバーであ
る。
【0017】また、上記スイッチボックス24の後部に
は、操作スイッチ27と略同一高さの突起部32を一体的に
形成して同操作スイッチ27を保護するように構成してい
る。
【0018】33は運転者用座席22の回動支点、34は座席
を支持する弾性体、35は工具箱である。
【0019】本考案の実施例は上記のように構成されて
おり、自動調節用ボタン25や切換スイッチ26などを備え
たスッチボックス24は、運転者用座席22の下側に入り込
んだ状態で位置しており、したがって、同スイッチボッ
クス24のスイッチ類を操作する場合は、同運転者用座席
22を前方に回動させた状態にし、次いでスイッチボック
ス24の開閉蓋28を前方に開く。そして、内部の切換スイ
ッチ26などを調整した後に、座席22を元の状態に戻すこ
とにより開閉蓋28が運転者用座席22とともに自動的に閉
じられるものである。
【0020】また、雨天時に田植作業を行う場合は、雨
水が座席にて受止められ、したがって、開閉蓋28が運転
者用座席22の下側に位置するスイッチボックス24には雨
がかからないものである。
【0021】以上の如く、上記実施例によれば、各種ス
イッチを備えたスイッチボックス24を、運転者用座席22
の下側に入り込ませて位置させており、したがって、同
スイッチボックス24の開閉蓋28を開いて内部のスイッチ
類を調整後、運転者用座席22を元に戻すと自動的に開閉
蓋28が閉まるものである。したがって、スイッチボック
ス24側の開閉蓋28を閉め忘れるようなことがないもので
ある。
【0022】また、上記スイッチボックス24は座席取付
板18と変速レバー23との間に設けられているので操作系
が集中することとなり、前記植付深さ自動調節ボタン25
や操作スイッチ27等は運転者用座席22下方へ手を伸ばし
て操作可能となって操作性が向上し、しかも、スイッチ
ボックス24は運転者用座席22の下側に位置し、かつ、特
に、前記切替スイッチ26や操作レバー31等は開閉蓋28に
覆われているために埃等からスイッチ類を保護すること
ができる。さらに、従来の田植機にあっては、スイッチ
ボックスがフェンダ上に突設されていたために、運転者
が機体上に乗るときや、機体上より降りるときに、誤っ
て身体の一部がスイッチ類に触れて危険であったが、本
実施例においては、スイッチボックス24が運転者用座席
22に覆われて、同座席22の下側に位置しているので、運
転者が昇降時に不測にスイッチ類に触れることがなく安
全である。
【0023】したがって、運転者の昇降が容易であると
共に、全体として構造が簡単であって田植作業を能率的
に行うことができるものである。
【0024】また、スイッチボックス24の後部には、操
作スイッチ27を保護する状態で突起部32が設けられてい
るから、過って操作スイッチ27の上部に物体が落下して
も、突起部32により確実に保護することができ、したが
って、操作スイッチ27の保護が確実にできるものであ
る。
【0025】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案では、
走行部の機体フレーム上にステップを設け、同ステップ
の後方に座席取付板と変速レバーとを並設した乗用田植
機において、前記座席取付板と変速レバーとの間に、各
種スイッチを備えたスイッチボックスを突設するととも
に、同スイッチボックスを覆い、かつ、同スイッチボッ
クスと平面視で重複するように、運転者用座席を前記座
席取付板に前後回動自在に取付け、しかも、前記スイッ
チボックスには、各種スイッチのうちの一部のスイッチ
を覆う開閉蓋を、前記運転者用座席の回動方向と同方向
に回動可能に取付けたことにより、スイッチボックスは
変速レバーと並ぶこととなって操作系が集中して操作性
が向上し、かつ、運転者用座席でスイッチボックスが覆
われ、かつ一部のスイッチは開閉蓋で覆われているので
スイッチ類を埃や雨から保護することができ、スイッチ
類の故障を未然に防止することができる。しかも、運転
者用座席を前方に回動させた状態で開閉蓋を開けて各種
スイッチを調整した後は、座席を元の位置に戻すと開閉
蓋も自動的に閉じることになり、操作性が良好で、か
つ、閉じ忘れなどがない。
【0026】また、従来のものは、スイッチボックスが
フェンダ上に突設されていたために運転者が機体上に乗
る時や、機体上より降りる時に過って身体の一部がスイ
ッチ類に触れて危険であったが、本考案においては、ス
イッチボックスが座席の下側に位置しているために、昇
降時に運転者の身体の一部がスイッチ類に触れることが
なく、常時安全である。したがって、運転者の昇降、及
び運転操作が容易であると共に、全体として構造簡単で
ありながら、田植作業を能率的に行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備する乗用田植機の全体側面図。
【図2】同全体平面図。
【図3】本考案要部の側面図。
【図4】同一部省略平面図。
【符号の説明】
1 走行部 5 機体フレーム 22 運転者用座席 24 スイッチボックス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部1の機体フレーム5上にステップ
    15を設け、同ステップ15の後方に座席取付板18と変速レ
    バー23とを並設した乗用田植機において、前記座席取付板18と変速レバー23との間に、 各種スイッ
    チを備えたスイッチボックス24を突設するとともに、同
    スイッチボックス24を覆い、かつ、同スイッチボックス
    24と平面視で重複するように、運転者用座席22を前記座
    席取付板18に前後回動自在に取付け、 しかも、前記スイッチボックス24には、各種スイッチの
    うちの一部のスイッチを覆う開閉蓋28を、前記運転者用
    座席22の回動方向と同方向に回動可能に取付けた ことを
    特徴とする乗用田植機におけるスイッチボックス取付構
    造。
JP1991054295U 1991-07-12 1991-07-12 乗用田植機におけるスイッチボックス取付構造 Expired - Lifetime JP2556471Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH054826U JPH054826U (ja) 1993-01-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141618A (ja) * 1984-07-31 1986-02-28 Nippon Denso Co Ltd 自動車用空気調和制御装置の吹出制御用アクチユエ−タ

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JPH054826U (ja) 1993-01-26

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