JP2003312717A - 折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシート - Google Patents

折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシート

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り曲げ性の良好さと、折り曲げ線の強度保
持との両立困難な要求を満足させることができる折り曲
げ用ミシン目入りのプラスチックシートの提供を図る。 【解決手段】 シート1表面11から裏面12に貫通す
る切り目2を断続的に形成する。切り目2と切り目2と
の間の非貫通部3、4を、シート1の厚みと等しい厚み
の全厚部3と、シート1の厚みより小さな厚みの押罫部
4との2種類から構成する。全厚部3と押罫部4とは交
互に配列し、全厚部3、切り目2、押罫部4、切り目2
の順序で繰り返して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、折り曲げ用ミシ
ン目入りのプラスチックシートに関するもである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラスチックシートを折り曲
げ加工し、包装用箱やケースを作成する場合、プラスチ
ックシートに折り曲げ線を形成し、この折り曲げ線に沿
って曲げ加工を行っている。この種のプラスチックシー
ト用折り曲げ線は、プラスチックシートの厚み方向に凹
ませた押罫と呼ばれる凹溝からなるものと、ミシン目と
呼ばれるように切り目を断続的に形成したものとが知ら
れている。
【0003】ところが、押罫のみでは、折り曲げ加工時
に、シートの弾性により形状が回復して直角等の所定角
度に曲がらなかったり、隣接する平面が湾曲しやすいと
言った欠点があることは勿論、折り曲げに要する力が大
きく必要となり、製箱機による自動の曲げ加工では、曲
げ加工が出来ないといった問題があった。また、ミシン
目にあっては、切り目と切り目との間に残される部分が
シートの厚みと等しくなるため、折り曲げに要する力が
多く必要となり、折り曲げ性が悪くなるという問題があ
り、特に、切り目の長さを短くした場合、その傾向が顕
著に現れる。
【0004】そのため、従来の押罫を改良したものとし
て、特許第2536538号のように、凹溝の底部に、
長さ方向に沿って断続孔を形成することにより、小さな
力で折り曲げが可能であり、しかも所定角度で綺麗に折
り曲げできるようにしたものが提案されている。このよ
うに、押罫と呼ばれる凹溝の形状を改良したものとして
は、特許第2541252号、同第2546326号、
同第2898884号、同第3000387号、同第3
198389号等が知られているが、重量物を収納する
箱や、何度も繰り返し開閉する等、折り曲げ回数が多く
なる箱の場合、折り曲げ線が破断してしまい、折り曲げ
線から破れ易いという欠点が指摘されている。
【0005】この強度不足の欠点を指摘し、これを改良
した特許として、特許第2541253号が提案されて
いる。この発明に係るプラスチックシート101は、図
5(A)に示すように、凹溝100による折り曲げ線に
ついて、その長さ方向に、浅い凹溝102と深い凹溝1
03とを交互に形成すると共に、浅い凹溝102と深い
凹溝103との境界に、補強リブ105を形成したもの
である。この補強リブ105の採用によって、浅い凹溝
102の部分のシートが破断されにくく、折り曲げ線全
体の破壊が生じないようにしたものであるが、逆に、補
強リブの存在によって、折り曲げの良好性が損なわれる
おそれがある。
【0006】特にこの特許第2541253号にあって
は、図5(B)に示すように、深い凹溝103の代わり
に切り目104を採用することも出来るとし、その実施
例では、補強リブ105の厚みをシートの厚みと同一と
したものが示されている。この図5(B)に示す、切り
目104を採用したものは、従来のミシン目を設けたシ
ート201(図5(C)参照)の改良であるとも言える
が、従来のミシン目のシート201と同様、折り曲げに
要する力が大きくなる等、折り曲げ性が悪くなるという
おそれがある。特に、従来のミシン目の場合には切り目
202となる部分が、この図5(B)の場合には貫通し
ない浅い凹溝102となっているため、折り曲げ性が悪
くなるという問題が顕在化し易いと言える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
願発明は、ミシン目(即ち、シートを貫通しない非貫通
部とシートを貫通する切り目とが交互に配列された折り
曲げ線)を採用したプラスチックシートにおいて、折り
曲げ性の良好さと、折り曲げ線の強度保持との両立困難
な要求を満足させることができる折り曲げ用ミシン目入
りのプラスチックシートを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本願の請求項1の
発明は、シート1の表面11から裏面12に貫通する切
り目2を断続的に形成することにより、シート1を貫通
しない非貫通部3、4とシート1を貫通する切り目2と
が交互に配列された折り曲げ用ミシン目入りのプラスチ
ックシートにおいて、切り目2と切り目2との間の非貫
通部3、4は、シート1の厚みと等しい厚みの全厚部3
と、シート1の厚みより小さな厚みの押罫部4との2種
類から構成され、この全厚部3と押罫部4とが所定の順
序で配列されたことを特徴とする折り曲げ用ミシン目入
りのプラスチックシートを提供することにより、上記の
課題を解決する。本願の請求項2の発明は、全厚部3と
押罫部4とが交互に配列されることにより、全厚部3、
切り目2、押罫部4、切り目2の順序で繰り返して形成
された折り曲げ用ミシン目を備えたことを特徴とする請
求項1記載の折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシ
ートを提供する。本願の請求項3の発明は、ミシン目の
長さ方向に沿う断面において、全厚部3は、表面31の
長さが裏面32の長さより短い台形状をなするものであ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り曲げ用
ミシン目入りのプラスチックシートを提供する。本願の
請求項4の発明は、切り目2と押罫部4とのシート1表
面11における開口幅を等しくしたことを特徴とする請
求項1〜3の何れかに記載の折り曲げ用ミシン目入りの
プラスチックシートを提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態を説明する。図1(A)は本願発明の実施の形
態に係る折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシート
を形成するためのミシン刃の正面図であり、図1(B)
は同シートのミシン目の長手方向に沿う断面図であり、
図1(C)は同シートの平面図である。図2は同シート
の斜視図であり、図3は同シートを形成するためのミシ
ン刃の側面図である。
【0010】この実施の形態に係るプラスチックシート
1は、厚みが約0.1〜1.0mm、好ましくは0.2〜
0.6mm程度のもので、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、プリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート等の種々のプラスチック単体や、これら
の異種若しくは同種のプラスチックの積層体、これらの
プラスチックと紙、金属箔等との複合体等々、硬質のプ
ラスチックを主体とするシート状体を用いることができ
る。
【0011】このプラスチックシート1は、シート1の
表面11から裏面12に貫通する切り目2を断続的に形
成したもので、シート1を貫通しない非貫通部3、4と
シート1を貫通する切り目2とが交互に配位されること
により、1本のミシン目が構成されている。
【0012】非貫通部3、4は、シート1厚と等しい厚
みの全厚部3と、シート1厚より小さな厚みの押罫部4
との2種類から構成されており、全厚部3と押罫部4と
が所定の順序で配列されている。この実施の形態では、
全厚部3と押罫部4とが交互に配列されており、ミシン
目は、全厚部3、切り目2、押罫部4、切り目2が、こ
の順序で繰り返して形成されることとなる。尚、全厚部
3と押罫部4との配列の順序は、2個の全厚部3と1個
の押罫部4、1個の全厚部3と2個の押罫部4等々、種
々変更して実施できる。
【0013】ミシン目の長手方向に沿う長さ(以下、
「長さ」とは原則としてミシン目の長手方向に沿う長さ
を言う。)は、切り目2の長さa1が0.2〜3.0mm
(より好ましくは1.5mm以下)、全厚部3の長さb1
が0.2〜2.0mm(より好ましくは1.0mm以下)、
押罫部4の長さc1が0.2〜2.0mm(より好ましく
は1.0mm以下)が適当であるが、この長さは適宜変更
して実施し得る。ミシン目の長手方向と直交する方向の
幅(以下、「幅」とは原則としてミシン目の長手方向と
直交する方向の幅を言う。)については、切り目2のシ
ート表面11における開口幅a2は0.4〜0.9mm程
度が好ましく、押罫部4のシート1表面11における開
口幅c2も0.4〜0.9mm程度が好ましい。両開口幅
a2、c2は、等しくしておくことが折り曲げの線を綺
麗なものとする点では最も好ましいが、異なる開口幅と
して実施することもできる。切り目2のシート裏面12
における開口幅a3は、0〜0.5mmが適当で、より好
ましくは0.2mm以下であり、完全に開口していなくと
も、折り曲げることによって開口するものであってもよ
い。
【0014】また、ミシン目の長さ方向に沿う断面にお
いて、全厚部3は、表面31の長さが裏面32の長さと
等しいものとしてもよいが、この例にあっては、図1
(B)に示すように、表面31の長さb2を、裏面32
の長さ(即ち、前述の全厚部3の長さb1)よりも短く
設定し、その断面形状を台形としている。この例では、
表面31の長さb2を、裏面32の長さb1の50%と
しているが、好ましくは20〜100%未満、より好ま
しくは30〜75%とする。これは、全厚部3の長さを
短くすると折り曲げ易くなるが、短くなりすぎると折り
曲げ線の強度が低下することを考慮し、表裏の長さを変
えることによって、折り曲げやすく、且つ、適当な強度
を保つことができるようにしたものである。押罫部4の
厚みc3は、シート1厚みの20〜80%が適当であ
り、好ましくは0.05〜0.5mm、より好ましくは
0.1〜0.3mm程度とする。
【0015】このミシン目の形成は、図1(A)に示す
ミシン目形成刃10を用いて実施することができる。よ
り具体的には、ミシン目形成刃10と平坦な受け台(図
示せず)との間でシート1を挟圧することによって、シ
ート1を上記の形状に加工する。このミシン目形成刃1
0には、シート1を上記の形状に対応して、切り目を形
成する切刃20と、押罫部4を形成する押罫加工部40
とが、非加工部30から突出するように形成されてい
る。非加工部30は、全厚部3を形成するもので、その
底は、シート1に接触しないように深く形成されてい
る。
【0016】刃10の長手方向と直交する方向の断面を
図3に示す。この図3から理解されるように、刃10は
先端に向かうに従って細くなっており、その先端角xを
90度としている。この先端角xは、切り目2及び押罫
部4の幅方向の断面における側面の傾斜の角度としてシ
ートには現れるもので、30〜120度の範囲で適宜変
更できるが、好ましくは75〜90度とする。このよう
に、比較的大きな角度(45度より大なきな角度)とす
ることによって、同じ厚みのシートにあっても、角度の
小さなもので形成するより、シート表面に開口幅a2、
c2を大きなものとすることができ、より小さな力で曲
がりやすいミシン目を形成することができる。
【0017】この例では、トムソンと呼ばれる直線状に
形成された刃をシート上に押し付けて加工するものを例
示したが、ロータリーカッターと呼ばれるようなドラム
外周に刃を設けてシートを受けローラとの間に通すこと
によって加工するもので実施することもできる。また、
このミシン目形成刃10は、プラスチックシートをケー
スの展開形状に打ち抜く切刃と併用して、ケースの全体
を打ち抜くと同時にミシン目をも加工することができる
が、両者を別工程で実施することも不可能ではない。ま
た、シートの表面側から加工したが、裏面側から加工す
ることもでき、複数工程によって表裏の双方から加工を
行うこともできる。例えば、図4に示すように、シート
1の表面側から、切り目2a、押罫部4a、切り目2a
を一組として加工し、シート1の裏面側から、切り目2
b、押罫部4b、切り目2bを他の一組として加工し、
両組を交互に表裏から形成するようにすることもでき
る。これにより、折り目線の断面形状が、シートの表面
側と裏面側とで対称となり、表裏の何れの側から折り曲
げても、即ち、谷折りとしても山折りとしても同じ条件
で折り曲げることができる。尚、図示は省略するが、裏
面側からは1本の溝を形成し、この溝に対して、表面側
から若しくは裏面側から図1、図4に示す加工を施すよ
うにしてもよい。さらに、本願のミシン目を、複数本近
接させて設けることによって、1つの折り目線を形成す
るものとしてもよい。
【0018】以上のように、本願発明では、切り目2の
長さa1が3.0mm以下、より好ましくは1.5mm以下
のものであっても、非貫通部として全てを全厚部3とす
るのではなく、押罫部4を所定順序で形成するようにし
たため、従来のミシン目による折り曲げ線の問題であっ
た曲がり難さを解消することができたものである。他
方、折り曲げ強度の低下の問題については、全厚部3を
残すことによって、たとえ押罫部4が破断しても、全厚
部3にてその破断を止めることができ、全体が破断して
しまうことを防止し得たものである。しかも、面高低の
調整(即ち、プラスチックシートをケースの展開形状に
打ち抜く切刃との高さの調整)にあっても、従来のミシ
ン目の技術を応用できるため、微調整が容易であり、加
工精度も向上させることができる。
【0019】
【実施例】以下、このプラスチックシートの実施例を示
すが、本願発明はこの実施例に限定して理解されるべき
ではない。 (実施例1)0.5mm厚みのポリエチレンテレフタレー
ト製のシートに対して、切り目2の長さa1が1.0m
m、全厚部3の長さb1が0.4mm、押罫部4の長さc
1が0.4、切り目2のシート表面11における開口幅
a2が0.7mm、押罫部4のシート1表面11における
開口幅c2が0.7mm、切り目2のシート裏面12にお
ける開口幅a3が約0.05mm、全厚部3の表面31の
長さが0.2mm、同裏面32の長さが0.4mm、押罫部
4の厚みc3が0.15mm、刃10の長手方向と直交す
る方向の断面の先端角x(即ち、切り目2及び押罫部4
の幅方向の断面における側面の傾斜の角度)が90度、
以上の条件でミシン目を形成した。このミシン目によっ
て、縦×横=50mm×50mmの天面と底面とを備え、側
面の高さ180mmの直方体からなる箱の展開図における
折り目線を加工した。天面と底面とには、蓋を有するも
のとし、それぞれ差込用のフラップを形成した。側面の
1辺には糊代を形成し、側面の両端には一対の折り込み
フラップを形成した。外形線は、切刃にて加工し、全て
の折り目線を上記の条件のミシン目にて形成した。製造
した展開図を自動折り曲げ機にて折り曲げたところ、全
ての折り曲げ線はは約90度に曲がり、且つ、折り曲げ
線の両側の面も略平面を保つものであることが確認され
た。さらに、天面と側面との間の取り曲げ線(本願実施
例のミシン目)について、ミシン目から天面を180度
回転させるテストを行い、何回でミシン目から破断する
かの試験を行ったところ、100回の折り曲げを行った
後にあっても、ミシン目の破断が生じないことが確認さ
れた。
【0020】(実施例2)0.5mm厚みのポリプロピレ
ン製のシートに対して、実施例1と同様の折り目を設
け、同様のテストを行ったところ、100回の折り曲げ
を行った後にあっても、ミシン目の破断が生じないこと
が確認された。
【0021】
【発明の効果】本願の請求項1の発明は、折り曲げ角度
が正確で、組立後のシートの平面性が良好となると共
に、製箱機による折り曲げにも対応できる程度の比較的
小さな力で折り曲げることができると言った折り曲げ性
の良好さを実現できると同時に、大きな荷重や繰り返し
の折り曲げによっても折り曲げ線からの破断を防止し得
るとものである。よって、折り曲げ性の良好と折り曲げ
線の強度保持の両立困難な要求を満足させることができ
る折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシートを提供
することができたものである。しかも、請求項2の発明
は、全厚部3と押罫部4とを交互に配列し、全厚部3、
切り目2、押罫部4、切り目2の順序で繰り返して形成
された折り曲げ用ミシン目を設けたため、1つの押罫部
4が破断して切り目2と切り目2とがつながった開口と
なったとしても、その破断はさらに両側の全厚部3で止
めることができ、破断部分が徒に長くなってしまうこと
を防止できるものである。他方、全厚部3と全厚部3と
の間には、2つの切り目2と1つの押罫部4とが配位さ
れることとなる。従って、表面側の開口長さを、2つの
切り目2と1つの押罫部4の長さの和とすることができ
るものであり、これにより、折り曲げに要するトルクを
低く抑えることができることは勿論、折り曲げ後に所定
角度で安定した形状を保つことができる。本願の請求項
3の発明にあっては、ミシン目の長さ方向に沿う断面に
おいて、全厚部3は、表面31の長さが裏面32の長さ
より短い台形状であるため、折り曲げ性の良好と折り曲
げ線の強度保持とを、全厚部3の形状からも実現し易く
しすることができたものである。本願の請求項4の発明
にあっては、切り目2と押罫部4とのシート1表面11
における開口幅を等しくしたため、折り曲げ後も、折り
曲げ線が綺麗に現れる折り曲げ用ミシン目入りのプラス
チックシートを提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本願発明の実施の形態に係る折り曲げ
用ミシン目入りのプラスチックシートを形成するための
ミシン刃の正面図であり、(B)は同シートのミシン目
の長手方向に沿う断面図であり、(C)は同シートの平
面図である。
【図2】同シートの斜視図である。
【図3】同シートを形成するためのミシン刃の側面図で
ある。
【図4】本願発明の他の実施の形態に係る折り曲げ用ミ
シン目入りのプラスチックシートのミシン目の長手方向
に沿う断面図である。
【図5】(A)は従来の発明の一実施例に係るプラスチ
ックシートの折り曲げ線の断面図であり、(B)は従来
の発明の他の実施例に係るプラスチックシートの折り曲
げ線の断面図であり、(C)は従来のミシン目の断面図
である。
【符号の説明】
1 プラスチックシート 2 切り目 3 全厚部 4 押罫部 11 シート表面 12 シート裏面 31 全厚部の表面 32 全厚部の裏面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 進自 大阪府大阪市中央区谷町7丁目6番22号 富士包装紙器株式会社内 Fターム(参考) 3E060 DA25 DA30 3E086 AB01 AC12 AC13 AC31 AD02 BA04 BA15 BB90 4F209 AC03 AG21 AG30 AH56 NA02 NB01 NG02 NH16 NK07 NK10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート(1)の表面(11)から裏面
    (12)に貫通する切り目(2)を断続的に形成するこ
    とにより、シート(1)を貫通しない非貫通部(3、
    4)とシート(1)を貫通する切り目(2)とが交互に
    配列された折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシー
    トにおいて、切り目(2)と切り目(2)との間の非貫
    通部(3、4)は、シート(1)の厚みと等しい厚みの
    全厚部(3)と、シート(1)の厚みより小さな厚みの
    押罫部(4)との2種類から構成され、この全厚部
    (3)と押罫部(4)とが所定の順序で配列されたこと
    を特徴とする折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシ
    ート。
  2. 【請求項2】 全厚部(3)と押罫部(4)とが交互に
    配列されることにより、全厚部(3)、切り目(2)、
    押罫部(4)、切り目(2)の順序で繰り返して形成さ
    れた折り曲げ用ミシン目を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシー
    ト。
  3. 【請求項3】 ミシン目の長さ方向に沿う断面におい
    て、全厚部(3)は、表面(31)の長さが裏面(3
    2)の長さより短い台形状をなするものであることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の折り曲げ用ミシン目入
    りのプラスチックシート。
  4. 【請求項4】 切り目(2)と押罫部(4)とのシート
    (1)表面(11)における開口幅を等しくしたことを
    特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の折り曲げ用ミ
    シン目入りのプラスチックシート。
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