JP5078436B2 - 封筒 - Google Patents

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本願発明は、縁部に開封用ミシン目が形成されている簡易開封方式の封筒に関するものである。ここで、封筒とは、表裏のシートを備えていて内部に物品を収納できるものを広く含んでおり、従って、本願発明では扁平に畳まれる包装袋も封筒の概念に包含される。
封筒において、刃物を使用することなく開封できるように縁部に開封用のミシン目を形成したものが知られている。封筒は表部と裏部とが折り目を介して連続しており、ミシン目を利用した簡易開封方式には、表部と裏部との縁部を重なり合ったまま帯状に引き離す(切除する)方式と、裏部に2条のミシン目を形成して、裏部のうち2条のミシン目の間の帯状の部分を引き離す方式とがある(紐体を利用して封筒の縁部を切り裂く方式もある。)。
前者のように表部と裏部との縁部を一緒に引き離す方式の例が特許文献1〜6に開示されている。封筒では、本体の封入部に封緘用の蓋片が折り目を介して一体に設けられた構成になっているが、特許文献1〜3は本体と蓋片とにミシン目を形成しており、従って、内容物の挿入口と取り出し口とは同じになっている。
他方、特許文献4,6は本体のうち蓋片とは異なる部分にミシン目を形成しており、従って、内容物の挿入口と取り出し口とは相違している。また、特許文献5には、四角形の封筒の周縁部のうち連続した2辺又は3辺の箇所にミシン目を形成することが開示されている。
実公昭13−12480号公報 実開昭53−39113号公報 特開昭53−87872号公報 特公昭47−39787号公報 実開昭56−32051号公報 特開平7−291299号公報
封筒は一般に1枚のシート(紙)からなっており、展開した状態に打ち抜いてから所定の折り目に沿って折り返して、所要箇所を糊付けすることで一辺を開口させた状態に製造している。開封用のミシン目は、展開した状態で切り込み形成する場合と、貼り合わせた後に切り込み形成する場合とがある。そして、特許文献1〜6のように封筒の縁部をまるごと切除するタイプではミシン目は表部と裏部との両方に1条ずつ形成されており、ミシン目の箇所に沿って表部と裏部とを引き裂くことで開封している。
しかし、縁部をまるごと切除するタイプの封筒において、ミシン目の箇所を引き裂きにくくて、開封(引き裂き)に強い力を要したり、裂け目がミシン目とは異なった方向に走って封筒が裂けてしまったりすることがあった。
本願発明は、この問題を解消した封筒を提供することを課題とするものである。
既述のように、縁部をまるごと切除するタイプの従来の封筒は開封の容易性・確実性に劣っていたが、その原因を本願発明者が研究したところ、重なり合ったシートのミシン目が横ずれしていることに起因していることが判明した。
つまり、ミシン目を利用した開封は、切り込みの列を形成することにより、シートの引き裂き強度を弱めると共に引き裂きの方向性を付与しているものであり、そこで、展開状態でミシン目を形成する場合、各シートのミシン目は封筒になった状態で重なり合うように位置が設定されているのであるが、例えば実際の折り目が設計位置から僅かにずれることによって重なり合ったシートのミシン目が横ずれしてしまい、すると、引き裂きに際しての力が切り込みと切り込みとの間のブリッジ部に集中せず、その結果、切り裂きにくく(開封しにくく)なったりミシン目とは異なる方向に裂けてしまったりするのであった。
この点については、封筒として完成させた後にミシン目を切り込み形成すれば良いと考えられるが、この方法では、ミシン目を形成するに際して工具の刃が封筒の一方の面から他方の面に抜けるため、ミシン目の切り込みの箇所に一種のバリ又はケバが表れる現象が生じる問題や、接着された2枚のシートにミシン目を形成する場合には、工具の刃で糊が一方のシートに押し込まれてしまい、糊が一種の補強剤の役割を果たして却って引き裂きにくくなる問題があった。本願発明者はこのような知見に基づき、本願発明を完成させるに至った。
本願発明は、重なり合った複数枚のシートで縁部が構成されており、前記各シートに、当該各シートの縁部を重なった状態のまま帯状に切り離して開封するためのミシン目が縁辺と平行に延びるように形成されており、かつ、前記複数枚のシートのうち少なくとも1枚のシートに複数条のミシン目が形成されている四角形の封筒に関する。
なお、本願発明において「重なり合った」とは、接着や融着によって一体化している場合と、接着等で固定されることなく密着可能な状態で対向している場合との両方を含んでいる。また、「折り目」は折り線や折り目部と呼ぶことも可能である。更に、「ミシン目」はミシン線や切り線、破断線といった別名で呼ぶことも可能である。
そして、本願発明では、まず、大きな構成として、第1折り目を介して繋がった表シート及び裏シートを備えており、前記表シートには、前記第1折り目と直交した方向に延びる第2折り目を介して一対の折り片シートが繋がっており、前記一対の折り片シートと裏シートとを接着することにより、第1折り目と直交した方向に開口した袋体になっている。「折り片シート」は糊付け用フラップと表現することも可能である。
更に、本願発明では、前記表シートのうち第1折り目と反対側の部位には、前記第1折り目と平行に延びる第3折り目を介して蓋片シートが一体に連続しており、内容物を封入してから前記蓋片シートを裏シートに貼り付けることで封止されるようになっており、かつ、前記表シートと裏シートと1つの折り片シートとの三者に、当該三者の縁部を引き離して開封するためのミシン目が第2折り目と略平行に延びるように形成されている。
そして、本願発明では、特徴として、前記表裏シートと折り片シートとの3つのシートのうち、1つ又は2つのシートには1条のミシン目を形成して他には複数条のミシン目を形成するか、又は、3つのシートにそれぞれ複数条のミシン目を形成して、1つ又は2つのシートのミシン目の条数と他のシートのミシン目の条数とを異ならせている。
更に請求項の発明は、請求項において、前記表シートと裏シートとには、展開した状態で直線状に連続する1条のミシン目が形成されている一方、前記折り片シートには、第2折り目を挟んで表シートのミシン目と対称に配置された第1ミシン目と、この第2ミシン目を挟んだ両側に配置された2条の第2ミシン目とが形成されている。
本願発明の構成の下では、複数条のミシン目を形成しているシートはミシン目の箇所で引き裂きかれ易くなっていると共に、例えば実際の折り目が設計位置よりずれても重なり合ったシートのミシン目の横ずれが防止又は著しく抑制されることになり、その結果、開封の容易性・確実性を格段に向上させることができる。すなわち、封筒の縁部は、軽い力でかつミシン目の方向に沿って確実に引き裂かれる。
封筒が薄紙製の場合のようにシートの厚さが薄くて腰が弱い場合は、請求項のように、1枚のシートのみに複数条のミシン目を形成するのが好適であり、また、折り片シートに3条のミシン目を形成すると、折り片シートの折り目がどちらにずれても裏シートのミシン目は折り片シートのミシン目エリアに必ず重なるため、特に好適である。
なお、特許文献4の第9図では表裏のシートに2条ずつのミシン目が形成されているかのように表示しているが、この第9図の実施例は、エンボス加工によって棒状の線を形成する第1実施例(第1〜第3図)を袋に適用したものであり、エンボス加工によって突出した部分の峰部のみの端面を表示したため、恰も穴があるかのように表示されている(第9図は正確には第8図の「端面図」であると解される。)。従って、特許文献4は本願発明を示唆するものではない。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。第1実施形態は図1〜図6に示しており、第2実施形態以下は図に示している。以下、第1実施形態から順に説明する。第1実施形態は薄紙製封筒に適用している。
(1).第1実施形態の基本構造
第1実施形態は長方形の封筒に適用しており、図1のうち(A)は封止前の状態での表面側の斜視図、(B)は開封途中の状態での表面側の斜視図、図2のうち(A)は封止前の状態での裏面側の斜視図、(B)は開封途中の状態での表面側の斜視図、図3のうち(A)は展開状態での裏面図、(B)は(A)の部分拡大図、図4は図3の(A)の部分拡大図、図5は封止状態での一部破断部分図、図6は図5のVI−VI視拡大断面図である。なお、図6ではハッチングは部分的にしか表示していないが、実際は全体が切断面になっている。
本実施形態は封筒の基本構成は特許文献6と同じであり、縦長姿勢で使用し、内容物は横から入れて上から取り出すようになっている。そこで、便宜的に、構造を説明するにおいて、縦長姿勢を基準にして上下・左右の文言を使用する。
例えば図3(A)から容易に理解できるように、本実施形態の封筒は、大きな構成要素として、縦長の第1折り目1を介して左右に繋がった表シート2及び裏シート3を備えており、表シート2の外形が封筒の外形を構成している。表シート2の上下中途高さ部位には透明フィル4を貼った窓穴5が空いており、内容物に印刷した住所が窓穴5を介して露出している。なお、窓穴5を設けずに表シート2に宛て先を印刷又は記入しても良いことは言うまでもない。
表シート2の上端には、前記第1折り目1と直交した方向に延びる上部第2折り目6を介して上部折り片シート7が連続しており、表シート2の下端には、第1折り目1と直交した方向に延びる下部第2折り目8を介して下部折り片シート9が連続している。上下折り片シート7,9のうち裏シート3と反対側の側面は円弧状に湾曲しており、上下折り片シート7,9のうち裏シート3に近い側の側面は傾斜状にカットされている。
裏シート3は、上下高さ及び左右幅寸法とも表シート2のそれよりもやや小さい寸法になっており、上部と下部は、折り返した上下折り片シート7,9に重なる糊代部10になっている。従って、折り返した上下折り片シート7,9の外面に裏シート3を糊代部10の糊で接着することにより、一側面を開口させた封筒が構成されている。表シート2のうち裏シート3と反対側の側縁には、封止用の蓋片シート11が第3折り目12を介して一体に繋がっている。
蓋片シート11の裏面の端部には、裏シート3に重なるように水溶性糊13が帯状に塗工されている。敢えて述べるまでもないが、内容物を挿入してから蓋片シート11を折り返して裏シート3に接着することで封筒は封止される。なお、蓋片シート11には必ずしも糊13を塗工しておく必要はなく、ユーザーが糊付けすることも可能であり、或いは、蓋片シート11を粘着テープで裏シート3に固定することも可能である。
(2).ミシン目の構成
既述のとおり、封筒はその上部を帯状に切除して(引き離して)開封するようになっており、そこで、表シート2と裏シート3と上部折り片シート7とには、上部第2折り目6と平行に延びる開封用のミシン目が切り込み形成されている。すなわち、図3〜6に示すように、表シート2には1条(1本)の表部ミシン目14が形成されて、裏シート3には1条(1本)の裏部ミシン目15が形成されており、更に、上部折り片シート7には、第1中間ミシン目16aとこれを挟んで配置された第2中間ミシン目16b及び第3中間ミシン目16とが平行に形成されている。これら第1〜第3の中間ミシン目16a〜16cが請求項に記載した第1〜第3ミシン目に対応している。
表部ミシン目14と裏部ミシン目15とは展開状態で一直線に延びているが、両ミシン目14,15は第1折り目1と直交した方向に延びているため、封筒に組み立てた状態では、表部ミシン目14と裏部ミシン目15とは全く又は殆どずれることなく重なり合っている(勿論、僅かの誤差は有り得る)。
第1中間ミシン目16aは、設計上では上部第2折り目6を挟んで表部ミシン目14(及び裏部ミシン目15)と対称の位置に形成されている。従って、上部折り片シート7が設計とおりに折り返された場合は、封筒として組立てられた状態で第1中間ミシン目16aと表部ミシン目14と裏部ミシン目15とは封筒の正面視で一直線状に重なることになる。本実施形態では、蓋片シート11の上部は表部ミシン目14及び裏部ミシン目15の上方に位置しているので、蓋片シート11の上部にも、展開状態で表部ミシン目14及び裏部ミシン目15と一直線状に延びる蓋部ミシン目17を形成している。
なお、ミシン目14〜17は切り込みを飛び飛びに形成することで構成されており、従って、各ミシン目は、多数の切り込みの群と、隣り合った切り込みの間に残ったブリッジ部の群とでミシン目が構成されていると言えるが、本実施形態の図面では、便宜的に切り込みをミシン目14〜17として指している。
本実施形態では、切り込みの幅寸法W1及び隣り合った切り込み間の間隔寸法W2(ブリンジ部の寸法)は、各ミシン目14〜17で同じに設定している(勿論、互いに異ならせても良い。)。実寸としては、例えばW1は1〜2mm、W2は0.5〜1.0mmに設定している。また、上部折り片シート7においては、第1中間ミシン目16aは第2中間ミシン目16b及び第3中間ミシン目16cに対してパターンが半ピッチだけ長手方向にずれている。また、表部ミシン目14及び裏部ミシン目15は、第1中間ミシン目16aに対してパターンを長手方向に半ピッチ程度ずらしている。
第1中間ミシン目16aと第2中間ミシン目16b及び第3中間ミシン目16cとの間隔寸法E1,E2は任意に設定できるが、例えば1.0mm程度で良い。E1とE2を異ならせることも可能である。また、各ミシン目14〜17を形成するに当たっては、工具の刃はできるだけ薄いのが良いと言える(糊が切り込みに進入することを防止するためである。)。各ミシン目14〜17を形成するに当たっては、封筒となした状態で外側となる側から内面となる側に向かって刃が入るように設定している(封筒に製造した状態でバリやケバの露出を防止するためである。)。
図面では表示していないが、表シート2と裏シート3とには、ミシン目14〜17の位置を示すためのミシン目状の目印が印刷されている(実際のミシン目と紛らわしいため図には表示していない。)。
(3).まとめ
以上の構成において、封筒は各ミシン目14〜17を挟んで外側の部分が帯状の切り離し部(切除部)18になっており、切除部18の右端又は左端を指で摘んで外側に引っ張ることにより、封筒はミシン目14〜17で構成された切り取り線に沿って引き裂かれ、これによって開封される。なお、開封に先立って切除部18を表裏に何回か折り返すと、ミシン目14〜17で構成された切り取り線の箇所が弱化すると共に切り離しの方向性がより的確に付与されて好適である。
ところで、上部折り片シート7を折り返すに当たって、材料を送るに際してのズレ等の様々の原因により、上部折り片シート7の実際の折り目が設計上の折り目とずれてしまうことは避けられない。そして、上部折り片シート7にミシン目が1本しかない場合、折り目がずれると、上部折り片シート7の折り目と裏シート3の裏部ミシン目15とが上下にずれてしまい、すると、開封のための力が分散してしまうため開封に大きな力を要し、しかも、切り裂きの方向が不安定になって封筒が内側に向けて破れることがある。特に、裏シート3と上部折り片シート7とは接着によって一体化していて糊が補強剤の役割を果たしているため、より一層切り裂きにくくて破れ易くなっている。
これに対して本実施形態では、上部折り片シート7に3条の中間ミシン目16a〜16cが存在することにより、上部折り片シート7の引き裂き強度が弱くなっていると共に切り裂きの方向性が強く付与されており、しかも、上部折り片シート7の折り目がずれても、裏部ミシン目15は第2中間ミシン目16bと第3中間ミシン目16cとで挟まれたミシン目エリア19に重なっており、このように、上部折り片シート7の引き裂き強度が低くなっていることと、裏部ミシン目15が上部折り片シート7のミシン目エリア19に必ず重なることとの相乗作用により、引き裂きの力がミシン目を構成するブリッジ部に集中的に作用することになり、その結果、封筒を軽い力で正確に開封することができる。
本願発明者が試作したところ、上部折り片シート7の折り目がずれていても、上部折り片シート7は主に第1ミシン目16の箇所で千切れることが判明した。これは、第1中間ミシン目16aにおけるブリッジ部16′が第2中間ミシン目16bの切り込みと第3中間ミシン目16cの切り込みとで挟まれていることにより、第1中間ミシン目16aの箇所が強度的に弱くなっており、このため、開封に際しての引っ張り力が第1中間ミシン目16aの箇所に集中するためと推測される。
また、第1中間ミシン目16aと裏部ミシン目15とは刻設位置がずれているが、かかるずれにより、第1中間ミシン目16aのブリッジ部16′と裏部ミシン目15のブリッジ部15aとが交互に千切れることになり、これによっても、開封の容易性・確実性が確保されていると共に、第1中間ミシン目16aの箇所で千切れ易くなっていると推測される。なお、封筒のうちミシン目14〜17で構成される切り取り線の両端の箇所に横向き開口したV溝のような開封案内手段を設けることも可能である。
ところで、上部折り片シート7の中間ミシン目が1条しかなくても、上部折り片シート7を正確な位置で折り返せば開封の容易性と確実性はアップすると解され、そのためには、例えば、トムソンを使用して折り目用の切り込みを形成したり切り込み刃を使用してミシン目を形成することが考えられる。
しかし、このように切り込みやミシン目を形成するのはコストアップに繋がるのみならず、上部折り片シート7の腰が弱くなって高速での送りがスムースに行われないトラブルが発生する虞がある。これに対して本実施形態は、実施形態に3本の中間ミシン目16a〜16cを形成するだけであるため、加工コストが嵩んだり上部折り片シート7の腰が過度に弱くなったりすることはない。
(4).第2〜第6実施形態(図7)
裏シート3と表シート2と上部折り片シート7とのミシン目の配置は様々に具体化できる。そのパターンの例を図7で幾つか示している。このうち(A)に示す第2実施形態は、表部ミシン目14と裏部ミシン目15とを3条ずつ形成して中間ミシン目16は1条だけ形成している。(B)に示す第3実施形態では、表部ミシン目14と裏部ミシン目15とは2条ずつ形成して中間ミシン目16は3条形成している。
(C)に示す第4実施形態では、表部ミシン目14と裏部ミシン目15とは1条ずつ形成して中間ミシン目16は2条形成している。(D)に示す第5実施形態では、表部ミシン目14を2条、裏部ミシン目15を1条、中間ミシン目16を3条形成している。(E)に示す第6実施形態では、表部ミシン目14を1条、裏部ミシン目15を2条、中間ミシン目16を3条形成している。
この図7から容易に理解できるように、重なるように配置された表シート2と裏シート3と上部折り片シート7との各シートには、少なくともいずれか1つに複数条のミシン目を形成することを条件として、具体的な定数は任意に設定できるのであり、かつ、いずれも第1実施形態と同様の効果が発揮される。1つのシートに形成される複数条のミシン目は、第1実施形態の中間ミシン目と同様に、少なくとも1条と他の条とを長手方向にずらすのが好ましい。
また、ミシン目を複数条形成する場合、複数条のミシン目がシートの全長にわたって延びている必然性はないのであり、例えば、第1実施形態を例にとると、第1中間ミシン目16aは全長に延びていて第2ミシン目16bと第3ミシン目16cとは左端部と右端部のみに形成されている、といった構成を採用することも可能である。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば封筒の素材は紙には限らず、樹脂フィルム又は積層材など様々のものを使用できる。大きさに限定がないことは言うまでもない。また、ミシン目は封筒の上下の辺に沿って形成することも可能である。
第1実施形態の封筒を表側から見た斜視図である。 第1実施形態の封筒を裏側から見た斜視図である。 封筒の展開状態の裏面図である。 図4(A)の部分拡大図である。 封止状態での封筒の部分的な一部破断裏面図である。 図5のVI−VI視拡大断面図である。 第2〜第6実施形態を示す図である。
1 第1折り目
2 表シート
3 裏シート
6 第2折り目
7 上部折り片シート
11 蓋片シート
12 第3折り目
14 表部ミシン目
15 裏部ミシン目
16,16a〜16c 中間ミシン目
17 蓋部ミシン目
18 切り離し部

Claims (2)

  1. 重なり合った複数枚のシートで縁部が構成されており、前記各シートに、当該各シートの縁部を重なった状態のまま帯状に切り離して開封するためのミシン目が縁辺と平行に延びるように形成されており、かつ、前記複数枚のシートのうち少なくとも1枚のシートに複数条のミシン目が形成されている四角形の封筒であって、
    第1折り目を介して繋がった表シート及び裏シートを備えており、前記表シートには、前記第1折り目と直交した方向に延びる第2折り目を介して一対の折り片シートが繋がっており、前記一対の折り片シートと裏シートとを接着することにより、第1折り目と直交した方向に開口した袋体になっており、
    更に、前記表シートのうち第1折り目と反対側の部位には、前記第1折り目と平行に延びる第3折り目を介して蓋片シートが一体に連続しており、内容物を封入してから前記蓋片シートを裏シートに貼り付けることで封止されるようになっており、
    かつ、前記表シートと裏シートと1つの折り片シートとの三者に、当該三者の縁部を引き離して開封するためのミシン目が第2折り目と略平行に延びるように形成されている、という構成において、
    前記表裏シートと折り片シートとの3つのシートのうち、1つ又は2つのシートには1条のミシン目を形成して他には複数条のミシン目を形成するか、又は、3つのシートにそれぞれ複数条のミシン目を形成して、1つ又は2つのシートのミシン目の条数と他のシートのミシン目の条数とを異ならせている、
    封筒。
  2. 前記表シートと裏シートとには、展開した状態で直線状に連続する1条のミシン目が形成されている一方、前記折り片シートには、第2折り目を挟んで表シートのミシン目と対称に配置された第1ミシン目と、この第2ミシン目を挟んだ両側に配置された2条の第2ミシン目とが形成されている、
    請求項1に記載した封筒。
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