JPH059930U - 成形板材用補強板 - Google Patents

成形板材用補強板

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JPH059930U
JPH059930U JP8471691U JP8471691U JPH059930U JP H059930 U JPH059930 U JP H059930U JP 8471691 U JP8471691 U JP 8471691U JP 8471691 U JP8471691 U JP 8471691U JP H059930 U JPH059930 U JP H059930U
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JP
Japan
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plate
reinforcing plate
plate material
metal reinforcing
bending strength
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JP8471691U
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English (en)
Inventor
浩義 大庭
英樹 岩井
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属補強板の上面に熱硬化性樹脂とセメント
等との混合物を載置して得られる積層成形板材の曲げ強
度をアップする。 【構成】 下金型上に先尖波形形状の起立部を有した金
属補強板を載置し,この上に押出機から押出された板材
を重ね,上金型を下降させ圧縮成形する。こうして得ら
れる積層成形板の曲げ強度は大幅にアップする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば熱硬化性樹脂とセメント等との混合物を押出成形し必要に応じ これに金属補強板を積層してなる板材,特にOA機器設置用床材等に用いて好適 な成形板材用補強板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7ないし図9は従来の補強板の一部分の斜視図である。 従来,この種のパネルとしては,補強板16の上面に多数の山形状の隆起部3 5を設け,前記隆起部35と補強板16との間には間隙が形成されている。この 補強板16の上面に熱硬化性樹脂とセメント等との混合物が押出成形された板材 13を載置し,必要に応じ補強板16と積層してなる複合パネルのものが用いら れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら,このような従来の複合パネルのものは,板材13と補強板16 とを重ねて下金型15上に置き,上金型18を下降させて圧縮成形すると補強板 16の隆起部35が押しつぶされてしまい,板材13の一部が隆起部35との間 隙に充填されなくなり,補強板16が配筋の作用をなさなくなる。このため,補 強板16と板材13との結合が弱く,複合パネル20の曲げ強度が低いという問 題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本考案では,多数の貫通孔を設けるとともに ,前記貫通孔の端部が先尖波形形状の起立部を有する構成にした。
【0005】
【作用】
薄い正方形状の押出板材を金属補強板上に載置して積層成形板材とした時,押 出板材の一部が前記補強板の傾斜した起立部に脱落不可能に係止されることによ り曲げ強度が高くなる。
【0006】
【実施例】
図1ないし図6は,本考案に係る板材成形方法を説明するために示す本考案に 係る板材成形装置の実施例を示す図であって,本実施例は,帯状に形成されて押 出される押出部材を所定の長さに切断し,この切断押出板材に補強板を重ねて圧 縮成形と仕上成形とを行なう例を示しており,図1は板材成形装置の平面図,図 2は押出板材と金属補強板とを積層成形してなる製品としての床板の斜視図,図 3は矩形状の金属補強板を示し,図3(1)は一部平面図,図3(2)はA−A から視た切断断面図,図4は金属補強板の貫通孔の起立部の断面図,図5は金属 補強板の貫通孔の起立部を示す斜視図,図6は成形中の状態を示す金型と押出板 材と金属補強板との縦断面図を示す。
【0007】 図1において,全体を符号1で示す押出成形機は,平面を対向させて機台ベー ス上に立設されたエンドプラテン2とシリンダプラテン3とを備えており,これ ら両プラテン2,3の4隅は,コラム4によって連結されている。シリンダプラ テン3の中心部には,メーンラム5が固定されていて,その油圧等で進退するプ ランジャ6の先端部には,クロスヘッド7が固定されており,このクロスヘッド 7は,プランジャ6の進退によりコラム4に沿って進退するように構成されてい る。
【0008】 一方,エンドプラテン2には,薄形長方形状の押出孔を備えた筒状のダイス8 が嵌着されていて,このダイス8と前記クロスヘッド7との間には,円筒状のコ ンテナ9が配設されており,このコンテナ9の内孔には,前記クロスヘッド7と 一体となって進退する押出ステム10が嵌合されている。こうすることにより, コンテナ9の内孔に押出素材11を供給したのち押出ステム10が前進すると, 押出素材11がダイス8の押出孔から帯状板材12となって押出されるように構 成されている。なお,本実施例における押出素材11は,セメント,珪酸カルシ ウム,石膏等の塑性変形可能な水硬性無機質骨材を主原料とし,これに,川砂等 の骨材と,尿素樹脂等のアミノ樹脂と,塩化アンモニウム等の硬化剤とを適宜の 割合で混合したものである。
【0009】 このように構成された押出成形機1の板材押出経路内には,図示しない切断装 置が設けられており,押出成形機1から押出されたのち図示しないベルトで送ら れたりパレット上に載せて送られたりした帯状板材12は,複数個の板材13に 切断されるように構成されている。押出される帯状板材12の側方には,この帯 状板材12と平行方向に延びる送り込み装置14が配設されており,1サイクル ごとに駆動装置で駆動されて図に矢印Aで示す方向に往復動し,移送板の上面に 載置された図6に示す下金型15と金属製の補強板16とを,複数組移送して図 1に示す位置へ供給するように構成されている。
【0010】 図6において,下金型15は上面および下面が平面を有している。また,金属 製の補強板16上に板材13を載置し,上金型18の外周に,それぞれ垂直方向 に摺動自在に設けた角筒状の外型枠30,31を下降させたのち上金型18を続 けて下降成形できる構成を有している。
【0011】 また,補強板16は,例えば0.6mm厚程度の亜鉛メッキ鋼等により正方形 状に形成されており,これには,後述する圧縮成形時に板材13との固着を強固 にするために,図4に示すように,波形形状を有した起立部36の角度θを内側 または外側へ約15度傾斜させたところ,図8に示す従来のものに比べて,同じ 板厚0.6mmの補強板16の場合では,従来の積層成形板材の3点曲げ強度が 350kgf/cmに対して,本考案の図4(1)では450kgf/cm となり曲げ強度が約30%近く増加し,さらに,図4(2)または図4(3)で は500kgf/cmとなり曲げ強度が約40%近く増加した。
【0012】 この原因は,図4(1)では金属補強板16の本体と起立部36が約90度の 角度を有しており,板材13を金属補強板16上に載置して押圧力によって積層 成形板材とした時には,板材13の一部が起立部36の波形形状に係止されるい わゆるアンカ効果によって曲げ強度がアップする。さらに,図4(2)または図 4(3)では金属補強板16の本体と起立部36が75度または105度の角度 を有したものでは,板材13を金属補強板16上に載置して押圧力によって積層 成形板材とした時は,板材13の一部が起立部36の波形形状に係止されるとと もに,起立部36の傾斜壁で係止されるいわゆる相乗的なアンカ効果によってよ り効果的な積層成形板材の成形が可能となり,図4(1)のものに比べてさらに 曲げ強度がアップする。本実施例では起立部36の傾斜角θを15度としたが, 5〜30度の範囲で変化させてもほぼ同様な曲げ強度が得られる。
【0013】 図3に示すように,本実施例では先尖波形形状の起立部36を有した約10m mの小孔22が複数個一定ピッチで千鳥状に穿設されている。起立部36の端部 は不規則な波形の形状を有しており,最先端部は鋭利な刃物になっている。補強 板16と板材13とを重ねて圧縮成形したときは,前期した不規則な波形の形状 部が板材13と絡み合って固着され,板材13と補強板16との脱落を防止する 役目を担っている。
【0014】 さらに,図7ないし図9に示すように,切り起こしをすると強い曲げ強度が働 いた場合,応力集中によって隆起部35と金属補強板16との境目が裂けてしま って複合パネル20の曲げ強度が低下していたが,本考案では,起立部36の基 部が円形であるのであらゆる方向に曲げ強度が均一化されるために複合パネル2 0の曲げ強度が低下しない。
【0015】 次に,この板材成形装置には,上昇−移動−下降という運動をする把持部材を 備えた図示しない押出品移載装置が付設されており,把持部材で把持した板材1 3を図1に示す押出位置から,図示の位置で停止している送り込み装置14上の 下金型15に載置された補強板16上へ移載するように構成されている。
【0016】 さらに,板材13と補強板16とが載置された下金型15を保持して停止して いる送り込み装置14の側方外側には,例えば3基の仕上成形用プレス17が配 設されており,この成形用プレス17には,図6に符号18で示す上金型が設け られている。この上金型18は下面が平面を有している。さらに,送り込み装置 14の上方には,押込装置としての例えば6基のプッシャ19が配設されており ,板材13と補強板16とが載置された下金型15を上金型18の下方へ押込む ように構成されている。
【0017】 以上のように構成された板材の成形方法の動作を説明する。送り込み装置14 上に上金型15と補強板16とを重ねて載置し,図1に示す位置へ移動させて準 備する。そして,コンテナ9内へ前述した組成の押出素材11を供給し,メーン ラム5のプランジャ6を前進させると,クロスヘッド7を介し押出ステム10が 前進して押出素材11を押すので,押出素材11は,ダイス8の押出孔から表面 が平滑な帯状板材12となって押出され,台上において図示しない切断装置によ り6個の板材13となるように切断される。このとき,図示しない押出品移載装 置が作動し,把持部材が上昇−移動−下降という運動をするので,把持部材で把 持した板材13は,図1に示す押出位置から,図示の位置で停止している送り込 み装置14上の下金型15に載置された補強板16上へ移載される。
【0018】 この状態でプッシャ19が作動し,板材13と補強板16とが載置された下金 型15が押されて上金型18の下方へ移動する。そこで,まず上金型18の外周 に設けた角筒状の外型枠30,31を下降させ,ついでプレス17が作動して上 金型18が下降し圧縮成形が行なわれる。図6に示すように上金型18が板材1 3に接してからのちは,押圧力により板材13の一部が起立部36に引っかかる いわゆるアンカ効果によって板材13と補強板16とが強固に固定される。こう して板材13と補強板16とが重ねられ固着されたほぼ正方形状の床材が得られ る。
【0019】 こうしてできた床材20の4隅には,配線を取出したりするためのU字形の溝 20aがプレス17の仕上成形によって得られる。このようにして仕上成形を行 なったのち,角筒状の外型枠30,31を上昇させ,次いでプレス17の上金型 18が上昇し,機外へ取出される。 なお,本実施例では帯状板材12を切断して板材13を得る切断装置を設けた 例を示したが,この切断装置は必ずしも設ける必要がない。 なおまた,本実施例では正方形状の床材について述べたが,図3に示すように 補強板として矩形状のものを用いてもよい。 さらに,本実施例では押出素材11がダイス8の押出孔から帯状板材12とな って押出されたものを金属補強板16上に載置して積層成形板材としたが,混練 された塊状の素材を金属補強板16上に載置して積層成形板材とするようにして もよい。 さらにまた,本実施例では金属補強板16上に穿設された小孔22を千鳥状に したものを用いたが,碁盤目状に穿設された小孔22の形状のものを用いてもよ い。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明したことからも明らかなように,本考案においては,多数の貫通孔 を設けるとともに,前記貫通孔の端部が先尖波形形状の起立部を有することによ り,製品の曲げ強度が大幅に上がるとともに,軽量で高品質の製品が得られる。 さらに,起立部の基部が円形形状を有しているのであらゆる方向に曲げ強度が均 一化されるため,補強板と起立部間に亀裂が生じることなく,積層成形板材の曲 げ強度が大幅にアップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】板材の成形装置の平面図である。
【図2】押出板材と金属補強板とを積層成形してなる製
品床材の斜視図である。
【図3】矩形状の金属補強板の詳細図である。
【図4】金属補強板の貫通孔の起立部の断面図である。
【図5】金属補強板の起立部の斜視図である。
【図6】成形中の状態を示す金型と押出板材と金属補強
板との縦断面図である。
【図7】従来の補強板の隆起部の斜視図である。
【図8】従来のその他の補強板の隆起部の斜視図であ
る。
【図9】従来のさらにその他の補強板の隆起部の斜視図
である。
【符号の説明】
1 押出成形機 5 メーンラム 11 押出素材 12 帯状板材 13 板材 14 押出品移載装置 15 下金型 16 補強板 17 プレス 18 上金型 20 製品(積層成形板材) 22 小孔 30,31 角筒状の外型枠 35 隆起部 36 起立部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/06 7805−2E // B32B 3/24 Z 6617−4F

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 多数の貫通孔を設けるとともに,前記貫
    通孔の端部が先尖波形形状の起立部を有することを特徴
    とする成形板材用補強板。
JP8471691U 1991-07-19 1991-07-19 成形板材用補強板 Pending JPH059930U (ja)

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