JP2770075B2 - 駐車塔の防振構造 - Google Patents

駐車塔の防振構造

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は駐車塔の防振構造に関する。
(従来の技術) 第24図に示すように、駐車塔aの場合、内部に設けら
れている機械式駐車装置が運転されると、これが振動源
となって駐車塔aが振動し、その結果、外壁が振動板と
なって周辺の家屋b,cに低周波振動を与えることがあ
る。
これに対して、上記駐車塔の防振のために、その内部
の機械式駐車装置に防振装置を付設するという提案はあ
る。例えば、実開昭59−48962号公報には駐車装置の支
持台を駐車塔に吊り下げ支持するという提案が開示さ
れ、実開昭62−71435号公報や実開昭63−201237号公報
には、駐車装置の台座に防振手段を取り付けるという提
案が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) 上述のような提案は、機械式駐車装置の振動が駐車塔
に伝わることを低減しようとするものであるが、それな
りの効果はあるものの、駐車塔自体の振動を抑制するも
のではなく、また、駐車装置の支持構造が複雑になり、
充分な防振効果を得ようとすればコスト高になる憾みが
ある。
すなわち、本発明の課題は、駐車塔自体の振動を効果
的に且つ低コストで抑制できるようにすることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、このような課題に対して、駐車塔に質量体
と弾性体とからなる振動体を取り付けて、その振動を抑
えるものである。
すなわち、そのための手段は、内部に機械式駐車装置
が収容されている鉄骨構造の駐車塔の防振構造であっ
て、 上記駐車塔の外壁板の内側に設けられている鉄骨の、
上記機械式駐車装置の作動によって振動する部位に、質
量体と、該質量体を鉄骨に対し弾性的に結合する弾性体
とを備えてなり、当該駐車塔の振動系とは別の振動系を
構成することによって当該駐車塔の振動を抑える振動体
が、内部の機械式駐車装置の可動部分と干渉しないよう
に設けられていることを特徴とする。
駐車塔の鉄骨と質量体とはダンパーによって別途連結
することができる。
振動体の弾性体としては、一端が駐車塔の鉄骨柱また
は鉄骨梁にブラケットを介して結合された板ばねを用い
ることができ、その場合には板ばねの他端に質量体を結
合する。
また、振動体の弾性体としては、中間が上記鉄骨柱ま
たは鉄骨梁にブラケットを介して結合された板ばねを用
いることができ、その場合には、板ばねの両端に質量体
をそれぞれ結合する。
また、駐車塔の鉄骨梁に取付壁を立設し、この取付壁
に質量体を弾性体によって弾性的に結合し、この質量体
を上記鉄骨梁の上に摺動可能に若しくは車輪によって移
動可能に支持するようにしてもよい。
また、振動体の質量体は駐車塔の鉄骨柱に突設した水
平支持板または鉄骨梁の上に積層ゴムによって弾性的に
結合するようにしてもよい。
また、振動体の弾性体は以上の他に、丸棒、角棒、六
角棒等の棒状体によって構成してもよい。
(作用) 上記駐車塔の防振構造においては、駐車塔の鉄骨の振
動部位の固有振動数と当部位に作用する外力の振動数と
が一致するとき、共鳴を起こして当部位は大きな振幅で
振動するが、この振動部位に当該駐車塔の振動系とは別
の振動系を構成する振動体が別に設けられているから、
全体が2自由度の系になって、つまり、共振点が2つに
なって上記外力の振動数からずれ、上記部位の振幅が小
さくなる。この場合、振動体の固有振動数を上記外力の
振動数に一致せしめれば、その振動数での上記部位の振
幅が零になる。
また、上記振動体にダンパーを設けたものにおいて
は、このダンパーによって外力のエネルギーが消費され
てかなり広い振動数の範囲にわたって共鳴が抑えられ、
外力の振動数が変化する場合でも振幅を小さくすること
ができる。
振動体の弾性体を板ばねで構成したものでは、板ばね
の板面に垂直な一方向の振動に対応することができ、当
該方向の振動を効果的に抑えることができる。
板ばねの両端に質量体を結合したものでは、振動系が
2つになり、全体が3自由度の系になって比較的広い振
動数の範囲にわたって防振効果を得ることができる。
駐車塔の鉄骨梁に立設した取付壁に質量体を弾性体に
よって弾性的に結合し、この質量体を上記鉄骨梁の上に
摺動可能に若しくは車輪によって移動可能に支持したも
のでは、質量体の移動方向の振動に対応することがで
き、また、駐車塔の鉄骨柱に突設した水平支持板または
鉄骨梁の上に質量体を積層ゴムによって弾性的に結合し
たものでは、全方位の振動に対応することができる。
また、振動体の弾性体を棒状体によって構成した場合
も、全方位の振動に対応できる。
(発明の効果) 従って、本発明によれば、内部に機械式駐車装置が収
容されている鉄骨構造の駐車塔において、この駐車塔の
外壁板の内側に設けられている鉄骨の、上記機械式駐車
装置の作動によって振動する部位に、質量体と、該質量
体を鉄骨に対し弾性的に結合する弾性体とを備えてな
り、当該駐車塔の振動系とは別の振動系を構成すること
によって当該駐車塔の振動を抑える振動体を、内部の機
械式駐車装置の可動部分と干渉しないように設けたか
ら、駐車装置の支持構造を複雑にすることなく、また、
駐車塔全体を大型にすることなく、駐車装置の可動部分
との干渉を避けて防振手段を駐車塔に装置して、この駐
車塔自体の振動を効率良く抑えることができる。
振動体にダンパーを設けたものによれば、外力の振動
数がかなり広い範囲にわたる場合でも、上記防振の目的
を達成することができる。
振動体の弾性体を板ばねで構成したものによれば、板
ばねの板面に垂直な方向の振動を効果的に抑えることが
でき、板ばねの上下両端に質量体を結合したものでは、
全体を3自由度の系にして広い振動数範囲にわたって防
振効果を得ることができる。
質量体を弾性体によって鉄骨梁の取付壁に弾性的に結
合し、この質量体を鉄骨梁の上に摺動可能に若しくは車
輪によって移動可能に支持したものでは、車輪による質
量体の移動方向の振動を効果的に抑えることができ、質
量体を積層ゴムによって鉄骨柱に突設した水平支持板ま
たは鉄骨梁の上に弾性的に結合したものでは、全方位の
振動を抑えることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に駐車塔(立体駐車場)の全体構成が示されて
いる。
同図において、1は上下のスプロケット2,3に懸回し
たチェーン4により、車両Wを収容載置する多数のケー
ジ5を循環移動可能に支持した駐車装置、6はこの駐車
装置1を収容した鉄骨構造の駐車塔である。この駐車塔
6は、その骨組み、つまり鉄骨部材として、鉄骨柱7,上
下に間隔をおいて配設された鉄骨梁8,及び斜鉄骨材9を
備えている。そして、第2図にも示す如く、上記鉄骨梁
8にタテ胴縁11を介して外壁板12が支持されている。な
お、第1図ではタテ胴縁の図示を省略している。また、
第1図中、10はチェーン4にケージ5を支持するブラケ
ットである。
しかして、上記駐車塔6の外壁板12の内側に設けられ
ている鉄骨の、上記駐車装置1の作動によって振動する
部位には、この駐車塔6の防振のために当該駐車塔6の
振動系とは別の振動系を構成する振動体が、駐車装置1
のスプロケット2,3、チェーン4及びケージ5といった
可動部分に干渉しないように設けられているものであ
る。第1図では、鉄骨柱7に取り付けた吊り下げ型の振
動体15、鉄骨梁8に取り付けた吊り下げ型の振動体16、
鉄骨梁8の上に設けた台車型振動体17、鉄骨梁8の上に
設けた全方位型振動体18及び鉄骨柱7設けた全方位型振
動体19の5種類の振動体を記載しているが、この全てが
駐車塔6に同時に併設されるわけではなく、これらから
適宜選択して使用されるものである。以下、振動体の各
実施例及びその変形例について説明する。
−実施例1− 本例は鉄骨柱7に取り付けた吊り下げ型の振動体15に
関し、第3図乃至第5図に示されている。
すなわち、同図において、21は弾性体としての板ばね
であって、上下方向に延び、上端がブラケット22を介し
て鉄骨柱7に結合され、下端に質量体23が鉄骨柱7との
間に隙間ができるように結合されている。また、上記板
ばね21の下端部は鉄骨柱7にダンパー(減衰器)24によ
って連結されている。質量体23は、板ばね21の表裏にそ
れぞれ複数枚の錘板23aを重ねてボルトにより結合して
なる。
実施例の場合、駐車塔6における振動体15の取付位置
は、第6図に示す2次モードの振動を考慮して、最も振
幅が大きくなる駐車塔高さ方向の略中央の部位P1に設定
しているが、第7図に示すように1次モードの振動が問
題となる場合には、最も振幅が大きい駐車塔上端部位P2
に振動体15の取付位置を設定する。この取付位置に関し
ては、以下に説明する他の実施例ないしは変形例でも同
じである。
第8図には上記振動体15を設けた駐車塔6の振動系の
モデルが示されている。同図において、m1、k1及びc
1は、駐車塔6の質量、弾性係数及び減衰係数であり、m
2、k2及びc2は、振動体15の質量、弾性係数及び減衰係
数である。駐車塔6及び振動体15の角振動数ω
ω、並びに減衰率ζ、ζは次式の通りである。
ζ=0.001の場合のm1の振動特性は第9図に示す通
りである。すなわち、同図の破線は、振動体15が設けら
れていない場合の振動特性であり、駐車装置1の作動に
よる外力の角振動数ωが駐車塔6のωに等しい共鳴点
ω/ω=1において振幅が最大となっている。同図の
2本の実線は、ζ=0.01(ダンパー19の減衰係数小)
の場合と、ζ=0.1(ダンパー24の減衰係数大)の場
合の各々の振動特性であり、ζが大きくなるにつれて
なだらかな曲線となり、極端なピークがなくなっていく
ことがわかる。
従って、外力の角振動数ωがあまり変化しないとき
は、例えばζ=0.01を目標として上記振動体15の特
性、つまり、質量m2、弾性係数k2及び減衰係数c2(板ば
ね21の弾性係数、質量体23の重さ及びダンパー24の特
性)を設定し、外力の角振動数ωが比較的広い範囲で変
化する場合には、ζ=0.1ないしはそれよりも高い値
を目標として上記振動体15の特性を設定することにな
る。
上記振動体15の場合、質量体23を構成する錘板23aの
枚数を変えることにより、その固有振動数を所望の特性
が得られるように調整することができる。
−実施例1の変形例1− 第10図乃至第12図は、振動体15の第1の変形例として
の振動体15Aを示す。この振動体15Aは、板ばね21と質量
体26とにより構成されていて、板ばね21への質量体26の
取付構造に特徴がある。なお、図面上では、実施例1の
振動体15と実質的に同一の要素には同じ符号をとってい
る。この符号に関しては他の変形例の場合も同じであ
る。
同図において、27は板ばね21の下端に水平にして固定
された固定板、28は中央に貫通孔を有する水平な可動板
であり、この可動板28は、上記固定板27の上方において
板ばね21に上下動可能に嵌挿され、下面が上記固定板27
に下方より螺合した調整ねじ29の上に支持されている。
そして、板ばね21の表裏にそれぞれ板ばね21よりも幅広
の複数枚の錘板26aが重ねられて上記可動板28の上の支
持されており、上記表裏の錘板26aは板ばね21の両側に
張り出した部分がボルトにより連結されている。
すなわち、上記複数枚の錘板26aが質量体26を構成す
るものであり、上記調整ねじ29を進退させることによ
り、板ばね21における上記質量体26の位置を上下に調整
することができるものである。
従って、本例の場合、板ばね21における質量体26の取
付位置を上下に変化させることにより、振動体15Aの固
有振動数を駐車塔6の防振に最も適した値に調整するこ
とができる。
−実施例1の変形例2− 第13図乃至第16図は、振動体15の第2の変形例として
の振動体15Bを示す。この振動体15Bは板ばね31に特徴が
ある。
すなわち、板ばね31は、上部にH形鋼よりなる鉄骨柱
7のフランジ7aよりも幅広の取付部31aを有し、この取
付部31aにおけるフランジ7aの両側に張り出した部分に
複数のクランププレート32がボルトにより取り付けられ
ている。そして、板ばね31は、上記取付部31aとクラン
ププレート32とにより鉄骨柱7のフランジ7aを挟みボル
トを締め付けることにより、鉄骨柱7に結合されてい
る。
また、上記板ばね31は、上記取付部31aの下方部分が
鉄骨柱7より離反するよう曲げられて傾斜しており、こ
の傾斜部の下端に先の振動体15と同様の質量体23が結合
されている。
従って、上記振動体15Bの場合、クランププレート32
の取付ボルトを緩めると、板ばね31は鉄骨柱7を上下動
自在になり、板ばね31の取付位置を駐車塔6の防振に最
適な部位へ上下に変えることができる。
−実施例1の変形例3− 第17図は振動体15の第3の変形例としての振動体15C
を示す。この振動体15Cは、実質的に2つの振動系を有
することを特徴とする。
すなわち、同図において、35は上下方向に延び中間部
が鉄骨柱7にブラケット22によって結合された板ばねで
あり、この板ばね35の上端及び下端の各々に質量体23,2
3が結合されている。
従って、本例の振動体15Cの場合、板ばね35の上部と
上端の質量体23とによって構成される上部振動系と、板
ばね35の下部と下端の質量体23とによって構成される下
部振動系とを有し、全体が3自由度の系になり、上部振
動系と下部振動系との固有振動数を変えることにより、
比較的広い振動数範囲にわたって防振効果が得られるこ
とになる。
なお、上記振動体15A〜15Cではダンパーを省略してい
るが、振動体15のものと同様のダンパーを別途設けても
よい。
−実施例2− 次に鉄骨梁8に取り付けた吊り下げ型の振動体16につ
いて説明する。
この振動体16は、第18図と第19図とに示されており、
基本的には先の振動体15と同じ構成であって、上下方向
に延びる板ばね41の上端が鉄骨梁8にブラケット42を介
して結合され、値居たばね41の下端に複数の錘板43aか
らなる質量体43が結合され、さらに、板ばね41の下端部
がダンパー44にて鉄骨柱7に連結されてなる。防振特性
は先の振動体15と同じである。
−実施例3− 次に鉄骨梁8の上に設けた台車型振動体17について説
明する。
この振動体17は第20図に示されている。同図におい
て、45は鉄骨梁8の上に固定した水平プレートであり、
このプレート45の一端に取付壁46が立設されている。47
は質量体としての砂を充填した箱型台車であり、上記プ
レート45の上に鉄骨梁8の長手方向へ移動自在に設けら
れているとともに、一端が上記取付壁46に弾性体48を介
して弾性的に結合されている。弾性体48は複数の積層ゴ
ム板48aと鋼板48bとを交互に積層してなる。
本例の場合、箱型台車47の移動方向に防振効果があ
る。そして、上記箱型台車47への砂の充填量を変えるこ
とにより、振動体17の固有振動数を防振に最適な値に変
えることができる。
−実施例3の変形例− 第21図及び第22図には上記振動体17の変形例としての
振動体17Aが示されている。この振動体17Aは、H形鋼に
よる鉄骨梁8のウェブ8aを箱型台車47の車輪の転動面と
し、鉄骨梁8のフランジ8bを箱型台車47のガイドとした
ものである。
従って、本例の場合、箱型台車47の鉄骨梁8からの脱
輪を防止することができる。
−実施例4− 次に鉄骨柱7に設けた全方位型振動体19について説明
する。なお、鉄骨梁8の上に設けた全方位型振動体18に
ついては、上記振動体19と実質的に同一であるため、そ
の説明を省略する。
この振動体19は第23図に示されている。同図におい
て、51は鉄骨柱7より突設された水平支持板であり、こ
の水平支持板51の上に質量体52が弾性体53を介して結合
されている。質量体52は複数の錘板52aを積み重ねて底
板52bにボルトに結合してなるものであり、弾性体53は
複数の積層ゴム板53aと鋼板53bとを積層してなるもので
ある。
本例の場合、弾性体53が全方位(水平方向)に変形す
ることができるから、水平方向の全方位の振動を抑える
ことができる。
なお、上記振動体17、17A、18,19ではダンパーを省略
しているが、ダンパーを別途設けてもよい。
なお、板ばねを用いる場合、この板ばねは水平方向あ
るいは斜め方向に配置してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第23図は本発明の実施例に関し、第1図は外
壁の一部を外して示す駐車塔の正面図、第2図は駐車塔
を一部省略して示す横断面図、第3図乃至第5図は実施
例1の防振構造を示すもので、第3図は側面図、第4図
は正面図、第5図は断面図、第6図は駐車塔の2次振動
モードを示す説明図、第7図は駐車塔の1次振動モード
を示す説明図、第8図は防振構造の振動モデルを示す説
明図、第9図は振動特性図、第10図乃至第12図は実施例
1の変形例1の防振構造を示すもので、第10図は側面
図、第11図は正面図、第12図は一部を拡大して示す正面
図、第13図乃至第16図は実施例1の変形例2の防振構造
を示すもので、第13図は側面図、第14図は正面図、第15
図は第13図のA−A線断面図、第16図は第15図のB−B
線断面図、第17図は実施例1の変形例3の防振構造を示
す側面図、第18図及び第19図は実施例2の防振構造を示
すもので、第18図は側面図、第19図は一部断面にした正
面図、第20図は実施例3の防振構造を示す側面図、第21
図及び第22図は実施例3の変形例の防振構造を示すもの
で、第21図は側面図、第22図は断面図、第23図は実施例
4の防振構造を示す側面図、第24図は駐車塔の振動によ
る周囲の家屋への影響を示す側面図である。 1……駐車装置 6……駐車塔 7……鉄骨柱 8……鉄骨梁 15〜19,17A, 15A〜15C……振動体 21,31,35, 41,48,53……弾性体 22,42……ブラケット 23,26,43, 47……質量体 46……取付壁 51……水平支持板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−163534(JP,A) 特開 昭64−83743(JP,A) 特開 平1−105878(JP,A) 特開 平1−134101(JP,A) 特開 平1−320346(JP,A) 特開 平1−178683(JP,A) 実開 昭63−10165(JP,U) 実開 昭54−41096(JP,U) 実開 平1−61364(JP,U) 実開 平2−56260(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 6/14 604 E04H 9/02 341

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に機械式駐車装置が収容されている鉄
    骨構造の駐車塔の防振構造であって、 上記駐車塔の外壁板の内側に設けられている鉄骨の、上
    記機械式駐車装置の作動によって振動する部位に、質量
    体と、該質量体を鉄骨に対し弾性的に結合する弾性体と
    を備えてなり、当該駐車塔の振動系とは別の振動系を構
    成することによって当該駐車塔の振動を抑える振動体
    が、内部の機械式駐車装置の可動部分と干渉しないよう
    に設けられていることを特徴とする駐車塔の防振構造。
  2. 【請求項2】内部に機械式駐車装置が収容されている鉄
    骨構造の駐車塔の防振構造であって、 上記駐車塔の外壁板の内側に設けられている鉄骨の、上
    記機械式駐車装置の作動によって振動する部位に、質量
    体と、該質量体を鉄骨に対し弾性的に結合する弾性体
    と、鉄骨と上記質量体とを連結するダンパーとを備えて
    なり、当該駐車塔の振動系とは別の振動系を構成するこ
    とによって当該駐車塔の振動を抑える振動体が、内部の
    機械式駐車装置の可動部分と干渉しないように設けられ
    ていることを特徴とする駐車塔の防振構造。
  3. 【請求項3】振動体の弾性体は一端が駐車塔の鉄骨柱ま
    たは鉄骨梁にブラケットを介して結合された板ばねであ
    り、この板ばねの他端に質量体が結合されている請求項
    (1)または(2)に記載の駐車塔の防振構造。
  4. 【請求項4】振動体の弾性体は中間が鉄骨柱または鉄骨
    梁にブラケットを介して結合された板ばねであり、この
    板ばねの両端に質量体がそれぞれ結合されている請求項
    (1)または(2)に記載の駐車塔の防振構造。
  5. 【請求項5】駐車塔の鉄骨梁に取付壁が立設され、該取
    付壁に振動体の質量体が弾性体によって弾性的に結合さ
    れているとともに、上記鉄骨梁の上に摺動可能に若しく
    は車輪によって移動可能に支持されている請求項(1)
    に記載の駐車塔の防振構造。
  6. 【請求項6】振動体の質量体は鉄骨柱に突設された水平
    支持板または鉄骨梁の上に積層ゴムによって弾性的に結
    合されている請求項(1)に記載の駐車塔の防振構造。
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