JP2589037B2 - 農用トラクターにおける制御操作装置 - Google Patents
農用トラクターにおける制御操作装置Info
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- JP2589037B2 JP2589037B2 JP4338575A JP33857592A JP2589037B2 JP 2589037 B2 JP2589037 B2 JP 2589037B2 JP 4338575 A JP4338575 A JP 4338575A JP 33857592 A JP33857592 A JP 33857592A JP 2589037 B2 JP2589037 B2 JP 2589037B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農用トラクターにお
ける制御操作装置に関するものである。
ける制御操作装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来技術の一例として、実開昭56−10
7209号公報に示されるものがある。この公報には、
機体後部にリンク機構を介して対地作業機を装着し、油
圧機構により昇降回動するリフトアームを前記リンク機
構と連結して対地作業機を昇降制御すべく構成した農用
トラクターにおいて、前記昇降制御の制御操作を行う制
御操作部に昇降制御の制御操作を行う複数のつまみ部を
互いに近接して設け、該昇降制御の制御操作を行う制御
操作部を運転席の左右一側近傍に位置させて設け、前記
昇降制御の制御操作を行うつまみ部によって操作される
設定器を、制御操作部の上面部下方に近接させて配置し
たコントローラに配線を介して接続し、該制御操作部に
対地作業機の上昇或は下降の操作を行う昇降操作具をス
イッチ式に構成して設け、該スイッチ式の昇降操作具
を、前記昇降制御の制御操作を行うつまみ部より後側に
且つ該つまみ部の近傍に位置させて設けた農用トラクタ
ーにおける制御操作装置が示されている。
7209号公報に示されるものがある。この公報には、
機体後部にリンク機構を介して対地作業機を装着し、油
圧機構により昇降回動するリフトアームを前記リンク機
構と連結して対地作業機を昇降制御すべく構成した農用
トラクターにおいて、前記昇降制御の制御操作を行う制
御操作部に昇降制御の制御操作を行う複数のつまみ部を
互いに近接して設け、該昇降制御の制御操作を行う制御
操作部を運転席の左右一側近傍に位置させて設け、前記
昇降制御の制御操作を行うつまみ部によって操作される
設定器を、制御操作部の上面部下方に近接させて配置し
たコントローラに配線を介して接続し、該制御操作部に
対地作業機の上昇或は下降の操作を行う昇降操作具をス
イッチ式に構成して設け、該スイッチ式の昇降操作具
を、前記昇降制御の制御操作を行うつまみ部より後側に
且つ該つまみ部の近傍に位置させて設けた農用トラクタ
ーにおける制御操作装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来装置は、昇
降制御の制御操作を行う複数のつまみ部と、対地作業機
の上昇又は下降の操作を行うスイッチ式の昇降操作具
を、昇降制御の制御操作部に近接配置して、この制御操
作部を運転席の左右一側近傍に位置させて設けた構成と
しているので、農用トラクターの操縦中に、片手でハン
ドルを操作し、もう一方の片手をその制御操作部上に載
せて操作することができて、対地作業機の昇降操作及び
昇降制御を容易且つ迅速に行えるものである。
降制御の制御操作を行う複数のつまみ部と、対地作業機
の上昇又は下降の操作を行うスイッチ式の昇降操作具
を、昇降制御の制御操作部に近接配置して、この制御操
作部を運転席の左右一側近傍に位置させて設けた構成と
しているので、農用トラクターの操縦中に、片手でハン
ドルを操作し、もう一方の片手をその制御操作部上に載
せて操作することができて、対地作業機の昇降操作及び
昇降制御を容易且つ迅速に行えるものである。
【0004】しかしながら、この従来装置は、上記のよ
うな利点を有するようにしたために、かえって、近接す
る操作具の誤操作を招く結果となった。特に、スイッチ
式の昇降操作具を、昇降制御の制御操作を行うつまみ部
より後側に且つ該つまみ部の近傍に位置させて設けてい
るので、昇降制御の制御操作を行うつまみ部を指先等で
操作しているときに、その操作している手が昇降操作具
に触れて不測に対地作業機を上昇させ、対地作業を中断
させてしまう場合があった。また、この従来装置は、昇
降制御の制御操作の操作具(対地作業機の牽引負荷を設
定する設定操作具)と、リフトアームの昇降回動位置の
設定操作具(対地作業機の最下限位置を設定する設定操
作具)とが、ともに円盤を横軸廻りに指で回動操作する
同じ形態の操作具に構成し、且つ、両操作具を左右に近
接して並置した構成なので、両操作具を取り違えて操作
してしまいやすく、また、誤操作された状態になってい
ることにも気付きにくい点もあった。
うな利点を有するようにしたために、かえって、近接す
る操作具の誤操作を招く結果となった。特に、スイッチ
式の昇降操作具を、昇降制御の制御操作を行うつまみ部
より後側に且つ該つまみ部の近傍に位置させて設けてい
るので、昇降制御の制御操作を行うつまみ部を指先等で
操作しているときに、その操作している手が昇降操作具
に触れて不測に対地作業機を上昇させ、対地作業を中断
させてしまう場合があった。また、この従来装置は、昇
降制御の制御操作の操作具(対地作業機の牽引負荷を設
定する設定操作具)と、リフトアームの昇降回動位置の
設定操作具(対地作業機の最下限位置を設定する設定操
作具)とが、ともに円盤を横軸廻りに指で回動操作する
同じ形態の操作具に構成し、且つ、両操作具を左右に近
接して並置した構成なので、両操作具を取り違えて操作
してしまいやすく、また、誤操作された状態になってい
ることにも気付きにくい点もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来装
置の問題点を解決するために、機体後部にリンク機構を
介して対地作業機を装着し、油圧機構により昇降回動す
るリフトアームを前記リンク機構と連結して対地作業機
を昇降制御すべく構成した農用トラクターにおいて、前
記昇降制御の制御操作を行う制御操作部に、リフトアー
ムの昇降回動位置を設定操作する油圧操作レバーと、昇
降制御の制御操作を行うつまみ部とを互いに近接して設
け、該昇降制御の制御操作を行う制御操作部を運転席の
左右一側近傍に位置させて設け、前記油圧操作レバーの
回動基部にリフトアームの昇降回動位置を設定指示する
ポテンショメータを配設し、該油圧操作レバーのアーム
を前後方向へ揺動自在に設け、前記ポテンショメータ
と、前記昇降制御の制御操作を行うつまみ部によって操
作される設定器とを、制御操作部の上面部下方に近接さ
せて配置したコントローラに配線を介して接続し、該制
御操作部に対地作業機の上昇或は下降の操作を行う昇降
操作具をスイッチ式に構成して設け、該スイッチ式の昇
降操作具と前記油圧操作レバーとを、前記昇降制御の制
御操作を行うつまみ部より前側に且つ該つまみ部の近傍
に位置させて設けたことを特徴とする農用トラクターに
おける制御操作装置とした。
置の問題点を解決するために、機体後部にリンク機構を
介して対地作業機を装着し、油圧機構により昇降回動す
るリフトアームを前記リンク機構と連結して対地作業機
を昇降制御すべく構成した農用トラクターにおいて、前
記昇降制御の制御操作を行う制御操作部に、リフトアー
ムの昇降回動位置を設定操作する油圧操作レバーと、昇
降制御の制御操作を行うつまみ部とを互いに近接して設
け、該昇降制御の制御操作を行う制御操作部を運転席の
左右一側近傍に位置させて設け、前記油圧操作レバーの
回動基部にリフトアームの昇降回動位置を設定指示する
ポテンショメータを配設し、該油圧操作レバーのアーム
を前後方向へ揺動自在に設け、前記ポテンショメータ
と、前記昇降制御の制御操作を行うつまみ部によって操
作される設定器とを、制御操作部の上面部下方に近接さ
せて配置したコントローラに配線を介して接続し、該制
御操作部に対地作業機の上昇或は下降の操作を行う昇降
操作具をスイッチ式に構成して設け、該スイッチ式の昇
降操作具と前記油圧操作レバーとを、前記昇降制御の制
御操作を行うつまみ部より前側に且つ該つまみ部の近傍
に位置させて設けたことを特徴とする農用トラクターに
おける制御操作装置とした。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。図1乃
至図6に示すように、対地作業機2を左右のロワーリン
ク3,4と中央のトップリンク5とからなる3点リンク
機構6にて連結できるように設けてあり、油圧昇降機構
7のリフトシリンダ8のリフトピストンの出入動作によ
って昇降回動する左右のリフトアーム9,9を、左右の
リフトロッド10,11を介してロワーリンク3,4に
連結し、図示を省略している昇降制御弁が操作される
と、リフトシリンダ8への圧力油の給排制御が行われて
リフトアーム9,9と共に対地作業機2が昇降動作をす
ることになり、一方のリフトロッド10がリフトロッド
シリンダ10aにて形成されていて姿勢制御機構12と
なっているので、図示を省略している姿勢制御弁が操作
されると、リフトロッドシリンダ10aへの圧力油の給
排制御が行われて対地作業機2は、非伸縮側のリフトロ
ッド11と同側のロワーリンク4の後部付近を中心とし
てローリングするように構成されている。
至図6に示すように、対地作業機2を左右のロワーリン
ク3,4と中央のトップリンク5とからなる3点リンク
機構6にて連結できるように設けてあり、油圧昇降機構
7のリフトシリンダ8のリフトピストンの出入動作によ
って昇降回動する左右のリフトアーム9,9を、左右の
リフトロッド10,11を介してロワーリンク3,4に
連結し、図示を省略している昇降制御弁が操作される
と、リフトシリンダ8への圧力油の給排制御が行われて
リフトアーム9,9と共に対地作業機2が昇降動作をす
ることになり、一方のリフトロッド10がリフトロッド
シリンダ10aにて形成されていて姿勢制御機構12と
なっているので、図示を省略している姿勢制御弁が操作
されると、リフトロッドシリンダ10aへの圧力油の給
排制御が行われて対地作業機2は、非伸縮側のリフトロ
ッド11と同側のロワーリンク4の後部付近を中心とし
てローリングするように構成されている。
【0007】農用トラクター1の例えば右側のフェンダ
13の内壁部13aと座席40とで形成される空間内に
は、薄板で箱状に形成されたレバーガイド14を機体に
取付け、レバーガイド14の上面部に、合成樹脂で作ら
れたカバー15,27を取付けている。前側のカバー1
5は、昇降制御の制御操作を行う制御操作部のカバーで
あり、このカバー15の上面部に昇降制御の各種制御操
作具を近接配置しており、具体的には、図2、図3に示
されるように、この制御操作部の前側のカバー15上面
の前部に油圧操作レバー16とモニタランプ36と昇降
スイッチ37を設け、このカバー15上面の後部に昇降
制御関係つまみ部W1,W2と昇降制御感度調整つまみ
部a,b,c,d、及び他の制御つまみ部を設けてい
る。また、後側のカバー27は、姿勢制御の制御操作を
行う制御操作部のカバーであり、このカバー27の上面
部に姿勢制御の各種制御操作具を近接配置しており、具
体的には、図2、図3に示されるように、姿勢制御関係
つまみ部H1,H2と姿勢制御感度調整つまみm,n、
及び他の制御つまみ部を設けている。前記油圧操作レバ
ー16は、昇降位置を設定操作するレバーであって、こ
の油圧操作レバー16の回動基部をカバー15内にて軸
受17に軸支し、この回動基部を、ポテンショメータ1
8の検出軸19に取付けて、油圧操作レバー16の回動
角に応じて昇降制御弁が昇降制御用コントローラ22の
指令によって動作して、リフトアーム9の昇降位置が制
御されるように構成してある。また、レバーガイド14
に設けた後部開口部20に蓋21を取付け、この蓋21
の下面に上記の昇降制御用コントローラ22を取付けて
いる。この昇降制御用コントローラ22はカバーとして
の機能を有するレバーガイド14にその周囲が覆われて
いる。
13の内壁部13aと座席40とで形成される空間内に
は、薄板で箱状に形成されたレバーガイド14を機体に
取付け、レバーガイド14の上面部に、合成樹脂で作ら
れたカバー15,27を取付けている。前側のカバー1
5は、昇降制御の制御操作を行う制御操作部のカバーで
あり、このカバー15の上面部に昇降制御の各種制御操
作具を近接配置しており、具体的には、図2、図3に示
されるように、この制御操作部の前側のカバー15上面
の前部に油圧操作レバー16とモニタランプ36と昇降
スイッチ37を設け、このカバー15上面の後部に昇降
制御関係つまみ部W1,W2と昇降制御感度調整つまみ
部a,b,c,d、及び他の制御つまみ部を設けてい
る。また、後側のカバー27は、姿勢制御の制御操作を
行う制御操作部のカバーであり、このカバー27の上面
部に姿勢制御の各種制御操作具を近接配置しており、具
体的には、図2、図3に示されるように、姿勢制御関係
つまみ部H1,H2と姿勢制御感度調整つまみm,n、
及び他の制御つまみ部を設けている。前記油圧操作レバ
ー16は、昇降位置を設定操作するレバーであって、こ
の油圧操作レバー16の回動基部をカバー15内にて軸
受17に軸支し、この回動基部を、ポテンショメータ1
8の検出軸19に取付けて、油圧操作レバー16の回動
角に応じて昇降制御弁が昇降制御用コントローラ22の
指令によって動作して、リフトアーム9の昇降位置が制
御されるように構成してある。また、レバーガイド14
に設けた後部開口部20に蓋21を取付け、この蓋21
の下面に上記の昇降制御用コントローラ22を取付けて
いる。この昇降制御用コントローラ22はカバーとして
の機能を有するレバーガイド14にその周囲が覆われて
いる。
【0008】制御操作部の前側のカバー15には、その
前後中央部に仕切壁23を設け、この仕切壁23の前方
(図2の右側)に前部室24を形成すると共に、仕切壁
23の後方に後部室25を形成し、前部室24には、油
圧操作レバー16の回動基部、ポテンショメータ18な
どが収納されるようにし、後部室25には、昇降制御関
係の設定器、即ち、昇降制御関係スイッチSW1,SW
2を収納して、昇降制御関係スイッチSW1,SW2の
夫々のつまみ部W1,W2をカバー15の上面部から上
方へ突設している。そして、ハーネス26を介して、昇
降制御関係スイッチSW1,SW2を、昇降制御用コン
トローラ22に接続している。尚、図中に示す2つの昇
降制御関係スイッチSW1,SW2について、従来周知
の手段に基づき具体的に例示するとすれば以下のものを
挙げられる。例えば、SW1を制御状態の切替スイッ
チ、即ち、耕深制御或はドラフト制御により作業機が昇
降する制御状態と、油圧操作レバーの操作に基づくポジ
ション制御により作業機が昇降する制御状態とを切替え
るスイッチとし、SW2を耕深制御或はドラフト制御時
の制御目標の設定スイッチとする。また、別例として、
SW1をロータリ作業時の耕深制御の目標耕深の設定ス
イッチとし、SW2をプラウ作業時のドラフト制御の目
標牽引負荷の設定スイッチとしてもよい。
前後中央部に仕切壁23を設け、この仕切壁23の前方
(図2の右側)に前部室24を形成すると共に、仕切壁
23の後方に後部室25を形成し、前部室24には、油
圧操作レバー16の回動基部、ポテンショメータ18な
どが収納されるようにし、後部室25には、昇降制御関
係の設定器、即ち、昇降制御関係スイッチSW1,SW
2を収納して、昇降制御関係スイッチSW1,SW2の
夫々のつまみ部W1,W2をカバー15の上面部から上
方へ突設している。そして、ハーネス26を介して、昇
降制御関係スイッチSW1,SW2を、昇降制御用コン
トローラ22に接続している。尚、図中に示す2つの昇
降制御関係スイッチSW1,SW2について、従来周知
の手段に基づき具体的に例示するとすれば以下のものを
挙げられる。例えば、SW1を制御状態の切替スイッ
チ、即ち、耕深制御或はドラフト制御により作業機が昇
降する制御状態と、油圧操作レバーの操作に基づくポジ
ション制御により作業機が昇降する制御状態とを切替え
るスイッチとし、SW2を耕深制御或はドラフト制御時
の制御目標の設定スイッチとする。また、別例として、
SW1をロータリ作業時の耕深制御の目標耕深の設定ス
イッチとし、SW2をプラウ作業時のドラフト制御の目
標牽引負荷の設定スイッチとしてもよい。
【0009】制御操作部の後側のカバー27は、その前
縁部27aがカバー15の後縁部15aに重ねてレバー
ガイド14の上面部へ取外し自在に取付け、このカバー
27には、姿勢制御関係の設定器、即ち、姿勢制御関係
スイッチSH1,SH2を収納して、これらの姿勢制御
関係スイッチSH1,SH2の夫々のつまみ部H1,H
2をカバー27の上面部から上方へ突設している。そし
て、姿勢制御用コントローラ28を、前記レバーガイド
14内にて底板29に取付け、この姿勢制御用コントロ
ーラ28に姿勢制御関係スイッチSH1,SH2をハー
ネス30を介して接続し、姿勢制御に用いるための左右
傾斜センサS1を、姿勢制御用コントローラ28に接近
させて底板29に取付けている。尚、図中に示す2つの
姿勢制御関係スイッチSH1,SH2について、従来周
知の手段に基づき具体的に例示するとすれば以下のもの
を挙げられる。例えば、SH1を姿勢制御の制御作動を
オン・オフするスイッチとし、SH2を姿勢制御時の目
標傾斜角の設定スイッチとする。また、別例として、S
H1を手動でローリング作動させるときの手動スイッチ
とし、SH2を姿勢制御を自動と手動とに切替る切替ス
イッチとしてもよい。
縁部27aがカバー15の後縁部15aに重ねてレバー
ガイド14の上面部へ取外し自在に取付け、このカバー
27には、姿勢制御関係の設定器、即ち、姿勢制御関係
スイッチSH1,SH2を収納して、これらの姿勢制御
関係スイッチSH1,SH2の夫々のつまみ部H1,H
2をカバー27の上面部から上方へ突設している。そし
て、姿勢制御用コントローラ28を、前記レバーガイド
14内にて底板29に取付け、この姿勢制御用コントロ
ーラ28に姿勢制御関係スイッチSH1,SH2をハー
ネス30を介して接続し、姿勢制御に用いるための左右
傾斜センサS1を、姿勢制御用コントローラ28に接近
させて底板29に取付けている。尚、図中に示す2つの
姿勢制御関係スイッチSH1,SH2について、従来周
知の手段に基づき具体的に例示するとすれば以下のもの
を挙げられる。例えば、SH1を姿勢制御の制御作動を
オン・オフするスイッチとし、SH2を姿勢制御時の目
標傾斜角の設定スイッチとする。また、別例として、S
H1を手動でローリング作動させるときの手動スイッチ
とし、SH2を姿勢制御を自動と手動とに切替る切替ス
イッチとしてもよい。
【0010】また、前記カバー15の左右方向内側(運
転席40に近い側)には、昇降制御感度調整の設定器、
即ち、昇降制御感度調整スイッチSa,Sb,…を後部
室25内に収納して、夫々のつまみ部a,b、…を、カ
バー15の上面部から上方へ突設し、ヒンジ31,31
にて蝶着した蓋32が、つまみ部a,b,…を覆うよう
に設けている。更に、前記カバー27の左右方向内側に
は、姿勢制御感度調整の設定器、即ち、姿勢制御感度調
整スイッチSm,Snをカバー27内に収納して、夫々
のつまみm,nをカバー27の上面部から上方へ突設
し、ヒンジ33,33にて蝶着した蓋34がつまみ部
m,nを覆うように設けている。尚、図中に示す4つの
昇降制御感度調整スイッチSa,Sb,Sc,Sdにつ
いて、従来周知の手段に基づき具体的に例示するとすれ
ば以下のようになる。例えば、Sa,Sbを油圧操作レ
バーによるポジション制御時における不感帯幅の調節ス
イッチと昇降速度の調節スイッチとし、Sc,Sdは作
業機の耕深制御時やドラフト制御時における不感帯幅の
調節スイッチと昇降速度の調節スイッチとする。また、
別例として、Sa,Sbはロータリ作業機の耕深制御時
における不感帯幅の調節スイッチと昇降速度の調節スイ
ッチとし、Sc,Sdはプラウ作業機のドラフト制御時
における不感帯幅の調節スイッチと昇降速度の調節スイ
ッチとしてもよい。また、図中に示す2つの姿勢制御感
度調整スイッチSm,Snについて、従来周知の手段に
基づき具体的に例示するとすれば以下のようになる。例
えば、Smを姿勢制御時における不感帯幅の調節スイッ
チとし、Snを姿勢制御時におけるローリング作動速度
の調節スイッチとする。
転席40に近い側)には、昇降制御感度調整の設定器、
即ち、昇降制御感度調整スイッチSa,Sb,…を後部
室25内に収納して、夫々のつまみ部a,b、…を、カ
バー15の上面部から上方へ突設し、ヒンジ31,31
にて蝶着した蓋32が、つまみ部a,b,…を覆うよう
に設けている。更に、前記カバー27の左右方向内側に
は、姿勢制御感度調整の設定器、即ち、姿勢制御感度調
整スイッチSm,Snをカバー27内に収納して、夫々
のつまみm,nをカバー27の上面部から上方へ突設
し、ヒンジ33,33にて蝶着した蓋34がつまみ部
m,nを覆うように設けている。尚、図中に示す4つの
昇降制御感度調整スイッチSa,Sb,Sc,Sdにつ
いて、従来周知の手段に基づき具体的に例示するとすれ
ば以下のようになる。例えば、Sa,Sbを油圧操作レ
バーによるポジション制御時における不感帯幅の調節ス
イッチと昇降速度の調節スイッチとし、Sc,Sdは作
業機の耕深制御時やドラフト制御時における不感帯幅の
調節スイッチと昇降速度の調節スイッチとする。また、
別例として、Sa,Sbはロータリ作業機の耕深制御時
における不感帯幅の調節スイッチと昇降速度の調節スイ
ッチとし、Sc,Sdはプラウ作業機のドラフト制御時
における不感帯幅の調節スイッチと昇降速度の調節スイ
ッチとしてもよい。また、図中に示す2つの姿勢制御感
度調整スイッチSm,Snについて、従来周知の手段に
基づき具体的に例示するとすれば以下のようになる。例
えば、Smを姿勢制御時における不感帯幅の調節スイッ
チとし、Snを姿勢制御時におけるローリング作動速度
の調節スイッチとする。
【0011】そして、左右傾斜センサS1と姿勢制御用
コントローラ28を、同一の底板29に設けて互に接近
させているので、配線が短くなってコストも安くなるも
のである。また、レバーガイド14の前部には、トラク
ター1に装着されるローダ等の油圧操作レバー35,3
5,…を設けている。尚、昇降スイッチ37は、スイッ
チ式に構成した昇降操作具であって、このスイッチを操
作すると対地作業機2が上昇し、あるいは下降するよう
になっている。
コントローラ28を、同一の底板29に設けて互に接近
させているので、配線が短くなってコストも安くなるも
のである。また、レバーガイド14の前部には、トラク
ター1に装着されるローダ等の油圧操作レバー35,3
5,…を設けている。尚、昇降スイッチ37は、スイッ
チ式に構成した昇降操作具であって、このスイッチを操
作すると対地作業機2が上昇し、あるいは下降するよう
になっている。
【0012】対地作業機2のローリング制御は、左右傾
斜センサS1によって算出された農用トラクター1の対
地左右傾斜角に、リフトロッドセンサS2にて検出した
リフトロッド10の長さにもとづいて姿勢制御用コント
ローラ28にて算出した対地作業機2の対農用トラクタ
ー左右傾斜角を加えて対地作業機2の対地左右傾斜角を
左右傾斜検出値として算出し、ボリュームの如きものに
て構成している左右傾斜設定器にて指定した左右傾斜設
定値に、上記算出された左右傾斜検出値が一致するよう
に、姿勢制御用コントローラ28が姿勢制御弁を動作さ
せてリフトロッド10を伸縮制御することによって行わ
れるものである。
斜センサS1によって算出された農用トラクター1の対
地左右傾斜角に、リフトロッドセンサS2にて検出した
リフトロッド10の長さにもとづいて姿勢制御用コント
ローラ28にて算出した対地作業機2の対農用トラクタ
ー左右傾斜角を加えて対地作業機2の対地左右傾斜角を
左右傾斜検出値として算出し、ボリュームの如きものに
て構成している左右傾斜設定器にて指定した左右傾斜設
定値に、上記算出された左右傾斜検出値が一致するよう
に、姿勢制御用コントローラ28が姿勢制御弁を動作さ
せてリフトロッド10を伸縮制御することによって行わ
れるものである。
【0013】
【発明の効果】この発明は、前記のように構成したので
次の技術的効果を奏する。即ち、この発明は、制御操作
部を運転席の左右一側近傍に配置してあるため、運転席
に着座するオペレータが、片手でハンドルを握りながら
もう一方の手を制御操作部の上に置いて制御操作を行う
とのような操縦操作が容易に行え、且つ、制御操作部に
は、油圧操作レバーと、昇降制御の制御操作を行うつま
み部と姿勢制御の制御操作を行うつまみ部とを互いに近
接して設けてあるため、操作する手を油圧操作レバーや
つまみ部の間を容易且つ迅速に移し替えられ、機体を作
業走行させながらでも各種制御操作を迅速且つ的確に行
うことができる。また、リフトアームの昇降回動位置が
ポテンショメータで電気的に設定指示されるものであり
ながら、その設定操作は、油圧操作レバーの回動操作に
て行い、その操作に応じて作業機が昇降制御されるの
で、従来の機械的に設定指示されるもので行う場合と同
じ感覚で操作できることになって、設定操作に違和感が
なく、オペレータの操作感覚と実際の昇降が一致し、正
確な昇降制御操作を行うことができる。更に、このよう
にリフトアームの昇降回動位置の設定操作具をレバー式
に構成したので、昇降制御の制御操作部にあって、他の
制御操作具との区別が明瞭であり近接配置にかかわらず
誤操作が生じにくい。
次の技術的効果を奏する。即ち、この発明は、制御操作
部を運転席の左右一側近傍に配置してあるため、運転席
に着座するオペレータが、片手でハンドルを握りながら
もう一方の手を制御操作部の上に置いて制御操作を行う
とのような操縦操作が容易に行え、且つ、制御操作部に
は、油圧操作レバーと、昇降制御の制御操作を行うつま
み部と姿勢制御の制御操作を行うつまみ部とを互いに近
接して設けてあるため、操作する手を油圧操作レバーや
つまみ部の間を容易且つ迅速に移し替えられ、機体を作
業走行させながらでも各種制御操作を迅速且つ的確に行
うことができる。また、リフトアームの昇降回動位置が
ポテンショメータで電気的に設定指示されるものであり
ながら、その設定操作は、油圧操作レバーの回動操作に
て行い、その操作に応じて作業機が昇降制御されるの
で、従来の機械的に設定指示されるもので行う場合と同
じ感覚で操作できることになって、設定操作に違和感が
なく、オペレータの操作感覚と実際の昇降が一致し、正
確な昇降制御操作を行うことができる。更に、このよう
にリフトアームの昇降回動位置の設定操作具をレバー式
に構成したので、昇降制御の制御操作部にあって、他の
制御操作具との区別が明瞭であり近接配置にかかわらず
誤操作が生じにくい。
【0014】更に、対地作業機を大きく昇降操作させら
れる油圧操作レバーとスイッチ式昇降操作具とを、とも
に前記昇降制御の制御操作を行うつまみ部より前側に且
つ該つまみ部の近傍に位置させて設けたので、昇降制御
の制御操作を行うつまみ部を指先等で操作しているとき
には、その操作している手が油圧操作レバーやスイッチ
式昇降操作具に触れにくく、不測に対地作業機が上昇し
て対地作業を中断させてしまうことが防止される。ま
た、対地作業機を大きく昇降操作させられる操作具が、
制御操作部の前側にまとめて配置されることになり、制
御操作部の他の操作具との識別がしやすく、且つ、まと
めて配置された油圧操作レバーとスイッチ式昇降操作具
は、その操作具の形態が、一方はレバー式、他方はスイ
ッチ式で、顕著に相異する形態であるから、両者の操作
具の識別もしやすく、これによっても誤操作の防止が図
れている。よって、この制御部操作装置は、迅速且つ的
確に、対地作業機の昇降操作及び昇降制御操作が行え
る。
れる油圧操作レバーとスイッチ式昇降操作具とを、とも
に前記昇降制御の制御操作を行うつまみ部より前側に且
つ該つまみ部の近傍に位置させて設けたので、昇降制御
の制御操作を行うつまみ部を指先等で操作しているとき
には、その操作している手が油圧操作レバーやスイッチ
式昇降操作具に触れにくく、不測に対地作業機が上昇し
て対地作業を中断させてしまうことが防止される。ま
た、対地作業機を大きく昇降操作させられる操作具が、
制御操作部の前側にまとめて配置されることになり、制
御操作部の他の操作具との識別がしやすく、且つ、まと
めて配置された油圧操作レバーとスイッチ式昇降操作具
は、その操作具の形態が、一方はレバー式、他方はスイ
ッチ式で、顕著に相異する形態であるから、両者の操作
具の識別もしやすく、これによっても誤操作の防止が図
れている。よって、この制御部操作装置は、迅速且つ的
確に、対地作業機の昇降操作及び昇降制御操作が行え
る。
【図1】農用トラクターの要部斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】図2のD−D線断面図である。
【図6】図2のE−E線断面図である。
1:トラクター 2:対地作業機 6:リンク機構 7:油圧昇降機構 9:リフトアーム 10a:リフトロッドシリンダ 12:姿勢制御機構 16:油圧操作レバー 18:ポテンショメータ 22:昇降制御用コントローラ 37:昇降スイッチ 40:運転席 W1、W2:昇降制御関係つまみ部 SW1、SW2:昇降制御関係スイッチ a、b、c、d:昇降制御感度調整つまみ部 Sa、Sb、Sc、Sd:昇降制御感度調整スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−216502(JP,A) 特開 昭59−196001(JP,A) 実開 昭59−95811(JP,U) 実開 昭56−107209(JP,U) 実開 昭58−91205(JP,U) 実開 昭57−20805(JP,U) 特公 平7−71401(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】 機体後部にリンク機構を介して対地作業
機を装着し、油圧機構により昇降回動するリフトアーム
を前記リンク機構と連結して対地作業機を昇降制御すべ
く構成した農用トラクターにおいて、前記昇降制御の制
御操作を行う制御操作部に、リフトアームの昇降回動位
置を設定操作する油圧操作レバーと、昇降制御の制御操
作を行うつまみ部とを互いに近接して設け、該昇降制御
の制御操作を行う制御操作部を運転席の左右一側近傍に
位置させて設け、前記油圧操作レバーの回動基部にリフ
トアームの昇降回動位置を設定指示するポテンショメー
タを配設し、該油圧操作レバーのアームを前後方向へ揺
動自在に設け、前記ポテンショメータと、前記昇降制御
の制御操作を行うつまみ部によって操作される設定器と
を、制御操作部の上面部下方に近接させて配置したコン
トローラに配線を介して接続し、該制御操作部に対地作
業機の上昇或は下降の操作を行う昇降操作具をスイッチ
式に構成して設け、該スイッチ式の昇降操作具と前記油
圧操作レバーとを、前記昇降制御の制御操作を行うつま
み部より前側に且つ該つまみ部の近傍に位置させて設け
たことを特徴とする農用トラクターにおける制御操作装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338575A JP2589037B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 農用トラクターにおける制御操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338575A JP2589037B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 農用トラクターにおける制御操作装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60260662A Division JP2550312B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | トラクタ−の制御部操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622606A JPH0622606A (ja) | 1994-02-01 |
JP2589037B2 true JP2589037B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=18319467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4338575A Expired - Lifetime JP2589037B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 農用トラクターにおける制御操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589037B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107654447B (zh) * | 2017-10-24 | 2023-11-07 | 第一拖拉机股份有限公司 | 一种拖拉机电控提升装置的操控系统及操控方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124004Y2 (ja) * | 1980-01-18 | 1986-07-18 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4338575A patent/JP2589037B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622606A (ja) | 1994-02-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |