JP2598132Y2 - 車両のアンダカバー装置 - Google Patents

車両のアンダカバー装置

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JP2598132Y2
JP2598132Y2 JP1993038575U JP3857593U JP2598132Y2 JP 2598132 Y2 JP2598132 Y2 JP 2598132Y2 JP 1993038575 U JP1993038575 U JP 1993038575U JP 3857593 U JP3857593 U JP 3857593U JP 2598132 Y2 JP2598132 Y2 JP 2598132Y2
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JP
Japan
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engine
cover
undercover
under cover
vehicle
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993038575U
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JPH078168U (ja
Inventor
俊一 長谷川
昇 榎本
雅己 竹田
省吾 西川
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両のアンダカバー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の騒音対策のひとつとしてエンジン
ルームおよびミッションルームの下面を覆うアンダカバ
ーが用いられる。アンダカバーは吸音材を内面側に含む
積層構造の遮蔽板で形成され、概ねエンジン側とトラン
スミッション側に分けて適度の隙間を介しそれぞれシャ
シフレームに取り付けられる。
【0003】なお、エンジンルームのアンダカバー構造
として、遮蔽板をエンジンオイルパンとシャシフレーム
との間に取り付けると共に、この遮蔽板にオイルパン側
のシャシフレーム側との相対振動を許容する蛇腹部を形
成したものが提案されている(実開昭59ー30776
号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、アンダカバ
ーの隙間から下方へ漏れる騒音は、路面に当たってカバ
ーへ反射するので、車外騒音(車両の床下から左右側方
への放射音)を悪化させる傾向が見られるが、その対策
としてアンダカバーの隙間を少なくする(カバーの密閉
度を高める)と、今度は冷却性能の低下を招くという不
具合が発生する。
【0005】この考案はカバーの密閉度を高めることな
く、車外騒音を有効に低減できるアンダカバー装置の提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の考案では、エンジ
ンルームの下面を覆うエンジンアンダカバーと、ミッシ
ョンルームの下面を覆うミッションアンダカバーと、こ
れら接続部に開口する適度の隙間と、を備える車両のア
ンダカバー装置において、これらアンダカバーの各外壁
面をそれぞれ吸音材で形成する。第2の考案では、第1
の考案におけるエンジンアンダカバーおよびミッション
アンダカバーの外壁面にその表面積を多面的に増加させ
るように凹凸を形成する。
【0007】
【作用】第1の考案では、エンジンアンダカバーおよび
ミッションアンダカバーにより、エンジンルームの下面
からミッションルームの下面まで連続的に覆われるた
め、エンジン騒音などの漏れ量が少なく抑えられる。こ
れらアンダカバーの接続部に適度の隙間が形成され、こ
の隙間を冷却空気が吹き抜けるため、良好な冷却性能が
確保される一方、隙間からは騒音も漏れることになる。
この場合、隙間からの騒音は、エンジンアンダカバー側
においても、ミッションアンダカバー側においても、路
面との間を反射しながら車両の外側へ放射されるが、各
アンダカバーの外壁面で吸音材が路面から反射する音エ
ネルギを有効に減衰する。これらの結果、エンジンアン
ダカバーとミッションアンダカバーとの間に冷却用の必
要な隙間を確保しつつ、車両の外側への放射音(車外騒
音)を大幅に低減することができる。第2の考案では、
エンジンアンダカバーおよびミッションアンダカバーの
外壁面に凹凸を形成することにより、その吸音面が多面
的に拡大するため、路面から反射する音エネルギの減衰
効果を高めることができる
【0008】
【実施例】図1,図2はトラックへの適用例を示すもの
で、キャブ1下方のシャシフレーム2に搭載のエンジン
3を囲う遮蔽板として、キャブ1側のサイドカバー4
と、フレーム2側のサイドカバー5およびアンダカバー
6が取り付けられ、これらカバー4〜6でエンジンルー
ム7が形成される。なお、キャブ1の床パネル8に吸音
材が張り付けられる。
【0009】エンジンルーム7はその前面に位置するラ
ジエータ9(シャシフレーム2に搭載)を介してキャブ
1のフロントグリル(外気取り入れ口を備える)へ向け
て開口される。エンジン3後方の図示しないトランスミ
ッション(シャシフレーム2に搭載)を囲う遮蔽板とし
てのアンダカバー11がシャシフレーム2に取り付けら
れ、エンジンルーム7に続くミッションルーム12を形
成する。
【0010】アンダカバー6,11としてこの場合、従
来と同じ遮蔽板6a,11aの外壁面に多孔質の薄板で
形成する吸音材6b,11bが張り付けられる。なお、
アンダカバー6と11の間には良好な冷却性能を確保す
るに必要な冷却空気の抜け穴として、これらの接続部1
3を挟む前後に適度の隙間14a,14bが形成され
る。
【0011】このように構成すると、アンダカバー6,
11により、エンジンルーム7の下面からミッションル
ーム12の下面まで連続的に覆われるため、エンジン騒
音などの漏れ量が少なく抑えられる。これらアンダカバ
ー6,11の接続部に適度の隙間14a,14bが形成
され、この隙間を冷却空気が吹き抜けるため、良好な冷
却性能が確保される一方、隙間14a,14bからは騒
音も漏れることになる。アンダカバー6,11の下方へ
隙間14a,14bから漏れる騒音は、矢印Aで示すよ
うに路面に当たってカバー6,11へ反射するが、遮蔽
板6a,11aの外壁面で吸音材6b,11bが路面か
ら反射する音エネルギを有効に減衰するため、アンダカ
バー6,11の隙間14a,14bなどを少なくする
(カバー6,11の密閉度を高める)ことなく、車両の
床下から左右側方へ放射される騒音レベルを大幅に低減
できる。
【0012】なお、アンダカバー6,11は吸音材6
b,11bがもたらす車外騒音の低減効果を高めるた
め、図3,図4のようにカバー6,11(この場合、エ
ンジン3のアンダカバー11を代表例として表す)の外
面積を積極的に増加させる断面形状(波形に連続する凹
凸形状や一定間隔の並ぶ多数突起形状など)に形成する
ことが望ましい。また、アンダカバー6,11全体を強
度的に問題がなければ、吸音材6b,11bで一体形成
しても良い。
【0013】
【考案の効果】第1の考案によれば、エンジンルームの
下面を覆うエンジンアンダカバーと、ミッションルーム
の下面を覆うミッションアンダカバーと、これら接続部
に開口する適度の隙間と、を備える車両のアンダカバー
装置において、これらアンダカバーの各外壁面をそれぞ
れ吸音材で形成したので、これらアンダカバーの密閉度
を高めることなく、車外騒音を有効に低減できるという
効果が得られる。第2の考案によれば、第1の考案にお
けるエンジンアンダカバーおよびミッションアンダカバ
ーの外壁面にその表面積を多面的に増加させるように凹
凸を形成したので、これらアンダカバーの多面的に拡大
する吸音面により、路面から反射する音エネルギの減衰
効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す車両の一部切断側面図
である。
【図2】同じくエンジンルームの断面図である。
【図3】アンダカバーの望ましい形状を表すエンジンル
ームの一部断面図である。
【図4】同じくアンダカバーの断面図である。
【符号の説明】
1 キャブ 2 シャシフレーム 3 エンジン 6 エンジンのアンダカバー 6a アンダカバーの遮蔽板 6b アンダカバーの吸音材 7 エンジンルーム 11 トランスミッションのアンダカバー 11a アンダカバーの遮蔽板 11b アンダカバーの吸音材 12 ミッションルーム 14a,14b 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西川 省吾 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−155165(JP,A) 実開 昭57−81967(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/20

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルームの下面を覆うエンジンアン
    ダカバーと、ミッションルームの下面を覆うミッション
    アンダカバーと、これら接続部に開口する適度の隙間
    と、を備える車両のアンダカバー装置において、これら
    アンダカバーの各外壁面をそれぞれ吸音材で形成したこ
    とを特徴とする車両のアンダカバー装置。
  2. 【請求項2】エンジンアンダカバーおよびミッションア
    ンダカバーの外壁面にその表面積を多面的に増加させる
    ように凹凸を形成したことを特徴とする請求項1に記載
    のアンダカバー装置。
JP1993038575U 1993-07-14 1993-07-14 車両のアンダカバー装置 Expired - Lifetime JP2598132Y2 (ja)

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JPH078168U JPH078168U (ja) 1995-02-03
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JPS5756299Y2 (ja) * 1974-09-06 1982-12-03
JP6115524B2 (ja) * 2014-07-16 2017-04-19 マツダ株式会社 自動車の下部構造
JP7024510B2 (ja) * 2018-03-08 2022-02-24 トヨタ自動車株式会社 パワートレーンの遮音構造
JP7035838B2 (ja) * 2018-06-18 2022-03-15 トヨタ自動車株式会社 アンダーカバー

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