JPH0734781Y2 - トラクタのフェンダー機構 - Google Patents

トラクタのフェンダー機構

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JPH0734781Y2
JPH0734781Y2 JP1990036955U JP3695590U JPH0734781Y2 JP H0734781 Y2 JPH0734781 Y2 JP H0734781Y2 JP 1990036955 U JP1990036955 U JP 1990036955U JP 3695590 U JP3695590 U JP 3695590U JP H0734781 Y2 JPH0734781 Y2 JP H0734781Y2
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JP
Japan
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fender
controller
seat
recess
resin cover
Prior art date
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Application number
JP1990036955U
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English (en)
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JPH03126775U (ja
Inventor
卓治 田中
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はトラクタの後輪と座席の間に介装するフェンダ
ーの構成に関する。
(ロ) 従来技術 従来からトラクタのフェンダーに関する技術は公知とさ
れているのである。
例えば、実開昭61-189842号公報や、実開昭63−108817
号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案においては、従来は別に設けられていたコントロ
ーラをフェンダーの下方部分に、座席の側に向いた凹部
を設け、該凹部内に配置することにより、脱着を容易に
し泥水等からコントローラを遮蔽したものである。
また該フェンダー自体は、座席と後輪の間にあるので、
操作レバーや操作レバーに連結されるリンク類のカバー
には構成出来ないし、また該部分を通過する多数のワイ
ヤーハーネスのカバーにも出来ないので、別に座席とフ
ェンダーの間に、化粧カバーを構成する樹脂製カバーを
設け、該樹脂製カバーによりこれらを被覆したものであ
る。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上は如くであり、次に該課
題を解決する手段を説明する。
トラクタの後輪と座席の間に介装するフェンダーFにお
いて、該フェンダーFの内側面と座席Sとの間に樹脂製
カバー9を介装し、樹脂製カバー9の上面には、圃場端
回行時において作業機を昇降操作するリフトスイッチ6
を設け、該リフトスイッチ6とコントローラ5の間のワ
イヤーハーネスWを、前記フェンダーFと樹脂製カバー
9との間の空間に配置し、該フェンダーFの基部で、座
席Sの側の面に凹部5aを設け、該凹部5a内にコントロー
ラ5を付設したものである。
(ホ)、実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如く
であり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明す
る。
第1図はトラクタのフェンダーの周囲を示す後面一部断
面図、第2図は同じく平面図、第3図は同じく左側面一
部断面図、第4図は右側面一部断面図、第5図は主変速
レバー1の部分の後面断面図、第6図は樹脂製カバー9
L,9Rの部分を示すフェンダーFの前面断面図、第7図は
コントローラ5の部分を示すフェンダーFの斜視図であ
る。
第1図,第2図,第3図,第4図の図面において、トラ
クタのフェンダーFの周囲の構成について説明する。
トラクタはボンネット内に配置したエンジンの後面にク
ラッチハウジングを付設し、該クラッチハウジングの後
面にミッションケースを付設し、該ミッションケースの
後面にリアアクスルケースRを付設してしる。
該リアアクスルケースRの左右側面より、リアアクスル
ハウジングHを突設し、該リアアクスルハウジングHの
先端にはファイナルケースCを配置している。
リアアクスルケースRの後端にはPTO軸13が後方へ突出
されている。
該リアアクスルハウジングHに基部を固設して下部安全
フレームが、上方のフェンダーFの下面まで突設されて
おり、該フェンダーFの部分で、上部安全フレームが連
結されている。
該下部安全フレームによりフェンダーFを支持している
ので、フェンダーF自体に其れほどの強度が要求されな
いこととなり、本考案の如く座席Sの側に凹部5aを設
け、該凹部5a内にコントローラ5を付設可能となったの
である。
該コントローラ5は、内部に電子制御機構を組み込んで
密封した電子部品であり、そのままフェンダーFから脱
着可能としているのである。
凹部5aはフェンダーFの座席Sの側に第6図,第7図に
示す如く凹部5aを構成し、該凹部5aの内部に嵌装した状
態でボルトにてコントローラ5をフェンダーFに固定し
ている。
またリアアクスルケースRの上面には、油圧ケースUが
載置されており、該油圧ケースUの後部にはリフトアー
ム11L,11Rが回動自在に突設されている。
また油圧ケースUの右側面には、ポジション制御レバー
2とデプス制御レバー3の基部が枢支される枢支軸23の
突設されている。前記コントローラ5はこのポジション
制御レバー2とデプス制御レバー3の枢支軸23の部分の
側方に配置されている。
また油圧ケースUの左側には主変速レバー1の枢支軸24
が突設されている。
そして主変速レバー1とポジション制御レバー2とデプ
ス制御レバー3は、下方が油圧ケースUに近い方向に接
近しており、上方はフェンダーFL,FRの上面に配置され
るように、外側に開いたレバーとなっているのである。
そしてこれらのポジション制御レバー2とデプス制御レ
バー3と主変速レバー1の上方外広がりの傾斜面に沿っ
て、樹脂製カバー9L,9Rが配置されている。
該樹脂製カバー9L,9RはフェンダーFL,FRに沿った立壁部
だけではなくて、座席Sの下の部分に水平に配置され
た、水平樹脂製カバー20も延設されているのである。
該水平樹脂製カバー20が、左右の樹脂製カバー9L,9Rの
間を連結しているのである。
しかし、該樹脂製カバー9L,9Rと水平樹脂製カバー20で
は、左右のフェンダーFL,FRの間隔を維持する支持力は
無いので、左右のフェンダーFL,FRの間に架設板17を架
設し、該架設板17の上に工具箱16を載置可能としている
のである。
また左側の樹脂製カバー9Lの下方の位置に、他の制御機
器に電力を供給する為のコンセント7を配置している。
また第2図において示す如く右側の樹脂製カバー9Rの上
面前部には、圃場端回行時において操作可能とした作業
機のリフトスイッチ6が配置されている。
またフェンダーFL,FRの上面には、左右共アシストバー4
L,4Rが配置されており、該アシストバー4L,4Rはフェン
ダーFL,FRの上面から前方へ向けて構成された前端下降
の傾斜面に沿った円弧形状の長いアシストバー4L,4Rに
構成されている。
該アシストバー4L,4Rの上部の水平面は、オペレーター
が運転中において、肘を載せて寛ぐことの出来るアーム
レストであり、前方の円弧状として下がっている部分
は、オペレーターが乗降時において握る為にアシストバ
ーの役目をしているのである。
そして該アシストバー4L,4RとフェンダーFL,FRの上面が
構成する区域内に設けた支持板4aにフラッシャーランプ
10L,10Rが支持されている。
また左側の樹脂製カバー9Lの上面には、小物入れ22が開
口されており、その前にはバックアップ解除スイッチ14
が配置されている。
該バックアップ解除スイッチ14は主変速レバー1を後進
変速位置に操作すると必ず、作業機が上昇するというバ
ックアップ装置を解除し、後進方向に作業を可能とする
為のスイッチである。
これらのバックアップ解除スイッチ14やコンセント7や
リフトスイッチ6の為のワイヤーハーネスW類が、樹脂
製カバー9L,9RとフェンダーFL,FRの間に配置されている
のである。
また主変速レバー1やポジション制御レバー2やデプス
制御レバー3から連動する操作リンクL類も、該樹脂製
カバー9L,9RとフェンダーFL,FRの間に配置されているの
である。
第5図において示す如く、樹脂製カバー9Lの上に、蛇腹
12を設けて主変速レバー1を支持している。
第6図,第7図においては、フェンダーFの下部に、外
方向に開口したコントローラ5を構成した実施例が開示
されている。
該コントローラ5を取付ける凹部5aは座席Sの方向に開
口しており、該凹部5aをフェンダーFに設けることによ
り、フェンダーFの断面係数を大きくして強度の増強も
図っている。
該コントローラ5の内部には、作業機のローリング制御
や後進制御や、耕耘カバーを深浅回動可能とした場合の
制御電子機器が収納されているのである。
これらの電子部品を組立てて、水密シールを完全にして
コントローラ5を密封し、そのままでフェンダーFの内
側の凹部5aの部分に固定しているのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、トラクタの後輪と座席の間に介装するフェンダ
ーFにおいて、該フェンダーFの基部で、座席S側の面
に凹部5aを設け、該凹部5aにコントローラ5を付設した
ので、電子部品を組み込んだコントローラは水や泥に弱
いのであるが、コントローラ5をフェンダーFの内側に
配置することにより、該フェンダーFが車輪が掻き揚げ
る水や泥のカバーをすることができ、また圃場面から突
出している他の障害物にもコントローラ5が接触するこ
とがなくなり、安全な位置に配置することにより、制御
の誤作動を無くすことが出来たものである。
第2に、コントローラ5を座席Sの近くに配置すること
が出来たので、該コントローラ5に関連する操作スイッ
チやレバーの類も座席Sの近傍に配置されるので、これ
らの間のワイヤーハーネスを短く構成することが出来た
のである。
第3に、フェンダーFに凹部5aを設けたので、該凹部5a
によりフェンダーFの断面係数を大きくすることがで
き、強度の向上を図ることができ、さらに該凹部5aの部
分にコントローラ5を付設することによっても強度を増
加することが出来たものである。
第4に、該フェンダーの内側と座席の間に樹脂製カバー
を介装し、該樹脂製カバー9の上にリフトスイッチ6を
配置し、該リフトスイッチ6とコントローラ5とを結合
するワイヤーハーネスWを、前記フェンダーと樹脂製カ
バーとの間の空間に配置したので、ワイヤーハーネスW
を被覆するカバーを別に設ける必要がなく、またワイヤ
ーハーネスWの脱着が簡単にできて、点検補修も簡単に
出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラクタのフェンダーの周囲を示す後面一部断
面図、第2図は同じく平面図、第3図は同じく左側面一
部断面図、第4図は右側面一部断面図、第5図は主変速
レバー1の部分の後面断面図、第6図は樹脂製カバー9
L,9Rの部分を示すフェンダーFの前面断面図、第7図は
コントローラ5の部分を示すフェンダーFの斜視図であ
る。 1……主変速レバー 2……ポジション制御レバー 3……デプス制御レバー 4……アシストバー 5……コントローラ 5a……凹部 6……リフトスイッチ 8……後輪 9L,9R……樹脂製カバー FL,FR……フェンダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタの後輪と座席の間に介装するフェ
    ンダーFにおいて、該フェンダーFの内側面と座席Sと
    の間に樹脂製カバー9を介装し、樹脂製カバー9の上面
    には、圃場端回行時において作業機を昇降操作するリフ
    トスイッチ6を設け、該リフトスイッチ6とコントロー
    ラ5の間のワイヤーハーネスWを、前記フェンダーFと
    樹脂製カバー9との間の空間に配置し、該フェンダーF
    の基部で、座席Sの側の面に凹部5aを設け、該凹部5a内
    にコントローラを付設したことを特徴とするトラクタの
    フェンダー機構。
JP1990036955U 1990-04-05 1990-04-05 トラクタのフェンダー機構 Expired - Lifetime JPH0734781Y2 (ja)

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JP1990036955U JPH0734781Y2 (ja) 1990-04-05 1990-04-05 トラクタのフェンダー機構

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JPH03126775U JPH03126775U (ja) 1991-12-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6416073B2 (ja) * 2015-09-29 2018-10-31 株式会社クボタ 乗用作業車

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