JP2742969B2 - 制振遮音構造 - Google Patents
制振遮音構造Info
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- JP2742969B2 JP2742969B2 JP3306182A JP30618291A JP2742969B2 JP 2742969 B2 JP2742969 B2 JP 2742969B2 JP 3306182 A JP3306182 A JP 3306182A JP 30618291 A JP30618291 A JP 30618291A JP 2742969 B2 JP2742969 B2 JP 2742969B2
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空調器、送風機等、機械
自体が振動し、振動を発生している場合の制振遮音装置
に係るものである。
自体が振動し、振動を発生している場合の制振遮音装置
に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】空調器、送風機等は機械自体から発生さ
れる騒音があると同時に、送風される空気によって機械
のケーシング自体が振動して騒音が発生する。従来はケ
ーシングの鉄板を厚くしたり、アングル材で補強して質
量を増すことによって遮音性能を高めるとともに、板の
振動を低減するようにしていた。
れる騒音があると同時に、送風される空気によって機械
のケーシング自体が振動して騒音が発生する。従来はケ
ーシングの鉄板を厚くしたり、アングル材で補強して質
量を増すことによって遮音性能を高めるとともに、板の
振動を低減するようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記したようにケーシ
ングの鉄板を厚くすると、重量が増大するため作業性が
低下しコストも嵩む。また機械の寸法が大きい場合、送
風される空気によって面が振動しなくなるためには、相
当の厚さが必要となる。またケーシングをアングル材等
で補強する場合、補強する際に多大の手間を要するとい
う問題点があり、また空気によって生じる振動は低減で
きるが、空調機あるいは送風機の内部で発生している騒
音を低減させることはできない。
ングの鉄板を厚くすると、重量が増大するため作業性が
低下しコストも嵩む。また機械の寸法が大きい場合、送
風される空気によって面が振動しなくなるためには、相
当の厚さが必要となる。またケーシングをアングル材等
で補強する場合、補強する際に多大の手間を要するとい
う問題点があり、また空気によって生じる振動は低減で
きるが、空調機あるいは送風機の内部で発生している騒
音を低減させることはできない。
【０００４】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は制振遮音対
象物となる機器のケーシングを有効に制振するととも
に、高度な遮音性能を発揮する制振、遮音構造を提供す
る点にある。
みて提案されたもので、その目的とする処は制振遮音対
象物となる機器のケーシングを有効に制振するととも
に、高度な遮音性能を発揮する制振、遮音構造を提供す
る点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る制振遮音構造は、制振遮音対象物の外
表面に、制振効果を有するゴム材よりなる制振材の層を
層着し、同制振材の層の外側にこれと間隔を存して鉛等
の金属シート、または金属繊維を芯材とした遮音材の層
を対設し、同遮音材の層と前記制振材の層とを防振ゴム
柱で連結して構成されている。
め、本発明に係る制振遮音構造は、制振遮音対象物の外
表面に、制振効果を有するゴム材よりなる制振材の層を
層着し、同制振材の層の外側にこれと間隔を存して鉛等
の金属シート、または金属繊維を芯材とした遮音材の層
を対設し、同遮音材の層と前記制振材の層とを防振ゴム
柱で連結して構成されている。
【０００６】
【作用】本発明によれば制振遮音対象物となる機器の外
表面にゴム材よりなる制振材の層の有する制振性能によ
って、前記機器に送風される空気によって生じる振動が
低減される。また前記制振材の層に防振ゴム柱を介して
連結、対設された遮音材の層が、鉛等の金属シート、ま
たは金属繊維を芯材として内蔵しているので、同遮音材
の層単体での遮音性能は高い、更に同遮音材の層と前記
制振材の層によって構成された二重壁の間には空気層が
介在しているため、同空気層をばねとした共振周波数以
上の領域では、２重壁特有の大きな遮音性能が得られ
る。
表面にゴム材よりなる制振材の層の有する制振性能によ
って、前記機器に送風される空気によって生じる振動が
低減される。また前記制振材の層に防振ゴム柱を介して
連結、対設された遮音材の層が、鉛等の金属シート、ま
たは金属繊維を芯材として内蔵しているので、同遮音材
の層単体での遮音性能は高い、更に同遮音材の層と前記
制振材の層によって構成された二重壁の間には空気層が
介在しているため、同空気層をばねとした共振周波数以
上の領域では、２重壁特有の大きな遮音性能が得られ
る。
【０００７】なお前記二重壁を構成する遮音材の層と前
記制振材の層との間は材料振動伝達率の低い防振ゴム柱
で連結されているので、サウンドブリッジ（音響的架
橋）がなく、高度の遮音性能が得られる。
記制振材の層との間は材料振動伝達率の低い防振ゴム柱
で連結されているので、サウンドブリッジ（音響的架
橋）がなく、高度の遮音性能が得られる。
【０００８】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。Ａは空調機、送風機等の制振遮音対象機器で、同機
器Ａのケーシング側に板状の制振材１が層着され、同制
振材１の層の外側に間隔を存して、鉛等の金属シート、
または金属繊維を芯材２とした板状の遮音材３の層を対
設し、同遮音材３の層と前記制振材１の層とが材料振動
伝達率の低い防振ゴム柱４で連結されている。
る。Ａは空調機、送風機等の制振遮音対象機器で、同機
器Ａのケーシング側に板状の制振材１が層着され、同制
振材１の層の外側に間隔を存して、鉛等の金属シート、
または金属繊維を芯材２とした板状の遮音材３の層を対
設し、同遮音材３の層と前記制振材１の層とが材料振動
伝達率の低い防振ゴム柱４で連結されている。
【０００９】従って前記機器Ａに送風される空気によっ
て生じる振動が制振材１の層によって低減される。また
同制振材１の層と反対側の面に対設され、同制振材の層
との間に二重壁を構成する前記遮音材３の層は鉛等の金
属シート、または金属繊維を芯材２として内蔵するた
め、単体としての遮音性が高く、また前記遮音材３と制
振材１の各層の間は空気層が形成されているので、同空
気層をばねとして共振周波数以上では二重壁特有の大き
な遮音性能が得られる。また前記制振材１の層と遮音材
３の層とは材料振動伝達率の低いゴム柱４で連結されて
いるので、振動的な連結（サウンドブリッジ）がなく、
高度の遮音性能が得られる。
て生じる振動が制振材１の層によって低減される。また
同制振材１の層と反対側の面に対設され、同制振材の層
との間に二重壁を構成する前記遮音材３の層は鉛等の金
属シート、または金属繊維を芯材２として内蔵するた
め、単体としての遮音性が高く、また前記遮音材３と制
振材１の各層の間は空気層が形成されているので、同空
気層をばねとして共振周波数以上では二重壁特有の大き
な遮音性能が得られる。また前記制振材１の層と遮音材
３の層とは材料振動伝達率の低いゴム柱４で連結されて
いるので、振動的な連結（サウンドブリッジ）がなく、
高度の遮音性能が得られる。
【００１０】なお前記制振材１としてはダンピング効果
を有するゴム系材料（商品名ＢＳダンパー（ＬＲ）…ブ
リジストン社製、（商品名サンダム…日本ゼオン社製）
が使用され、前記遮音材としては、鉛繊維不織布を芯材
として、これに塩化ビニルをラミネートしたもの、更に
表面にポリエステルパンボンド不織布アクスターを被覆
した（商品名、東レ防音材…ＦＣ、東レ社製）が使用さ
れる。
を有するゴム系材料（商品名ＢＳダンパー（ＬＲ）…ブ
リジストン社製、（商品名サンダム…日本ゼオン社製）
が使用され、前記遮音材としては、鉛繊維不織布を芯材
として、これに塩化ビニルをラミネートしたもの、更に
表面にポリエステルパンボンド不織布アクスターを被覆
した（商品名、東レ防音材…ＦＣ、東レ社製）が使用さ
れる。
【００１１】なお新設機器の場合、現場に設置してから
制振材を貼着してもよく、機器の製造過程で予め貼着し
ておいてから設置してもよい。また対策工事の場合に
は、適当な寸法に切断した前記材料を現場に搬入して接
着剤等で機器のケーシング面に貼着し、各面の突き合わ
せ部分についてはコーキング材等でシールするものであ
る。
制振材を貼着してもよく、機器の製造過程で予め貼着し
ておいてから設置してもよい。また対策工事の場合に
は、適当な寸法に切断した前記材料を現場に搬入して接
着剤等で機器のケーシング面に貼着し、各面の突き合わ
せ部分についてはコーキング材等でシールするものであ
る。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、制振遮
音対象機器等において空気の流れ、あるいは渦によって
生じる機器のケーシングが振動する現象がダンピングす
るために、ケーシング面から発生する２次発生音が低減
される。また本発明に係る制振遮音構造は、制振効果を
有するゴム材よりなる制振材層と、鉛等の金属シート、
または金属繊維を芯材とした遮音材層との二重の遮音構
造であるため高度の遮音性能が得られる。また前記二重
の遮音構造間が防振ゴム等の振動伝達率の低い材料で連
結されているため、サウンドブリッジが生じることがな
く、高度の遮音性能が得られる。
音対象機器等において空気の流れ、あるいは渦によって
生じる機器のケーシングが振動する現象がダンピングす
るために、ケーシング面から発生する２次発生音が低減
される。また本発明に係る制振遮音構造は、制振効果を
有するゴム材よりなる制振材層と、鉛等の金属シート、
または金属繊維を芯材とした遮音材層との二重の遮音構
造であるため高度の遮音性能が得られる。また前記二重
の遮音構造間が防振ゴム等の振動伝達率の低い材料で連
結されているため、サウンドブリッジが生じることがな
く、高度の遮音性能が得られる。
【００１３】また本発明によれば機器のケーシング面に
遮音制振材を直接貼着すればよいので対策工法として有
効であり、施工が容易である。
遮音制振材を直接貼着すればよいので対策工法として有
効であり、施工が容易である。
【図１】本発明に係る制振、遮音構造の一実施例を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図２】図１の横断平面図である。
【図３】図２の矢視イ−イ図である。
Ａ 機器 １ 制振材 ２ 芯材 ３ 遮音材 ４ ゴム柱
Claims (1)
- 【請求項１】 制振遮音対象物の外表面に、制振効果を
有するゴム材よりなる制振材の層を層着し、同制振材の
層の外側にこれと間隔を存して鉛等の金属シート、また
は金属繊維を芯材とした遮音材の層を対設し、同遮音材
の層と前記制振材の層とを防振ゴム柱で連結してなるこ
とを特徴とする制振遮音構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3306182A JP2742969B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 制振遮音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3306182A JP2742969B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 制振遮音構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05143087A JPH05143087A (ja) | 1993-06-11 |
| JP2742969B2 true JP2742969B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=17954021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3306182A Expired - Fee Related JP2742969B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 制振遮音構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2742969B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6613134B2 (ja) * | 2015-12-24 | 2019-11-27 | リンテック株式会社 | 遮音シートおよび遮音構造体 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP3306182A patent/JP2742969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05143087A (ja) | 1993-06-11 |
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Legal Events
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