JPH0525368Y2 - - Google Patents

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JPH0525368Y2
JPH0525368Y2 JP1986009301U JP930186U JPH0525368Y2 JP H0525368 Y2 JPH0525368 Y2 JP H0525368Y2 JP 1986009301 U JP1986009301 U JP 1986009301U JP 930186 U JP930186 U JP 930186U JP H0525368 Y2 JPH0525368 Y2 JP H0525368Y2
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JP
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fender
control
control unit
groove
control section
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、マイクロコンピユータからなる制御
部によつて作業部姿勢の自動制御をするようにし
た農用トラクタ、乗用田植機等の圃場作業機にお
ける制御部の収納構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 従来、この種圃場作業機において、例えば農用
トラクタの場合、マイクロコンピユータからなる
制御部からの指令によつてロータリ耕耘機等の作
業部の姿勢制御を行うようにしたものがある。と
ころで従来、このものは、実開昭59−186005号公
報に記載される如く、走行輪を覆うフエンダー内
側の走行輪が位置する側に制御部を取付けるよう
にしている。しかるにこのものでは、制御部を、
走行輪によつて持ち回られたりした泥土や泥水等
から保護するため、完全な防水構造となつた制御
部収納用のケース体を必要とする許りでなくコス
ト高となるという欠点がある。しかもこの場合、
リード線がフエンダー内側の後輪がある側に配さ
れるので、該リード線を機体内方に引き込むため
には、フエンダーにリード線引込み用の開口を開
設したりするよう配慮しなければならないが、そ
の場合には、さらにこの開口を密封状に封止する
必要があつて面倒かつ煩雑になるという欠点があ
る。
これに対し、制御部を座席の下方や座席とフエ
ンダーとの間に設けることも考えられるが、この
場合には、それなりの機体左右幅がなければなら
ず、小型コンパクト化に反するうえ、組立性、操
作性等の問題もあつて採用には至つていない。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる圃場作業機における制御
部の収納構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、走行機体に設けた作業部姿勢
を、マイクロコンピユータを用いて構成される制
御部によつて自動制御するよう構成してなる圃場
作業機において、前記走行機体の走行輪を覆うフ
エンダーの運転席側コーナー部位に、走行輪側に
突出して、上方および運転席側方が少なくとも開
放した段溝状の凹溝部を形成して、該凹溝部を、
フエンダーによつて走行輪側とは遮られた制御部
用の収納部に構成したことを特徴とするものであ
る。
そして本考案は、この構成によつて、制御部を
フエンダーに取付けてコンバクト化を計つたもの
でありながら、制御部をフエンダー自身によつて
確実に保護できるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図面において、1は農用トラクタの走行機体
であつて、該走行機体1の後方にはロータリ式の
耕耘作業部2がリンク機構3を介して上下昇降動
自在に設けられている。4は走行機体1のフエン
ダーであつて、該フエンダー4は、実施例ではス
テツプ部5も含めて左右一体成形されたものであ
るが、左右のフエンダー4に挟まれる中央部には
運転席6が設けられている。ここで、7は運転ハ
ンドル、8はフエンダー4によつて覆われる後
輪、9は前輪である。
前記フエンダー4の運転席側コーナー部位には
段溝状の凹溝部10が一体的に設けられている
が、該凹溝部10に後述する制御部11が組付け
られている。即ち、凹溝部10は、後輪8側に突
出して、前方、上方、および左右方向内方が開放
し、後方および左右方向外方が立壁状に囲まれた
溝底部を有しているが、該溝底部は上下二段の段
階状になつている。そして、一方(実施例では右
方)の凹溝部10の上側溝底部上面に、制御部1
1が緊締具11aによつて一体的に固定されてい
る。また、12,13はそれぞれ左右の凹溝部1
0に取付けられるカバー体であつて、これらのう
ち右側のカバー体13には、前記制御部11の上
方に位置する関係で、傾斜手動切換スイツチ1
4、傾斜設定器15、耕深設定器16、押釦式の
スイツチからなる傾斜自動スイツチ17、同じく
耕深自動スイツチ18がそれぞれ設けられてい
る。さらにこれら器材の前側には、ポジシヨンコ
ントロール用のレバー19が設けられているが、
該ポジシヨンコントロールレバー19の基端部
は、ポジシヨンセンサー20とともにカバー体1
3の下面側に一体的に取付けられており、レバー
ガイド19aから上方に突出したレバー19は、
上下のストツパ19bによつて規制される範囲で
前後揺動できるようになつている。そして、この
様にして、カバー体13には、ポジシヨンコント
ロールレバー19、並びにスイツチ類14〜18
がキツトとして一体的に取付けられている。
扨て次に、前記傾斜切換スイツチ14、傾斜設
定器15、耕深設定器16、傾斜自動スイツチ1
7、耕深自動スイツチ18、並びにポジシヨンコ
ントロールレバー19の作動をフローチヤート図
によつて簡単に説明する。先ず、エンジンの始動
をすると、操縦盤20に設けたセツトランプがモ
ニター27表示をすることになるが、ここでセツ
トランプが点灯した場合には、ポジシヨンコント
ロールレバー19のセツト位置が適切ではなく、
そこで、ポジシヨンコントロールレバー19を操
作してセツトランプが消灯するように適切な位置
にゆつくりと位置せしめる。この様にしてセツト
位置に位置せしめられた状態でポジシヨンコント
ロールが成されることになり、さらにポジシヨン
コントロールレバー19を上下操作をし、所望の
ポジシヨン位置にセツトすると、このセツト位置
と、油圧リフトアーム21に設けたリフトアーム
角度センサ22からの検知結果がマイクロコンピ
ユータ等によつて構成される前記制御部11に入
力して比較判断され、一致していない場合には、
図示しないコントロールバルブを制御して油圧リ
フトアーム21を上下揺動せしめて作業部2がセ
ツト位置に位置するように位置調節をし、この様
にして作業部位置の自動制御がなされるようにな
つている。尚ここで、手動によつて作業部を上下
昇降動せしめたい場合には、制御盤20に設けた
リフトアーム手動スイツチ23を手動側に切り換
えればポジシヨンコントロールが解除され、手動
での上下昇降動ができるようになつている。さら
に前記ポジシヨンコントロール作動中で、耕深自
動制御を働かせたい場合には、ポジシヨンコント
ロールレバー19を下げ位置に操作すると共に、
耕深自動スイツチ18を押せば(モニター表示さ
れると共に、ポジシヨンコントロールが解除され
る)、耕深設定器16でセツトされた耕耘深さセ
ツト値と、作業部2のリヤカバー24の揺動姿勢
の検知によつて耕耘深さを検知する耕深センサ2
5からの検知値とが比較判断され、この値が一致
するようコントロールバルブが制御部11の制御
指令によつて切換られてリフトアーム21が上下
動をし、これによつて自動耕深制御が成されるよ
うになつている。さらに、傾斜地の耕耘作業をす
る場合の如く、傾斜自動制御を行いたい場合に
は、傾斜自動スイツチ17を押す(モニター表示
される)と供に、傾斜切換スイツチ14、傾斜設
定器15を操作して所望の傾斜状態にセツトすれ
ば、このセツト値と、図示しない傾斜検知センサ
による検知値とが比較判断されて、この値が一致
するよう制御部11による制御が成され、これに
よつて傾斜自動制御が成されるようになつてお
り、この様にして作業部2の姿勢制御が成される
ようになつている。尚、26はフエンダー4に設
けられる握り(手摺り)、28は主変速レバーで
ある。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、前述した様に、ポジシヨンコントロール、耕
深自動制御、傾斜自動制御等の制御がスイツチ類
の切換によつて随意に成されるものであるが、そ
れらを制御する制御部11は、フエンダー4に形
成した段溝状の凹溝部10に、これを収納部とし
て内装せしめられ、かつカバー体13によつて覆
蓋された構成で取付けられるものであるので、制
御部11がフエンダー4の凹溝部10とカバー体
13によつて確実に囲繞保護されることになり、
しかもこの保護構造は、フエンダー4によつて覆
われる後輪8からは、間にフエンダー4を介在し
た完全な封止構造となる。
この結果、制御部11を、フエンダー4に設け
るようにして、機体のコンパクト化に大いに寄与
できるものでありながら、フエンダー4の走行輪
側部位に制御部を設けた従来のもののように、制
御部11を、収納ケースを用いて完全な密封構造
にして泥土等から保護するような必要がなく、フ
エンダー4そのものを有効に利用して制御部11
の保護ができることとなつて、フエンダー4自体
が制御部11の保護部材として有効利用できる。
さらに、前記凹溝部10は、フエンダー4と一体
成形によつて形成されるので、製作が容易でコス
ト安になる。
さらに、制御部11は、フエンダー4の凹溝部
11の溝底部上面に配設され、しかも凹溝部11
は運転席側が開放しているため、制御部11から
引出されるリード線を無理なくそのまま機体内方
に引き込むことができることになつて、フエンダ
ー4に開口を開設してリード線を機体内方に引き
込んだりする配慮をする必要が全く無く、この結
果、これら開口を封止する必要も全くなくなつ
て、構造と共に組立て性の著しい簡略化が計れる
ことになる。
しかも、カバー体13には耕深自動制御、傾斜
自動制御等のスイツチ類が集中して設けられてい
るので、作業者は、後方作業を確認しながらスイ
ツチ類の操作ができ、また、これらスイツチ類
は、握り26の近傍に配置されることになるの
で、不測に作業者の手がスイツチ類に接触してし
まうことから有効に保護できることになつて、操
作性に頗る優れたものとなる。そのうえ、上記ス
イツチ類はカバー体13とキツトとして一体的に
設けられているので、組立、部品管理に都合が良
い許りでなく、整備性にも優れたものとなる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、作業部の姿勢制御を行う制御部
を、フエンダーに設けるようにして、機体のコン
パクト化に大いに寄与できるものでありながら、
制御部はフエンダー自体に形成した凹溝部を収納
部としてここに収納されることになる。
従つて、制御部は、フエンダーに形成の凹溝部
によつて走行輪側とは完全に隔絶された封止構造
となつて、フエンダー自体が、泥土等からの制御
部の保護をすることになる。このため、フエンダ
ーの走行輪側部位に制御部を設けた従来のものの
ように、制御部を、収納ケースを用いて完全な密
封構造にして泥土等から保護するような必要がな
く、フエンダーそのものを有効に利用して制御部
の保護ができることとなつて、フエンダー自体が
制御部の保護部材として有効利用できる。
しかも、制御部は、フエンダーの凹溝部上面側
に配設され、しかもこの凹溝部は、運転席側が開
放しているので、制御部から引出されるリード線
を、短い距離で無理なくそのまま機体内方に引き
込むことができることになつて、制御部をフエン
ダーの走行輪側部位に配設したもののように、フ
エンダーに開口を開設してリード線を機体内方に
引き込んだりする配慮をする必要が全く無く、こ
の結果、これら開口を封止する必要も全くなくな
つて、構造と共に組立て性の著しい簡略化が計れ
ることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る圃場作業機における制御
部の収納構造の一実施例を示すものであつて、第
1図は農用トラクタの全体側面図、第2図は同上
全体平面図、第3図は要部背面図、第4図は要部
背面断面図、第5図はフエンダーの要部拡大断面
図、第6図は同上縦断面図、第7図は運転席部の
斜視背面図、第8図は作業部の側面図、第9図は
同上要部平面図、第10図はフローチヤート図で
ある。 図中、1は走行機体、2は作業部、4はフエン
ダー、10は凹溝部、11は制御部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行機体に設けた作業部姿勢を、マイクロコン
    ピユータを用いて構成される制御部によつて自動
    制御するよう構成してなる圃場作業機において、
    前記走行機体の走行輪を覆うフエンダーの運転席
    側コーナー部位に、走行輪側に突出して、上方お
    よび運転席側方が少なくとも開放した段溝状の凹
    溝部を形成して、該凹溝部を、フエンダーによつ
    て走行輪側とは遮られた制御部用の収納部に構成
    したことを特徴とする圃場作業機における制御部
    の収納構造。
JP1986009301U 1986-01-25 1986-01-25 Expired - Lifetime JPH0525368Y2 (ja)

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JPS62122507U JPS62122507U (ja) 1987-08-04
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JPS62122507U (ja) 1987-08-04

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