JPH0744052Y2 - ショックマウントによる電子機器の取付装置 - Google Patents

ショックマウントによる電子機器の取付装置

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JPH0744052Y2
JPH0744052Y2 JP3851292U JP3851292U JPH0744052Y2 JP H0744052 Y2 JPH0744052 Y2 JP H0744052Y2 JP 3851292 U JP3851292 U JP 3851292U JP 3851292 U JP3851292 U JP 3851292U JP H0744052 Y2 JPH0744052 Y2 JP H0744052Y2
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JP
Japan
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mounting
electronic device
shock
shock mount
coil
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秀雄 平野
正喜 渡辺
健一 滝沢
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Japan Radio Co Ltd
Ueda Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
Ueda Japan Radio Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は移動体等、振動や衝撃の
多い場所への小型電子機器の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、振動や衝撃の多い場所に据え付け
られる電子機器は一般に重心が低くかつ水平断面の中央
付近に位置するように考慮されている。さらに振動、衝
撃による部品や配線の損傷を防止するため、ショックマ
ウントを介して取り付けを行ってきた。
【0003】図3に従来のショックマウント取付けの一
例を示してあり(a)は電子機器装着時の正面図、
(b)は据付台上ショックマウント配置の平面図であ
る。この装置は、据付台4の四隅に各ショックマウント
3a、3b、3c、3dが一方向に設けてあり、その上
部に取付台2を固定した構造である。
【0004】この取付装置は、加振に対しショックマウ
ントを構成するコイルの軸方向が直角方向より弱いの
で、加振方向により緩衝作用にばらつきを生じる。ま
た、上下方向の加振に対し、電子機器を含めたシステム
が比較的低い周波数で共振してしまうという現象があっ
た。
【0005】図4の(a)正面図、(b)平面図に示す
取付装置は上記の点を改良したもので、電子機器1の一
側面に沿い、取付台2に直交しかつ端部をそれに固定し
た取付板5と、同様にして据付台4の端部に設けた据付
台6との間にショックマウント3e、3fを設ける。こ
の取付装置では、矢印方向で示す加振に対し上部の大き
な変動はショックマウント3e、3fで抑止され図3の
如き欠点はほぼ解消された。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図3の取付装置は加振
方向に対し緩衝作用にアンバランスを生じ、この点を改
良した図4の取付装置では電子機器の側面に沿って取付
板5を固定させるので、電子機器の形状に制約があり、
かつ取付工程が複雑となる欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案はこれらの欠点を
解消し、かつ安価な取付装置を提供するため、ショック
マウントをそれぞれ電子機器重心の据付台への投影点を
中心とする円周上に等分配し、かつ電子機器の四隅の近
傍において対向させて設けたもので、以下実施例につき
図面により詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1は幅と奥行がほぼ等しい小型電子機器の
取付けを示す実施例で、(a)は正面図、(b)は据付
台上のショックマウントの配置を示す平面図である。図
1(b)において、1は電子機器、2は電子機器1の取
付台、3は3a、3b、3c、3dで示すショックマウ
ント、4は固定場所への据付台、11は電子機器重心の
据付台4へ投影点である。
【0009】電子機器1は比較的小型で低重心である。
本装置はこの機器に有害となる振動や衝撃を、図4の取
付装置と異なってショックマウント3のみで緩衝を行う
ようにしたものである。
【0010】ショックマウント3は金属製ワイヤロープ
を巻いたコイルを主体としており、その上部及び下部に
取付用細片を固着し、これを介して据付台4と固定台2
とが結合される。この種のショックマウントには市販の
ものが適用できる。
【0011】据付台4上のコイル3a、3b、3c、3
dは、据付台4上に投影された電子機器重心投影点11
を中心として描いた円周上に等分に対向して配置する。
この円の半径は可能な限り大とすることが効果的であ
る。次に、このような配置を行ったショックマウントの
作用につき説明する。
【0012】図示した矢印方向(電子機器1の奥行方
向)の加振力をコイルの軸方向と直角方向に分解する
と、コイルの軸方向(振動に弱い方向)の分力は、ショ
ックマウント3aと3cで同一、3bと3dで同一であ
り、3a、3cの組と3b、3dの組では相互に90°
の差がある。また、コイルの直角方向(振動に強い方
向)の分力も前記と同様である。従って一方のコイルの
軸方向の分力は、隣り合う他方のコイルの直角方向の分
力で束縛され、総体として矢印方向の加振に対し図4と
同様な緩衝効果を得る。
【0013】さらに説明を加えると、ショックマウント
3aの軸方向分力は3dの直角方向分力と大きさ、向き
が同じであり、3dの軸方向分力は3aの直角方向分力
と大きさ、向きが同じである。従って相互に振動に弱い
軸方向への変位は拘束される。隣り合う他の組合せ3a
と3b、3bと3c、3cと3dでも同様であり総体的
に良好な緩衝効果が得られる。加振方向が矢印と90゜
の場合も同じである。加振方向が矢印と45゜の場合、
例えばショックマウント3b、3dの軸方向とすると、
それらの変位は3a、3cで拘束される。高さ方向の加
振については、図1と異なり水平方向に強く拘束されて
いるので、低い周波数における共振現象は回避できる。
【0014】また、ショックマウント自体を考えると、
コイルの下部は据付台4に、上部は取付台2に固定さ
れ、上部、下部共ピッチ間隔は振動に伴うコイルの変形
に抱らず常に一定に保持される構造である。加振された
とき、コイルの変形の仕方及びそれによる弾性力の向き
はコイルの巻き方向により若干差異を生じる。この点か
ら図1に示す配置では、上記巻き方向を異にしたコイル
を隣り合せて設け、同一コイルのみを使用した場合の偏
りを補正して緩衝効果を高めることが可能である。
【0015】また、図2に奥行が幅より小の電子機器取
付装置を示してあり、ショックマウント3a、3b、3
c、3dの配置は図1と同様に行われ、円周上3a、3
d間、3b、3c間を等しく採り、コイルの軸方向線は
重心投影点11を通る線と90゜である。この場合も図
1の取付装置に近い緩衝効果を有する。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案装置では、コ
イルの軸方向が直角方向より耐振性、耐衝撃性が小とい
う性質を補償するようにショックマウントを配置してい
るので、良好な耐振性、耐衝撃性を具備することができ
る。また、他に補強材を使用しない簡単な構造のため低
コストで製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例で幅と奥行が同等な電子機器
の取付状態を示す図である。
【図2】他の実施例で幅が奥行より大の電子機器の取付
状態を示す図である。
【図3】従来装置のショックマウント取付状態を示す図
である。
【図4】従来装置のショックマウント取付状態を示す図
である。
【符号の説明】 2 取付台 3 ショックマウント 4 据付台 11 電子装置重心投影点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重心の低い電子機器を固定する取付台
    と、固定場所への据付を行う据付台との間に4個のショ
    ックマウントを設けた電子機器取付装置において、前記
    据付台における各ショックマウントの配置が電子機器の
    重心の据付台への投影点を中心とし可能な限り離隔した
    円周に沿って等分配され、かつ各コイル軸が前記投影点
    を通る直線と円周上で直交するように設けられたことを
    特徴とするショックマウントによる電子機器の取付装
    置。
JP3851292U 1992-05-12 1992-05-12 ショックマウントによる電子機器の取付装置 Expired - Fee Related JPH0744052Y2 (ja)

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JPH0593090U JPH0593090U (ja) 1993-12-17
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