JPH0538768A - 板材成形方法 - Google Patents

板材成形方法

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JPH0538768A
JPH0538768A JP3263306A JP26330691A JPH0538768A JP H0538768 A JPH0538768 A JP H0538768A JP 3263306 A JP3263306 A JP 3263306A JP 26330691 A JP26330691 A JP 26330691A JP H0538768 A JPH0538768 A JP H0538768A
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JP
Japan
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plate
extruded
plate material
reinforcing plate
product
Prior art date
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Pending
Application number
JP3263306A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Waku
芳春 和久
Hiroyoshi Oba
浩義 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 強度が大きく小形で軽量な製品を得ることが
可能な積層成形板材を得る。 【構成】 薄形長方形状の押出孔を有し,押出機から押
出される平板状押出品13と,多数の貫通孔22を有した補
強板16とを重ねて圧縮成形し,平板状押出品の1部が貫
通孔を通って係止されるため,平板状押出品から補強板
が脱落しない積層成形板材が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば熱硬化性樹脂と
セメント等との混合物を押出成形し必要に応じこれに金
属補強板を積層してなる板材,特にOA機器設置用床材
等に用いて好適な板材の成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年,OA機器設置箇所,廊下,ベラン
ダ等に使用される床材や,壁板,天井板等には,熱硬化
性樹脂とセメント等との混合物を押出成形し必要に応じ
これに金属補強板を積層してなる板材が用いられてお
り,この種の板材を製造する従来の成形装置は,例えば
特公昭49−7045号公報に開示されているように構
成されている。すなわち,この成形装置は,台車に搭載
されてこの台車とともに機内,機外間で水平状に移動す
る下金型と,その上方に位置してラムで駆動され支柱に
沿って上下動する上金型とを備えており,上金型は直方
形状の本体と,その周囲を囲む摺動自在な可動枠とで形
成されている。また,前記台車上には,上金型が機外に
あるときには機内にあり上金型が機内にあるときには機
外にあるように台車とともに移動する脱型台が搭載され
ている。
【0003】このように構成されていることにより,機
外位置で上面に材料を供給した下金型を台車とともに機
内へ移動させ,ラムにより上金型を下降させると,下降
初期においては可動枠で材料の四周が切断され,下降終
期においては上金型本体で材料が圧縮成形される。そこ
で,材料の固化を待ってラムにより上金型を上昇させる
と,圧縮成形された製品が上金型に付属して上昇するの
で,台車を移動させて脱型台を機内へ移動させたのち,
製品を上金型から押出すと,この製品は脱型台上に落下
し,脱型台を台車とともに機外へ移動させて製品を取出
すことにより1サイクルが完了する。なお,金属補強板
を積層する場合には,この金属補強板を材料とともに下
金型へ供給し材料と重ねて圧縮成形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな従来の成形装置は,圧縮成形のみで製品を得るもの
であるために,製品としての充分な強度が得られないば
かりでなく,所定の強度を得ようとすると製品が大形化
し,軽量化が図れないという問題がある。
【0005】本発明は以上のような点に鑑みなされたも
ので,強度が大きく小形で軽量な製品を得ることを可能
にした板材の成形方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では,薄形長方形状の押出孔を有し押出
機から押出素材を押出成形される平板状押出品と,多数
の貫通孔を有した補強板とを重ねて圧縮成形し,前記平
板状押出品の一部が補強板の貫通孔を通って脱落不可能
に係止された積層成形板材を得るようにした。
【0007】
【作用】押出素材をコンテナへ供給して押出ステムを前
進させると,ダイスから板状の押出品が押出され,所定
の長さに切断し,この切断押出板材に補強板を重ね,移
送装置によりプレスの下金型上へ移動したのち,押込装
置により下金型とともにプレスの上金型下方へ移動す
る。このあと上金型が下降するので,押出品は上下の金
型により圧縮されるとともに,押出品の一部が補強板の
貫通孔を通って脱落不可能に係止されて,押出板材と補
強板との積層成形品となる。
【0008】
【実施例】図1ないし図4は,本発明に係る板材成形方
法を説明するために示す本発明に係る板材成形装置の実
施例を示す図であって,本実施例は,帯状に形成されて
押出される押出部材を所定の長さに切断し,この切断押
出板材に補強金属板を重ねて圧縮成形と仕上成形とを行
なう例を示しており,図1は板材成形装置の平面図,図
2は押出板材と金属補強板とを積層成形してなる製品と
しての床板の斜視図,図3は成形中の状態を示す金型と
押出板材と金属補強板との縦断面図,図4は本発明に類
似したその他の実施例を示し成形中の状態を示す金型と
押出板材と金属補強板との縦断面図である。
【0009】図1において,全体を符号1で示す押出成
形機は,平面を対向させて機台ベース上に立設されたエ
ンドプラテン2とシリンダプラテン3とを備えており,
これら両プラテン2,3の4隅は,コラム4によって連
結されている。シリンダプラテン3の中心部には,メー
ンラム5が固定されていて,その油圧等で進退するプラ
ンジャ6の先端部には,クロスヘッド7が固定されてお
り,このクロスヘッド7は,ブランジャ6の進退により
コラム4に沿って進退するように構成されている。
【0010】一方,エンドプラテン2には,薄形長方形
状の押出孔を備えた筒状のダイス8が嵌着されていて,
このダイス8と前記クロスヘッド7との間には,円筒状
のコンテナ9が配設されており,このコンテナ9の内孔
には,前記クロスヘッド7と一体となって進退する押出
ステム10が嵌合されている。こうすることにより,コ
ンテナ9の内孔に押出素材11を供給したのち押出ステ
ム10が前進すると,押出素材11がダイス8の押出孔
から帯状板材12となって押出されるように構成されて
いる。なお,本実施例における押出素材11は,セメン
ト,珪酸カルシウム,石膏等の塑性変形可能な水硬性無
機質骨材を主原料とし,これに,川砂等の骨材と,尿素
樹脂等のアミノ樹脂と,塩化アンモニウム等の硬化剤と
を適宜の割合で混合したものである。
【0011】このように構成された押出成形機1の板材
押出経路内には,図示しない切断装置が設けられてお
り,押出成形機1から押出されたのち図示しないベルト
で送られたりパレット上に載せて送られたりした帯状板
材12は,複数個の板材13に切断されるように構成さ
れている。押出される帯状板材12の側方には,この帯
状板材12と平行方向に伸びる送り込み装置14が配設
されており,1サイクルごとに駆動装置で駆動されて図
に矢印Aで示す方向に往復動し,移送板の上面に載置さ
れた図3に示す下金型15と金属製の補強板16とを,
複数組移送して図1に示す位置へ供給するように構成さ
れている。
【0012】図3において,下金型15は上面および下
面が平面を有している。また,金属製の補強板16上に
板材13を載置し,ついで,上金型18の外周に,それ
ぞれ垂直方向に摺動自在に設けた角筒状の外型枠30,
31を下降させたのち上金型18を続けて下降成形でき
る構成を有している。
【0013】また,補強板16は,例えば1mm厚程度
の亜鉛メッキ鋼等により正方形状に形成されており,こ
れには,後述する圧縮成形時に板材13との固着を強固
にするために,複数個の小孔22が穿設されたいわゆる
パンチングメタルが用いられている。補強板16に穿設
された小孔22は約10mmの直線穴が開口されてい
る。
【0014】さらに,この板材成形装置には,上昇−移
動−下降という運動をする把持部材を備えた図示しない
押出品移載装置が付設されており,把持部材で把持した
板材13を図1に示す押出位置から,図示の位置で停止
している送り込み装置14上の下金型15に載置された
補強板16上へ移載するように構成されている。
【0015】さらに,板材13と補強板16とが載置さ
れた下金型15を保持して停止している送り込み装置1
4の側方外側には,例えば3基の仕上成形用プレス17
が配設されており,この成形用プレス17には,図3に
符号18で示す上金型が設けられている。この上金型1
8は下面が平面を有している。さらに,送り込み装置1
4の上方には,押込装置としての例えば6基のプッシャ
19が配設されており,板材13と補強板16とが載置
された下金型15を上金型18の下方へ押込むように構
成されている。
【0016】以上のように構成された板材の成形装置の
動作を説明する。送り込み装置14上に下金型15と補
強板16とを重ねて載置し,図1に示す位置へ移動させ
て準備する。そして,コンテナ9内へ前述した組成の押
出素材11を供給し,メーンラム5のプランジャ6を前
進させると,クロスヘッド7を介し押出ステム10が前
進して押出素材11を押すので,押出素材11は,ダイ
ス8の押出孔から表面が平滑な帯状板材12となって押
出され,台上において図示しない切断装置により6個の
板材13となるように切断される。このとき,図示しな
い押出品移載装置が作動し,把持部材が上昇−移動−下
降という運動をするので,把持部材で把持した板材13
は,図1に示す押出位置から,図示の位置で停止してい
る送り込み装置14上の下金型15に載置された補強板
16上へ移載される。
【0017】この状態でプッシャ19が作動し,板材1
3と補強板16とが載置された下金型15が押されて上
金型18の下方へ移動する。そこで,まず上金型18の
外周に設けた角筒状の外型枠30,31を下降させ,つ
いでプレス17が作動して上金型18が下降し圧縮成形
が行なわれる。図3に示すように上金型18が板材13
に接してからのちは,押圧力により板材13の一部が複
数個穿設された小孔22を貫通後,下金型15に当接し
上金型18の押圧力の影響を受けて団子状を有した形を
成す。このため,板材13と補強板16とが強固に固定
される。こうして板材13と補強板16とが重ねられて
固着されたほぼ正方形状の床材が得られる。さらに,床
材20の4隅には,配線を取出したりするためのU字形
の溝20aが,プレス17の仕上成形によって得られ
る。
【0018】このようにして仕上成形を行なったのち,
角筒状の外型枠30,31を上昇させ,次いでプレス1
7の上金型18が上昇し,機外へ取出される。
【0019】図4は他の実施例であり,小孔22がハの
字を有しているため,プレス17の押圧力により一旦板
材13の一部を補強板16の小孔22に充填させ,くさ
び状の形を成すようにしてもよく,板材13と補強板1
6とが強固に固定される。なお,本実施例では帯状板材
12を切断して板材13を得る切断装置を設けた例を示
したが,この切断装置は必ずしも設ける必要がない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
によれば,薄形長方形状の押出孔を有し押出機から押出
素材を押出成形される平板状押出品と,多数の貫通孔を
有した補強板とを重ねて圧縮成形し,前記平板状押出品
の一部が補強板の貫通孔を通って脱落不可能に係止され
た積層成形板材を得ることにより,押出成形と圧縮成形
とを行なうことになり,圧縮成形のみを行なう従来の板
材成形装置と比較して製品の強度が上がるとともに,押
出成形を併用することにより,軽量で高品質の製品が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板材の成形装置の平面図である。
【図2】押出板材と金属補強板とを積層成形してなる製
品床材の斜視図である。
【図3】成形中の状態を示す金型と押出板材と金属補強
板との縦断面図である。
【図4】成形中の状態を示す金型と押出板材と金属補強
板との縦断面図である。
【符号の説明】
1 押出成形機 5 メーンラム 11 押出素材 12 帯状板材 13 板材 14 押出品移載装置 15 下金型 16 補強板 17 プレス 18 上金型 20 製品 22 小孔 30,31 角筒状の外型枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 2/28 7904−2E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄形長方形状の押出孔を有し押出機から
    押出素材を押出成形される平板状押出品と,多数の貫通
    孔を有した補強板とを重ねて圧縮成形し,前記平板状押
    出品の一部が補強板の貫通孔を通って脱落不可能に係止
    された積層成形板材を得ることを特徴とする板材成形方
    法。
JP3263306A 1991-07-09 1991-07-09 板材成形方法 Pending JPH0538768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3263306A JPH0538768A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 板材成形方法

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JP (1) JPH0538768A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6837643B2 (en) * 2001-01-26 2005-01-04 Lauder Arthur W Rod coupling
US7255822B2 (en) * 2002-01-31 2007-08-14 Owens-Corning Fiberglas Technology Inc. Process for manufacturing a composite sheet
KR100982949B1 (ko) * 2008-03-10 2010-09-17 변창성 복층 유리 간봉
CN104405073A (zh) * 2014-11-27 2015-03-11 佛山市南海耀达建材有限公司 一种钢结构板材生产线及其生产方法

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KR100982949B1 (ko) * 2008-03-10 2010-09-17 변창성 복층 유리 간봉
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