JP3200677B2 - 機械式駐車設備 - Google Patents

機械式駐車設備

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式駐車設備の改良
に関し、特に鉄骨構造体や該鉄骨構造体に外壁を取り付
ける胴縁の振動特性を変えようとするものに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】垂直循環式駐車設備等の機械式駐車設備
では、稼働時、駆動装置が加振源となって鉄骨構造体が
振動し、この振動は外壁に伝わり、外壁が振動板となっ
て大気を振動させて低周波音が発生する。この低周波音
の発生により機械式駐車設備に隣設されたビルやマンシ
ョン等の建築物、又はその窓及び障子等の建具が振動す
ることがある。この低周波音の問題は、低周波音のピー
ク周波数と建築物又はその建具の固有振動数が一致する
いわゆる共振現象によって起こる。
【0003】つまり、低周波音は、図23に示すよう
に、鉄骨構造体aを構成する梁bがその両端を節とし中
央を腹として振動したり、また、図24に示すように、
鉄骨構造体aがその基礎iを節とし上端を腹として振動
したり、さらには、図25に示すように、外壁cと鉄骨
構造体aとの間に介装され外壁cを鉄骨構造体aを構成
する梁b,b,…に取り付ける胴縁dが、上下に隣り合
う梁b,bを節とし中央を腹として振動することによ
り、その振動が外壁cに伝わって起こる。この際、隣設
する建築物又はその建具の中に鉄骨構造体aや胴縁dの
固有振動数と同じ固有振動数のものがあると、これらが
がたつくことになるのである。なお、図23〜25中、
eは鉄骨構造体aを構成する柱、h,hはケージ(図示
せず)を循環させるためのスプロケットである。
【0004】したがって、これらの問題に対処すべく、
従来より、例えば特開平4−136373号公報に開示
されているような制振対策が開発されている。
【0005】この制振対策は、質量体とゴム等の弾性体
とからなる動吸振器を鉄骨構造体に取り付け、両者の固
有振動数をほぼ同一に設定することにより、鉄骨構造体
の振動を動吸振器で吸振して鉄骨構造体の振動を制振
し、その周波数の低周波音を低減しようとするものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の動吸
振器を用いるやり方では、弾性体で支持された質量体の
振動を問題となる周波数に合わせて初めて制振効果が発
揮されるため、その組立てや周波数の調整等に多大の時
間が掛かる。さらに、取付け後も、弾性体がゴム製のも
のである場合には経年変化により劣化するので、定期的
に弾性体を交換しなければならなず、経費が掛かるとと
もに管理が煩わしく、さらには、温度変化によってゴム
のばね定数が変化するため、動吸振器の固有振動数が不
安定になる。また、弾性体として板ばねを用いた場合で
も、板ばねが金属疲労するので、新しいものと交換しな
ければならず、同様に経費が掛かるとともに管理が煩わ
しい。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、鉄骨構造体等に質量体
を直接取り付けるだけでその後の手間や経費を掛けずに
固有振動数を低くし、隣設する建築物又はその建具との
共振を避けて低周波音の問題を発生しないようにするこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、鉄骨構造体、外壁及び該外壁と上記鉄骨
構造体との間に介装され外壁を鉄骨構造体に取り付ける
胴縁からなる駐車塔と、該駐車塔の鉄骨構造体に支持さ
れ車両を入出庫する機械式駐車装置とで構成された機械
式駐車設備を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0009】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記駐車塔の鉄骨構造体に質量体を取り付け、この鉄骨構
造体の固有振動数を隣設する建築物又はその建具の固有
振動数よりも低くなるよう下げたことを特徴とする。
【0010】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、質量体の取付け箇所を鉄骨構造体を構成す
る上下に隣り合う梁にしたことを特徴とする。
【0011】本発明の第3の解決手段は、第1の解決手
段において、質量体の取付け箇所を鉄骨構造体を構成す
る支柱にしたことを特徴とする。
【0012】本発明の第4の解決手段は、上記駐車塔の
鉄骨構造体を構成する互いに水平に向かい合う梁に連結
部材を設ける。さらに、該連結部材に質量体を取り付
け、上記駐車塔の固有振動数を隣設する建築物又はその
建具の固有振動数よりも低くなるよう下げたことを特徴
とする。
【0013】本発明の第5の解決手段は、上記駐車塔の
胴縁に質量体を取り付け、この胴縁の固有振動数を隣設
する建築物又はその建具の固有振動数よりも低くなるよ
う下げたことを特徴とする。
【0014】本発明の第6の解決手段は、第5の解決手
段において、質量体の取付け箇所を胴縁の上下に隣り合
う梁間のほぼ中央にしたことを特徴とする。
【0015】本発明の第7の解決手段は、上記駐車塔の
最上部に質量体を取り付け、この駐車塔の固有振動数を
隣設する建築物又はその建具の固有振動数よりも低くな
るよう下げたことを特徴とする。
【0016】本発明の第8の解決手段は、ケージを横揺
れしないように案内するケージガイドを上記駐車塔の鉄
骨構造体に設け、該ケージガイドに質量体を取り付け、
駐車塔の固有振動数を隣設する建築物又はその建具の固
有振動数よりも低くなるよう下げたことを特徴とする。
【0017】
【作用】上記の構成により、本発明の第1〜8の解決手
段では、鉄骨構造体や胴縁等に質量体の重量が加算さ
れ、これにより鉄骨構造体等の固有振動数が低くなり、
同時に鉄骨構造体等による低周波音のピーク周波数も低
くなるため、建築物又はその窓及び障子等の建具との共
振が避けられ、低周波音公害が防止される。
【0018】特に、第6の解決手段では、質量体が胴縁
の振幅の大きい腹に設けられていることから、胴縁の固
有振動数がより効果的に低くなり、低周波音公害の防止
が確実になる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】(第1実施例)図1〜3は本発明の実施例
に係る機械式駐車設備としての垂直循環式駐車設備を示
す。この垂直循環式駐車設備は、直方体状の駐車塔T
と、該駐車塔T内に設けられた駐車装置1とで構成され
ている。上記駐車塔Tは地上に設置された鉄骨構造体2
を備えてなり、該鉄骨構造体2は、基礎Sに立設された
複数本の支柱3,3,…と、相隣る左右2本の支柱3,
3間に架設された上下複数段の梁4,4,…と、相隣る
上下2本の梁4,4間に斜めに架設された斜材5,5と
で組み立てられて構成され、上記駐車装置1がこの鉄骨
構造体2に支持されている。また、上記駐車塔Tは外壁
6を有し、図3に示すように、該外壁6の裏面には胴縁
7がボルト7a,7a,…およびナット7b,7b,…
によって取り付けられ、一方、上記梁4にはブラケット
8が取り付けられている。そして、上記ブラケット8と
胴縁7とをボルト8a及びナット8bによって締結する
ことにより、上記外壁6は胴縁7を介して鉄骨構造体2
の上下の梁4,4,…にブラケット8によって取り付け
られている。
【0021】上記駐車装置1は、駐車塔T内部で上端寄
り及び下端寄りの上下2箇所に互いに離れて設置された
上下一対のスプロケット9,9を前後に2組備えてな
り、この上下一対のスプロケット9,9には無端チェー
ン10が巻き掛けられ、車両Cを搭載する複数(図1に
は1つのみ表われる)のケージ11,11,…がこの前
後2本の無端チェーン10,10に複数のアタッチメン
ト12,12,…によって吊り下げられている。また、
上記鉄骨構造体2の上部には、上記駐車装置1を駆動す
る駆動装置(図示せず)が設置され、該駆動装置の駆動
力を上側のスプロケット9に伝達してチェーン駆動によ
りケージ11,11,…を垂直面内で上下方向に循環さ
せるようになっている。
【0022】本発明の特徴として、第1実施例に係る垂
直循環式駐車装置1では、図4〜6に示すように、鉄骨
構造体2の互いに水平に向かい合う左右の梁4,4の各
々のほぼ中央には、該各梁4の固有振動数を隣設する建
築物、又はその窓及び障子等の建具の固有振動数よりも
低くなるよう下げる質量体13が1つずつ取り付けられ
ている。
【0023】上記質量体13は、上下に積み重ねられた
3枚の金属製錘板14,14,14と、その上に積み重
ねられた3枚の同じく金属製質量調整ライナー15,1
5,15とからなり、この質量調整ライナー15の数を
変化させることによって質量体13の質量を微調整する
ようになっている。この質量体13は、上記梁4上面の
固定プレート16に4本のボルト17,17,…及びナ
ット18,18,…によってブロック状に締結されて梁
4に取り付けられている。なお、質量体13としては比
重の大きいもの、例えば鉄製のものよりも鉛製のものを
採用すれば、質量体13をコンパクトにすることができ
て取扱いに便利である。
【0024】上記梁4の固有振動数は次式で求められ
る。
【0025】
【数1】
【0026】今、梁4の振動による低周波音のピーク周
波数と建築物又はその建具の固有振動数とが一致して建
築物又は建具が振動しているとする。
【0027】質量体13を取り付けた後の梁4の固有振
動数は次式で求められる。
【0028】
【数2】
【0029】Δm=m、2m、3m、……とすれば、
【数3】
【0030】と固有振動数は下がっていく(図7参
照)。この垂直循環式駐車装置1では、例えばm=約3
70kgとすると、
【数4】
【0031】であるから、Δm=370kg、740kg,
1110kg,……とすると、
【数5】
【0032】と10Hz よりも小さくなる。それと共に
低周波音のピーク周波数もずれるので、建築物又はその
建具との共振が避けられる。
【0033】数式1のkは振幅の腹である梁4中央で最
も小さく、振幅の節である梁4の両端に近づくほど大き
くなるので、質量体13を梁4の両端に近づけた場合、
質量体13を梁4の中央に取り付けた場合と同様の効果
すなわち低い固有振動数を得るためには、質量体13の
重量をより大きくしなければならない。したがって、質
量体13は振幅の腹である梁4の中央に取り付けること
が最も効果的である。
【0034】このように、第1実施例では、梁4に質量
体13を取り付けてその分、重量を加算していることか
ら、重くなった分だけ梁4の固有振動数を低くでき、同
時に梁4による低周波音のピーク周波数もずらせること
ができ、建築物又はその建具との共振を避け得て、低周
波音公害を防止することができる。
【0035】また、第1実施例では、質量体13を振幅
の大きい梁4の腹である中央に取り付けていることか
ら、梁4の固有振動数をより効果的に低くすることがで
きる。
【0036】(第2実施例)図8は第2実施例を示し、
質量体13をブラケット19を介して鉄骨構造体2の支
柱3の上部に取り付けた場合である。したがって、この
第2実施例では、鉄骨構造体2上部の重量を加算してい
ることから、重くなった分だけ駐車塔Tの固有振動数を
低くでき、駐車塔Tがその基礎Sを節とし上端を腹とし
て振動する際の低周波音のピーク周波数がずれて建築物
又はその建具との共振を避け得て、低周波音公害を防止
することができる。
【0037】(第3実施例)図9は第3実施例を示し、
質量体13を駐車塔Tの最上部(屋根)に取り付けた場
合である。したがって、この第3実施例では、第2実施
例と同様の作用効果を奏することができる。
【0038】(第4実施例)図10及び図11は第4実
施例を示し、鉄骨構造体2上方の前後に向かい合う受梁
4a,4aに連結部材20を架設し、4個の質量体1
3,13,…を連結部材20に1列状態に取り付けた場
合である。したがって、この第4実施例でも、鉄骨構造
体2の上方に位置する連結部材20の重量を加算してい
ることから、第2実施例と同様の作用効果を奏すること
ができる。
【0039】(第5実施例)図12及び図13は第5実
施例を示し、質量体13を胴縁7の上下に隣り合う梁
4,4間のほぼ中央に取り付けた場合である。つまり、
胴縁7のエッジ7c,7cをブラケット21とプレート
22とで両側から挟み、この状態でブラケット21を4
本のボルト23,23,…及びナット24,24,…に
よって胴縁7に取り付け、このブラケット21に2枚の
錘板14,14からなる質量体13を4本のボルト1
7,17,…及びナット18,18,…によって締結し
て取り付けた場合である。この胴縁7の固有振動数及び
質量体13を取り付けた後の固有振動数は、第1実施例
の梁4の場合と同様の数式1,2で表わされる。この
際、数式1,2に表わされる各記号の意味を「梁」から
「胴縁」に読み替えるものとする。
【0040】したがって、この垂直循環式駐車装置1で
は、例えばm=約50kgとすると、
【数6】
【0041】であるから、Δm=50kg、100kg、1
50kg、……とすると、
【数7】
【0042】と12Hz よりも少なくなる。それと共に
低周波音のピーク周波数もずれるので、建築物又はその
建具との共振が避けられる。
【0043】この場合も質量体13を振幅の腹である胴
縁7のほぼ中央に取り付ける方が、両端の節に取り付け
る場合に比べて少ない重量で同等の効果を得ることがで
きることから好ましい。
【0044】(第6実施例)図14は第6実施例を示
し、質量体13を水平に向かい合う左右の梁4,4に2
つずつ所定間隔をあけて取り付けた場合である。したが
って、この第6実施例では、第1実施例と同様の作用効
果を奏することができることに加えて、質量体13を分
割しているため個々の質量体13が小型・軽量となり、
取付けを容易に行うことができるというメリットを有す
る。
【0045】(第7実施例)図15及び図16は第7実
施例を示し、この第7実施例では、ケージを横揺れしな
いように案内する4つのケージガイド25,25,…が
駐車塔Tの鉄骨構造体2に設けられ、この各ケージガイ
ド25に質量体13をブラケット26を介して取り付け
ている。したがって、この第7実施例では、第2実施例
と同様の作用効果を奏することができる。
【0046】なお、質量体13は上記のものに限らず、
例えば、図17〜22に示すようなものであってもよ
い。図17及び図18は質量体13をコンクリートブロ
ックで構成した第1変形例であり、この質量体13を両
側から2枚のプレート27,27で挟み、質量体13に
埋め込んだボルト28,28,…にナット29,29,
…を螺合させて締め付け、質量体13を梁4の固定プレ
ート16に取り付けている。
【0047】図19及び図20は梁4上面に固定された
ケース30に砂31を収容して質量体13を構成した第
2変形例である。
【0048】図21及び図22は梁4上面に固定された
ケース30に水32を収容して質量体13を構成した第
3変形例である。
【0049】なお、上記各実施例では、垂直循環式駐車
設備に適用した場合を示したが、エレベータ式駐車設備
にも適用可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜8に係
る本発明によれば、鉄骨構造体や胴縁等に加算された質
量体の重量により、鉄骨構造体等の固有振動数を低くで
きると同時に、鉄骨構造体等による低周波音のピーク周
波数もずらすことができ、建築物又はその建具との共振
を避けて低周波音公害を防止することができる。
【0051】請求項6に係る本発明によれば、胴縁の振
幅の大きい腹に設けられた質量体により、胴縁の固有振
動数をより効果的に低減して低周波音公害を確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】垂直循環式駐車設備の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】第1実施例に係る垂直循環式駐車設備の鉄骨構
造体の平面図である。
【図5】第1実施例において梁の質量体取付け箇所を拡
大して示す側面図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】固有振動数と低周波音との関係を示す特性図で
ある。
【図8】第2実施例に係る垂直循環式駐車設備の鉄骨構
造体の正面図である。
【図9】第3実施例に係る垂直循環式駐車設備の縦断面
図である。
【図10】第4実施例に係る垂直循環式駐車設備の鉄骨
構造体の正面図である。
【図11】図10のXI−XI線における断面図である。
【図12】第5実施例に係る垂直循環式駐車設備の質量
体取付け箇所を示す側面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線における断面図であ
る。
【図14】第6実施例に係る垂直循環式駐車設備の質量
体取付け箇所を示す平面図である。
【図15】第7実施例に係る垂直循環式駐車設備の質量
体取付け箇所を示す平面図である。
【図16】図15のXVI −XVI 線における断面図であ
る。
【図17】質量体の第1変形例を示す図5相当図であ
る。
【図18】質量体の第1変形例を示す図6相当図であ
る。
【図19】質量体の第2変形例を示す図5相当図であ
る。
【図20】質量体の第2変形例を示す図6相当図であ
る。
【図21】質量体の第3変形例を示す図5相当図であ
る。
【図22】質量体の第3変形例を示す図6相当図であ
る。
【図23】梁の振動モードを示す説明図である。
【図24】鉄骨構造体の振動モードを示す説明図であ
る。
【図25】胴縁の振動モードを示す説明図である。
【符号の説明】
1 垂直循環式駐車装置(機械式駐車装置) 2 鉄骨構造体 3 支柱 4 梁 6 外壁 7 胴縁 13 質量体 20 連結部材 25 ケージガイド C 車両 T 駐車塔

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨構造体、外壁及び該外壁と上記鉄骨
    構造体との間に介装され外壁を鉄骨構造体に取り付ける
    胴縁からなる駐車塔と、該駐車塔の鉄骨構造体に支持さ
    れ車両を入出庫する機械式駐車装置とで構成された機械
    式駐車設備であって、 上記駐車塔の鉄骨構造体には、該鉄骨構造体の固有振動
    数を隣設する建築物又はその建具の固有振動数よりも低
    くなるよう下げる質量体が取り付けられていることを特
    徴とする機械式駐車設備。
  2. 【請求項2】 質量体の取付け箇所は、鉄骨構造体を構
    成する上下に隣り合う梁であることを特徴とする請求項
    1記載の機械式駐車設備。
  3. 【請求項3】 質量体の取付け箇所は、鉄骨構造体を構
    成する支柱であることを特徴とする請求項1記載の機械
    式駐車設備。
  4. 【請求項4】 鉄骨構造体、外壁及び該外壁と上記鉄骨
    構造体との間に介装され外壁を鉄骨構造体に取り付ける
    胴縁からなる駐車塔と、該駐車塔の鉄骨構造体に支持さ
    れ車両を入出庫する機械式駐車装置とで構成された機械
    式駐車設備であって、 上記駐車塔の鉄骨構造体を構成する互いに水平に向かい
    合う梁には、連結部材が設けられ、 該連結部材には、上記駐車塔の固有振動数を隣設する建
    築物又はその建具の固有振動数よりも低くなるよう下げ
    る質量体が取り付けられていることを特徴とする機械式
    駐車設備。
  5. 【請求項5】 鉄骨構造体、外壁及び該外壁と上記鉄骨
    構造体との間に介装され外壁を鉄骨構造体に取り付ける
    胴縁からなる駐車塔と、該駐車塔の鉄骨構造体に支持さ
    れ車両を入出庫する機械式駐車装置とで構成された機械
    式駐車設備であって、 上記駐車塔の胴縁には、該胴縁の固有振動数を隣設する
    建築物又はその建具の固有振動数よりも低くなるよう下
    げる質量体が取り付けられていることを特徴とする機械
    式駐車設備。
  6. 【請求項6】 質量体の取付け箇所は、胴縁の上下に隣
    り合う梁間のほぼ中央であることを特徴とする請求項5
    記載の機械式駐車設備。
  7. 【請求項7】 鉄骨構造体、外壁及び該外壁と上記鉄骨
    構造体との間に介装され外壁を鉄骨構造体に取り付ける
    胴縁からなる駐車塔と、該駐車塔の鉄骨構造体に支持さ
    れ車両を入出庫する機械式駐車装置とで構成された機械
    式駐車設備であって、 上記駐車塔の最上部には、該駐車塔の固有振動数を隣設
    する建築物又はその建具の固有振動数よりも低くなるよ
    う下げる質量体が取り付けられていることを特徴とする
    機械式駐車設備。
  8. 【請求項8】 鉄骨構造体、外壁及び該外壁と上記鉄骨
    構造体との間に介装され外壁を鉄骨構造体に取り付ける
    胴縁からなる駐車塔と、該駐車塔の鉄骨構造体に支持さ
    れ車両を入出庫する機械式駐車装置とで構成された機械
    式駐車設備であって、 上記駐車塔の鉄骨構造体に設けられケージを横揺れしな
    いように案内するケージガイドには、駐車塔の固有振動
    数を隣設する建築物又はその建具の固有振動数よりも低
    くなるよう下げる質量体が取り付けられていることを特
    徴とする機械式駐車設備。
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