JPH0593090U - ショックマウントによる電子機器の取付装置 - Google Patents

ショックマウントによる電子機器の取付装置

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JPH0593090U
JPH0593090U JP3851292U JP3851292U JPH0593090U JP H0593090 U JPH0593090 U JP H0593090U JP 3851292 U JP3851292 U JP 3851292U JP 3851292 U JP3851292 U JP 3851292U JP H0593090 U JPH0593090 U JP H0593090U
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JP
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electronic device
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shock
shock mount
center
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JP3851292U
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秀雄 平野
正喜 渡辺
健一 滝沢
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Japan Radio Co Ltd
Ueda Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
Ueda Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付が簡単で、優れた緩衝作用を有する電子
機器取付装置を提供する。 【構成】 重心の低い電子機器を固定する取付台と、固
定場所への据付を行う据付台との間に4個のショックマ
ウントを設けた電子機器取付装置において、据付台4に
おける各ショックマウント3の配置が電子機器の重心の
据付台4への投影点11を中心とし可能な限り離隔した
円周に沿って等分配され、かつ各コイル軸が投影点11
を通る直線と円周上で直交するように設けた構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は移動体等、振動や衝撃の多い場所への小型電子機器の取付装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、振動や衝撃の多い場所に据え付けられる電子機器は一般に重心が低くか つ水平断面の中央付近に位置するように考慮されている。さらに振動、衝撃によ る部品や配線の損傷を防止するため、ショックマウントを介して取り付けを行っ てきた。
【0003】 図3に従来のショックマウント取付けの一例を示してあり(a)は電子機器装 着時の正面図、(b)は据付台上ショックマウント配置の平面図である。この装 置は、据付台4の四隅に各ショックマウント3a、3b、3c、3dが一方向に 設けてあり、その上部に取付台2を固定した構造である。
【0004】 この取付装置は、加振に対しショックマウントを構成するコイルの軸方向が直 角方向より弱いので、加振方向により緩衝作用にばらつきを生じる。また、上下 方向の加振に対し、電子機器を含めたシステムが比較的低い周波数で共振してし まうという現象があった。
【0005】 図4の(a)正面図、(b)平面図に示す取付装置は上記の点を改良したもの で、電子機器1の一側面に沿い、取付台2に直交しかつ端部をそれに固定した取 付板5と、同様にして据付台4の端部に設けた据付台6との間にショックマウン ト3e、3fを設ける。この取付装置では、矢印方向で示す加振に対し上部の大 きな変動はショックマウント3e、3fで抑止され図3の如き欠点はほぼ解消さ れた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図3の取付装置は加振方向に対し緩衝作用にアンバランスを生じ、この点を改 良した図4の取付装置では電子機器の側面に沿って取付板5を固定させるので、 電子機器の形状に制約があり、かつ取付工程が複雑となる欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案はこれらの欠点を解消し、かつ安価な取付装置を提供するため、ショッ クマウントをそれぞれ電子機器重心の据付台への投影点を中心とする円周上に等 分配し、かつ電子機器の四隅の近傍において対向させて設けたもので、以下実施 例につき図面により詳細に説明する。
【0008】
【実施例】
図1は幅と奥行がほぼ等しい小型電子機器の取付けを示す実施例で、(a)は 正面図、(b)は据付台上のショックマウントの配置を示す平面図である。 図1(b)において、1は電子機器、2は電子機器1の取付台、3は3a、3b 、3c、3dで示すショックマウント、4は固定場所への据付台、11は電子機 器重心の据付台4へ投影点である。
【0009】 電子機器1は比較的小型で低重心である。本装置はこの機器に有害となる振動 や衝撃を、図4の取付装置と異なってショックマウント3のみで緩衝を行うよう にしたものである。
【0010】 ショックマウント3は金属製ワイヤロープを巻いたコイルを主体としており、 その上部及び下部に取付用細片を固着し、これを介して据付台4と固定台2とが 結合される。この種のショックマウントには市販のものが適用できる。
【0011】 据付台4上のコイル3a、3b、3c、3dは、据付台4上に投影された電子 機器重心投影点11を中心として描いた円周上に等分に対向して配置する。この 円の半径は可能な限り大とすることが効果的である。次に、このような配置を行 ったショックマウントの作用につき説明する。
【0012】 図示した矢印方向(電子機器1の奥行方向)の加振力をコイルの軸方向と直角 方向に分解すると、コイルの軸方向(振動に弱い方向)の分力は、ショックマウ ント3aと3cで同一、3bと3dで同一であり、3a、3cの組と3b、3d の組では相互に90°の差がある。また、コイルの直角方向(振動に強い方向) の分力も前記と同様である。従って一方のコイルの軸方向の分力は、隣り合う他 方のコイルの直角方向の分力で束縛され、総体として矢印方向の加振に対し図4 と同様な緩衝効果を得る。
【0013】 さらに説明を加えると、ショックマウント3aの軸方向分力は3dの直角方向 分力と大きさ、向きが同じであり、3dの軸方向分力は3aの直角方向分力と大 きさ、向きが同じである。従って相互に振動に弱い軸方向への変位は拘束される 。隣り合う他の組合せ3aと3b、3bと3c、3cと3dでも同様であり総体 的に良好な緩衝効果が得られる。加振方向が矢印と90゜の場合も同じである。 加振方向が矢印と45゜の場合、例えばショックマウント3b、3dの軸方向と すると、それらの変位は3a、3cで拘束される。高さ方向の加振については、 図1と異なり水平方向に強く拘束されているので、低い周波数における共振現象 は回避できる。
【0014】 また、ショックマウント自体を考えると、コイルの下部は据付台4に、上部は 取付台2に固定され、上部、下部共ピッチ間隔は振動に伴うコイルの変形に抱ら ず常に一定に保持される構造である。加振されたとき、コイルの変形の仕方及び それによる弾性力の向きはコイルの巻き方向により若干差異を生じる。この点か ら図1に示す配置では、上記巻き方向を異にしたコイルを隣り合せて設け、同一 コイルのみを使用した場合の偏りを補正して緩衝効果を高めることが可能である 。
【0015】 また、図2に奥行が幅より小の電子機器取付装置を示してあり、ショックマウ ント3a、3b、3c、3dの配置は図1と同様に行われ、円周上3a、3d間 、3b、3c間を等しく採り、コイルの軸方向線は重心投影点11を通る線と9 0゜である。この場合も図1の取付装置に近い緩衝効果を有する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案装置では、コイルの軸方向が直角方向より耐振性、 耐衝撃性が小という性質を補償するようにショックマウントを配置しているので 、良好な耐振性、耐衝撃性を具備することができる。また、他に補強材を使用し ない簡単な構造のため低コストで製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例で幅と奥行が同等な電子機器
の取付状態を示す図である。
【図2】他の実施例で幅が奥行より大の電子機器の取付
状態を示す図である。
【図3】従来装置のショックマウント取付状態を示す図
である。
【図4】従来装置のショックマウント取付状態を示す図
である。
【符号の説明】
2 取付台 3 ショックマウント 4 据付台 11 電子装置重心投影点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 滝沢 健一 長野県上田市踏入二丁目10番19号 上田日 本無線株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重心の低い電子機器を固定する取付台
    と、固定場所への据付を行う据付台との間に4個のショ
    ックマウントを設けた電子機器取付装置において、前記
    据付台における各ショックマウントの配置が電子機器の
    重心の据付台への投影点を中心とし可能な限り離隔した
    円周に沿って等分配され、かつ各コイル軸が前記投影点
    を通る直線と円周上で直交するように設けられたことを
    特徴とするショックマウントによる電子機器の取付装
    置。
JP3851292U 1992-05-12 1992-05-12 ショックマウントによる電子機器の取付装置 Expired - Fee Related JPH0744052Y2 (ja)

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