JPH0584760A - プレス成形機およびプレス成形方法 - Google Patents

プレス成形機およびプレス成形方法

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JPH0584760A
JPH0584760A JP31871091A JP31871091A JPH0584760A JP H0584760 A JPH0584760 A JP H0584760A JP 31871091 A JP31871091 A JP 31871091A JP 31871091 A JP31871091 A JP 31871091A JP H0584760 A JPH0584760 A JP H0584760A
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JP
Japan
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plate
platen
pressure
molding
mold
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Application number
JP31871091A
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English (en)
Inventor
Toshio Wakabayashi
敏夫 若林
Setsuo Fujii
節夫 藤井
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮強度のバラツキのない一定規格を有した
製品を得るとともに製品サイクルアップを可能にする。 【構成】 板材と補強板をプレス装置の複数個の下金型
上に載置し,次いで下金型を機外から機内の押出プレス
中心まで台車に乗せて移動させる。可動盤に係合して下
金型に対向して配設された複数個の上金型の端部に同一
圧力を有した圧油を供給して板材の均等圧縮成形を行な
い1サイクルで複数個の製品取りを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば熱硬化性樹脂とセ
メント等との混合物を押出成形し必要に応じこれに金属
補強板を積層してなる板材,特にOA機器設置用床材等
に用いて好適な板材の成形を行なうプレス成形機および
プレス成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年,OA機器設置箇所,廊下,ベラン
ダ等に使用される床材や,壁板,天井板等には,熱硬化
性樹脂とセメント等との混合物を押出成形し必要に応じ
これに金属補強板を積層してなる板材が用いられてお
り,この種の板材を製造する従来の成形装置は,例えば
特公昭49−7045号公報に開示されているように構
成されている。すなわち,この成形装置は,台車に搭載
されてこの台車とともに機内,機外間で水平状に移動す
る下金型と,その上方に位置してラムで駆動され支柱に
沿って上下動する上金型とを備えており,上金型は直方
形状の本体と,その周囲を囲む摺動自在な可動枠とで形
成されている。また,前記台車上には,上金型が機外に
あるときには機内にあり上金型が機内にあるときには機
外にあるように台車とともに移動する脱型台が搭載され
ている。
【0003】このように構成されていることにより,機
外位置で上面に材料を供給した下金型を台車とともに機
内へ移動させ,ラムにより上金型を下降させると,材料
は上金型本体によって圧縮成形される。そこで,材料の
固化を待ってラムにより上金型を上昇させると,圧縮成
形された製品が上金型に付属して上昇するので,台車を
移動させて脱型台を機内へ移動させたのち,製品を上金
型から押出すと,この製品は脱型台上に落下し,脱型台
を台車とともに機外へ移動させて製品を取出すことによ
り1サイクルが完了する。なお,金属補強板を積層する
場合には,この金属補強板を材料とともに下金型へ供給
し材料と重ねて圧縮成形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな従来の成形装置は,1サイクルで1製品しか得られ
ず,製品サイクルアップのために,1サイクルで多数の
製品を得ようとして下金型を複数個一定間隔で並べると
ともに下金型に対向して上金型を複数個一定間隔で配設
して圧縮成形する場合,圧縮成形仕上げ時の下金型と上
金型の平行度が少しでも違うと,製品へ加えられる圧縮
力にバラツキが生じ,延いては製品の圧縮強度に影響を
及ぼし,一定規格の製品の多数個取りができないといっ
た問題点がある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたもので,
圧縮強度のバラツキのない一定規格を有した製品を得る
とともに,製品サイクルのアップを可能にしたプレス成
形機およびプレス成形方法を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では,プレス成形機として,ボトムプラ
テンに一端を固着された支柱と,前記支柱の他端に固着
された上部プラテンと,前記ボトムプラテンと上部プラ
テン間で上移動可能に配された可動盤と,ボトムプラテ
ン上で機内と機外間で出入り可能に配された台車と,前
記台車上に配設した複数個の下金型と,下金型に対向す
るとともに前記可動盤に係合された複数個の上金型と,
上金型の周辺側方部に上下摺動可能に配設された剪断部
材と,上金型と可動盤間に圧力媒体を給排する駆動源を
設けた構成にした。また,プレス成形方法としては,複
数個の上金型と可動盤間に同圧力を有した圧力媒体を供
給して下金型上に載置された複数個の板材に均等の圧縮
面圧が加わるように圧縮成形するという方法を採用し
た。
【0007】
【作用】板材と補強板をプレス装置の複数個の下金型上
に載置し,次いで下金型を機外から機内の押出プレス中
心まで台車に乗せて移動させる。可動盤に係合して下金
型に対向して配設された複数個の上金型の端部に同一圧
力を有した圧油を供給して板材の均等圧縮成形を行ない
1サイクルで複数個の製品取りを行なう。
【0008】
【実施例】図1ないし図9は,本発明に係る板材成形方
法を説明するために示す本発明に係る板材成形装置の実
施例を示す図であって,本実施例は,帯状に形成されて
押出される押出部材を所定の長さに切断し,この切断押
出板材に金属補強板を重ねて圧縮仕上成形を行なう例を
示しており,図1は板材成形装置の平面図,図2は同じ
く正面図,図3は押出板材と金属補強板とを積層成形し
てなる製品としての床板の斜視図,図4は成形中の状態
を示す金型と押出板材と金属補強板との縦断面図,図5
は切断後,不要物除去前の状態で示す押出板材の平面
図,図6は同じく縦断面図,図7(a)〜(d)は成形
動作を説明するために示す成形装置の正面図,図8は図
2のA−Aからみた一部切断側面図,図9は図8のB−
Bからみた切断平面図である。
【0009】図1,図2において,全体を符号1で示す
押出成形機には,平面を対向させて機台ベース上に立設
されたエンドプラテン2とシリンダプラテン3とが設け
られており,これら両プラテン2,3の4隅は,コラム
4によって連結されている。シリンダプラテン3には,
複数個のメインシリンダ5が固定されていて,その油圧
等で進退するプランジャ6の先端部には,クロスヘッド
7が固定されており,このクロスヘッド7はブランジャ
6の進退によりコラム4に沿って進退するように構成さ
れている。
【0010】一方,エンドプラテン2には,薄形長方形
状の押出孔を備えた筒状のダイス8が嵌着されていて,
このダイス8と前記クロスヘッド7との間には,円筒状
のコンテナ9が配設されており,このコンテナ9の内孔
には,前記クロスヘッド7と一体となって進退する押出
ステム10が嵌合されている。こうすることにより,コ
ンテナ9の内孔に押出素材11を供給したのち押出ステ
ム10が前進すると,押出素材11がダイス8の押出孔
から帯状板材12となって押出されるように構成されて
いる。なお,本実施例における押出素材11は,熱硬化
性樹脂,微粒シリカおよび特殊添加材を配合したのち,
バインダ,水を適量混入して混練したものである。13
は混練した押出素材11をコンテナ9へ投入するホッパ
であり,また,14は投入された押出素材11をコンテ
ナ9内へ押込む押込シリンダである。
【0011】このように構成された押出成形機1の板材
押出経路であるダイス8前方には,多数のローラを押出
方向へ並列してなるローラコンベア15と,このローラ
コンベア15を3列並列してなるローラコンベア16と
が,板材押出方向に連続して延設されており,ローラコ
ンベア15の側方には,並列する3個のカッタ17aを
備えた切断装置17が配設されている。このカッタ17
aは,例えばピアノ線を弦として張ることにより弓状に
形成されたフライングカッタであって,押出成形機1か
ら押出されたのちローラコンベア15で搬送された帯状
板材12を,例えば1辺480mmの正方形状に形成さ
れた板材18に切断するように構成されている。なお,
製品は例えば500mm角であるが,圧縮時における平
面方行への拡張を考慮してダイス8からの実際の押出幅
と,切断装置17による実際の切断長とがいずれも48
0mm程度に設定されている。そして,ローラコンベア
15上で切断された3個の各板材18は,図示しない分
配装置で把持されてローラコンベア16の各ローラ列に
分配されてそれぞれ載置されたのち間欠的に移送される
ように構成されている。
【0012】一方,3個の板材18を移送するローラコ
ンベア16の移送終端部に続く位置には,走行方向がロ
ーラコンベア16の走行方向と直交するコンベア19を
備えた補強板搬送装置20が配設されており,この補強
板搬送装置20のコンベア19上には,例えば図1に符
号20Aで示す供給装置によって3個ずつの金属製補強
板21が機外位置で搭載され,コンベア19の走行によ
り板材18の移送に先立ちローラコンベア16の各列に
対応する停止位置まで移送されるように構成されてい
る。移送される補強板21は,例えば1mm厚程度の亜
鉛メッキ鋼板等により板材18よりもわずかに小寸法,
本実施例では例えば465mm角の正方形状に形成され
ており,この補強板21には,図6に示すように,複数
個の突起21aや小孔等を備えたいわゆるパンチングメ
タルが用いられている。そして,本実施例においては,
前記供給装置20Aに,補強板21に突起21a等を形
成させるパンチング装置が設けられている。
【0013】図2に符号22で示すものは,停止位置ま
で移送された3個の各板材18を把持して上昇−前進−
下降−把持解放−上昇−後退−下降という動作を繰返す
リフト22aを備えたバキュームリフトであって,コン
ベア19の移送終端部で停止している補強板21上へ板
材18を移送して重ねたのち押込むように構成されてい
る。また,このバキュームリフト22には,上記の動作
を繰返すリフト22aと一体のリフト22bが設けられ
ており,重ねと押込みにより一体化された板材18と補
強板21とからなる補強板材23を,上記の動作によ
り,ローラコンベア16に対応して設けたローラコンベ
ア24上へ把持から解放して載置するように構成されて
いる。なお,板材18の押込みに際しては,補強板21
に突起21aが設けられていることにより,この突起2
1aが固化前の板材18に食込んで板材18と一体化さ
れ,補強板材23となるように構成されている。
【0014】ローラコンベア24の終端部前方には,圧
縮仕上成形を行なうプレス成形機30が設けられている
ので,図4と図7および図8の動作説明図とを併せ用い
て説明する。プレス成形機30は床面に支持されたマシ
ンベース31とこのマシンベース31に対向して固定プ
ラテン80が支柱60に支持されており,このマシンベ
ース31上に敷設されたレール73には,機体側に支持
された台車用シリンダ32で進退する台車33の車輪3
4が転動自在に係合されている。35は台車33の後端
部に固定された下金型であって,台車33が前進したと
きにおける下金型35の上方には,垂直状の成形シリン
ダ36が固定プラテン80に固設されており,そのピス
トンロッド37の下端に固定された可動盤38の下面に
は,上金型39が等間隔に3個配設されている。上金型
39の上方端部はピストン39aが固着されており,可
動盤38を刻設してシリンダ65を設け,前記ピストン
39aが上下摺動運動可能に配されており,各シリンダ
65にそれぞれ配管61を介して駆動源62に連結され
ている。また,駆動源62から供給された圧油を一旦可
動盤38と上金型39間に介在させて下金型35上に載
置した板材18を上金型39の下降によって圧縮成形す
る際に,圧縮力は成形シリンダ36によって可動盤38
へ与えられるものの前記した可動盤38と上金型39間
の圧油はバッファ的作用を付与するのみである。すなわ
ち,圧縮成形時は台車33上に配設された複数個の下金
型35(本実施例では3個)に対向し上金型39を下降
させ,最後に成形シリンダ36を駆動して可動盤38を
下降させたとき,複数個の板材18には均等の圧縮面圧
が加わるように構成されている。こうした構成によって
多少可動盤38の平行度が狂っても板材18への圧縮面
圧に不揃いが生じ板材18の密度に影響を及ぼさないよ
うになっている。また,駆動源62からシリンダ65へ
は所望する,例えば30Kg/cmの一定圧力の圧油
が供給可能で,一定圧力を越えるとリリーフ弁63から
タンク66へ圧油が放出される。ここでシリンダ65は
前記した可動盤38の下降により上金型39と下金型3
5間の板材18を圧縮して拡張成形する際に,上金型3
9と可動盤38間に駆動源62から供給された同一圧力
の圧油を介在させて複数個の板材に均等の圧縮面圧が加
わるようにしたバッファ的役割を有した構成となってい
る。なお,上金型39の上下移動に際しては図示しない
圧油供給切換弁によってピストン39aのヘッド側かロ
ッド(ここでは上金型)側へ切換えられるようになって
いる。また,本実施例では,可動盤38は支柱60に沿
って上下に摺動する際に,摩耗によって摺動面70がス
リ減り,これによって可動盤38が水平状態を保ちなが
ら上下に移動可能に可動盤38の両端部に凸設部71を
設け可動盤38と支柱60との摺動面積が大きくとって
ある。
【0015】また,前記ローラコンベア24の終端部に
は,これで移送された3個の補強板材23を把持して上
昇,前進,下降したのち把持を解放することにより,補
強板材23を,後退している台車33の下金型35上へ
載置するバキュームリフト40が設けられており,載置
後は上昇,後退,下降することにより,次の補強板材2
3を把持しに戻るように構成されている。そして,図7
(a)に示すように台車33が前進して補強板材23が
上金型39の真下に位置した状態で上金型39が下降す
ると,その下面に装着された剪断部材41が下降するこ
とにより,図5にハッチングして示すU字状の不要部2
3bが補強板材23の4隅から除去され,さらに上金型
39が下降することにより,上金型39と下金型35と
の間で補強板材23の圧縮仕上成形が行なわれるように
構成されている。なお,不要部23aの除去により,図
3に示すように成形品50の4隅には,この成形品50
を床材として用いる場合に配線を取出したりするための
U字形の溝50aが形成される。
【0016】さらに,台車33の前端部には,成形品受
取台42が固定されており,成形後に可動盤38が上昇
しかつ台車33が後退したのち,上金型39から押出さ
れて落下する成形品50を受取るように構成されてい
る。また,成形品50を受取った成形品受取台42は,
前述した成形のための台車33の前進時に台車33とと
もに成形機30外へ前進し,図1に鎖線50Aで示す位
置を占めるように構成されている。そしてこの位置には
バキュームリフト43が設けられており,鎖線50Aで
示す成形品を把持して上昇,前進,下降したのち把持を
解放することにより,成形品50が,パレット供給台4
4から供給されるパレット45上へ3枚ずつ搭載された
のち,ラック46上へ積込まれるように構成されてい
る。符号47は前記不要部23aすなわち屑材を回収す
るコンベアである。
【0017】以上のように構成された板材成形装置の動
作を説明する。ホッパ13内へ前述した組成,例えば熱
硬化性樹脂,微粒シリカおよび特殊添加材を配合したも
のにバインダ,水を適量混入して混練した押出素材11
を投入すると,この押出素材11は,脱気を行なわれな
がら押込シリンダ14によってコンテナ9内へ押込まれ
る。そこで,メインシリンダ5のプランジャ6を前進さ
せると,クロスヘッド7を介して押出ステム10が前進
し,押出素材11を押すので,押出素材11は,ダイス
8の押出孔から,例えば480mm幅の表面が平滑な帯
状板材12としてローラコンベア15上へ押出されて移
送される。
【0018】ローラコンベア15で移送される帯状板材
12は,移送途中において切断装置17のカッタ17a
により例えば480mmごとに切断され,480mm角
の正方形状板材18となってローラコンベア15上に,
移送方向に並列する。このとき,図示しない移載装置が
作動し,その把持部材が板材18を1個ずつ把持して上
昇−移動−下降という運動をするので,板材18は,ロ
ーラコンベア16の各列に1個ずつ移載されて移送方向
と直交する方向に並列し,ローラコンベア16によって
移送される。
【0019】一方,補強板搬送装置20のコンベア19
上には,供給装置20Aのパンチング装置によって多数
の突起21aが形成された例えば1mm厚程度の亜鉛メ
ッキ鋼板等により板材18よりもわずかに小寸法,本実
施例では例えば465mm角の正方形状に形成された補
強板21が,移載されており,これらの補強板21は板
材18の移送に先立ってコンベア19で移送され,ロー
ラコンベア16とローラコンベア24との間の空間部上
方に移送されている。そこで,バキュームリフト22が
作動し,そのリフト22aが,停止位置まで移送された
3個の各板材18を把持して上昇−前進−下降−把持解
放−上昇−後退−下降という動作を繰返すことにより,
コンベア19の移送終端部で停止している補強板21上
へ板材18を移送して重ねたのち押込むので,固化前の
板材18は,製品寸法である500mm角になるように
拡張されて圧縮され,補強板21の突起21aは固化前
の板材18に食込み板材18と一体化されて補強板材2
3となる。
【0020】また,このバキュームリフト22には,上
記の動作を繰返すリフト22aと一体のリフト22bが
設けられているので,重ねと押込みにより一体化された
板材18と補強板21とからなる補強板材23を把持し
たリフト22bは,上記リフト22aの動作に連動し,
ローラコンベア16に対応して設けたローラコンベア2
4上へ把持から解放されて載置されたのち,ローラコン
ベア24の走行によりその終端部まで移送されて停止す
る。
【0021】このとき,図7(a)に示す台車用シリン
ダ32のピストンロッドは後退していて台車33は図7
(b)に示すようにローラコンベア24側へ引出されて
おり,また,成形シリンダ36のピストンロッド37が
後退していて可動盤38とこれに固定された上金型39
とは上昇している。そして,上金型39には,前回の成
形サイクルで成形された成形品50が保持されている。
この状態でバキュームリフト40のリフトがローラコン
ベア24の終端部で停止している前記3個の補強板材2
3を把持して上昇,前進,下降したのち把持を解放する
ことにより,図7(c)に示すように,補強板材23
は,後退している台車33の下金型35上へ載置され
る。また,上金型39に保持されていた成形品50は,
上金型39から押出されて落下し,成形品受取台42で
受取られる。
【0022】次いで図7(d)に示すように,台車用シ
リンダ32のピストンロッドが前進して台車33が前進
し,バキュームリフト40が空になってローラコンベア
24側へ戻るとともに,下金型35の真上に位置する上
金型39が空になる。この状態で先に駆動源62からピ
ストン39aヘッド側に圧油を供給しておき,ついで成
形シリンダ36のピストンロッド37が前進して可動盤
38とともに上金型39が下降するが,この可動盤38
の下降に際しては,上金型39と下金型35が圧縮成形
可能な距離までとする。次いで,剪断部材41が下金型
35上の補強板材23に作用してその4隅から図5にハ
ッチングして示すU字形の不要部23aを剪断により除
去し,さらに上金型39は下降し成形シリンダ36に圧
力が加えられると板材18が圧縮されると同時に4方へ
拡張し,例えば480mm角のものが500mm角にな
るように上金型39と下金型35との間で補強板材23
の圧縮仕上成形が行なわれる。この場合,補強板21に
突起21aが形成されていることにより,これが板材1
8に食込むので,板材18と補強板21とが強固に一体
化される。このとき成形シリンダ36に加えられた圧縮
力は各シリンダ65,ピストン39aおよび上金型39
へ伝達され最後に板材18に加えられる。さらに図8に
示すように各シリンダ65の圧力が3個とも同じ圧力に
コントロールされているので板材18へはたえず同一の
圧縮力が作用することになる。
【0023】一方,台車33の前進により上金型39の
真下から台車33とともに前進した成形品受取台42上
の成形品50には,図7(e)に示すようにバキューム
リフト43のリフトが作用してこれを把持し,上昇,前
進したのち下降して把持を解放することにより,成形品
50が,パレット供給台44から供給されるパレット4
5上へ3枚ずつ搭載され,さらにラック46上へ積込ま
れる。一方,補強板材23から除去された不要部23a
すなわち屑材はコンベア47で搬送されて集積される。
【0024】このようにして仕上成形が行なわれた結
果,図3に符号50で示すように,板材18と補強板2
1とが重ねられて固着されたほぼ正方形状の成形品50
が得られる。成形品50の4隅には,この成形品50を
例えばOA機器が設けられた事務所等の床材として用い
た場合,配線を取出したりするためのU字形の溝20a
が,プレス30の仕上成形によって得られる。
【0025】なお,本実施例では帯状板材12を切断し
て得た板材18を,補強板21上に供給してこれら板材
18と補強板21とを重ねた状態で搬送してプレス成形
により板材18と補強板21とを圧縮成形する例を示し
たが,上記補強板21は,必ずしもこれを設ける必要が
ない。
【0026】本実施例では,プレス成形機30の可動盤
38の上下移動には直圧方式によって行なったが,トグ
ルリンクやクランク機構などを用いてもよい。また,圧
油を上金型39側へ供給するようにしたが,下金型35
側へ供給可能な構造にしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように,本発明
によれば,プレス成形機として,ボトムプラテンに一端
を固着された支柱と,前記支柱の他端に固着された上部
プラテンと,前記ボトムプラテンと上部プラテン間で上
移動可能に配された可動盤と,ボトムプラテン上で機内
と機外間で出入り可能に配された台車と,前記台車上に
配設した複数個の下金型と,下金型に対向するとともに
前記可動盤に係合された複数個の上金型と,上金型の周
辺側方部に上下摺動可能に配設された剪断部材と,上金
型と可動盤間に圧力媒体を給排する駆動源を設け,ま
た,プレス成形方法としては,複数個の上金型と可動盤
間に同圧力を有した圧力媒体を供給して下金型上に載置
された複数個の板材に均等の圧縮面圧が加わるように圧
縮成形するようにしたことにより,1サイクル毎のプレ
ス成形品の生産量が大幅にアップする。また,可動盤に
上金型の押圧力を付与して行なう従来の圧縮成形方法の
ときのように可動盤の剛性を大きくする必要がないた
め,機械を経済的に,かつ,コンパクトにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板材成形方法を説明するために示す板材成形装
置の平面図である。
【図2】板材成形方法を説明するために示す板材成形装
置の正面図である。
【図3】押出板材と金属補強板とを積層成形してなる成
形品の斜視図である。
【図4】成形中の状態を示す金型と押出板材と金属補強
板との縦断面図である。
【図5】切断後,不要物除去前の状態で示す押出板材の
平面図である。
【図6】切断後,不要物除去前の状態で示す押出板材の
縦断面図である。
【図7】成形動作を説明するために示す成形装置の正面
図である。
【図8】図2のA−Aからみた一部切断側面図である。
【図9】図8のB−Bからみた切断平面図である。
【符号の説明】
1 押出成形機 5 メインシリンダ 8 ダイス 11 押出素材 12 帯状板材 13 ホッパ 14 押出品移載装置 15 ローラコンベア 16 ローラコンベア 17 切断装置 18 板材 19 コンベア 20 補強板搬送装置 21 補強板 22 バキュームリフト 23 補強板材 24 ローラコンベア 30 プレス成形機 32 台車用シリンダ 33 台車 35 下金型 36 成形シリンダ 39 上金型 40 バキュームリフト 50 成形品 60 支柱 62 駆動源 65 シリンダ 70 摺動面 71 凸設部 73 レール 80 固定プラテン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトムプラテンに一端を固着された支柱
    と,前記支柱の他端に固着された上部プラテンと,前記
    ポトムプラテンと上部プラテン間で上移動可能に配され
    た可動盤と,ボトムプラテン上で機内と機外間で出入り
    可能に配された台車と,前記台車上に配設した複数個の
    下金型と,下金型に対向するとともに前記可動盤に係合
    された複数個の上金型と,上金型の周辺側方部に上下摺
    動可能に配設された剪断部材と,上金型と可動盤間に圧
    力媒体を給排する駆動源を設けたことを特徴とするプレ
    ス成形機。
  2. 【請求項2】 複数個の上金型と可動盤間に同圧力を有
    した圧力媒体を供給して下金型上に載置された複数個の
    板材に均等の圧縮面圧が加わるように圧縮成形するよう
    にしたことを特徴とするプレス成形方法。
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