JP2571002Y2 - 移動作業車の制御装置取付構造 - Google Patents

移動作業車の制御装置取付構造

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JP2571002Y2
JP2571002Y2 JP1991109105U JP10910591U JP2571002Y2 JP 2571002 Y2 JP2571002 Y2 JP 2571002Y2 JP 1991109105 U JP1991109105 U JP 1991109105U JP 10910591 U JP10910591 U JP 10910591U JP 2571002 Y2 JP2571002 Y2 JP 2571002Y2
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seat
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control unit
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野島辰彦
木村重治
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農用トラクタ又は乗用
田植機等の移動作業車における制御装置取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農用トラクタ又は乗用田植機等の
移動作業車においては、作業部(トラクタにおいてはロ
ータリ耕耘機やプラウ等、乗用田植機においては植付
部、播種部、施肥部等)の作業状態を検知するセンサ又
はスイッチ等による検出信号に基づき、マイクロコンピ
ュータ等からなる制御部を介して機体各部のアクチュエ
ータ(例えばソレノイドバルブ等)を、作業部が圃場条
件等に対応した適正な作業状態となるよう自動的に制御
するようにした制御装置は既に公知であり、かつ実用に
供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、移動作業車
におけるこの種従来の制御装置各部の機体に対する取付
構造の点で問題があった。即ち、例えば、ポジション制
御、耕深自動制御、傾斜自動制御等各種の制御機能を備
えたトラクタにおいては、ポジションレバー、耕深設定
手段、傾斜設定手段、感度スイッチ等、主として運転作
業中に操作が必要な操作部と、モード切換、タイヤサイ
ズ切換等プログラムの切換を伴う調整機能を備えた調整
部、及びマイクロコンピュータ等からなる制御部の各制
御関連部品を適当な取付スペースを見付けて夫々別々の
個所に配設していたため、各々専用のブラケットを要す
る等、取付構造が複雑化するばかりでなく、制御関連部
品相互を連結する配線も煩雑で、しかも部品交換時等に
おける取外し作業も面倒である等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
実状に基づき創案されたものであって、作業部の作業状
態を検知するセンサ又はスイッチ等による検出信号に基
づき、制御部を介して機体各部のアクチュエータを自動
的に制御するようにしたトラクタにおいて、主として運
転作業中に操作が必要な自動制御用の操作部を備えたサ
イドパネルと、プログラムの切換等の調整機能を備えた
調整部と、アクチュエータを制御する制御部を別々に構
し、それらの操作部と調整部を制御部に対し夫々カプ
ラを介して着脱自在に連結すると共に、これらサイドパ
ネル、調整部及び制御部を、運転席を支持するシート下
部カバー上に配置して、そのうち一方のサイドパネルを
運転席とフェンダとの間で、且つその操作部が外部に露
出する状態に取付け、また他方の調整部及び制御部を、
支点軸を介して前方に向けて回動自在に支持した運転席
の下方に、常時は運転席によって上方を覆われた状態に
取付けたことを要旨とする。
【0005】
【作用】本考案は上記の構成としたことにより、既存の
シート下部カバーを利用してそのカバー上に制御関連部
配置することができるので、専用の取付ブラケット
が不要となり、取付構造が簡略化されるうえ、部品の取
外しもシート下部カバー上の一ケ所で、かつカプラを外
すことにより単品ごとに簡単に外すことができる。ま
た、制御関連部品がシート下部カバーにより下方から保
護されるので、泥除けカバーを別途設ける必要がなく、
しかも、サイドパネルは運転席とフェンダとの間で、且
つその操作部が外部に露出する状態に取付けているの
で、自動制御の操作性を向上させることができる。
【0006】
【実施例】本考案の構成を農用トラクタに適用した一実
施例について説明する。1は機体2に固定された左右一
対の後輪フェンダで、左右のフェンダ1,1間に位置し
てシート下部カバー3上にはシート取付ブラケット4及
び支点軸5を介して運転席(シート)6が前方へ向け回
動自在に支持されている。そして、シート下部カバー3
の下方には、上部にリフトアームR作動用の油圧シリン
ダを内蔵した油圧ケースCを一体に載置したトランスミ
ッションケースMが配設されている。7はシート下部カ
バー3の前端側とステップ8間を覆うシート前面カバー
である。
【0007】なお、機体2の後方には、図示しなかった
が昇降リンク及び連結ヒッチを介してロータリ耕耘装
置、プラウ等の各種作業機が着脱自在に連結され、機体
2の前方にはフロントローダ等の作業機を装着し得るよ
うになっている。また、機体2には、マイクロコンピュ
ータからなる制御部等の制御関連部品が装備されてお
り、作業部の作業状態を検知するセンサ又はスイッチ等
の入力部による検出信号に基づき、制御部を介して機体
各部に設けたソレノイドバルブ、ブザー、ランプ等出力
部の各種アクチュエータを自動的に制御するように構成
され、これによりポジション制御、耕深自動制御、傾斜
自動制御等各種の制御機能を備えていることは従来のも
のと同様であり、これら各部は従来と同様に作動するよ
うになっているのでその詳細は省略することとする。
【0008】9は、左右一側(実施例では機体進行方向
右側)のフェンダ1と運転席6間の着座姿勢で操作可能
な個所に位置してシート下部カバー3上に配設されたサ
イドパネルで、このサイドパネル9は作業機を任意の位
置(高さ)にセットするポジションコントロールレバー
10、耕深量をセットする耕深設定手段11、作業機の
傾斜度合をセットする傾斜設定手段12、感度スイッチ
13、手動スイッチ14及び自動切替手段15等、主と
して運転作業中に操作が必要な操作部16が備えられて
いる。17は開閉自在なカバーである。
【0009】18はプログラムの切換等の調整機能を備
えた調整部(セレクタ)で、この調整部18は、運転席
6の下方空間部aに位置し、かつ前記サイドパネル9の
近傍に隣接させてシート下部カバー3上に設けられてい
る。この調整部18には作業機下降速度の調整を行なう
ダッシング防止手段19、タイヤサイズ切換手段20、
上げ規制手段21、モード切換手段22、機能切換手段
23、ロワリンク巾調整手段24、シリンダ取付穴調整
手段25等が備えられている。調整部18は、主として
ロータリ耕耘機からハロウへ等作業機を異種のものに取
り替えたり、タイヤを異径のものに交換したりする場合
に調整操作が必要となる部分である。
【0010】26は調整部18の上方を覆う取外し自在
なカバーで、このカバー18は正面視においてコ字状を
呈しかつ前後両端側にL形プレート27が固定されてい
る。一方、調整部18の取付ボックス28の左右の側板
28a,28bはボックス28上面よりも上方に突出さ
せ、左側板28aにはカバー26に設けた把手26aの
軸部が嵌合する切欠溝29が設けられ、また、右側板2
8bの突出端部側にはサイドパネル9方向に向け折曲さ
せたストッパ30が設けられている。そして、カバー2
6を開けたとき、カバー26は、図3及び図4における
仮想線図示のように起立状態でサイドパネル9と調整部
18間の隙間bにコンパクトに、しかも安定した状態で
収められるようになっており、カバー収納状態ではL形
プレート27とストッパ30によりカバー26が不用意
に外れず、しかも、カバー26開又は閉いずれの状態で
もカバー26は運転席6に干渉しないようになってい
る。
【0011】31はマイクロコンピュータのユニット
(マイコンユニット)からなる制御部で、この制御部3
1は前記調整部18を挟んでサイドパネル9の反対側に
位置し運転席6の下方でシート下部カバー3上に配設さ
れている。32はマイコンユニットの一つとして予め組
み込まれた大径束状の短尺ハーネスで、このハーネス3
2部分に、前記サイドパネル9及び調整部18からのハ
ーネス33,34(各々複数本)が夫々カプラ35,3
6を介して連結されると共に、機体各部に設けた各セン
サ(機体又は作業機の傾斜度合を検知する傾斜センサ、
リフトアーム角センサ、ドラフトセンサ等)やスイッチ
類から導出したメインハーネス37とカプラ38で連結
されている。32aはハーネスカバーである。
【0012】ところで、前記サイドパネル9、調整部1
8及び制御部31は各々ボルト等の緊締具Bにより前記
シート下部カバー3上に近接状態で、かつ夫々独立して
着脱自在に取付けられている。Hはボルト穴である。
【0013】
【考案の効果】本考案は、上述のように構成したので、
運転席を取付けるシート下部カバーを利用してそのカバ
ー上に制御関連部品を集中して配置することができ、こ
れらの部品を取付けるためのブラケットが不要となり、
しかも、制御関連部品の下方がシート下部カバーにより
保護されているので、制御関連部品を泥水から保護する
ための泥除けカバーを別途設ける必要がなく、制御関連
部品の取付構造が簡略化されて安価に構成できる
た、操作部と調整部とを制御部に対してカプラを介して
着脱自在に連結したので、操作部か調整部か制御部のい
ずれかが故障した場合にはカプラを外してそれぞれ単独
で修理又は交換することが出来る。 そして、サイドパネ
ルを運転席とフェンダとの間で、且つ操作部が外部に露
出する状態に取付けたので、サイドパネルに備える操作
部を運転席の真横に近接して配置することができ、例え
ば、フェンダ上に操作部を設けるもののように運転席か
ら操作部が遠くなって操作性が悪化するという不具合が
なく、自動制御の操作性を向上させることができる。
のうえ、調整部及び制御部は運転席によって上方を覆わ
れた状態に取付けたので、運転席によってこれらの上方
が覆われて直接雨水等がかかることがなく、 また、調整
部における調整操作、或いは調整部や制御部の修理にあ
っては、運転席を前方に向けて回動するだけでこれらを
露出させ、必要に応じてこれらのメンテナンスを容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備したトラクタの平面図である。
【図2】要部の平面図である。
【図3】要部の一部切欠正面図である。
【図4】要部の拡大正面図である。
【図5】調整部のカバーを開けた状態の斜視図である。
【図6】シート下部カバー下方部の概略を示す断側面図
である。
【図7】制御関連部品の配線構造を示す概略平面図であ
る。
【図8】運転席を前方へ倒した状態のトラクタの平面図
である。
【符号の説明】
2 機体 3 シート下部カバー 6 運転席 9 サイドパネル 16 操作部 18 調整部 26 カバー 31 制御部 32 ハーネス 37 メインハーネス B ボルト等の緊締具 H ボルト取付穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業部の作業状態を検知するセンサ又は
    スイッチ等による検出信号に基づき、制御部を介して機
    体各部のアクチュエータを自動的に制御するようにした
    トラクタにおいて、主として運転作業中に操作が必要な
    自動制御用の操作部を備えたサイドパネルと、プログラ
    ムの切換等の調整機能を備えた調整部と、アクチュエー
    タを制御する制御部を別々に構成し、それらの操作部と
    調整部を制御部に対し夫々カプラを介して着脱自在に連
    すると共に、これらサイドパネル、調整部及び制御部
    を、運転席を支持するシート下部カバー上に配置して、
    そのうち一方のサイドパネルを運転席とフェンダとの間
    で、且つその操作部が外部に露出する状態に取付け、ま
    た他方の調整部及び制御部を、支点軸を介して前方に向
    けて回動自在に支持した運転席の下方に、常時は運転席
    によって上方を覆われた状態に取付けたことを特徴とす
    るトラクタの制御装置取付構造。
JP1991109105U 1991-12-10 1991-12-10 移動作業車の制御装置取付構造 Expired - Lifetime JP2571002Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0548619U JPH0548619U (ja) 1993-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027692U (ja) * 1983-07-29 1985-02-25 日本たばこ産業株式会社 才刻機コンベヤチエン抜取装置
JP3112428U (ja) * 2005-05-12 2005-08-11 株式会社平賀−Jv 結露利用書込み具

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JPH0548619U (ja) 1993-06-29

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