JPH11241517A - 機械式立体駐車装置の制振構造 - Google Patents

機械式立体駐車装置の制振構造

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JPH11241517A
JPH11241517A JP4012198A JP4012198A JPH11241517A JP H11241517 A JPH11241517 A JP H11241517A JP 4012198 A JP4012198 A JP 4012198A JP 4012198 A JP4012198 A JP 4012198A JP H11241517 A JPH11241517 A JP H11241517A
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Yasuhiko Komori
保彦 小森
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低周波領域の振動の固体伝播による建築物の
振動を入出庫効率の低下を招くことなく効果的に抑制す
る。 【解決手段】 建築物1の受梁6に支持されたマシンベ
ース7に、質量体21と、質量体21をマシンベース7
に弾性支持する弾性体22とからなる動吸振器20を設
ける。動吸振器20の質量体21の質量及び弾性体22
のバネ定数を、駆動装置10が起こす加振力のうち人が
聞くことのできる可聴周波数に満たない低周波振動領域
において建築物1と共振を起こす加振振動数と、質量体
21の質量と弾性体22のバネ定数とで決まる固有振動
数とが一致するように設定する。これにより、駆動装置
10から発生する振動のうち建築物1の固有振動数領域
の振動が動吸振器20で除かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物組込み型
の機械式立体駐車装置の制振構造に関し、特に、低周波
数領域における振動の固体伝播対策に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】機械式立体駐車装置においては、駆動装
置が駆動すると振動が発生する。この振動は、数Hz〜数
kHz という広範囲の周波数成分を含んでいる。そして、
この振動エネルギー(振幅)は駆動速度が増すに従って
大きくなるため、従来より各種の振動対策が講じられて
いる。
【0003】例えば、独立鉄塔型の機械式立体駐車装置
においては、駆動装置の振動は駐車塔を構成する鉄骨構
造体に固体伝播し、その周波数成分のうち鉄骨構造体の
固有振動数と一致する低周波領域では、鉄骨構造体に伝
わる振動エネルギーが共振によって極度に増幅され、駐
車塔全体が低周波振動を起こす。この振動による揺れを
建築物組込み型の機械式立体駐車装置ではあるが、図7
に仮想線にて示す。この振動は駐車塔外壁から人に聞こ
えない低周波音として周囲に空気伝播し、この音波が隣
設する建屋の窓や障子等を振動させてガタガタ音を出し
低周波騒音が発生する。この対策として、特開平7−1
02813号公報や特開平7−331918号公報で
は、独立鉄塔型の垂直循環式立体駐車装置を例に挙げ、
鉄骨構造体の支柱や梁の適所に鉄骨構造体の固有振動数
に同調させた動吸振器を取り付けて共振を防止し、騒音
が発生しないようにしている。
【0004】また、建築物組込み型の機械式立体駐車装
置においては、駆動装置の振動は建築物を構成する躯体
に固体伝播し、建築物内で壁や床から音波として空気伝
播する。このうち約20Hz〜20kHz の音波は人が聞く
ことのできる可聴周波数であり、特に1kHz 前後の音波
は最も人に聞こえやすい周波数と言われている。この対
策として、特公平8−26677号公報では、建築物の
受梁とマシンベースとの間に第1弾性部材を介装して可
聴周波数のうち特に高音領域の音圧レベルを下げ、さら
に、約250〜500Hzの低音領域の音圧レベルのうち
最も音圧レベルの高い卓越周波数に同調させた動吸振器
を上記マシンベース上に取り付け、建築物内で騒音とな
る卓越周波数の振動を建築物の受梁より上流の駆動装置
側の動吸振器で取り除き、騒音が発生しないようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、数Hzという
可聴周波数に満たない低周波振動は、上記の従来例の前
者の如く空気伝播により隣設する建屋の窓や障子等を振
動させて騒音を発生させるが、空気伝播すること自体に
は騒音の問題は直接発生しない。
【0006】したがって、上記の従来例の後者のように
建築物組込み型の機械式立体駐車装置においても、数Hz
という可聴周波数に満たない低周波振動は建築物の壁や
床から空気伝播されても人には聞こえないため、騒音の
問題は発生しない。
【0007】しかし、一般に、人は船酔い等から想像で
きるように高周波の揺れよりも低周波の揺れに対して非
常に敏感であり、上述の如き可聴周波数に満たない低周
波振動であっても、空気伝播とは異なり固体伝播する場
合にはこの低周波振動が人に及ぼす影響は大きく、後者
のような建築物組込み型の機械式立体駐車装置において
は、低周波の振動エネルギーが大きければ騒音ではなく
体感振動が問題となり、何等かの対策が望まれる。
【0008】具体的には、振動レベルが約55dB以上の
とき、人は揺れとして振動を感じることが判っており、
後者のような建築物組込み型の機械式立体駐車装置にお
いては、駆動装置側の振動エネルギーが小さくても、建
築物の固有振動数が数Hz〜10数Hzという低い値である
場合が多く、このような場合には、共振によって建築物
に伝わる振動エネルギーが増幅して体感振動が問題とな
る。
【0009】さりとて、立体駐車装置の運転速度を下げ
て建築物の振動を低減すると、入出庫に時間がかかり入
出庫効率が悪くなる。
【0010】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、上記の従来例の後者
のような建築物組込み型の機械式立体駐車装置におい
て、低周波領域の振動の固体伝播による建築物の振動を
入出庫効率の低下を招くことなく効果的に抑制すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、体感振動が問題となる低周波振動領域
における駆動装置の加振振動数と同じ固有振動数の動吸
振手段をマシンベースに設けたことを特徴とする。
【0012】具体的には、この発明は、建築物に組み込
まれ、この建築物の受梁に支持されたマシンベースに駐
車装置駆動用の駆動装置が設置された建築物組込み型の
機械式立体駐車装置の制振構造を対象とし、次のような
解決手段を講じた。
【0013】すなわち、請求項1に記載の発明は、質量
体と、この質量体とマシンベースとの間に介装され質量
体をマシンベースに弾性支持する弾性体とを備えた動吸
振手段を上記マシンベースに設ける。この際、上記動吸
振手段の質量体の質量及び弾性体のバネ定数を、上記駆
動装置が起こす加振力のうち人が聞くことのできる可聴
周波数に満たない低周波振動領域において建築物と共振
を起こす加振振動数と、上記質量体の質量と上記弾性体
のバネ定数とで決まる固有振動数とが一致するように設
定したことを特徴とする。
【0014】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、駆動装置が駆動すると、その振動は建築物を構成
する躯体に固体伝播し、建築物内で壁や床から空気伝播
するが、そのうち人が聞くことのできる可聴周波数に満
たない低周波振動領域の加振振動数が、建築物の受梁よ
り上流の駆動装置側の動吸振手段で吸振されて取り除か
れ、よって建築物と共振を起こさず、低周波の振動エネ
ルギーが大きくならず体感振動が発生しない。したがっ
て、立体駐車装置の運転速度を下げる必要がなく、入出
庫効率の低下を招かない。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、動吸振手段の質量体に減衰手段を設け
たことを特徴とする。
【0016】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、駆動装置の振動は、減衰手段を経て動吸振手段の
質量体に伝えられることから、低周波振動領域の加振振
動数周辺の低周波振動エネルギーが減衰手段によって効
果的に低減され、駆動装置の固有(共振)振動数を含む
広範囲の低周波振動の固体伝播が抑制される。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、減衰手段として粘性ダンパーを採用
し、質量体の水平方向の全方位の振動に伴い生ずる粘性
ダンパーの粘性抵抗によって減衰力を発生させ、駆動装
置の振動エネルギーを減衰させるように構成したことを
特徴とする。
【0018】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、質量体が水平方向の全方位に阻害されることなく
振動し、駆動装置の固有振動数を含む広い範囲の振動数
についての振動が効果的に抑制される。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、マシンベース側に設けられシリコーン
が収容された容器と、質量体側に設けられ下端が上記容
器内のシリコーンに漬け込まれた抵抗板とを備えたシリ
コーンダンパーで粘性ダンパーを構成したことを特徴と
する。
【0020】上記の構成により、請求項4に記載の発明
では、粘性ダンパーの一形態が具体化される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0022】図6〜8はビルディングやマンション等の
建築物1に組み込まれた機械式立体駐車装置としての垂
直循環式立体駐車装置2を示す。上記建築物1を構成す
る躯体3の一端側内部には、上下方向に延びる設置スペ
ース4が形成され、上記垂直循環式立体駐車装置2がこ
の設置スペース4に組み込まれている。
【0023】この垂直循環式立体駐車装置2は、出入口
5が地上階に形成された下部乗入れ方式であり、上記設
置スペース4の上端寄りには受梁6が躯体3内壁から突
出して形成されている。この受梁6にはマシンベース7
が防振ゴム等の弾性介装材8を介して支持され、このマ
シンベース7には、駆動モータ9やその他の駆動装置類
からなる駆動装置10が設置されている。また、出入口
5側から見て上記マシンベース7の前後両端には支持プ
レート11が立設され、この両支持プレート11には、
前後一対の上部スプロケット12が1つずつ支持され、
この両上部スプロケット12は、複数のギヤ13及びシ
ャフト14を介して上記駆動装置10の駆動モータ9に
駆動連結されている。
【0024】一方、上記設置スペース4の下端寄りに
も、出入口5側から見て2つの下部スプロケット15が
前後に配置され、前側の上下2つの上部スプロケット1
2と下部スプロケット15及び後側の上下2つの上部ス
プロケット12と下部スプロケット15には、エンドレ
スの主務チェーン16がそれぞれ巻き掛けられている。
この前後2条の主務チェーン16には、多数の車両搭載
用ケージ17がアタッチメント18を介して吊下げ支持
され、この各ケージ17にはパレットP(図1及び図8
に表れる)が支持されている。
【0025】そして、入出庫時、前後2つの上部スプロ
ケット12を駆動モータ9の起動によって回転させるこ
とにより、各ケージ17を吊下げ支持した状態でチェー
ン駆動により垂直面内で上下方向に循環させ、目的のケ
ージ17を地上階に位置付けて出入口5から車両Cを入
出庫するようになされている。
【0026】図1に示すように、出入口5側から見て上
記マシンベース7の前後両端は左右に延出して延出部7
aを構成し、そのうち駆動モータ9に近い前側の両延出
部7aには取付台19が1つずつ固定され、この各取付
台19上には、動吸振手段としての動吸振器20が設置
されている。
【0027】図2に拡大詳示するように、この動吸振器
20は、質量体21と、この質量体21と上記マシンベ
ース7(実際には取付台19)との間に介装された矩形
環状の防振ゴム製弾性体22とを備えてなり、上記質量
体21を弾性体22でマシンベース7上の取付台19に
水平方向の全方位に振動可能なように弾性支持してい
る。
【0028】上記質量体21は、複数枚の矩形錘板23
をベースプレート24上に上下に積み重ね、さらにその
上に複数枚の矩形質量調整ライナー25を上下に積み重
ね、これらに複数本のボルト26を上下方向に貫挿して
ブロック状に締結して構成されている。そして、上記質
量調整ライナー25の数を変化させることによって質量
体21の質量を微調整するようになっている。なお、上
記弾性体22は、図2では単一材料のように簡略化して
示しているが、ゴム板と金属板とが交互に積層されて加
硫接着されたものであり、上部へ行くに従って水平方向
の変位が大きく、上面に設置された質量体21を水平方
向に振動させるようになっている。
【0029】この発明の特徴として、上記動吸振器20
の質量体21の質量m及び弾性体22のバネ定数kは、
上記駆動装置10が起こす加振力のうち人が聞くことの
できる可聴周波数に満たない低周波振動領域において建
築物1と共振を起こす加振振動数ω1 と、上記質量体2
1の質量mと上記弾性体22のバネ定数kとで決まる固
有振動数ω2 とが一致するように設定されている。この
固有振動数ω2 は下記の式で表される。
【0030】ω2 =(k/m)1/2 ここで、人が聞くことのできる可聴周波数とは約20Hz
〜20kHz であり、特に1kHz 前後の音波は最も人に聞
こえやすい周波数であることは既に述べた。逆に、人が
聞くことのできる可聴周波数に満たない低周波振動領域
とは数Hz〜10数Hzであり、また、この範囲は人が揺れ
として振動を感じる体感振動範囲(55dB以上)である
ことも既に述べた。
【0031】このように構成することにより、駆動装置
10の駆動によりその振動が建築物1を構成する躯体3
に固体伝播する前に、そのうち人が聞くことのできる可
聴周波数に満たない低周波振動領域の加振振動数を、上
記建築物1の受梁6より上流の駆動装置10側の動吸振
器20で吸振して取り除くことができ、これにより建築
物1と共振を起こさず、低周波の振動エネルギーが大き
くなるのを抑制して体感振動を防止することができる。
したがって、垂直循環式立体駐車装置2の運転速度を下
げなくて済むので、入出庫をスムーズにかつ迅速に行い
得て入出庫効率の低下を来たさないようにすることがで
きる。
【0032】因みに、動吸振器20設置前後において建
築物1の振動による周波数特性がどのように変化したか
を図4(a)及び図4(b)にそれぞれ示す。図4
(a)に示すように、動吸振器20設置前の建築物1の
振動レベルは2.5Hzで59.24dBと振動を体で感じ
たが、図4(b)に示すように、動吸振器20設置後の
建築物1の振動レベルは2.5Hzで48.84dBと振動
を体で感じなかった。この時の駆動装置10の振動によ
る周波数特性が動吸振器20設置前後でどのように変化
したかを図5(a)及び図5(b)にそれぞれ示す。図
5(a)に示すように、動吸振器20設置前の駆動装置
10の振動レベルは2.5Hzで61.57dBと体感範囲
に達していたが、図5(b)に示すように、動吸振器2
0設置後の駆動装置10の振動レベルは2.5Hzで5
0.48dBと体感範囲に達していなかった。
【0033】さらに、出入口5側から見て上記動吸振器
20の左右両端には、減衰手段としての粘性ダンパーが
設置され、この実施の形態では、粘性ダンパーがシリコ
ーンダンパー27である場合を示す。図3にさらに拡大
詳示するように、このシリコーンダンパー27は、シリ
コーン28が収容された容器29を備えてなり、この容
器29は上記取付台19上に固定されている。一方、上
記質量体21のベースプレート24端面には取付片30
が上方に突設され、L字形の抵抗板31上端がこの取付
片30にボルト32で取り付けられ、抵抗板31下端が
上記容器29内のシリコーン28に漬け込まれている。
そして、上記質量体21の水平方向の全方位の振動に伴
い抵抗板31がシリコーン28中を移動し、この抵抗板
31が移動する際に粘性抵抗が生ずることによって減衰
力が発生し、マシンベース7の振動エネルギーを減衰さ
せるようになっている。
【0034】このように、動吸振器20の質量体21に
シリコーンダンパー27を設けているので、駆動装置1
0の加振振動数周辺の低周波振動エネルギーをシリコー
ンダンパー27によって効果的に低減でき、駆動装置1
0の固有(共振)振動数を含む広範囲の低周波振動の固
体伝播を抑制することができる。
【0035】また、質量体21の水平方向の全方位の振
動に伴い生ずる粘性抵抗によってシリコーンダンパー2
7に減衰力を発生させるので、弾性体22の弾性機能を
阻害することなく駆動装置10の固有振動数を含む広い
範囲の振動数についての振動を効果的に抑制することが
できる。
【0036】なお、上記の実施の形態では、機械式立体
駐車装置が垂直循環式立体駐車装置である場合を示した
が、これ以外に例えばエレベータ式立体駐車装置にも適
用することができるものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、質量体と弾性体とからなる動吸振手段をマシンベー
スに弾性支持し、この動吸振手段の質量体の質量及び弾
性体のバネ定数を、駆動装置が起こす加振力のうち人が
聞くことのできる可聴周波数に満たない低周波振動領域
において建築物と共振を起こす加振振動数と、上記質量
体の質量と上記弾性体のバネ定数とで決まる固有振動数
とが一致するように設定したので、人が聞くことのでき
る可聴周波数に満たない低周波振動領域の加振振動数を
上記動吸振手段で取り除いて建築物との共振を防止し、
体感振動をなくすことができる。また、立体駐車装置の
運転速度を下げなくてよいので、入出庫を効率良く行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】垂直循環式立体駐車装置の駆動装置周辺部分を
示す正面図である。
【図2】動吸振器の正面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】(a)は動吸振器設置前の建築物の振動による
周波数特性図、(b)は動吸振器設置後の建築物の振動
による周波数特性図である。
【図5】(a)は動吸振器設置前の駆動装置の振動によ
る周波数特性図、(b)は動吸振器設置後の駆動装置の
振動による周波数特性図である。
【図6】建築物に組み込まれた垂直循環式立体駐車装置
の縦断面図である。
【図7】図6のVII −VII 線における断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線における断面図である。
【符号の説明】
1 建築物 2 垂直循環式立体駐車装置(機械式立体駐
車装置) 6 受梁 7 マシンベース 10 駆動装置 20 動吸振器(動吸振手段) 21 質量体 22 弾性体 27 シリコーンダンパー(粘性ダンパー、
減衰手段) 28 シリコーン 29 容器 31 抵抗板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物に組み込まれ、この建築物の受梁
    に支持されたマシンベースに駐車装置駆動用の駆動装置
    が設置された建築物組込み型の機械式立体駐車装置の制
    振構造であって、 上記マシンベースには、質量体と、この質量体とマシン
    ベースとの間に介装され質量体をマシンベースに弾性支
    持する弾性体とを備えた動吸振手段が設けられ、 この動吸振手段の質量体の質量及び弾性体のバネ定数
    は、上記駆動装置が起こす加振力のうち人が聞くことの
    できる可聴周波数に満たない低周波振動領域において建
    築物と共振を起こす加振振動数と、上記質量体の質量と
    上記弾性体のバネ定数とで決まる固有振動数とが一致す
    るように設定されていることを特徴とする機械式立体駐
    車装置の制振構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の機械式立体駐車装置の制
    振構造において、 動吸振手段の質量体には、減衰手段が設けられているこ
    とを特徴とする機械式立体駐車装置の制振構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の機械式立体駐車装置の制
    振構造において、 減衰手段は、粘性ダンパーであり、質量体の水平方向の
    全方位の振動に伴い生ずる粘性抵抗によって減衰力を発
    生させ、駆動装置の振動エネルギーを減衰させるように
    構成されていることを特徴とする機械式立体駐車装置の
    制振構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の機械式立体駐車装置の制
    振構造において、 粘性ダンパーは、マシンベース側に設けられシリコーン
    が収容された容器と、 質量体側に設けられ下端が上記容器内のシリコーンに漬
    け込まれた抵抗板とを備えたシリコーンダンパーである
    ことを特徴とする機械式立体駐車装置の制振構造。
JP4012198A 1998-02-23 1998-02-23 機械式立体駐車装置の制振構造 Pending JPH11241517A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348624A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Fujitec Co Ltd 垂直循環式駐車装置およびその据付方法

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