JPH059757Y2 - - Google Patents

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JPH059757Y2
JPH059757Y2 JP2835986U JP2835986U JPH059757Y2 JP H059757 Y2 JPH059757 Y2 JP H059757Y2 JP 2835986 U JP2835986 U JP 2835986U JP 2835986 U JP2835986 U JP 2835986U JP H059757 Y2 JPH059757 Y2 JP H059757Y2
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JP
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sound
insulating material
soundproof panel
absorbing material
frequency sounds
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、特に200Hz程度の低周波音に対する
遮音性能の向上を図つた防音パネルに関する。
(従来の技術) 機械ユニツト等の音源を防音ブースで囲むこと
によつて騒音を低減させることは一般に行なわれ
ている。ところで、この防音ブースは第3図に示
す如き断面構造を有する防音パネルによつて構成
されていた。即ち、第3図は従来の防音パネルの
断面図であり、該防音パネルは鋼板等の外側遮音
材12の内側に内側吸音材11を張設して構成さ
れている。そして、この防音パネルの遮音効果を
第2図に示す。即ち、第2図において横軸は中心
周波数(Hz)、縦軸は音圧(dB(A))をそれぞれ
示し、同図中、折線aは防音パネルを設けない場
合の音圧レベルを、折線bは第3図に示す防音パ
ネルを設けた場合の音圧レベルをそれぞれ示す。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の防音パネルは第2図
からも明らかな如く400Hz以下の低周波音に対す
る遮音効果が劣るという問題がある。この原因と
しては、内側吸音材11の低周波音に対する吸音
性能が劣ること、外側遮音材12の遮音性能が低
周波音域になる程劣るということが考えられる。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とする処は、低周波音に対する防音効果の
大きい防音パネルを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、音源に向かう
側に中・高周波音用内側吸音材を設け、音源の反
対側に外側遮音材を設け、これら内側吸音材と外
側遮音材の中間に外側遮音材と面密度の異なる中
間遮音材及び縞状又は点状に分布する制振材を介
装して本防音パネルを構成した。
(作用) 而して、内側吸音材は中・高周波音を吸音し、
外側遮音材は遮音し、中間遮音材は特定の共振周
波数においては材状吸音材として機能し、その他
の周波数では遮音材として機能し、制振材は中間
遮音材が外側遮音材に対して相対的に振動すると
きにダンピング材として機能し、これら各部材の
機能によつて特に200Hz付近の低周波音に対する
遮音効果を高めることができる。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る防音パネルの
断面構造を示す破断面図であり、該防音パネルは
音源に向かう側(図中、上側)に中・高周波音用
内側吸音材(例えば、厚さ12mm)1を有し、音源
の反対側(図中、下側)に外側遮音材(例えば、
厚さ1.2mmの亜鉛メツキ鋼板)2を有し、これら
内側吸音材1と外側遮音材2の中間に外側遮音材
2と面密度の異なる中間遮音材(例えば、厚さ
0.8mmの亜鉛メツキ鋼板)3及び縞状又は点状に
分布する制振材(例えば、厚さ10mmのゴムブロツ
ク)4を介装して構成される。そして、縞状又は
点状に分布する各制振材4の間には背後空気層5
が形成される。尚、上記内側吸音材1、外側遮音
材2、中間遮音材3及び制振材4は接着材にて互
いに接着され、1枚のパネルを構成している。
而して、音源に面する内側吸音材1は音源から
発せられる中・高周波音を吸音し、外側遮音材2
は遮音する。又、中間遮音材3は次式で示され
る、共振周波数o: (ここに、 Cは音速、 ρは空気密度、 Mは面密度、 Lは背後空気層5の厚さである。) においては、板状吸音材として機能し、その他の
周波数においては遮音材として機能する。そし
て、制振材4は中間遮音材3が外側遮音材2に対
して相対的に振動するとき、この振動を抑えるダ
ンピング材として機能する。又、外側遮音材2と
中間遮音材3の面密度を異ならしめたため、両者
の共振が防がれる。
一例として本考案に係る防音パネルにて図示し
ないデイーゼルエンジン駆動のヒートポンプを囲
つた場合に、防音パネルの外側1mで測定した音
圧レベルの結果を第2図の折線cにて示すが、同
図から明らかな如く本考案の防音パネルによれ
ば、折線a,bにて示される防音パネルなしの場
合、第3図に示す従来の防音パネルにて囲つた場
合にそれぞれ測定した結果に対して一律に音圧レ
ベルを下げることができ、より効果的に遮音する
ことができる。
この場合、中間遮音材3の面密度M=6.3〔Kg/
m2〕、背後空気層5の厚さL=0.01〔m〕、空気密
度ρ=1.2〔Kg/m3〕、音速C=340〔m/sec〕であ
り、これらの数値を基に前記第(1)式に従つて共振
周波数oを計算すれば、 となり、中間遮音材3は約200Hzの吸音材として
機能する。従つて、第2図の折線cに示す如く、
本考案に係る防音パネルによれば、特に周波数が
200Hz付近の低周波音に対する防音効果を高める
ことができる。又、本考案に係る防音パネルの厚
さ及び重量は従来の防音パネルのそれの2倍以下
に抑えられる。
尚、面密度M、背後空気層5の厚さL等を変え
れば、防音効果の高い周波数領域を変えることが
できる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、音
源に向かう側に中・高周波音用内側吸音材を設
け、音源の反対側に外側遮音材を設け、これらの
中間に外側遮音材と面密度の異なる中間遮音材及
び縞状又は点状に分布する制振材を介装して防音
パネルを構成したため、特に低周波音に対する防
音効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る防音パネルの
破断面図、第2図は音圧レベルの測定結果を示す
グラフ、第3図は従来の防音パネルの破断面図で
ある。 符号の説明、1……内側吸音材、2……外側遮
音材、3……中間遮音材、4……制振材、5……
背後空気層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 音源を囲むことによつて騒音を低下させる防音
    パネルであつて、その断面構造が、音源に向かう
    側に中・高周波音用内側吸音材を有し、音源の反
    対側に外側遮音材を有し、これら内側吸音材と外
    側遮音材の中間に外側遮音材と面密度の異なる中
    音遮音材及び縞状又は点状に分布する制振材を介
    装して構成されることを特徴とする防音パネル。
JP2835986U 1986-02-28 1986-02-28 Expired - Lifetime JPH059757Y2 (ja)

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JP2835986U JPH059757Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JP2835986U JPH059757Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JPS62142100U JPS62142100U (ja) 1987-09-08
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