JP3200676B2 - 機械式駐車設備の制振構造 - Google Patents

機械式駐車設備の制振構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式駐車設備の制振
構造の改良に関し、特に外壁を鉄骨構造体に取り付ける
胴縁の制振対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】垂直循環式駐車設備等の機械式駐車設備
では、稼働時、駆動装置が加振源となってこれを据え付
けている鉄骨構造体が振動し、この振動は胴縁を介して
外壁に伝わり、外壁が振動板となって大気を振動させて
低周波音が発生する。この低周波音の発生により機械式
駐車設備に隣設されたビルやマンション等の建築物が振
動することがあることから、例えば特開平4−1363
73号公報に開示されているような制振対策が開発され
ている。
【0003】この制振対策は、図11及び図12に示す
ように、質量体aとゴム等の弾性体bとからなる動吸振
器cを鉄骨構造体を構成する梁dのほぼ中央に取り付け
ることにより、図13に仮想線にて示すような梁dの両
端を節とし中央を腹とする振動を制振したり、あるいは
動吸振器cを鉄骨構造体を構成する支柱jに取り付ける
ことにより、支柱jが基礎部を節とし上端を腹とする振
動(図示せず)を制振するようになっている。なお、図
11及び図12中、eは外壁、hは胴縁であって、該胴
縁hは、上記外壁eと上記鉄骨構造体の梁dとの間に介
装され、外壁eを固定材i,iを介して梁dに取り付け
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今までは上
述の如く加振源を据え付けている鉄骨構造体に対する制
振対策ばかり注意を払っていたが、実際には、鉄骨構造
体に取り付けた動吸振器で制振しきれない範囲の振動が
胴縁に伝わり、この振動の振動数が胴縁の固有振動数と
一致して胴縁が振動することがある。したがって、折
角、上述の如く鉄骨構造体の梁や支柱に動吸振器を取り
付けてこれらに対し制振対策を施しても、胴縁が振動す
る場合には、図11に仮想線にて示すように、胴縁hが
上下に隣り合う梁d,dの取付部を節とし両梁d,d間
を腹として振動し、十分な低周波音の低減効果を得るこ
とができないことがある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、動吸振器を鉄骨構造体
ではなく胴縁に取り付けることにより、胴縁の振動を制
振するとともに、胴縁と鉄骨構造体の固有振動数が近い
場合には鉄骨構造体の振動をも制振しようとすることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、鉄骨構造体、外壁及び該外壁と上記鉄骨
構造体との間に介装され外壁を鉄骨構造体に取り付ける
胴縁からなる駐車塔と、該駐車塔の鉄骨構造体に支持さ
れ車両を入出庫する機械式駐車装置とで構成された機械
式駐車設備の制振構造を対象とし、次のような解決手段
を講じた。
【0007】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記駐車塔の胴縁に動吸振手段を設ける。そして、この動
吸振手段として、質量体と、該質量体と胴縁との間に介
装され質量体を胴縁に支持せしめる弾性体とからなるも
のを採用する。また、この動吸振手段を上記胴縁の固有
振動数とほぼ同一の固有振動数を有するものとし、胴縁
の振動を吸振するようにしたことを特徴とする。
【0008】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、動吸振手段を鉄骨構造体を構成する上下に
隣り合う梁間のほぼ中央に位置するよう胴縁に取り付け
たことを特徴とする。
【0009】本発明の第3の解決手段は、第1又は第2
の解決手段において、動吸振手段を複数個取り付け、各
動吸振手段の質量体のトータル重量で胴縁の振動を吸振
するようにしたことを特徴とする。
【0010】本発明の第4の解決手段は、第1〜3の解
決手段のいずれか1の解決手段において、動吸振手段の
弾性体として、ゴム製のものを採用したことを特徴とす
る。
【0011】本発明の第5の解決手段は、第1〜3の解
決手段のいずれか1の解決手段において、動吸振手段の
弾性体として、板ばねからなるものを採用し、質量体を
板ばねの一端に取り付けたことを特徴とする。
【0012】本発明の第6の解決手段は、第1〜3の解
決手段のいずれか1の解決手段において、動吸振手段の
弾性体として、板ばねからなるものを採用し、質量体を
板ばねの両端に取り付けたことを特徴とする。
【0013】本発明の第7の解決手段は、第1〜6の解
決手段のいずれか1の解決手段において、動吸振手段を
鉄骨構造体にも取り付けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記の構成により、本発明の第1〜7の解決手
段では、胴縁の振動は該胴縁とほぼ同一の固有振動数を
有する動吸振手段により吸振されることから、固有振動
数における胴縁の共振が阻止され、低周波音公害が防止
される。
【0015】第2の解決手段では、鉄骨構造体の上下に
隣り合う梁取付部を節とし両梁間を腹とする振動に対し
最少の質量体重量で制振効果が効果的に得られる。
【0016】第3の解決手段では、個々の動吸振手段が
小型かつ軽量になり、取り扱い易くなるとともに、狭い
場所にも取り付けることが可能となる。
【0017】第5又は第6の解決手段では、動吸振手段
の弾性体が板ばねで構成されていることから、温度変化
が激しい場合でも剛性が変化し難く、固有振動数の安定
した動吸振手段が得られる。さらに、第6の解決手段で
は、2個の質量体によって制振効果がより安定する。
【0018】第7の解決手段では、動吸振手段が鉄骨構
造体にも取り付けられていることから、鉄骨構造体の振
動と胴縁の振動との両方が制振され、制振効果がさらに
効果的に得られる。
【0019】なお、胴縁と鉄骨構造体の固有振動数が近
い場合には、動吸振手段を胴縁だけに取り付けて鉄骨構
造体には取り付けなくても、胴縁の振動のみならず鉄骨
構造体の振動も制振される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0021】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
に係る制振構造が適用された機械式駐車設備としての垂
直循環式駐車設備を示す。この垂直循環式駐車設備は、
直方体状の駐車塔Tと、該駐車塔T内に設けられた機械
式駐車装置としての垂直循環式駐車装置1とで構成され
ている。該駐車塔Tは地上に設置された鉄骨構造体2を
備えてなり、該鉄骨構造体2は、複数本の支柱3,3,
…と、前後左右に隣り合う2本の支柱3,3の間に架設
された上下複数段の梁4,4,…と、上下に隣り合う2
本の梁4,4の間に斜めに架設された斜材5,5とで組
み立てられて構成され、上記駐車装置1がこの鉄骨構造
体2に支持されている。また、上記駐車塔Tは外壁6を
有し、図2に示すように、該外壁6は胴縁7を介して鉄
骨構造体2の上下の梁4,4,…にブラケット8によっ
て取り付けられている。
【0022】上記駐車装置1は、駐車塔T内部で上端寄
り及び下端寄りの上下2箇所に互いに離れて設置された
上下一対のスプロケット9,9を前後に2組備えてな
り、該両スプロケット9,9には無端チェーン10が巻
き掛けられ、車両Cを搭載する複数(図1では1つのみ
表れる)のケージ11,11,…がこの前後2本の無端
チェーン10,10に複数のアタッチメント12,1
2,…によって吊り下げられている。また、上記鉄骨構
造体2の上部には、上記駐車装置1を駆動する駆動装置
(図示せず)が設置され、該駆動装置の駆動力を上側の
スプロケット9に伝達してチェーン駆動によりケージ1
1,11,…を垂直面内で上下方向に循環させるように
なっている。
【0023】上記鉄骨構造体2の各梁4には、動吸振手
段としての動吸振器13が取り付けられている。また、
図3及び図4に拡大詳示するように、上記胴縁7の上下
に隣り合う梁4,4間には、ブラケット14が胴縁7の
エッジ7a,7aをプレート15とで両側から挟んだ状
態でボルト16及びナット17によって取り付けられ、
本発明の特徴として、上記胴縁7にも動吸振器13が上
記鉄骨構造体2の上下に隣り合う梁4,4間のほぼ中央
に位置するよう上記ブラケット14に支持されて取り付
けられている。これらの動吸振器13は、質量体18
と、該質量体18と4つのゴム製弾性体19,19,…
とからなるものである。そして、上記梁4側では、4つ
の弾性体19,19,…を質量体18と梁4との間に介
装し質量体18を梁4に支持している。また、上記胴縁
7側では、4つの弾性体19,19,…を質量体18と
ブラケット14との間に介装し質量体18を胴縁7に支
持している。
【0024】上記質量体18は、胴縁7側では、上下に
積み重ねられた2枚の錘板20,20,…と、その上に
積み重ねられた3枚の質量調整ライナー21,21,…
とを2本のボルト22,22及びナット23,23によ
ってブロック状に締結して構成され、この質量調整ライ
ナー21の数を変化させることによって質量体18の重
量を微調整するようになっている。なお、詳細には図示
しないが、梁4側の質量体18も同様に複数枚の錘板と
複数枚の質量調整ライナーとをボルト及びナット23,
23で締結して構成されているものである。
【0025】そして、胴縁7に取り付けられた動吸振器
13は、胴縁7の固有振動数とほぼ同一の固有振動数を
有している。また、錘板20,20,…と質量調整ライ
ナー21,21,…等からなる質量体18の重量は、胴
縁7の振動モードを抑制するのに必要かつ十分な大きさ
に設定されており、胴縁7の振動を吸振するようになっ
ている。なお、梁4に取り付けられる動吸振器13も、
梁4の固有振動数とほぼ同一の固有振動数を有してお
り、その質量体18の重量も梁4の振動を効果的に吸振
するよう梁4の振動モードを抑制するのに必要かつ十分
な大きさに設定されている。
【0026】上記胴縁7の固有振動数は次式で求められ
る。
【0027】
【数1】
【0028】また、動吸振器13の固有振動数は次式で
求められる。
【0029】
【数2】
【0030】そして、胴縁7に取り付けられた動吸振器
13の固有振動数を胴縁7の固有振動数とほぼ一致させ
る要領は、質量体18の重量を胴縁7の振動を抑制し得
るだけの大きさとし、弾性体19のばね定数の大きさを
調整することで両者の固有振動数をほぼ一致させるよう
にする。
【0031】このように、この第1実施例では、動吸振
器13を鉄骨構造体2の梁4だけでなく胴縁7にも取り
付け、各々の固有振動数を梁4及び胴縁7の固有振動数
とほぼ同一に設定していることから、上記鉄骨構造体2
及び胴縁7の振動を効果的に吸振して固有振動数におけ
る鉄骨構造体2及び胴縁7の共振を阻止でき、鉄骨構造
体2だけに動吸振器13を取り付けた場合に比べて低周
波音公害をより一層確実に防止することができる。
【0032】また、この第1実施例では、動吸振器13
を上下に隣り合う梁4,4間のほぼ中央に位置するよう
に取り付けたので、鉄骨構造体2の上下に隣り合う梁
4,4の取付部を節とし両梁4,4間を腹とする振動に
対し最少の質量体重量で制振効果を効果的に得ることが
できる。
【0033】(第2実施例)図5は第2実施例を示し、
この第2実施例では、3個の動吸振器13,13,13
を胴縁7の上下の隣り合う梁4,4間に取り付けたもの
であり、個々の動吸振器13の固有振動数は胴縁7の固
有振動数にほぼ合わせてある。また、3個の動吸振器1
3,13,13の質量体18のトータル重量は、胴縁7
の振動を吸振するのに必要かつ十分な大きさに設定され
ている。なお、各動吸振器13の構造、梁4及び胴縁7
に対する取付け方は第1実施例と同じであるので、同一
構成部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略
する(以下の各実施例においても同様である)。
【0034】したがって、この第2実施例では、第1実
施例と同様の作用効果を奏することができるものであ
る。
【0035】加えて、この第2実施例では、動吸振器1
3を3個設置してこれらの動吸振器13,13,13の
質量体18の重量の総和でもって胴縁7の振動を吸振す
るようにしていることから、1つ1つの動吸振器13が
軽量となって取り扱い易くなり、胴縁7への動吸振器1
3の搬入および据付を容易にすることができるというメ
リットがある。また、外壁6と垂直循環式駐車装置1と
の間が非常に狭い場合においても、1つ1つの動吸振器
13が小型となるため、容易に分散して取り付けること
ができる。
【0036】(第3実施例)図6及び図7は第3実施例
を示し、この第3実施例では、動吸振器13を第1及び
第2実施例の場合とは上下方向に90°向きを変えて胴
縁7に取り付けた場合である。したがって、第3実施例
では、第1実施例と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0037】(第4実施例)図8及び図9は第4実施例
を示し、この第4実施例では、動吸振器13の弾性体1
9を板ばねで構成し、その一端(下端)に質量体18を
取り付けたものである。なお、弾性体19の他端(上
端)は、ブラケット14に4本のボルト24,24,…
及びナット25,25,…で固定された取付部26に片
持ち支持されている。したがって、この第4実施例で
は、第1実施例と同様の作用効果に加えて、弾性体がゴ
ム製のものに比べて温度変化に対する剛性変化を少なく
することができ、動吸振器13の固有振動数を安定させ
ることができる。
【0038】(第5実施例)図10は第5実施例を示
し、この第5実施例では、動吸振器13の弾性体19を
板ばねで構成している点は第4実施例の場合と同様であ
るが、2個の質量体18,18を弾性体19の両端(左
右両端)に取り付けている。したがって、この第5実施
例では、第4実施例と同様の作用効果に加えて2個の質
量体18,18が作用するので、質量体18が1個の場
合に比べて制振効果をより安定させることができる。
【0039】なお、上記各実施例では、動吸振器13の
弾性体19がゴム製の場合と板ばねの場合との2通りを
例示したが、コイルスプリングであってもよい。また、
適用する機械式駐車設備も垂直循環式のものに限らず、
エレベータ式のものであってもよいことは勿論である。
【0040】また、上記各実施例では、胴縁7と鉄骨構
造体2の梁4との両方に動吸振器13を取り付けた場合
を示したが、胴縁7と梁4の固有振動数が近い場合に
は、梁4側の動吸振器13を省略して胴縁7だけに動吸
振器13を取り付けるようにしてもよく、この場合にも
胴縁7及び梁4の双方の振動を制振することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7に係
る本発明によれば、胴縁の振動を該胴縁とほぼ同一の固
有振動数を有する動吸振手段により吸振するので、固有
振動数における胴縁の共振を阻止して、低周波音公害を
防止することができる。
【0042】請求項2に係る本発明によれば、動吸振手
段を胴縁の梁間に取り付けたので、鉄骨構造体の上下に
隣り合う梁取付部を節とし両梁間を腹とする振動に対し
最少の質量体重量で制振効果を効果的に得ることができ
る。
【0043】請求項3に係る本発明によれば、個々の動
吸振手段を小型かつ軽量にでき、取扱いの容易化と狭い
場所への取付けの容易化とも図ることができる。
【0044】請求項5又は6に係る本発明によれば、温
度変化に対する少ない剛性変化によって固有振動数の安
定した動吸振手段を得ることができる。さらに、請求項
6に係る本発明によれば、板ばねの両端に取り付けた2
個の質量体によって制振効果をより安定させることがで
きる。
【0045】請求項7に係る本発明によれば、動吸振手
段を鉄骨構造体にも取り付けているので、鉄骨構造体の
振動と胴縁の振動との両方を制振し得、制振効果をさら
に効果的に得ることができる。
【0046】なお、胴縁と鉄骨構造体の固有振動数が近
い場合には、動吸振手段を胴縁だけに取り付けて鉄骨構
造体には取り付けなくても、胴縁の振動のみならず鉄骨
構造体の振動も制振することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る制振構造が適用された垂直循
環式駐車設備の概略構成図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】第1実施例において胴縁に取り付けられた動吸
振器の側面図である。
【図4】第1実施例において胴縁に取り付けられた動吸
振器の平面図である。
【図5】第2実施例の図2相当図である。
【図6】第3実施例の図3相当図である。
【図7】第3実施例の図4相当図である。
【図8】第4実施例の図3相当図である。
【図9】第4実施例の図4相当図である。
【図10】第5実施例の図4相当図である。
【図11】動吸振器を梁に取り付けた従来例の図2相当
図である。
【図12】梁に対する外壁の取付け状態を示す横断面図
である。
【図13】梁の振動モードを示す説明図である。
【符号の説明】
1 垂直循環式駐車装置(機械式駐車装置) 2 鉄骨構造体 6 外壁 7 胴縁 13 動吸振器(動吸振手段) 18 質量体 19 弾性体 C 車両 T 駐車塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/14 - 6/18 F16F 15/02 E04B 1/98

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨構造体、外壁及び該外壁と上記鉄骨
    構造体との間に介装され外壁を鉄骨構造体に取り付ける
    胴縁からなる駐車塔と、該駐車塔の鉄骨構造体に支持さ
    れ車両を入出庫する機械式駐車装置とで構成された機械
    式駐車設備の制振構造であって、 上記駐車塔の胴縁には、質量体と、該質量体と胴縁との
    間に介装され質量体を胴縁に支持せしめる弾性体とから
    なり、上記胴縁の固有振動数とほぼ同一の固有振動数を
    有し胴縁の振動を吸振する動吸振手段が取り付けられて
    いることを特徴とする機械式駐車設備の制振構造。
  2. 【請求項2】 動吸振手段は、鉄骨構造体を構成する上
    下に隣り合う梁間のほぼ中央に位置するよう胴縁に取り
    付けられていることを特徴とする請求項1記載の機械式
    駐車設備の制振構造。
  3. 【請求項3】 動吸振手段は、複数個取り付けられ、各
    動吸振手段の質量体のトータル重量で胴縁の振動を吸振
    するようになされていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の機械式駐車設備の制振構造。
  4. 【請求項4】 動吸振手段の弾性体は、ゴムからなるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機
    械式駐車設備の制振構造。
  5. 【請求項5】 動吸振手段の弾性体は、板ばねからな
    り、質量体が板ばねの一端に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機械式
    駐車設備の制振構造。
  6. 【請求項6】 動吸振手段の弾性体は、板ばねからな
    り、質量体が板ばねの両端に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機械式
    駐車設備の制振構造。
  7. 【請求項7】 動吸振手段は、鉄骨構造体にも取り付け
    られていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の機械式駐車設備の制振構造。
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