JPH0598976A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH0598976A
JPH0598976A JP3284097A JP28409791A JPH0598976A JP H0598976 A JPH0598976 A JP H0598976A JP 3284097 A JP3284097 A JP 3284097A JP 28409791 A JP28409791 A JP 28409791A JP H0598976 A JPH0598976 A JP H0598976A
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JP
Japan
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valve
opening
engine
exhaust
switching valve
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JP3284097A
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Inventor
Akira Kotani
彰 小谷
Makoto Makino
誠 牧野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気切替弁の開弁遅れに起因するエンジン出
力の低下を確実に防止する。 【構成】 エンジン回転数検知センサ50からのエンジ
ン回転数と、スロットル開度検知センサ5からのスロッ
トル開度と、開弁速度検知手段60からの開弁速度のす
べてが所定値を超えたときに、急加速判定手段61によ
って直ちに排気切替弁17を開弁させる旨の信号を出力
することにより、スロットル弁4の開弁動作を考慮した
排気切替弁17の開弁制御を可能とし、エンジン高回転
での急加速時の排気切替弁17の開弁遅れを改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主ターボチャージャと
副ターボチャージャを有し、低吸入空気量域では主ター
ボチャージャのみで過給し、高吸入空気量域では両ター
ボチャージャを作動させて両ターボチャージャで過給す
る過給機付エンジン、いわゆる2ウェイツインターボエ
ンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン本体に対し、主、副二つのター
ボチャージャを並列に配置し、低吸入空気量域では主タ
ーボチャージャのみ作動させて1個ターボチャージャと
し、高吸入空気量域では両ターボチャージャを作動させ
るようにした、いわゆる2ウェイツインターボシステム
を採用した過給機付エンジンが知られている。
【0003】この種の過給機付エンジンの構成は、たと
えば図6に示すようになっている。エンジン本体91に
対し、主ターボチャージャ(T/C−1)92と副ター
ボチャージャ(T/C−2)93が並列に設けられてい
る。副ターボチャージャ93に接続される吸、排気系に
は、それぞれ吸気切替弁94、排気切替弁95が設けら
れ、副ターボチャージャ93のコンプレッサをバイパス
する吸気バイパス通路97には、吸気バイパス弁96が
設けられている。低吸入空気量域では吸気切替弁94、
排気切替弁95をともに全閉とすることにより、主ター
ボチャージャ92のみを過給作動させ、高吸入空気量域
では両切替弁94、95をともに全開とし、吸気バイパ
ス弁96を閉じることにより、副ターボチャージャ93
にも過給作動を行わせ、2個ターボチャージャ作動とす
ることができる。
【0004】低吸入空気量域から高吸入空気量域に移行
するときには、吸気切替弁95および排気切替弁94が
閉じられているときに排気バイパス弁98を小開制御
し、さらに吸気バイパス弁96を閉じることにより副タ
ーボチャージャ93の助走回転数を高め、ターボチャー
ジャの切替をより円滑に(切替時のショックを小さく)
行うことが可能になっている。排気切替弁は、2個ター
ボチャージャへの切替時には、コンピュータ内に記憶さ
れたエンジン回転数とエンジン負荷(吸入空気量または
燃料流量)のマップ値に基づいて開弁するようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン回転数とエンジン負荷のマップ値に基づいて排気切替
弁を開弁させる制御の場合は、つぎのような問題が生じ
る。図6に示した2ウェイツインターボエンジンでは、
排気切替弁をダイヤフラムアクチュエータによって開閉
する構成となっているので、排気切替弁が開となるまで
には機械的な遅れがある。機械的な遅れの要因には、圧
力伝達、ダイヤフラムの移動、機械的連結部のガタ、排
気切替弁の弁体の動き等がある。
【0006】この機械的な遅れが存在することより、と
くにエンジン高回転でかつ低負荷ないし中負荷域から急
加速を行った場合は、排気切替弁の開弁遅れによって排
気抵抗が大となり、エンジン出力が低下してしまう。こ
れは、エンジン負荷が変化するのに対して機械的遅れは
一定であるため、エンジン高回転での急加速ほど排気抵
抗増加の影響を受けやすくなるからである。
【0007】本発明に関連する先行技術として、加速時
には2個ターボチャージャへの切替条件をより低吸入空
気量側に変更することにより、2個ターボチャージャへ
の切替時のトルクショックを防止する装置(特開平2−
42123号公報)が知られているが、この装置の場合
も上述と同様に排気切替弁の開弁遅れが問題となる。
【0008】本発明は、上記の問題に着目し、排気切替
弁の開弁遅れに起因するエンジン出力の低下を確実に防
止することが可能な過給機付エンジンの制御装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係る過給機付エンジンの制御装置は、主ターボチャージ
ャと、副ターボチャージャとを備え、前記副ターボチャ
ージャのコンプレッサ下流に吸気通路を開閉する吸気切
替弁を設けるとともに、副ターボチャージャのタービン
下流または上流に排気通路を開閉する排気切替弁を設
け、前記吸気切替弁と排気切替弁を共に閉弁させること
により主ターボチャージャのみを過給作動させ、前記吸
気切替弁と排気切替弁とを共に開弁させることにより双
方のターボチャージャを過給作動させるようにした過給
機付エンジンの制御装置において、前記エンジンの回転
数を検知するエンジン回転数検知センサと、前記エンジ
ンのスロットル弁の開度を検知するスロットル開度検知
センサと、前記スロットル弁の開弁速度を検知する開弁
速度検知手段と、前記エンジン回転数検知センサからの
エンジン回転数と、前記スロットル開度検知センサから
のスロットル開度と、前記開弁速度検知手段からの開弁
速度のすべてが所定値を超えたときに直ちに前記排気切
替弁を開弁させる旨の信号を出力する急加速判定手段
と、を具備したものから成る。
【0010】
【作用】このように構成された過給機付エンジンの制御
装置においては、エンジン回転検知センサからのエンジ
ン回転数と、スロットル開度検知センサからのスロット
ル開度と、開弁速度検知手段からの開弁速度のすべてが
所定値を超えた場合は、エンジン高回転時でかつ低負荷
ないし中負荷域から急加速が行なわれたと、急加速判定
手段によって判定される。
【0011】急加速判定手段によって急加速であると判
定された場合は、急加速判定手段からの信号出力により
排気切替弁が直ちに開弁される。このように、スロット
ル弁の開弁動作を考慮した排気切替弁の開弁制御が可能
になるので、エンジン高回転時での急加速時の排気切替
弁の開弁時期を早め、排気抵抗の増加によるエンジン出
力の低下が確実に防止される。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係る過給機付エンジンの制
御装置の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
図1ないし図5は、本発明の一実施例を示しており、と
くに車両に搭載される6気筒エンジンに適用した場合を
示している。図2において、1はエンジン、2はサージ
タンク、3は排気マニホールドを示す。排気マニホール
ド3は排気干渉を伴わない#1〜#3気筒群と#4〜#
6気筒群の2つに集合され、その集合部が連通路3aに
よって連通されている。7、8は互いに並列に配置され
た主ターボチャージャ、副ターボチャージャである。タ
ーボチャージャ7、8のそれぞれのタービン7a、8a
は排気マニホールド3の集合部に接続され、それぞれの
コンプレッサ7b、8bは、インタクーラ6、スロット
ル弁4を介してサージタンク2に接続されている。
【0013】主ターボチャージャ7は、低吸入空気量域
から高吸入空気量域まで作動され、副ターボチャージャ
8は低吸入空気量域で停止される。双方のターボチャー
ジャ7、8の作動、停止を可能ならしめるために、副タ
ーボチャージャ8のタービン8aの下流に排気切替弁1
7が、コンプレッサ8bの下流に吸気切替弁18が設け
られる。吸、排気切替弁18、17の両方とも開弁のと
きは、両方のターボチャージャ7、8が作動される。副
ターボーチャージャ8のタービン8aの下流と主ターボ
チャージャ7のタービン7aの下流とは、排気バイパス
通路40を介して連通可能となっている。排気バイパス
通路40には、この排気バイパス通路40を開閉する排
気バイパス弁41が設けられている。排気バイパス弁4
1は、ダイヤフラム式アクチュエータ42によって開閉
されるようになっている。
【0014】低吸入空気量域で停止される副ターボチャ
ージャ8の吸気通路には、1個ターボチャージャから2
個ターボチャージャへの切替を円滑にするために、コン
プレッサ7bの上流とコンプレッサ8bの下流とを連通
する吸気バイパス通路13と、吸気バイパス通路13の
途中に配設される吸気バイパス弁33が設けられる。吸
気バイパス弁33はダイヤフラム式のアクチュエータ1
0によって開閉される。吸気切替弁18の上流と下流と
を連通するバイパス通路には、逆止弁12が設けられて
おり、吸気切替弁18の閉時において副ターボチャージ
ャ8側のコンプレッサ出口圧力が主ターボチャージャ7
側より大になったとき、空気が上流側から下流側に流れ
ることができるようにしてある。なお、図中、14はコ
ンプレッサ出口側の吸気通路、15はコンプレッサ入口
側の吸気通路を示す。
【0015】吸気通路15はエアフローメータ24を介
してエアクリーナ23に接続される。排気通路を形成す
るフロントパイプ20は、排気ガス触媒21を介して排
気マフラーに接続される。吸気切替弁18はアクチュエ
ータ11によって開閉され、排気切替弁17はダイヤフ
ラム式アクチュエータ16によって開閉されるようにな
っている。ウエストゲートバルブ31は、アクチュエー
タ9によって開閉されるようになっている。
【0016】アクチュエータ9、10、11、16、4
2は、過給圧または負圧の導入によって作動するように
なっている。各アクチュエータ9、10、11、16、
42には、コンプレッサ下流の過給圧、正圧タンク51
からの過給圧、サージタンク2からの負圧とエアフロー
メータ24の下流からの大気圧とを選択的に切り替える
ために、第1、第2、第3、第4、第5、第6の電磁弁
25、26、27、28、32、44が接続されてい
る。各電磁弁25、26、27、28、32、44の切
替は、エンジンコントロールコンピュータ29からの指
令に従って行なわれる。なお、第2の電磁弁26へ負圧
を導入する通路には、負圧の一方の流れのみを許すチェ
ック弁45が介装されている。
【0017】第1の電磁弁25のONは、吸気切替弁1
8を全開とするようにアクチュエータ11を作動させ、
OFFは吸気切替弁18を全閉とするようにアクチュエ
ータ11を作動させる。第4の電磁弁28のONは、排
気切替弁17を全開とするようにアクチュエータ16を
作動させ、OFFは排気切替弁17を全閉するようにア
クチュエータ16を作動させる。第3の電磁弁27のO
Nは、吸気バイパス弁33を全閉するようにアクチュエ
ータ10を作動させ、OFFは吸気バイパス弁33を全
開するようにアクチュエータ10を作動させる。
【0018】排気バイパス弁41を作動させるアクチュ
エータ42にかかる過給圧を大気にブリードさせる第5
の電磁弁32は、ON、OFF制御でなく、デューティ
制御される。同様に、ウエストゲートバルブ31を作動
させるアクチュエータ9にかかる過給圧を大気にブリー
ドさせ第6の電磁弁44は、ON、OFF制御でなく、
デューティ制御される。デューティ制御は、周知の通
り、デューティ値により通電時間を制御することであ
り、デジタル的に通電、非通電の割合を変えることによ
り、アナログ的に平均電流が可変制御される。なお、デ
ューティ値は、1サイクルの時間に対する通電時間の割
合であり、1サイクル中の通電時間をA、非通電時間を
Bとすると、デューティ値=A/(A+B)×100
(%)で表わされる。
【0019】排気バイパス弁41の開度は、アクチュエ
ータ42のダイヤフラム室42aに導入される過給気の
大気へのブリード量(リーク量)を第5の電磁弁32の
デューティ制御によって可変させることにより可変可能
となっている。ウェストゲートバルブ31の開度は、ア
クチュエータ9のダイヤフラム室9aに導入される過給
気の大気へのブリード量(リーク量)を第6の電磁弁4
4のデューティ制御によって可変させることにより可変
可能となっている。
【0020】本実施例では、吸気バイパス弁33を設け
て助走回転時におけるコンプレッサ8bによる吸気温度
の上昇を抑制する機能も付加されているが、助走回転時
間を長く必要とする登板走行のような走行がほとんど生
じない場合には、とくに吸気バイパス弁33を設ける構
成にしなくともよく、装置の簡素化がはかれる。
【0021】エンジンコントロールコンピュータ29
は、エンジンの各種運転条件検出センサと電気的に接続
され、各種センサからの信号が入力される。エンジン運
転条件検出センサには、吸気管圧力センサ(PMセン
サ)30、スロットル開度検知センサ5、吸入空気量測
定センサとしてのエアフローメータ24、エンジン回転
数検知センサ50、酸素センサ19が含まれる。エンジ
ンコントロールコンピュータ29は、演算をするための
セントラルプロセッサユニット(CPU)、読み出し専
用のメモリであるリードオンリメモリ(ROM)、一時
記憶用のランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力イ
ンターフェイス(I/Oインターフェイス)、各種セン
サからのアナログ信号をディジタル量に変換するA/D
コンバータを備えている。
【0022】エンジンコントロールコンピュータ29に
は、図1に示すように、開弁速度検知手段60、急加速
判定手段61、過給圧制御手段62が形成されている。
開弁速度検知手段60、急加速判定手段61、過給圧制
御手段62は、エンジンコントロールコンピュータ29
内に格納されるプログラムから構成される。開弁速度検
知手段60は、スロットル開度センサ5からの信号に基
づいてスロットル弁4の開弁速度が1.7°/8ms以
上になる状態を検知する機能を有している。
【0023】エンジン回転数検知センサ50からの信
号、スロットル開度センサ5からの信号、開弁速度検知
手段60からの信号は、急加速判定手段61にそれぞれ
入力されている。急加速判定手段61は、エンジン回転
数センサ50からのエンジン回転数NEと、スロットル
開度検知センサ5からのスロットル開度TAと、開弁速
度検知手段60からの開弁速度DLTAとが所定値を超
えたときに、直ちに排気切替弁17を開弁させる旨の信
号を過給圧制御手段62に出力する機能を有している。
【0024】本実施例では、エンジン回転数NEが35
00rpm以上、スロットル開度TAが30°以上、ス
ロットル弁4の開弁速度DLTAが1.7°/8ms以
上になったときに、急加速判定手段61による排気切替
弁17の開弁指令が行なわれるようになっている。急加
速判定手段61からの開弁指令信号が過給圧制御手段6
2に入力されると、過給圧制御手段62によって第4の
電磁弁28がONとされ、第4の電磁弁28は開弁され
る。これにより、アクチューエタ16のダイヤフラム室
に過給圧が導かれ、排気切替弁17はアクチュエータ1
6の駆動力によって開弁される。
【0025】つぎに、本実施例の作用について説明す
る。高吸入空気量域では、吸気切替弁18と排気切替弁
17がともに開かれ、吸気バイパス弁33が閉じられ
る。これによって2個ターボチャージャ7、8が駆動さ
れ、十分な過給空気量が得られ、出力が向上される。低
速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気切替弁
17がともに閉じられ、吸気バイパス弁33が開かれ
る。これによって1個のターボチャージャ7のみが駆動
される。低吸入空気量域で1個ターボチャージャとする
理由は、低吸入空気量域では1個ターボチャージャ過給
特性が2個ターボチャージャ過給特性より優れているか
らである。1個ターボチャージャとすることにより、過
給圧、トルクの立上りが早くなり、レスポンスが迅速と
なる。
【0026】低吸入空気量域から高吸入空気量域に移行
するとき、つまり1個ターボチャージャから2個ターボ
チャージャ作動へ切り替えるときには、吸気切替弁18
および排気切替弁17が閉じられているときに排気バイ
パス弁41をデューティ制御により小開制御し、さらに
吸気バイパス弁33を閉じることにより副ターボチャー
ジャ8の助走回転数を高め、ターボチャージャの切替を
より円滑(切替時のショックを小さく)に行うことが可
能になる。
【0027】排気切替弁17はダイヤフラムアクチュエ
ータ16によって開閉する構成となっているため、排気
切替弁17が開となるまでには機械的な遅れがある。こ
の機械的な遅れの存在により、とくにエンジン高回転で
かつ低負荷ないし中負荷域から急加速を行った場合は、
排気切替弁の開弁遅れによって排気抵抗が大となり、エ
ンジン出力が低下する。本実施例では、排気切替弁の開
弁遅れによるエンジン出力の低下を防止するため、図3
および図4の制御が行なわれる。
【0028】図3は、排気切替弁の開弁遅れに起因する
エンジン出力の低下を防止するための制御処理手順を示
している。図3のステップ101において、制御処理が
開始され、ステップ102でフラグXV4OPEN=0
が成立しているか否かが判断される。フラグXV4OP
EN=0は、過渡条件(後述する3つの条件)が成立し
ていない場合に立てられる。図4は、図3のサブルーチ
ンであり、スロットル弁4の開弁速度DLTA、エンジ
ン回転数NE、スロットル開度TAの判定処理等を示し
ている。
【0029】図4に示すように、ステップ111で各種
の判定処理が開始され、ステップ112に進んで、スロ
ットル弁4の開弁速度DLTAがα(α1.7°/8m
s)以上であるか否かが判断される。ステップ112
で、開弁速度DLTAがα以上であると判断された場合
は、ステップ113に進む。ステップ113では、エン
ジン回転数NEがβ(β=3500rpm)以上である
か否かが判断される。ステップ113で、エンジン回転
数NEがβ以上であると判断された場合は、ステップ1
14に進み、スロットル開度TAがγ(γ=30°)以
上であるか否かが判断される。ステップ114で、スロ
ットル開度TAがγ以上であると判断された場合は、ス
テップ115に進む。
【0030】ステップ115では、エンジン1と連結さ
れる変速機55のシフト位置がNレンジ(ニュートラル
レンジ)以外のレンジにセットされているか否かが判断
される。ステップ115でシフト位置がNレンジ以外で
あると判断された場合は、ステップ116に進む。ステ
ップ116では、過渡条件が成立した旨のフラグが立て
られ、ステップ117に進む。すなわち、ステップ11
6では、エンジン高回転でかつ低負荷ないし中負荷域か
ら急加速が行なわれる条件が成立した旨のフラグが立て
られる。
【0031】ステップ112〜114において、開弁速
度DLTA、エンジン回転数NE、スロットル開度TA
が所定値に達していないと判断された場合は、排気切替
弁17を開弁する必要がないとみなし、ステップ117
に進む。同様にステップ115において、変速機55の
シフト位置がNレンジであると判断された場合は、排気
切替弁17を開弁する必要がないとみなし、ステップ1
17に進む。
【0032】図3のステップ102において、過渡条件
成立フラグXV4OPEN=0が立てられていると判断
された場合、すなわちエンジン高回転でかつ低負荷ない
し中負荷域から急加速が行なわれている条件が成立して
いないと判断された場合は、ステップ103に進む。ス
テップ103では、第4の電磁弁28をOFFにする旨
の信号が出力される。つぎに、ステップ104に進み、
過渡条件成立フラグXV4OPENがリセットされ、ス
テップ106に進んで処理のリターンが行なわれる。
【0033】図3のステップ102において、過渡条件
成立フラグXV4OPEN=0が立てられていないと判
断された場合、すなわちエンジン高回転でかつ低負荷な
いし中負荷域から急加速が行なわれる条件が成立してい
ると判断された場合は、ステップ105に進む。ステッ
プ105では、第4の電磁弁28をONとする旨の信号
が出力される。第4の電磁弁28がONとなると、アク
チュエータ16のダイヤフラム室に過給圧が導かれ、ア
クチュエータ16の駆動力により排気切替弁17が開弁
される。ステップ105の処理が終了すると、ステップ
106に進み、処理のリターンが行なわれる。
【0034】このように、ステップ112におけるスロ
ットル弁4の開弁速度が所定値以上、ステップ113に
おけるエンジン回転数NEが所定値以上、ステップ11
4におけるスロットル開度TAが所定値以上である場合
は、ステップ115に進み、変速機55のシフト位置が
車両走行可能な位置にあるのを確認して、排気切替弁1
7を開弁させる旨の指令が出力される。これによって、
図5の特性Sに示すように、排気切替弁17の開弁によ
る2個ターボチャージャへの切替が行なわれる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、エンジン回転数検知セ
ンサからのエンジン回転数と、スロットル開度検知セン
サからのスロットル開度と、開弁速度検知手段からの開
弁速度のすべてが所定値を超えたときに、急加速判定手
段によって直ちに排気切替弁を開弁させる旨の信号を出
力するようにしたので、スロットル弁の開弁動作を考慮
した排気切替弁の開弁制御が可能となり、エンジン高回
転時での急加速時の排気切替弁の開弁遅れを改善するこ
とができる。したがって、排気切替弁の開弁遅れに起因
する排気抵抗の増加を解消することが可能になり、エン
ジン出力の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る過給機付エンジンの制
御装置のブロック図である。
【図2】図1の装置を備えた過給機付エンジンの系統図
である。
【図3】図1の装置による排気切替弁の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図4】図3の処理の一部を示すフローチャートであ
る。
【図5】図2の装置におけるエンジン回転数とトルクと
の関係を示す特性図である。
【図6】従来の過給機付エンジンの系統図である。
【符号の説明】
1 エンジン 4 スロットル弁 5 スロットル開度検知センサ 7 主ターボチャージャ 8 副ターボチャージャ 17 排気切替弁 18 吸気切替弁 29 エンジンコントロールコンピュータ 50 エンジン回転数検知センサ 60 開弁速度検知手段 61 急加速判定手段 62 過給圧制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ターボチャージャと、副ターボチャー
    ジャとを備え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ
    下流に吸気通路を開閉する吸気切替弁を設けるととも
    に、副ターボチャージャのタービン下流または上流に排
    気通路を開閉する排気切替弁を設け、前記吸気切替弁と
    排気切替弁を共に閉弁させることにより主ターボチャー
    ジャのみを過給作動させ、前記吸気切替弁と排気切替弁
    とを共に開弁させることにより双方のターボチャージャ
    を過給作動させるようにした過給機付エンジンの制御装
    置において、 前記エンジンの回転数を検知するエンジン回転数検知セ
    ンサと、 前記エンジンのスロットル弁の開度を検知するスロット
    ル開度検知センサと、 前記スロットル弁の開弁速度を検知する開弁速度検知手
    段と、 前記エンジン回転数検知センサからのエンジン回転数
    と、前記スロットル開度検知センサからのスロットル開
    度と、前記開弁速度検知手段からの開弁速度のすべてが
    所定値を超えたときに直ちに前記排気切替弁を開弁させ
    る旨の信号を出力する急加速判定手段と、を具備したこ
    とを特徴とする過給機付エンジンの制御装置。
JP3284097A 1991-08-02 1991-10-04 過給機付エンジンの制御装置 Pending JPH0598976A (ja)

Priority Applications (3)

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JP3284097A JPH0598976A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 過給機付エンジンの制御装置
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