JP3088902B2 - 油圧制御レバーの位置決め装置 - Google Patents

油圧制御レバーの位置決め装置

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JP3088902B2 JP06088678A JP8867894A JP3088902B2 JP 3088902 B2 JP3088902 B2 JP 3088902B2 JP 06088678 A JP06088678 A JP 06088678A JP 8867894 A JP8867894 A JP 8867894A JP 3088902 B2 JP3088902 B2 JP 3088902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧制御レバーの位置
決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リフトアームを有する油圧昇降装置を備
えているトラクタに、三点リンク等を介してロータリ等
の作業機を装着したとき、該作業機を昇降制御するた
め、油圧昇降装置の制御弁は、ガイド板に沿って前後方
向に操作される油圧制御レバーによって機械的又は電気
的に切換えられる。
【0003】この油圧制御レバーは、その支点軸を中心
に前後方向に操作されるとき、リフトアームの上限又は
下限の設定位置とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の油圧制
御レバーの位置決め装置では、設定金具がガイド板上に
止ボルト等で装着されていたことから、設定金具の位置
調整は止ボルトの締結弛緩によって容易にできる反面、
不意に止ボルトに接触する機会が多いことや、該止ボル
トが弛み設定金具が摺動して上限又は下限位置を折角設
定したにも拘らず狂うおそれがあった。
【0005】一方、作業機を装着して作業するときは、
一旦設定した上限又は下限の位置は、作業中に変更され
ることは少ないことから、不測に設定位置が狂うことは
不利であった。そこで本発明は、油圧制御レバーの位置
決めを確実にし、しかも、一旦設定した上限又は下限位
置が不測に狂うことがないようにしたことを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、リフトアーム
7を有する油圧昇降装置8の制御弁12を操作する油圧
制御レバー16の位置決め装置において、前述の目的を
達成するために次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、請求項1に係る本発明では、支点軸15を中心に前
後方向に操作される油圧制御レバー16のガイド板14
を備え、支点軸23を中心に前後方向に操作される位置
決めレバー24を前記ガイド板14で目隠して備え、前
記位置決めレバー24には前記油圧制御レバー16に対
して係脱自在な係合部24Aを備え、該係合部24Aの
位置を前後方向に調整する操作手段26を前記ガイド板
14で目隠して備えていることを特徴とするものであ
る。
【0007】また、請求項2に係る本発明では、油圧制
御レバー16の支点軸15と位置決めレバー24の支点
軸23とが共通軸とされていることを特徴とするもので
ある。更に、請求項3に係る本発明では、操作手段26
は、前後方向に架設されていて軸心廻りに回動可能なネ
ジ軸28と、該ネジ軸28にネジ送り可能として套嵌さ
れているスライダー25と、該スライダー25が係合さ
れていて前記位置決めレバー24のレバー長手方向に形
成されている被係合部24Bとを備えていることを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】油圧制御レバー16を支点軸15を中心として
矢印U方向に操作すると、制御弁12が上昇に切換えら
れて油圧昇降装置8が作動してリフトアーム7を持上げ
作業機11は上昇される。一方、油圧制御レバー16を
支点軸15を中心として矢印D方向に操作すると、制御
弁12は中立又は降下(油圧昇降装置8がシングルアク
ション形のときは中立で、ダブルアクション形のときは
降下となる)に切換えられ、シングルアクション形のと
きは作業機11の重量等で油圧昇降装置8のリフトアー
ム7は降ろされる。
【0009】上述において、上限又は下限は次のように
設定され、油圧制御レバー16を位置決めする。操作手
段26の操作ノブ29を正逆いずれかに回転するとネジ
軸28が正逆いずれかにその軸心廻りに回動してスライ
ダー25が前進または後進する。スライダー25は、支
点軸23廻りに前後方向に操作される位置決めレバー2
4に形成している被係合部24Bに係合していることか
ら、スライダー25の前・後進で位置決めレバー24は
U又はD方向に支点軸23を中心として操作される。
【0010】位置決めレバー24をD方向に設定した状
態においその係合部24Aに油圧制御レバー16が当接
すると下限位置が設定され、一方、位置決めレバー24
をU方向の設定した状態でその係合部24Aに油圧制御
レバー16が当接すると上限位置が設定される。位置決
めレバー24および操作手段26はいずれもガイド板1
4によって目隠されていることから、作業中において不
測に接触することはなく、ここに、上限又は下限位置
は、一旦設定した後では再設定しない限り狂うことがな
い。
【0011】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。2軸4車輪形トラクタ1の全体構成を平面斜視的に
示している図3において、該トラクタ1は操向輪である
左右一対の前輪2と駆動輪である左右一対の後輪3を備
え、該後輪3はフェンダー4で覆われていて左右一対の
フェンダー4間に運転席5を備えているとともに、運転
席5の前方に操縦ハンドル6を備えている。
【0012】トラクタ1の後部には、図1で概略を示し
ているように左右一対のリフトアーム7を有する油圧昇
降装置8が搭載されていて、リフトアーム7とロワーリ
ング9とをリフトロッド10で連結することによりロー
タリ、プラウ等の作業機11が昇降自在として直装され
ている。油圧昇降装置8は油圧シリンダとこれに油密に
嵌合されているピストンとを備え、図ではシングルアク
ション形を示しているが、これはダブルアクション形で
あっても良く、いずれにしても油圧回路系に備えている
制御弁12によって昇降制御される。
【0013】制御弁12は運転席5の側部、実施例では
図3で示すように右脇に備えられている油圧制御レバー
装置13によって機械的又は電気的に操作可能とされ、
自動制御と手動制御に切換可能であるとともにポジショ
ン制御、ドラフト制御、水平制御等の各種油圧制御が可
能である。図1および図2において、油圧制御レバー装
置13は、天井部に前後方向に長く形成されているガイ
ド溝14Aを有するガイド板14を備え、該ガイド板1
4のガイド溝14Aに沿って支点軸15を中心として操
作される油圧制御レバー16を備えている。
【0014】油圧制御レバー16は、ポジション制御用
であって支点軸15を中心にU方向に操作すると上昇
に、D方向に操作すると降下にそれぞれ制御弁12を切
換可能である。ガイド板14は、水平面上に位置するベ
ース板17と立側板18等からなり、フェンダ4の内側
立面等に固定されていて、ベース板17の一方側、実施
例ではトラクタ後側に支点軸15を中心とする側面視円
弧形のガイド板14が備えられ、このガイド板14とベ
ース板17とで形成される空間19には、各種電気制御
機器等が収容可能である。
【0015】一方、ベース板17の他方側(前側)に
は、ドラフト、ポジション、水平等の各種制御用のダイ
ヤル群20が備えられており、該ダイヤル群20は蝶番
21を支点に開閉自在なカバー部材22で覆われてい
る。支点軸23を中心として前後方向に操作可能な位置
決めレバー24は、油圧制御レバー16よりそのレバー
長が短くされていてガイド板14によって目隠されてお
り、該位置決めレバー24の上部には油圧制御レバー1
6が係脱自在に係合する係合部24Aが形成されてい
る。
【0016】更に、位置決めレバー24にはレバー長手
方向に長く形成された長孔で示す被係合部24Bが形成
されていて、この被係合部24Aにはスライダー25の
ピン部25Aが摺動自在に嵌合されている。なお、油圧
制御レバー16および位置決めレバー24はいずれも弾
性変形可能な帯板材(金属、硬質樹脂)によりなってい
て、その操作方向(U方向、D方向)には剛直である
が、ガイド溝14Aの溝幅方向には弾性変形して、レバ
ー16,24の相互は前後に入れ替え可能である。
【0017】位置決めレバー24の支点軸23は、油圧
制御レバー16の支点軸15上に相対回転自在として套
嵌した実施例に回動筒であり、ここに、支点軸15,2
3を共通軸心とすることにより、物品点数を節減してい
るし、また、共通軸心としたことにより図2で示す如く
両レバー16,24は軸方向に位相がずらされている。
【0018】但し、両レバー16,24の支点軸15,
23は共通軸心とするのが望ましが、両軸15,23は
その軸心をずらして個別に備えたものであっても良い。
位置決めレバー24は、ガイド板14によって目隠され
ている操作手段26によって前後方向、すなわち、支点
軸23を中心としてU方向及びD方向に操作可能であ
る。
【0019】操作手段26は、ベース板17に下設した
対のブラケット27にネジ軸28を回動自在に架設し、
このネジ軸28上にスライダー25をネジ送り可能に套
嵌しているとともに、蝶番21を支点としてカバー22
を解放した状態で操作可能な位置に操作ノブ29を備
え、該操作ノブ29の外周はギヤ形状とされていて、ベ
ース板17より一部が上方に突出している。従って、ベ
ース板17には操作ノブ29のための窓が上下方向に貫
通して形成されている。
【0020】故に、蝶番21を支点にカバー22を解放
した状態で操作ノブ29を正逆いずれかに回転するとネ
ジ軸28が正逆回転してスライダー25がネジ送りによ
ってネジ軸28上を移動する。スライダー25のピン2
5Aは位置決めレバー24の被係合部24Bに係合され
ていることから、スライダー25のネジ送りによって位
置決めレバー24はその支点軸23を中心としてU方向
またはD方向に移動し、D方向においては、油圧制御レ
バー16の下限位置がそれぞれ設定される。
【0021】また、油圧制御レバー16をU方向一杯に
移動させ、位置決めレバー24の係合部24Aにて油圧
制御レバー16のD方向移動を拘束することによって、
例えば、ロータリ等の作業機を持上げ状態で路上走行中
において、該作業機が不測に落下することを防止でき
る。
【0022】
【発明の効果】以上詳細した通り本発明によれば、油圧
制御レバーの上限又は下限の位置決めが確実にできる
し、位置決めレバーおよび操作手段はいずれも目隠され
ているので一旦設定した位置が不測に狂うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図と一部の平面図で
ある。
【図2】本発明の実施例を示す透視正面図である。
【図3】本発明の実施例を示す全体の平面斜視図であ
る。
【符号の説明】
7 リフトアーム 8 油圧昇降装置 12 制御弁 14 ガイド板 15 支点軸 16 油圧制御レバー 24 位置決めレバー 24A 係合部 25 スライダー 26 操作手段 28 ネジ軸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 63/10 B62D 49/00 B66F 9/20 G05G 1/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトアーム7を有する油圧昇降装置8
    の制御弁12を操作する油圧制御レバー16の位置決め
    装置において、 支点軸15を中心に前後方向に操作される油圧制御レバ
    ー16のガイド板14を備え、支点軸23を中心に前後
    方向に操作される位置決めレバー24を前記ガイド板1
    4で目隠して備え、前記位置決めレバー24には前記油
    圧制御レバー16に対して係脱自在な係合部24Aを備
    え、該係合部24Aの位置を前後方向に調整する操作手
    段26を前記ガイド板14で目隠して備えていることを
    特徴とする油圧制御レバーの位置決め装置。
  2. 【請求項2】 油圧制御レバー16の支点軸15と位置
    決めレバー24の支点軸23とが共通軸とされているこ
    とを特徴とする請求項1記載の油圧制御レバーの位置決
    め装置。
  3. 【請求項3】 操作手段26は、前後方向に架設されて
    いて軸心廻りに回動可能なネジ軸28と、該ネジ軸28
    にネジ送り可能として套嵌されているスライダー25
    と、該スライダー25が係合されていて前記位置決めレ
    バー24のレバー長手方向に形成されている被係合部2
    4Bとを備えていることを特徴とする請求項1記載の油
    圧制御レバーの位置決め装置。
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