JP4940927B2 - ターボチャージャの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ターボチャージャの制御装置に関する。
内燃機関からの排気のエネルギーを用いてタービンを回転させ、このタービンの回転によりコンプレッサを駆動して吸気を過給するターボチャージャにおいて、排気通路におけるタービンの上流と下流と連通してタービンをバイパスする排気バイパス通路を備え、過給圧に応じてバイパス通路を開閉するウェイストゲートバルブを制御することで、過給圧のオーバーシュートを抑制する技術が知られている。
また、ウェイストゲートバルブの開度を調節するアクチュエータと、アクチュエータに導入される圧力を調節可能な制御弁とを備え、制御弁の開度を調節することによって過給圧を制御する技術が知られている。例えば、特許文献1には、スロットル弁の開度が中程度となった場合に、過給圧が目標過給圧未満となるように、制御弁を制御するための制御信号のデューティー比に制限値を設定するようにした過給圧制御方法が開示されている。
ところで、ターボチャージャを備えた内燃機関では、減速時にスロットル弁が開弁状態から急激に閉弁状態に切り替わった場合に、吸気慣性及びコンプレッサの回転慣性によりスロットル弁より上流且つコンプレッサより下流の吸気通路における圧力が急激に上昇し、サージングが発生する場合がある。
これに対し、スロットル弁より上流且つコンプレッサより下流の吸気通路と、コンプレッサより上流の吸気通路と、を連通するエアバイパス通路と、該エアバイパス通路を開閉するエアバイパスバルブと、を備え、スロットル弁が急閉された場合にエアバイパスバルブを開放することによって、エアバイパス通路を介してコンプレッサ下流の高圧の過給気をコンプレッサ上流の吸気通路に戻し、コンプレッサのサージングを抑制する技術が知られている。例えば、特許文献2には、急減速時にエアバイパスバルブの開弁動作を速やかに行うことによりサージングの発生を防止することを図った技術が開示されている。
特許3765972号公報 特開平5−195798号公報 特開平7−332097号公報 特開2006−152894号公報 特開2004−332613号公報
上述のように、ターボチャージャを備えた内燃機関において好適に過給を行うためには、過給圧を制御するための排気バイパス通路及びウェイストゲートバルブと、サージングを防止するためのエアバイパス通路及びエアバイパスバルブと、の双方を具備する必要があり、コストが高くなる、搭載性が悪くなる等の問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、過給圧を制御する手段とサージングを防止する手段とを共通化することで、ターボチャージャに係るコストや搭載性を向上させる技術を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明のターボチャージャの制御装置は、内燃機関の吸気通
路に設けられるコンプレッサと前記内燃機関の排気通路に設けられるタービンとを有するターボチャージャと、前記排気通路における前記タービンより上流と下流とを接続し前記タービンをバイパスする排気バイパス通路と、前記排気バイパス通路を流れる排気の流量を調節するウェイストゲートバルブと、圧力室を有し該圧力室に導入される圧力に応じて前記ウェイストゲートバルブの開度を調節するアクチュエータと、前記圧力室と前記コンプレッサより下流の吸気通路とを接続する第1通路と、前記圧力室と前記コンプレッサより上流の吸気通路とを接続する第2通路と、前記第2通路の通路断面積を変更する制御弁と、前記第1通路及び前記第2通路を介して前記圧力室に吸気の圧力を導入し、さらに、前記制御弁の開度を調節して前記圧力室に導入される圧力を調節することによって、前記ターボチャージャによる過給圧を制御する過給圧制御手段と、を備え、前記過給圧制御手段は、前記コンプレッサにおいてサージングが発生する所定の条件が成立する場合には、前記制御弁を開弁して、前記第1通路及び前記第2通路を介して前記コンプレッサより下流の吸気の少なくとも一部を前記コンプレッサより上流の吸気通路に戻すリサーキュレーション制御を行うことを特徴とする。
ここで、サージングが発生する所定の条件としては、コンプレッサより下流の吸気通路に該吸気通路の通路断面積を変更するスロットル弁が設けられた構成において、スロットル弁が開弁された状態から急速に閉弁される場合を例示できる。スロットル弁が急閉される場合としては、例えば、加速運転中に急減速する場合や、シフトチェンジが行われる場合を挙げることができる。
上記構成によれば、コンプレッサにおいてサージングが発生する条件が成立しない通常時においては、アクチュエータの圧力室に第1通路を介してコンプレッサによる過給圧が導入されるとともに、第2通路を介してコンプレッサより上流の吸気の圧力が導入される。第2通路を介して圧力室に導入される圧力は制御弁の開度に応じて調節される。制御弁が全開の時にはほぼ大気圧に等しい圧力が第2通路を介して圧力室に導入される。制御弁が全閉の時には圧力室における圧力はほぼ過給圧に等しい圧力となる。制御弁の開度を適切な中間開度とすることによって圧力室における圧力を過給圧より小さく大気圧より大きい任意の圧力に制御することができる。この圧力室の圧力に応じてアクチュエータによりウェイストゲートバルブの開度が制御され、これにより過給圧が制御される。
一方、コンプレッサにサージングが発生する条件が成立する場合には、制御弁が開弁される。これにより、コンプレッサから吐出される空気が第1通路及び第2通路を介してコンプレッサより上流の吸気通路に戻る。これにより、コンプレッサより下流の吸気通路の圧力が過剰に上昇することが抑制され、サージングや吸気の過昇温が抑制される。
このように、本発明によれば、過給圧を制御するための装置の一部である第1通路及び第2通路を、コンプレッサにおいてサージングが発生する条件下でサージングを防止するためのエアバイパス通路として利用することができる。すなわち、過給圧を制御するための手段とサージングを防止するための手段とを共通化することができる。従って、上記のように構成されたターボチャージャの制御装置を採用すれば、ターボチャージャの搭載性を向上させるとともにターボチャージャに係るコストを低減させることが可能になる。
本発明は、2つのターボチャージャを備え、内燃機関の運転状態に応じて一方のターボチャージャ又は両方のターボチャージャを作動させて過給を行うようにしたいわゆるツインターボシステムに適用することができる。すなわち、内燃機関の吸気通路の途中で分岐して下流において合流する第1分岐吸気通路及び第2分岐吸気通路と、内燃機関の排気通路の途中で分岐して下流において合流する第1分岐排気通路及び第2分岐排気通路と、前記第1分岐吸気通路に設けられる第1コンプレッサと前記第1分岐排気通路に設けられる第1タービンとを有する第1ターボチャージャと、前記第2分岐吸気通路に設けられる第
2コンプレッサと前記第2分岐排気通路に設けられる第2タービンとを有する第2ターボチャージャと、前記第2分岐排気通路における前記第2タービンより上流と下流とを接続し前記第2タービンをバイパスする第2排気バイパス通路と、前記第2排気バイパス通路を流れる排気の流量を調節する第2ウェイストゲートバルブと、第2圧力室を有し該第2圧力室に導入される圧力に応じて前記第2ウェイストゲートバルブの開度を調節する第2アクチュエータと、前記第2圧力室と前記第2コンプレッサより下流の第2分岐吸気通路とを接続する第3通路と、前記第2圧力室と前記第2コンプレッサより上流の第2分岐吸気通路とを接続する第4通路と、前記第4通路の通路断面積を変更する第2制御弁と、前記第3通路及び前記第4通路を介して前記第2圧力室に吸気の圧力を導入し、さらに、前記第2制御弁の開度を調節して前記第2圧力室に導入される圧力を調節することによって、前記第2ターボチャージャによる過給圧を制御する第2過給圧制御手段と、を更に備え、前記第2過給圧制御手段は、前記第2コンプレッサにおいてサージングが発生する所定の第2条件が成立する場合には、前記第2制御弁を開弁して、前記第3通路及び前記第4通路を介して前記第2コンプレッサより下流の吸気の少なくとも一部を前記第2コンプレッサより上流の第2分岐吸気通路に戻す第2リサーキュレーション制御を行うようにしても良い。
ここで、第2コンプレッサにおいてサージングが発生する所定の第2の条件としては、前記第2コンプレッサより下流の第2分岐吸気通路に設けられ該第2分岐吸気通路の通路断面積を変更する吸気制御弁と、前記第2タービンより下流の第2分岐排気通路に設けられ該第2分岐排気通路の通路断面積を変更する排気制御弁と、内燃機関の運転状態に応じて、前記吸気制御弁及び前記排気制御弁を閉弁して前記第1ターボチャージャのみを作動させて過給を行うシングルターボモードと、前記吸気制御弁及び前記排気制御弁を開弁して前記第1ターボチャージャ及び前記第2ターボチャージャの両方を作動させて過給を行うツインターボモードと、を切り替えるターボ制御手段と、を更に備えた構成において、前記ターボ制御手段によってシングルターボモードで過給が行われている場合を例示できる。
このような構成において、シングルターボモードで過給が行われる場合、排気制御弁が閉弁され、第1タービンにのみ排気が流入し、第1ターボチャージャのみが作動して過給が行われる。この時、吸気制御弁が閉弁されることで、第1コンプレッサによって圧縮された過給気が第2分岐吸気通路に流入して第2コンプレッサに向かって逆流することが防止される。
ところで、シングルターボモードにおいても、第2ターボチャージャを低速で作動させておく助走制御が行われる場合がある。助走制御を行うことによって、シングルターボモードからツインターボモードへの移行時に第2タービンの回転速度の立ち上がりが速くなるので、ツインターボモードへの移行を円滑に行うことができる。
ところが、シングルターボモードでは吸気制御弁が閉弁されて第2分岐吸気通路が閉塞されているので、助走制御によって低速で作動する第2コンプレッサから吐出される空気の行き場が無くなり、第2コンプレッサと吸気制御弁との間の第2分岐吸気通路における圧力が過剰に上昇する場合がある。その場合、第2コンプレッサにおいてサージングが発生したり空気温度が過上昇したりする虞がある。
また、助走制御を行わない場合であっても、閉弁制御された排気制御弁におけるわずかな排気の漏れに起因して第2ターボチャージャが低速で作動してしまう場合がある。この場合にも、上記助走制御が行われた場合と同様に第2コンプレッサにおいてサージングが発生する可能性がある。
上記構成によれば、このような第2コンプレッサにおいてサージングが発生する条件が成立しない通常時においては、第2アクチュエータの第2圧力室に第3通路を介して第2コンプレッサによる過給圧が導入されるとともに、第4通路を介して第2コンプレッサより上流の吸気の圧力が導入される。第4通路を介して第2圧力室に導入される圧力は第2制御弁の開度に応じて調節される。第2制御弁が全開の時にはほぼ大気圧に等しい圧力が第4通路を介して圧力室に導入される。第2制御弁が全閉の時には第2圧力室における圧力はほぼ第2ターボチャージャによる過給圧に等しい圧力となる。第2制御弁の開度を適切な中間開度とすることによって第2圧力室における圧力を過給圧以下で大気圧より大きい任意の圧力に制御することができる。この第2圧力室における圧力に応じて第2アクチュエータにより第2ウェイストゲートバルブの開度が制御され、これにより第2ターボチャージャによる過給圧が制御される。
一方、第2コンプレッサにおいてサージングが発生する条件が成立する場合には、第2制御弁が開弁される。これにより、第2コンプレッサから吐出される空気が第3通路及び第4通路を介して第2コンプレッサより上流の第2分岐吸気通路に戻る。これにより、第2コンプレッサより下流の第2分岐吸気通路における圧力が過剰に上昇することが抑制され、第2コンプレッサにおけるサージングや吸気の過昇温が抑制される。
このように、上記構成によれば、第2ターボチャージャによる過給圧を制御するための装置の一部である第3通路及び第4通路を、第2コンプレッサにおいてサージングが発生する条件下でサージングを防止するためのエアバイパス通路として利用することができる。すなわち、第2ターボチャージャによる過給圧を制御するための手段と第2コンプレッサにおけるサージングを防止するための手段とを共通化することができる。従って、上記のように構成されたターボチャージャの制御装置を採用すれば、ツインターボシステムの第2ターボチャージャの搭載性を向上させるとともにツインターボシステムに係るコストを低減させることが可能になる。
ここで、第2リサーキュレーション制御の実行時に第3通路及び第4通路を通過する空気は、助走制御や排気制御弁の漏れによって低速回転で作動する第2コンプレッサから吐出される空気であるので、その量は比較的少ない。よって、第3通路及び第4通路はその通路断面積が小さくてもエアバイパス通路として十分に機能する。第3通路及び第4通路の通路断面積を小さくすれば、第2ターボチャージャによる過給圧の変化に対する第2圧力室に導入される圧力の変化の応答性が向上するので、第2ターボチャージャによる過給圧の制御応答性を向上させることができる。
上記示した各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
例えば、上記のツインターボシステムにおいては、第2ターボチャージャによる過給圧を制御する手段(第3通路、第4通路、第2ウェイストゲートバルブ、第2アクチュエータ、第2圧力室、第2制御弁、第2過給圧制御手段等)に対して本発明を適用して、当該手段を第2コンプレッサにおけるサージングを防止する手段としても利用可能にした構成としたが、第1ターボチャージャによる過給圧を制御する手段に対しても、同様に本発明を適用しても良いし、或いは適用しないで従来技術と同様の構成としても良い。
前者の場合、すなわち第1ターボチャージャによる過給圧を制御する手段に対して本発明を適用する場合の構成としては、上記のツインターボシステムの構成において、前記第1分岐排気通路における前記第1タービンより上流と下流とを接続し前記第1タービンをバイパスする第1排気バイパス通路と、前記第1排気バイパス通路を流れる排気の流量を調節する第1ウェイストゲートバルブと、第1圧力室を有し該第1圧力室に導入される圧力に応じて前記第1ウェイストゲートバルブの開度を調節する第1アクチュエータと、前
記第1圧力室と前記第1コンプレッサより下流の第1分岐吸気通路とを接続する第1通路と、前記第1圧力室と前記第1コンプレッサより上流の第1分岐吸気通路とを接続する第2通路と、前記第2通路の通路断面積を変更する第1制御弁と、前記第1通路及び前記第2通路を介して前記第1圧力室に吸気の圧力を導入し、さらに、前記第1制御弁の開度を調節して前記第1圧力室に導入される圧力を調節することによって、前記第1ターボチャージャによる過給圧を制御する第1過給圧制御手段と、を備える構成を例示できる。
この場合、前記第1過給圧制御手段は、前記第1コンプレッサにおいてサージングが発生する所定の条件が成立する場合には、前記第1制御弁を開弁して、前記第1通路及び前記第2通路を介して前記第1コンプレッサより下流の吸気の少なくとも一部を前記第1コンプレッサより上流の第1分岐吸気通路に戻す第1リサーキュレーション制御を行うようにしても良い。
後者の場合、すなわち第1コンプレッサにおけるサージングを防止する手段として従来技術と同様の構成を採用する場合の構成としては、上記のツインターボシステムの構成において、前記第1分岐吸気通路における第1コンプレッサより下流と上流とを接続するエアバイパス通路と、前記エアバイパス通路を開閉するエアバイパスバルブと、を備え、前記第1コンプレッサにおいてサージングが発生する所定の条件が成立する場合には、前記エアバイパスバルブを開弁して、前記エアバイパス通路を介して前記第1コンプレッサより下流の吸気の少なくとも一部を前記第1コンプレッサより上流の第1分岐吸気通路に戻すようにしても良い。
本発明により、ターボチャージャを備える内燃機関において、過給圧を制御する手段とサージングを防止する手段とを共通化することができ、ターボチャージャの搭載性を向上させるとともに、ターボチャージャに係るコストを低減することが可能になる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施例に係るターボチャージャの制御装置を適用するターボチャージャ付き内燃機関の吸気系及び排気系の概略構成を模式的に示す図である。
図1において、内燃機関1の図示しない燃焼室には、図示しない吸気ポートを介して吸気通路2が接続されている。吸気通路2の最上流部にはエアクリーナ6が配置されている。エアクリーナ6の下流には排気のエネルギーによって作動する排気タービン式過給機であるターボチャージャ10のコンプレッサ11が配置されている。コンプレッサ11の下流にはコンプレッサ11により加圧された吸気を冷却する図示しないインタークーラが設けられている。インタークーラの下流にはモータによって開度調節されることによって吸気通路2の通路断面積を変更するスロットルバルブ4が配置されている。スロットルバルブ4の開度を調節するモータは電気配線を介して後述するECU5に接続され、ECU5からの制御信号に従って制御され、内燃機関1の運転条件に応じた適切な開度となるようにスロットルバルブ4の開度を調節するようになっている。スロットルバルブ4の下流には図示しないサージタンクが配置されている。
また、内燃機関1の燃焼室には、図示しない排気ポートを介して排気通路3が接続され
ている。排気通路3にはターボチャージャ10のタービン12が配置されている。タービン12の下流には図示しない排気浄化装置やマフラー等が配置され、さらに下流において排気通路3は大気に開放している。排気浄化装置としては、例えば三元触媒、吸蔵還元型NOx触媒、パティキュレートフィルタ、酸化触媒など、又はこれらの適当な組み合わせを例示できる。内燃機関1からの排気が排気浄化装置を通過することで排気中の有害物質の含有量が低減され、浄化された排気が大気に排出される。
内燃機関1の燃焼室から排出された排気は排気通路3を流通してタービン12に流入し、そのエネルギーによってタービン12を回転駆動する。これによりタービン12と連結されたコンプレッサ11が回転駆動され、エアクリーナ6から吸気通路2に流入した空気がコンプレッサ11によって加圧される。加圧された空気は、その流量が内燃機関1の運転条件に適合する目標吸入空気量になるようにスロットルバルブ4によって調節され、内燃機関1の燃焼室に吸入される。このようにしてターボチャージャ10による過給が行われる。
排気通路3におけるタービン12の上流と下流とは排気バイパス通路19によって接続されている。排気バイパス通路19の途中には、該排気バイパス通路19の通路断面積を変更するウェイストゲートバルブ15が設けられている。さらに、本実施例のターボチャージャの制御装置には、ウェイストゲートバルブ15の開度を変更するアクチュエータ17が備えられている。アクチュエータ17は外部から圧力が導入される圧力室18を備え、圧力室18に導入される圧力に応じてウェイストゲートバルブ15の開度を制御するようになっている。
圧力室18は第1通路103によってコンプレッサ11より下流の吸気通路2と連通している。また、圧力室18は第2通路104によってコンプレッサ11より上流の吸気通路2と接続されている。第2通路104の途中には第2通路104の通路断面積を変更するバキューム・スイッチング・バルブ(VSV)16が設けられている。VSV16は電気配線を介してECU5に接続され、ECU5によってその開度が制御される。
このような構成により、第1通路103及び第2通路104を介して圧力室18に導入される圧力がVSV16の開度に応じて調節可能になっている。例えば、VSV16が全閉に制御されている場合は、圧力室18内の圧力は過給圧と略等しくなる。また、VSV16が開弁方向に制御されている場合は、圧力室18内の圧力は過給圧より低い、VSV16の開度に応じた圧力となる。
このように、VSV16の開度を制御することによって圧力室18内の圧力が制御され、この圧力室18内の圧力に応じてアクチュエータ17によりウェイストゲートバルブ15の開度が制御される。ウェイストゲートバルブ15の開度に応じて排気の一部又は全部が排気バイパス通路19を経由してタービン12より下流の排気通路3に導かれ、タービン12をバイパスする。タービン12をバイパスする排気の量に応じてターボチャージャ10による過給効率が変化するので、ターボチャージャ10による過給圧を制御することができる。
なお、内燃機関1には、吸気通路2に流入する空気量を測定するエアフローメータ、コンプレッサ11より下流の吸気通路2においてターボチャージャ10による過給圧を測定する過給圧センサ、スロットルバルブ4の開度を測定するスロットル開度センサ、サージタンクにおける吸気圧を測定する吸気圧センサ、内燃機関1の冷却水温を測定する水温センサ、内燃機関1のクランクシャフトが所定クランク角度回転する毎に信号を出力するクランクポジションセンサ、図示しないアクセルペダルの運転者による踏み込み量を測定するアクセル開度センサ等の各種センサが備えられ、これらのセンサはそれぞれ電気配線を
介してECU5に接続され、その出力信号がECU5に入力されるようになっている。ECU5はマイクロコンピュータを主体として構成され、上記各種センサから入力される測定値に基づいて、内蔵するROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することによって、スロットルバルブ4やVSV16の開度制御の他、燃料噴射制御やガソリンエンジンの場合の点火時期制御等の諸制御を行う。
以上のような構成を有するターボチャージャを備えた内燃機関1において、ターボチャージャ10が作動している時に、スロットルバルブ4が開弁状態から急速に閉弁されると、コンプレッサ11によって加圧されコンプレッサ11から吐出される空気がスロットルバルブ4より上流の吸気通路2において行き場を失い、スロットルバルブ4の上流の吸気通路2の圧力が急激に上昇するサージングが発生する場合がある。サージングが発生すると吸気通路2内の高圧の吸気がコンプレッサ11に逆流してサージ音を発生させたり、コンプレッサ11の回転速度が過度に低下して次回加速時の過給圧の制御応答性が低下する等の不具合を招く可能性がある。
それに対し、従来のターボチャージャの制御装置では、図5に示すように、吸気通路2におけるコンプレッサ11の下流と上流とを接続するエアバイパス通路Bを設け、ターボチャージャ10の作動中にスロットルバルブ4が開弁状態から急閉された場合に、エアバイパス通路Bの途中に設けられたエアバイパスバルブAを開弁することによって、コンプレッサ11から吐出された高圧の空気をコンプレッサ11の上流の吸気通路2に戻し、サージングを抑制するようにしていた。
しかし、このような構成を採用すると、過給圧を制御するための装置(排気バイパス通路19、ウェイストゲートバルブ15、アクチュエータ17、VSV16、第1通路103、第2通路104等)と、サージングを抑制するための装置(上述の例ではエアバイパス通路B、エアバイパスバルブA等)との両方を備えなければならず、搭載性の悪化やコストの増大等の問題があった。
そこで、本実施例に係るターボチャージャの制御装置では、過給圧を制御するための装置を、上述したようなサージングが発生する所定の条件が成立する場合には、サージングを抑制するための装置として利用可能な構成とすることで、両装置の共通化を図った。具体的には、過給圧制御のために開度制御されるVSV16を、サージングが発生する条件が成立する場合には開放するようにした。これにより、コンプレッサ11から吐出された高圧の空気は第1通路103及び第2通路104を経由してコンプレッサ11より上流の吸気通路2に戻る。すなわち、過給圧制御用の装置の一部である第1通路103及び第2通路104が、サージングが発生する条件下ではエアバイパス通路、すなわちサージング防止用の装置として機能することになる。従って、過給圧制御用の装置とサージング防止用の装置とをそれぞれ別個に備える必要が無くなるので、搭載性やコストを向上させることができる。
ここで、サージングが発生する所定の条件は、ターボチャージャ10の作動中にスロットルバルブ4が開弁状態から急激に閉弁される場合であり、具体的には、加速中に急減速する場合や、シフトチェンジをする場合等を例示できる。
従来技術のように第1通路103及び第2通路104を過給圧制御用の装置としてのみ用いる場合、すなわち第1通路103及び第2通路104を圧力室18への圧力導入通路としてのみ用いる場合には、第1通路103及び第2通路104は比較的細い配管(例えば管径数mm程度)によって構成される。これに対し、本実施例では、サージングが発生する条件下においてコンプレッサ11から吐出される高圧の吸気をコンプレッサ11より上流の吸気通路2により確実に逃がすことができるように、十分な管径を有する配管によ
って第1通路103及び第2通路104を構成するようにしても良い。
ここで、ECU5によって実行される上述のターボチャージャ制御の具体的な実行手順について、図2に基づいて説明する。図2は本実施例のターボチャージャ制御ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンはECU5によって実行されるプログラムとしてECU5のROMに記憶され、内燃機関1の稼働中ECU5によって所定間隔毎に繰り返し実行される。
まずステップS301において、ECU5は、内燃機関1の運転状態を検出する。例えば、クランクポジションセンサの出力信号に基づいて内燃機関1の機関回転数を算出するとともに、アクセル開度センサの出力信号に基づいて内燃機関1の機関負荷を算出する。
次にステップS302において、ECU5は、ステップS301において検出した運転状態に基づいて、コンプレッサ11においてサージングが発生する条件が成立しているか否かを判定する。例えば、加速運転中に急減速された場合や、シフトチェンジが行われた場合等、ターボチャージャ10によって過給が行われている時にスロットルバルブ4が開弁状態から急閉される時に、この条件が成立する。
ステップS302において肯定判定された場合、ECU5はステップS303に進む。一方、ステップS302において否定判定された場合、ECU5はステップS304に進む。
ステップS303において、ECU5は、VSV16を開放する。これにより、コンプレッサ11から吐出された吸気が第1通路103及び第2通路104を経由してコンプレッサ11より上流の吸気通路2に戻るので、コンプレッサ11より下流における吸気通路2における圧力が急激に上昇することが抑制され、サージングが発生することを抑制できる。
ステップS304において、ECU5は、通常の過給圧制御を行う。すなわち、ターボチャージャ10による過給圧が、内燃機関1の運転状態に応じて決定される目標過給圧となるように、VSV16の開度を制御する。
上記ルーチンにおけるステップS302及びステップS303において行われる制御が本発明におけるリサーキュレーション制御であり、ステップS302〜ステップS304を実行するECU5が、本発明における過給圧制御手段に相当する。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例は、2つのターボチャージャを並列して備えるツーステージツインターボチャージャに本発明を適用した場合の実施例である。図3は本実施例に係るターボチャージャの制御装置を適用するターボチャージャ付き内燃機関の吸気系及び排気系の概略構成を模式的に示す図である。
図3において、内燃機関1の図示しない燃焼室には、図示しない吸気ポートを介して吸気通路2が接続されている。吸気通路2の最上流部にはエアクリーナ6が配置されている。エアクリーナ6の下流において吸気通路2は第1分岐吸気通路110及び第2分岐吸気通路210に分岐し、さらに下流において各分岐吸気通路は合流している。各分岐吸気通路の合流部より下流には吸気を冷却する図示しないインタークーラが配置され、インタークーラの下流にはモータによって開度調節されることによって吸気通路2の通路断面積を変更するスロットルバルブ4が配置され、スロットルバルブ4の下流には図示しないサージタンクが配置されている。スロットルバルブ4の開度を調節するモータは電気配線を介
してECU5に接続され、ECU5からの制御信号に従って制御され、内燃機関1の運転条件に応じた適切な開度となるようにスロットルバルブ4の開度を調節するようになっている。
また、内燃機関1の燃焼室には、図示しない排気ポートを介して排気通路3が接続されている。排気通路3は途中で第1分岐排気通路111及び第2分岐排気通路211に分岐し、下流において各分岐排気通路は合流している。各分岐排気通路の合流部より下流には図示しない排気浄化装置やマフラー等が配置され、更に下流において排気通路3は大気に開放している。排気浄化装置としては、例えば三元触媒、吸蔵還元型NOx触媒、パティキュレートフィルタ、酸化触媒など、又はこれらの適当な組み合わせを例示できる。内燃機関1からの排気が排気浄化装置を通過することで排気中の有害物質の含有量が低減され、浄化された排気が大気に排出される。
本実施例に係るターボチャージャは第1ターボチャージャ100及び第2ターボチャージャ200の2つのターボチャージャを並列して備えるツーステージツインターボである。内燃機関1の運転状態が所定の低負荷領域に属する場合には、第1ターボチャージャ100のみを用いるシングルターボモードで過給が行われ、内燃機関1の運転状態が所定の高負荷領域に属する場合には、第1ターボチャージャ100及び第2ターボチャージャ200の両方を用いるツインターボモードで過給が行われるように制御される。
第1ターボチャージャ100は、第1分岐吸気通路110に配置された第1コンプレッサ101と、第1分岐排気通路111に配置された第1タービン102を有して構成されている。また、第2ターボチャージャ200は、第2分岐吸気通路210に配置された第2コンプレッサ201と、第2分岐排気通路211に配置された第2タービン202を有して構成されている。第2コンプレッサ201より下流の第2分岐吸気通路210には、該第2分岐吸気通路210を開閉する吸気制御弁212が設けられている。また、第2タービン202より下流の第2分岐排気通路211には、該第2分岐排気通路211を開閉する排気制御弁213が設けられている。
シングルターボモードで過給が行われる場合には、吸気制御弁212及び排気制御弁213が閉弁される。これにより、内燃機関1から排出される排気の全てが第1分岐排気通路111に流入し、該排気のエネルギーによって第1タービン102が回転駆動され、これにより第1タービン102と連結された第1コンプレッサ101が回転駆動され、第1分岐吸気通路110に流入した空気が第1コンプレッサ101によって加圧される。この時、吸気制御弁212が閉弁されているので、第1コンプレッサ101によって加圧された高圧の吸気が第1分岐吸気通路110から第2分岐吸気通路210に流入して第2コンプレッサ201に向かって逆流することが防止される。第1コンプレッサ101によって加圧された空気は、その流量が内燃機関1の運転条件に適合する目標吸入空気量になるようにスロットルバルブ4によって調節され、内燃機関1の燃焼室に吸入される。このようにして第1ターボチャージャ100のみを用いたシングルターボモードでの過給が行われる。
ツインターボモードで過給が行われる場合には、吸気制御弁212及び排気制御弁213が開弁される。これにより、内燃機関1から排出される排気の一部が第1分岐排気通路111に流入し、残りの排気が第2分岐排気通路211に流入する。第1分岐排気通路111に流入する排気によってシングルターボモードの場合と同様に第1ターボチャージャ100による過給が行われるとともに、第2分岐排気通路211に流入する排気のエネルギーによって第2タービン202が回転駆動され、これいにより第2タービン202と連結された第2コンプレッサ201が回転駆動され、第2分岐吸気通路210に流入した空気が第2コンプレッサ201によって加圧される。第1コンプレッサ101によって加圧
された空気及び第2コンプレッサ201によって加圧された空気は、その合計流量が内燃機関1の運転条件に適合する目標吸入空気量になるようにスロットルバルブ4によって調節され、内燃機関1の燃焼室に吸入される。このようにして第1ターボチャージャ100及び第2ターボチャージャ200の両方を用いたツインターボモードでの過給が行われる。
第1分岐排気通路111における第1タービン102の上流と下流とは第1排気バイパス通路109によって接続されている。第1排気バイパス通路109の途中には、該第1排気バイパス通路109の通路断面積を変更する第1ウェイストゲートバルブ105が設けられている。さらに、本実施例のターボチャージャの制御装置には、第1ウェイストゲートバルブ105の開度を変更する第1アクチュエータ107が備えられている。第1アクチュエータ107は外部から圧力が導入される第1圧力室108を備え、第1圧力室108に導入される圧力に応じて第1ウェイストゲートバルブ105の開度を制御するようになっている。
第1圧力室108は第1通路103によって第1コンプレッサ101より下流の第1分岐吸気通路110と連通している。また、第1圧力室108は第2通路104によって第1コンプレッサ101より上流の第1分岐吸気通路110と接続されている。第2通路104の途中には第2通路104の通路断面積を変更する第1VSV106が設けられている。第1VSV106は電気配線を介してECU5に接続され、ECU5によってその開度が制御される。
このような構成により、第1通路103及び第2通路104を介して第1圧力室108に導入される圧力が第1VSV106の開度に応じて調節可能になっている。例えば、第1VSV106が全閉に制御されている場合は、第1圧力室108内の圧力は第1ターボチャージャ100による過給圧と略等しくなる。また、第1VSV106が開弁方向に制御されている場合は、第1圧力室108内の圧力は第1ターボチャージャ100による過給圧より低い、第1VSV106の開度に応じた圧力となる。
このように、第1VSV106の開度を制御することによって第1圧力室108内の圧力が制御され、この第1圧力室108内の圧力に応じて第1アクチュエータ107により第1ウェイストゲートバルブ105の開度が制御される。第1ウェイストゲートバルブ105の開度に応じて第1分岐排気通路111に流入する排気の一部又は全部が第1排気バイパス通路109を経由して第1タービン102より下流の第1分岐排気通路111に導かれ、第1タービン102をバイパスする。第1タービン102をバイパスする排気の量に応じて第1ターボチャージャ100による過給効率が変化するので、第1ターボチャージャ100による過給圧を制御することができる。
第2分岐排気通路211における第2タービン202の上流と下流とは第2排気バイパス通路209によって接続されている。第2排気バイパス通路209の途中には、該第2排気バイパス通路209の通路断面積を変更する第2ウェイストゲートバルブ205が設けられている。さらに、本実施例のターボチャージャの制御装置には、第2ウェイストゲートバルブ205の開度を変更する第2アクチュエータ207が備えられている。第2アクチュエータ207は外部から圧力が導入される第2圧力室208を備え、第2圧力室208に導入される圧力に応じて第2ウェイストゲートバルブ205の開度を制御するようになっている。
第2圧力室208は第3通路203によって第2コンプレッサ201より下流の第2分岐吸気通路210と連通している。また、第2圧力室208は第4通路204によって第2コンプレッサ201より上流の第2分岐吸気通路210と接続されている。第4通路2
04の途中には第4通路204の通路断面積を変更する第2VSV206が設けられている。第2VSV206は電気配線を介してECU5に接続され、ECU5によってその開度が制御される。
このような構成により、第3通路203及び第4通路204を介して第2圧力室208に導入される圧力が第2VSV206の開度に応じて調節可能になっている。例えば、第2VSV206が全閉に制御されている場合は、第2圧力室208内の圧力は第2ターボチャージャ200による過給圧と略等しくなる。また、第2VSV206が開弁方向に制御されている場合は、第2圧力室208内の圧力は第2ターボチャージャ200による過給圧より低い、第2VSV206の開度に応じた圧力となる。
このように、第2VSV206の開度を制御することによって第2圧力室208内の圧力が制御され、この第2圧力室208内の圧力に応じて第2アクチュエータ207により第2ウェイストゲートバルブ205の開度が制御される。第2ウェイストゲートバルブ205の開度に応じて第2分岐排気通路211に流入する排気の一部又は全部が第2排気バイパス通路209を経由して第2タービン202より下流の第2分岐排気通路211に導かれ、第2タービン202をバイパスする。第2タービン202をバイパスする排気の量に応じて第2ターボチャージャ200による過給効率が変化するので、第2ターボチャージャ200による過給圧を制御することができる。
なお、内燃機関1には、吸気通路2に流入する空気量を測定するエアフローメータ、第1コンプレッサ101より下流の第1分岐吸気通路110において第1ターボチャージャ100による過給圧を測定する第1過給圧センサ、第2コンプレッサ201より下流の第2分岐吸気通路210において第2ターボチャージャ200による過給圧を測定する第2過給圧センサ、スロットルバルブ4の開度を測定するスロットル開度センサ、サージタンクにおける吸気圧を測定する吸気圧センサ、内燃機関1の冷却水温を測定する水温センサ、内燃機関1のクランクシャフトが所定クランク角度回転する毎に信号を出力するクランクポジションセンサ、図示しないアクセルペダルの運転者による踏み込み量を測定するアクセル開度センサ等の各種センサが備えられ、これらのセンサはそれぞれ電気配線を介してECU5に接続され、その出力信号がECU5に入力されるようになっている。ECU5はマイクロコンピュータを主体として構成され、上記各種センサから入力される測定値に基づいて、内蔵するROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することによって、スロットルバルブ4、第1VSV106、第2VSV206、吸気制御弁212、排気制御弁213の開度制御の他、燃料噴射制御やガソリンエンジンの場合の点火時期制御等の諸制御を行う。
以上のような構成を有するツーステージツインターボチャージャを備えた内燃機関1においても、実施例1の場合と同様に、第1ターボチャージャ100及び/又は第2ターボチャージャ200が作動している時に、スロットルバルブ4が開弁状態から急速に閉弁されると、第1コンプレッサ101や第2コンプレッサ201によって加圧され、第1コンプレッサ101や第2コンプレッサ201から吐出される空気によって、第1コンプレッサ101より下流の第1分岐吸気通路110や第2コンプレッサ201より下流の第2分岐吸気通路210、又はスロットルバルブ4より上流の吸気通路2における圧力が急激に上昇してサージングが発生する場合がある。
また、本実施例のツーステージツインターボチャージャでは、シングルターボモードで過給が行われている時に第2コンプレッサ201においてサージングが発生する可能性もある。すなわち、シングルターボモードにおいても、第2ターボチャージャ200を低速で作動させておく助走制御が行われる場合がある。助走制御を行うことによって、シングルターボモードからツインターボモードへの移行時に第2タービン202の回転速度の立
ち上がりが速くなるので、ツインターボモードへの移行を円滑に行うことができる。
ところが、シングルターボモードでは吸気制御弁212が閉弁されて第2分岐吸気通路210が閉塞されているので、助走制御によって低速で作動する第2コンプレッサ201から吐出される空気の行き場が無くなり、第2コンプレッサ201と吸気制御弁212との間の第2分岐吸気通路210における圧力が過剰に上昇する場合がある。その場合、第2コンプレッサ201においてサージングが発生する虞がある。
また、助走制御を行わない場合であっても、閉弁制御された排気制御弁213におけるわずかな排気の漏れに起因して第2ターボチャージャ200が低速で作動してしまう場合がある。この場合にも、上記助走制御が行われた場合と同様に第2コンプレッサ201においてサージングが発生する可能性がある。
これに対し、本実施例に係るターボチャージャの制御装置では、第1コンプレッサ101においてサージングが発生する条件が成立する場合には、第1ターボチャージャ100による過給圧制御用の第1VSV106を開放し、第1コンプレッサ101から吐出される高圧の空気を第1通路103及び第2通路104を経由して第1コンプレッサ101より上流の第1分岐吸気通路110に戻すようにした。また、第2コンプレッサ201においてサージングが発生する条件が成立する場合には、第2ターボチャージャ200による過給圧制御用の第2VSV206を開放し、第2コンプレッサ201から吐出される高圧の空気を第3通路203及び第4通路204を経由して第2コンプレッサ201より上流の第2分岐吸気通路210に戻すようにした。
これにより、第1ターボチャージャ100による過給圧制御用の装置の一部である第1通路103及び第2通路104が、第1コンプレッサ101においてサージングが発生する条件下ではサージング防止用の装置として機能することになる。また、第2ターボチャージャ200による過給圧制御用の装置の一部である第3通路203及び第4通路204が、第2コンプレッサ201においてサージングが発生する条件下ではサージング防止用の装置として機能することになる。従って、過給圧制御用の装置とサージング防止用の装置とをそれぞれ別個に備える必要が無くなるので、搭載性やコストを向上させることができる。
ここで、第1コンプレッサ101や第2コンプレッサ201においてサージングが発生する条件は、実施例1の場合と同様、第1ターボチャージャ100や第2ターボチャージャ200が作動中にスロットルバルブ4が開弁状態から急激に閉弁される場合であり、具体的には加速中に急減速する場合や、シフトチェンジをする場合等である。
また、ツーステージツインターボチャージャの場合、上述のようにシングルターボモードで過給が行われている時に、第2コンプレッサ201においてサージングが発生する条件が成立する。この場合、第2VSV206を開放した時に第3通路203及び第4通路304を通過する空気は、助走制御や排気制御弁213の漏れによって低速回転で作動する第2コンプレッサ201から吐出される空気であるので、その量は比較的少ない。よって、第3通路203及び第4通路204はその通路断面積が小さくてもエアバイパス通路として十分に機能する。第3通路203及び第4通路204の通路断面積を小さくすれば、第2ターボチャージャ200による過給圧の変化に対する第2圧力室208に導入される圧力の変化の応答性が向上するので、第2ターボチャージャ200による過給圧の制御応答性を向上させることができる。
ここで、ECU5によって実行される上述のターボチャージャ制御の具体的な実行手順について、図4に基づいて説明する。図4は本実施例のターボチャージャ制御ルーチンを
示すフローチャートである。このルーチンはECU5によって実行されるプログラムとしてECU5のROMに記憶され、内燃機関1の稼働中ECU5によって所定間隔毎に繰り返し実行される。なお、スロットルバルブ4が急閉される場合のサージング防止制御については実施例1で説明した制御と同様であるので、ここではシングルターボモードで過給が行われている時のサージング防止制御に限って説明する。
まず、ステップS401において、ECU5は、内燃機関1の運転状態を検出する。例えば、クランクポジションセンサの出力信号に基づいて内燃機関1の機関回転数を算出するとともに、アクセル開度センサの出力信号に基づいて内燃機関1の機関負荷を算出する。
次に、ステップS402において、ECU5は、ステップS401において検出した運転状態に基づいて、シングルターボモード又はツインターボモードのいずれかにターボモードを決定する。
ステップS403において、ステップS403において決定されたターボモードがシングルターボモードであるか否かを判定する。ステップS403において肯定判定された場合、ECU5はステップS404に進む。一方、ステップS403において否定判定された場合、ECU5はステップS405に進む。
ステップS404において、ECU5は、第2VSV106を開放する。これにより、第2コンプレッサ201から吐出された空気が第3通路203及び第4通路204を経由して第2コンプレッサ201より上流の第2分岐吸気通路210に戻る。よって、シングルターボモードにおいて助走制御が行われたり、排気制御弁213において排気が漏れたりして第2ターボチャージャ200が低速で作動した場合においても、第2コンプレッサ201と閉弁制御された吸気制御弁212との間の第2分岐吸気通路210の圧力が過剰に上昇することが抑制される。これにより、シングルターボモード時に第2コンプレッサ201においてサージングが発生することが抑制される。
ステップS405において、ECU5は、通常のツインターボモードでの過給圧制御を行う。すなわち、第1ターボチャージャ100及び第2ターボチャージャによる過給圧がそれぞれ内燃機関1の運転状態に応じて決定される目標過給圧となるように、第1VSV106及び第2VSV206の開度を制御する。この時、スロットルバルブ4が開弁状態から急速に閉弁されるような状況が生起した場合には、実施例1で説明したサージング防止制御と同様の制御を第1VSV106及び/又は第2VSV206に対して実行すればよい。
上記ルーチンにおいてステップS403及びステップS404において行われる制御が本発明における第2リサーキュレーション制御であり、ステップS403〜ステップS405を実行するECU5が、本発明における第2過給圧制御手段に相当する。
なお、以上述べた実施例は本発明を説明するための一例であって、本発明の本旨を逸脱しない範囲内において上記の実施形態には種々の変更を加え得る。例えば、上記実施例2では第1ターボチャージャ100及び第2ターボチャージャ200の双方の過給圧制御用の装置をサージング防止用の装置としても利用可能な構成を例示したが、第2ターボチャージャ200の過給圧制御用の装置のみをサージング防止用の装置としても利用可能なように構成し、シングルターボモードでの第2ターボチャージャのサージングを防止するようにしても良い。上記各実施例は可能な限り組み合わせることができる。
実施例1に係るターボチャージャの制御装置を適用するターボチャージャ付き内燃機関の吸気系及び排気系の概略構成を示す図である。 実施例1におけるターボチャージャ制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例2に係るターボチャージャの制御装置を適用するターボチャージャ付き内燃機関の吸気系及び排気系の概略構成を示す図である。 実施例2におけるターボチャージャ制御ルーチンを示すフローチャートである。 従来技術のターボチャージャの制御装置が適用されたターボチャージャ付き内燃機関の吸気系及び排気系の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 吸気通路
3 排気通路
4 スロットルバルブ
5 ECU
6 エアクリーナ
10 ターボチャージャ
11 コンプレッサ
12 タービン
15 ウェイストゲートバルブ
16 VSV
17 アクチュエータ
18 圧力室
19 排気バイパス通路
100 第1ターボチャージャ
101 第1コンプレッサ
102 第1タービン
103 第1通路
104 第2通路
105 第1ウェイストゲートバルブ
106 第1VSV
107 第1アクチュエータ
108 第1圧力室
109 第1排気バイパス通路
110 第1分岐吸気通路
111 第1分岐排気通路
200 第2ターボチャージャ
201 第2コンプレッサ
202 第2タービン
203 第3通路
204 第4通路
205 第2ウェイストゲートバルブ
206 第2VSV
207 第2アクチュエータ
208 第2圧力室
209 第2排気バイパス通路
210 第2分岐吸気通路
211 第2分岐排気通路
212 吸気制御弁
213 排気制御弁

Claims (4)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられるコンプレッサと前記内燃機関の排気通路に設けられるタービンとを有するターボチャージャと、
    前記排気通路における前記タービンより上流と下流とを接続し前記タービンをバイパスする排気バイパス通路と、
    前記排気バイパス通路を流れる排気の流量を調節するウェイストゲートバルブと、
    圧力室を有し該圧力室に導入される圧力に応じて前記ウェイストゲートバルブの開度を調節するアクチュエータと、
    前記圧力室と前記コンプレッサより下流の吸気通路とを接続する第1通路と、
    前記圧力室と前記コンプレッサより上流の吸気通路とを接続する第2通路と、
    前記第2通路の通路断面積を変更する制御弁と、
    前記第1通路及び前記第2通路を介して前記圧力室に吸気の圧力を導入し、さらに、前記制御弁の開度を調節して前記圧力室に導入される圧力を調節することによって、前記ターボチャージャによる過給圧を制御する過給圧制御手段と、
    を備え、
    前記過給圧制御手段は、前記コンプレッサにおいてサージングが発生する所定の条件が成立する場合には、前記制御弁を開弁して、前記第1通路及び前記第2通路を介して前記コンプレッサより下流の吸気の少なくとも一部を前記コンプレッサより上流の吸気通路に戻すリサーキュレーション制御を行い、
    前記第1通路及び前記第2通路は、サージングが発生する条件下においてコンプレッサから吐出される吸気をコンプレッサより上流の吸気通路に逃がすことが可能な管径を有することを特徴とするターボチャージャの制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記コンプレッサより下流の吸気通路に設けられ該吸気通路の通路断面積を変更するスロットル弁を更に備え、
    前記過給圧制御手段は、前記スロットル弁が開弁された状態から急閉される場合に前記リサーキュレーション制御を実行することを特徴とするターボチャージャの制御装置。
  3. 内燃機関の吸気通路の途中で分岐して下流において合流する第1分岐吸気通路及び第2分岐吸気通路と、
    内燃機関の排気通路の途中で分岐して下流において合流する第1分岐排気通路及び第2分岐排気通路と、
    前記第1分岐吸気通路に設けられる第1コンプレッサと前記第1分岐排気通路に設けられる第1タービンとを有する第1ターボチャージャと、
    前記第2分岐吸気通路に設けられる第2コンプレッサと前記第2分岐排気通路に設けられる第2タービンとを有する第2ターボチャージャと、
    前記第2分岐排気通路における前記第2タービンより上流と下流とを接続し前記第2タービンをバイパスする第2排気バイパス通路と、
    前記第2排気バイパス通路を流れる排気の流量を調節する第2ウェイストゲートバルブと、
    第2圧力室を有し該第2圧力室に導入される圧力に応じて前記第2ウェイストゲートバルブの開度を調節する第2アクチュエータと、
    前記第2圧力室と前記第2コンプレッサより下流の第2分岐吸気通路とを接続する第3通路と、
    前記第2圧力室と前記第2コンプレッサより上流の第2分岐吸気通路とを接続する第4通路と、
    前記第4通路の通路断面積を変更する第2制御弁と、
    前記第3通路及び前記第4通路を介して前記第2圧力室に吸気の圧力を導入し、さらに、前記第2制御弁の開度を調節して前記第2圧力室に導入される圧力を調節することによって、戦記第2ターボチャージャによる過給圧を制御する第2過給圧制御手段と、
    を備え、
    前記第2過給圧制御手段は、前記第2コンプレッサにおいてサージングが発生する所定の第2条件が成立する場合には、前記第2制御弁を開弁して、前記第3通路及び前記第4通路を介して前記第2コンプレッサより下流の吸気の少なくとも一部を前記第2コンプレッサより上流の第2分岐吸気通路に戻す第2リサーキュレーション制御を行うことを特徴とするターボチャージャの制御装置。
  4. 請求項3において、
    前記第2コンプレッサより下流の第2分岐吸気通路に設けられ該第2分岐吸気通路の通路断面積を変更する吸気制御弁と、
    前記第2タービンより下流の第2分岐排気通路に設けられ該第2分岐排気通路の通路断面積を変更する排気制御弁と、
    内燃機関の運転状態に応じて、前記吸気制御弁及び前記排気制御弁を閉弁して前記第1ターボチャージャのみを作動させて過給を行うシングルターボモードと、前記吸気制御弁及び前記排気制御弁を開弁して前記第1ターボチャージャ及び前記第2ターボチャージャの両方を作動させて過給を行うツインターボモードと、を切り替えるターボ制御手段と、を更に備え、
    前記第2過給圧制御手段は、前記ターボ制御手段によってシングルターボモードで過給が行われている場合に前記第2リサーキュレーション制御を実行することを特徴とするターボチャージャの制御装置。
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