JPH06100016A - 折り曲げ罫線入りプラスチックシート - Google Patents

折り曲げ罫線入りプラスチックシート

Info

Publication number
JPH06100016A
JPH06100016A JP4238567A JP23856792A JPH06100016A JP H06100016 A JPH06100016 A JP H06100016A JP 4238567 A JP4238567 A JP 4238567A JP 23856792 A JP23856792 A JP 23856792A JP H06100016 A JPH06100016 A JP H06100016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ruled line
plastic sheet
shallow
deep
bending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4238567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3151579B2 (ja
Inventor
Tadashi Hashimoto
忠 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP23856792A priority Critical patent/JP3151579B2/ja
Priority to US07/978,481 priority patent/US5302435A/en
Priority to KR1019930003661A priority patent/KR100294134B1/ko
Priority to EP93104896A priority patent/EP0563781B1/en
Priority to DE69304235T priority patent/DE69304235T2/de
Priority to ES93104896T priority patent/ES2093873T3/es
Publication of JPH06100016A publication Critical patent/JPH06100016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3151579B2 publication Critical patent/JP3151579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り曲げ性が良好で、角張りのない構造の折
り曲げ罫線を提供する。 【構成】 折り曲げ罫線11の長さ方向に、切り込み部
あるいは深い凹溝部12と浅い凹溝部13とを交互に設
けた構造の罫線であって、前記浅い凹溝部13の底部の
長さ方向両端に、曲率半径が0.05〜1mmの面取部
14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折り曲げ罫線入りプラ
スチックシートに関し、詳しくはプラスチックシートを
折り曲げ加工する際の折り曲げ部となる罫線の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックシートを折り曲げ加工して
包装容器等に加工する場合は、該シートにあらかじめ折
り曲げ用の罫線を付設し、この罫線に沿って折り曲げ加
工するのが普通である。従来の折り曲げ罫線入りプラス
チックシートは、プラスチックシートの片面から罫線を
設けるものがほとんどであった。
【0003】ところが、単に片面から罫線を形成しただ
けでは、折り曲げ時に罫線の幅方向の角部が当ってしま
い曲げ難いという問題があった。これを解決するために
は、罫線幅を広くすることが一番であるが、プラスチッ
クシートに広くて深い罫線を設けることは、高圧で罫線
型を押圧する必要があり、シートの物性によっては、破
れるおそれがある。また、幅広に罫線を設けると、プラ
スチックシートが横方向に伸びるため、小型の箱体を製
造する場合等は、罫線と罫線が交わる部分にシワや波打
ちが発生してしまう。
【0004】そこで、本出願人は、上記課題を解決する
ために、図6に断面図で示すように、折り曲げ罫線1と
なる凹溝の底部にその長さ方向に沿って凹凸又は断続孔
を形成して深さの浅い部分2と深い部分3とを交互に設
けた折り曲げ罫線を有するプラスチックシートを提案し
た(実公平4−9345号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の罫線は、折
り曲げ性は良好であるが、プラスチックシートの上記折
り曲げ罫線1部分を折り曲げた時に、図7に斜視図で示
すように、浅い部分2の両端部2a,2aが角張って露
出するため、この部分の手ざわりが悪くなったり、布等
を包装する場合には、糸が引っ掛かり布を傷めてしまう
ことがあった。
【0006】そこで本発明は、折り曲げ性が良好で、角
張りのない構造の折り曲げ罫線を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の折り曲げ罫線入りプラスチックシート
は、プラスチックシートの片面又は両面から折り曲げ罫
線となる凹溝を設け、該凹溝の長さ方向に、切り込み部
あるいは深い凹溝部と浅い凹溝部とを設けた罫線であっ
て、前記浅い凹溝部の底部の長さ方向両端に、曲率半径
が0.05〜1mmの面取部を設けたことを特徴として
いる。
【0008】
【作 用】上記構成によれば、浅い凹溝部の底部両端に
面取部を設けてあるから、折り曲げた時の手ざわりが良
く、布等が罫線部に触れても引っ掛かりがなく、良好な
パッケージが得られる。また、面取部分は、他の部分よ
り樹脂が圧縮されるため、この部分の強度や硬度が向上
し、破損防止も図れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
て、さらに詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例
を示す折り曲げ罫線部分の断面図、図2は本発明の第2
実施例を示す折り曲げ罫線部分の断面図、図3は罫線加
工用の罫線刃の一例を示す正面図及び断面図、図4及び
図5は真空成形部を有するプラスチックシートに折り曲
げ罫線を設けた状態の説明図である。
【0010】まず、図1に示す折り曲げ罫線11は、該
罫線11の長さ方向に、深い凹溝部12と浅い凹溝部1
3とが交互に設けられており、また、深い凹溝部12を
他面まで打ち抜いて抜き切った構造のものであって、浅
い凹溝部13の底部の長さ方向両端に、それぞれ面取部
14,14を設けたものである。
【0011】また、図2に示す折り曲げ罫線21は、深
い凹溝部22と浅い凹溝部23とを交互に設けた凹凸構
造としたものであって、浅い凹溝部23の底部の長さ方
向両端に、それぞれ面取部24,24を設けたものであ
る。
【0012】上記両実施例に示す折り曲げ罫線11,2
1は、図3に示す形状の罫線刃31を用いて形成するこ
とができる。この罫線刃31は、深い凹溝部を形成する
ための刃の長い部分32と浅い凹溝部を形成するための
刃の短い部分33とが交互に設けられて構成され、刃の
短い部分33の両端には、前記面取部14,24を形成
するための曲面34,34が形成されている。折り曲げ
罫線11,21は、罫線を形成するプラスチックシート
を平板上に載置し、プレス機等により上記罫線刃31を
プラスチックシートに食い込ませることにより形成さ
れ、このとき刃の長い部分32を平板まで押し当てるよ
うにすることにより前記図1に示す構造の折り曲げ罫線
11が形成され、平板の僅か手前で罫線刃31を止める
ことにより前記図2に示す構造の折り曲げ罫線21が形
成される。
【0013】前記面取部14,24の曲率半径は、0.
05〜1mm程度が適当であり、曲率半径が0.05m
mより小さいと角張った感じが残るため手ざわりが劣
り、1mmより大きいと、罫線加工時の型の押圧力を多
く必要とし、加工性が低下するとともに、浅い部分の強
度も低下する。
【0014】このように、折り曲げ罫線の長さ方向に、
深い部分と浅い部分とを設けた構造とし、その角部に面
取加工を施すことにより、折り曲げたときの手触りが良
くなるとともに、浅い溝部分は、他の部分より圧縮され
るために強度が向上する。
【0015】前記折り曲げ罫線において深い凹溝部を他
面まで打ち抜くか否かは、プラスチックシートの物性や
厚さ等に応じて決定され、該深い部分の残厚や浅い部分
の深さ、深い部分と浅い部分との割合を調整することに
より、折り曲げ性や強度を調整することができる。
【0016】また、浅い凹溝部と深い凹溝部との関係
は、いずれの長さも0.3〜1.5mm程度が好まし
く、それ以上長いと罫線として見苦しくなり、短い場合
は、罫線刃の先端が弱くなり、特に深い部分の先端が変
形したり、折れたりする危険性がある。また、刃先の角
度は、30度から120度の間が良く、シートの物性や
肉厚等により適宜調整することができ、浅い部分と深い
部分とで刃先角度を変えたり、溝深さも3段階以上にす
ることもできる。
【0017】なお、プラスチックシートとしては、ポリ
塩化ビニル,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエス
テル,ポリカーボネート等の単体又は複合シートを用い
ることができ、通常は厚さが0.1〜1.0mm程度の
ものが使用される。
【0018】さらに、本発明の構造の折り曲げ罫線は、
深さが2段以上の罫線刃でプラスチックシートを押圧成
形して折り曲げ罫線を形成するため、該シートの肉厚が
大幅にフレていても、均一な折り曲げ罫線を得ることが
できる。すなわち、図4及び図5に示すように、真空成
形法等でプラスチックシート41を成形した場合、その
成形部42に近い部分43の肉厚が成形時の力で大幅に
薄くなっているため、この部分を通る折り曲げ罫線44
は、従来の一本罫線では浅すぎてとぎれたり、深すぎて
弱くなり、単なるミシン目状罫線では、肉厚の影響が大
きくて均一な折り曲げ性のある罫線は得られないが、本
発明の構造の折り曲げ罫線ならば、全長に亙って均一な
折り曲げ性を有するものを容易に得ることが可能であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の折り曲げ
罫線入りプラスチックシートは、罫線の長さ方向に切り
込み部あるいは深い凹溝部と浅い凹溝部とを有する罫線
において、浅い凹溝部の底部の長さ方向両端に、曲率半
径が0.05〜1mmの面取部を設けから、折り曲げた
時の手ざわりが良く、布等が罫線部に触れても引っ掛か
りのない良好なパッケージが得られる。さらに、罫線部
分は、他の部分より樹脂が圧縮されるため、強度向上と
硬度向上となり、破れたり、破損防止となる利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す折り曲げ罫線部分
の断面図である。
【図2】 本発明の第2実施例を示す折り曲げ罫線部分
の断面図である。
【図3】 罫線加工用の罫線刃の一例を示す説明図であ
る。
【図4】 成形部を有する罫線入りプラスチックシート
の説明図である。
【図5】 図4の V-V面図である。
【図6】 従来の折り曲げ罫線の一例を示す断面図であ
る。
【図7】 折り曲げた状態の折り曲げ罫線部分の斜視図
である。
【符号の説明】
11,21…折り曲げ罫線 12,22…深い凹溝部
13,23…浅い凹溝部 14,24…面取部
31…罫線刃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックシートの片面又は両面から
    折り曲げ罫線となる凹溝を設け、該凹溝の長さ方向に、
    切り込み部あるいは深い凹溝部と浅い凹溝部とを設けた
    罫線であって、前記浅い凹溝部の底部の長さ方向両端
    に、曲率半径が0.05〜1mmの面取部を設けたこと
    を特徴とする折り曲げ罫線入りプラスチックシート。
JP23856792A 1992-03-24 1992-09-07 折り曲げ罫線入りプラスチックシート Expired - Lifetime JP3151579B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23856792A JP3151579B2 (ja) 1992-09-07 1992-09-07 折り曲げ罫線入りプラスチックシート
US07/978,481 US5302435A (en) 1992-03-24 1992-11-18 Plastic sheet with a ruled line for bending
KR1019930003661A KR100294134B1 (ko) 1992-03-24 1993-03-11 벤딩용규정선이있는플라스틱시이트
EP93104896A EP0563781B1 (en) 1992-03-24 1993-03-24 Plastic sheet with a ruled line for bending
DE69304235T DE69304235T2 (de) 1992-03-24 1993-03-24 Kunststoff-Folie mit vorgezogener Falzlinie
ES93104896T ES2093873T3 (es) 1992-03-24 1993-03-24 Lamina de plastico con una linea rayada para flexion.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23856792A JP3151579B2 (ja) 1992-09-07 1992-09-07 折り曲げ罫線入りプラスチックシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06100016A true JPH06100016A (ja) 1994-04-12
JP3151579B2 JP3151579B2 (ja) 2001-04-03

Family

ID=17032145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23856792A Expired - Lifetime JP3151579B2 (ja) 1992-03-24 1992-09-07 折り曲げ罫線入りプラスチックシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3151579B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312717A (ja) * 2002-04-17 2003-11-06 Fuji Hoso Shiki Kk 折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシート
JP2007223674A (ja) * 2007-04-27 2007-09-06 Mitsubishi Plastics Ind Ltd プラスチックシート及び組立容器
JP2013121716A (ja) * 2011-11-10 2013-06-20 Ryoko Sangyo Kk 折り曲げ罫線入りプラスチックシート、プラスチックシート用罫線刃及び包装容器
JP7021815B1 (ja) * 2021-07-12 2022-02-17 本州印刷株式会社 折曲罫線入りシート

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312717A (ja) * 2002-04-17 2003-11-06 Fuji Hoso Shiki Kk 折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシート
JP2007223674A (ja) * 2007-04-27 2007-09-06 Mitsubishi Plastics Ind Ltd プラスチックシート及び組立容器
JP4520482B2 (ja) * 2007-04-27 2010-08-04 三菱樹脂株式会社 プラスチックシート及び組立容器
JP2013121716A (ja) * 2011-11-10 2013-06-20 Ryoko Sangyo Kk 折り曲げ罫線入りプラスチックシート、プラスチックシート用罫線刃及び包装容器
JP7021815B1 (ja) * 2021-07-12 2022-02-17 本州印刷株式会社 折曲罫線入りシート

Also Published As

Publication number Publication date
JP3151579B2 (ja) 2001-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0563781B1 (en) Plastic sheet with a ruled line for bending
US6558775B1 (en) Plastic sheet having creasing lines and creasing line-forming blade for plastic sheet
US6821606B2 (en) Plastic sheet having creasing lines and creasing-line-forming blade for plastic sheet
US6391424B1 (en) Plastic sheet having creasing lines
JPH06100016A (ja) 折り曲げ罫線入りプラスチックシート
JP3089399U (ja) 合成樹脂ケース及び合成樹脂ケースの製造装置
JP3198389B2 (ja) 折り曲げ罫線入り複合プラスチックシート材
TWI226865B (en) Sheet with folding die-cut lines and the blade for die-cutting the said lines of the said sheet
JP2898884B2 (ja) 折り曲げ罫線入りプラスチックシートおよびその製造方法並びに折り曲げ罫線刃およびプラスチック製ケース
US6666808B1 (en) Sheet and blade for shaping a sheet bent portion
JP2000158562A (ja) プラスチックシート用罫線形成刃
JP3352430B2 (ja) 折り曲げ罫線入りプラスチックシートおよびプラスチックシート用罫線刃
JPH06100015A (ja) 折り曲げ罫線入りプラスチックシート
JP3752035B2 (ja) シート、及びシート折曲部用形成刃
JP2995625B2 (ja) プラスチックケース
JPH01150520A (ja) 折り曲げ線入りプラスチックシート
JPH049345Y2 (ja)
JP4243881B2 (ja) 折り曲げ罫線入りプラスチックシート及びその製造方法並びに折り曲げ罫線刃
JP3420173B2 (ja) シート材折り曲げ用罫線刃および折り曲げ罫線付シート材
JP2556906Y2 (ja) 折り紙等の紙製品の折り曲げ部
JPH01241428A (ja) 罫線入りプラスチックシートおよびプラスチックシート用罫線刃
JP3785112B2 (ja) 折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシート
JPH08294961A (ja) 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの加工方法
JP2002254505A (ja) 折り曲げ罫線入りプラスチックシートおよびプラスチックシート用罫線刃
JP2007050556A (ja) 折り曲げ罫線入り熱可塑性プラスチックシート及びクリアケース

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 12