JP7000967B2 - 車両下部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両下部構造に関し、より詳細には、内燃機関と当該内燃機関の下方に配置されたアンダーカバーとを備える車両下部構造に関する。
例えば、特許文献1には、内燃機関用アンダーカバーが開示されている。このアンダーカバーは、内燃機関の下方において車体に取り付けられている。内燃機関から発生する騒音を低減するために、アンダーカバーの表面には、騒音を乱反射させるための小突起が形成されている。
特開2001-010544号公報
車両の走行中には、内燃機関が搭載されるエンジンコンパートメント内に走行風が流入する。流入した走行風の一部は、内燃機関とアンダーカバーとの間を流れた後に、アンダーカバーと車体との隙間を通ってエンジンコンパートメント内から車外に排出される。このような走行風の流れは、内燃機関から放射されるエンジン放射音(音波)の伝播に影響を与える。具体的には、上記の走行風の影響により、内燃機関の下部及びその周辺(車両前方側の部位)からのエンジン放射音が内燃機関とアンダーカバーとの隙間を通過して車両後方側に伝播し易くなる。
上記の点を考慮すると、エンジンコンパートメント内から車外へ放出されるエンジン放射音を低減するためには、エンジン放射音が内燃機関とアンダーカバーとの隙間を通過して車両後方側に伝播することを抑制するのが望ましいといえる。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、エンジン放射音が上記隙間を通過して車両後方側に伝播すること自体を抑制するものではない。この点、特許文献1に記載の技術は、エンジンコンパートメント内から車外へのエンジン放射音の排出を抑制するうえで未だ改善の余地を残すものであった。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、エンジン放射音が内燃機関とアンダーカバーとの隙間を通過して車両後方側に伝播することを好適に抑制できるようにした車両下部構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両下部構造は、
車両のエンジンコンパートメント内に配置された内燃機関と、
前記内燃機関の下方に配置され、前記エンジンコンパートメントの下部を覆うように設けられたアンダーカバーと、
前記内燃機関と前記アンダーカバーとの間に配置された1つ以上のバッフルプレートと、
を備える。
前記1つ以上のバッフルプレートは、
車両前後方向に関しては、前記エンジンコンパートメント内における前記内燃機関の幅の範囲内に位置し、
車両上下方向に関しては、前記内燃機関の側から前記アンダーカバーに向けて又は前記アンダーカバーの側から前記内燃機関に向けて突出し、かつ、
車両左右方向に延在するように形成されている。
前記1つ以上のバッフルプレートは、複数のバッフルプレートを含む。
前記複数のバッフルプレートは、前記車両前後方向に互いに離間して配置されている。
前記複数のバッフルプレートの少なくとも1つである第1バッフルプレートは、前記車両上下方向において前記内燃機関の側から前記アンダーカバーに向けて突出している。
前記複数のバッフルプレートの他の少なくとも1つである第2バッフルプレートは、前記車両上下方向において前記アンダーカバーの側から前記内燃機関に向けて突出している。
前記複数のバッフルプレートを前記車両の前方側から見たとき、前記第1バッフルプレートと前記第2バッフルプレートとは、前記車両上下方向において重なっている。
前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つにおける少なくとも車両前方側の部位には、吸音材が配置されていてもよい。
前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、吸音材により構成されていてもよい。
前記第1バッフルプレート及び前記第2バッフルプレートは、前記車両前後方向において交互に配置されていてもよい。
前記内燃機関は、前記内燃機関の底部に配置されたオイルパンを含んでもよい。そして、前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記オイルパンに設けられ、又は前記オイルパンに対向する位置において前記アンダーカバーに設けられていてもよい。
前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの中心位置よりも後ろ側の部位において前記オイルパン又は前記アンダーカバーに設けられていてもよい。
前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの後端部から前記アンダーカバーに向けて突出するように前記オイルパンに設けられていてもよい。
前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの後端部に向けて前記アンダーカバーから突出するように前記アンダーカバーに設けられていてもよい。
また、本発明の他の態様に係る車両下部構造は、
車両のエンジンコンパートメント内に配置された内燃機関と、
前記内燃機関の下方に配置され、前記エンジンコンパートメントの下部を覆うように設けられたアンダーカバーと、
前記内燃機関と前記アンダーカバーとの間に配置された1つ以上のバッフルプレートと、
を備える。
前記1つ以上のバッフルプレートは、
車両前後方向に関しては、前記エンジンコンパートメント内における前記内燃機関の幅の範囲内に位置し、
車両上下方向に関しては、前記内燃機関の側から前記アンダーカバーに向けて又は前記アンダーカバーの側から前記内燃機関に向けて突出し、かつ、
車両左右方向に延在するように形成されている。
前記内燃機関は、前記内燃機関の底部に配置されたオイルパンを含む。
前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記オイルパンに設けられ、又は前記オイルパンに対向する位置において前記アンダーカバーに設けられている。
前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの中心位置よりも後ろ側の部位において前記オイルパン又は前記アンダーカバーに設けられている。
前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの後端部から前記アンダーカバーに向けて突出するように前記オイルパンに設けられている。
本発明によれば、内燃機関とアンダーカバーとの間には、1つ以上のバッフルプレートが配置されている。1つ以上のバッフルプレートは、車両前後方向に関しては、エンジンコンパートメント内における内燃機関の幅の範囲内に位置し、車両上下方向に関しては、内燃機関側からアンダーカバーに向けて又はアンダーカバー側から内燃機関に向けて突出し、かつ、車両左右方向に延在するように形成されている。このようなバッフルプレートの設置により、エンジン放射音が内燃機関とアンダーカバーとの隙間を通過して車両後方側に伝播することを好適に抑制できるようになる。
本発明の実施の形態1に係る車両下部構造が適用された車両のエンジンコンパートメント周りの構成を模式的に表した図(車両側面視)である。 エンジンコンパートメント内のエンジン放射音の伝播経路を説明するための図である。 図1に示す車両下部構造の要部を模式的に表した図である。 本発明の実施の形態1に係る車両下部構造に関する変形例を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。 本発明の実施の形態2に係る車両下部構造に関する変形例を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。 本発明の実施の形態3に係る車両下部構造に関する変形例を説明するための図である。 本発明の実施の形態4に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。 本発明の実施の形態4に係る車両下部構造に関する変形例を説明するための図である。 本発明の実施の形態5に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。 本発明の実施の形態6に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。
以下に説明される各実施の形態において、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略又は簡略する。また、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1.実施の形態1
まず、図1~図4を参照して、本発明の実施の形態1及びその変形例について説明する。
1-1.車両下部構造
1-1-1.エンジンコンパートメント周りの構成
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両下部構造が適用された車両10のエンジンコンパートメント12周りの構成を模式的に表した図(車両側面視)である。図1に示す車両10は、内燃機関14を備えている。内燃機関14は、車両10のエンジンコンパートメント12内に配置されている。
図1においては、紙面左側が車両10の前方であり、紙面上側が車両10の上方である。内燃機関14の車両上方側には、エンジンフード16が配置されている。内燃機関14の車両前方側には、ラジエータ18及び冷却ファン20が配置されている。また、内燃機関14の車両下方側には、アンダーカバー22が配置されている。アンダーカバー22は、エンジンコンパートメント12の下部を覆うように設けられている。さらに、車両後方側には、エンジンコンパートメント12と車室24とを区画する隔壁26(カウルトップパネル及びダッシュパネルなど)が配置されている。なお、内燃機関14の車両左右側には、サスペンションタワーなどの車両構成部材(図示省略)が配置されている。
図1に示す一例では、内燃機関14は、クランク軸28の軸方向が車両10の左右方向を向くように車両10に搭載されている。また、図1に示す一例では、内燃機関14は、吸気系部品30が車両前方側に位置し、排気系部品32が車両後方側に位置する向きで車両10に搭載されている。
内燃機関14は、エンジン本体34を備えている。エンジン本体34は、上記クランク軸28とともに、シリンダヘッド36、シリンダブロック38、クランクケース40、シリンダヘッドカバー42及びオイルパン44を含む。シリンダヘッド36はシリンダブロック38の上方に取り付けられている。クランクケース40はシリンダブロック38の下方に取り付けられている。シリンダヘッドカバー42は、シリンダヘッド36の上部を覆うようにシリンダヘッド36に取り付けられている。オイルパン44は、クランクケース40の下方に取り付けられており、その内部には内燃機関14の各部を潤滑するオイルが貯留される。図1に示す車両10では、オイルパン44は、内燃機関14の底部に相当する。
1-1-2.エンジン放射音の伝播経路
図2は、エンジンコンパートメント12内のエンジン放射音の伝播経路を説明するための図である。なお、図2に示す比較例における車両200は、後述のバッフルプレート50を備えていない点を除き、図1に示す車両10と同様に構成されているものとする。
車両200の走行中には、エンジンコンパートメント12内に走行風が流入する。流入した走行風の一部は、内燃機関14(より詳細には、オイルパン44)とアンダーカバー22との間を流れた後に、アンダーカバー22と車体(隔壁26)との隙間を通ってエンジンコンパートメント12内から車外に排出される。このような走行風の流れは、内燃機関14から放射されるエンジン放射音(音波)の伝播に影響を与える。具体的には、上記の走行風の影響により、内燃機関14の下部(図2に示す例では、オイルパン44)及びその周辺(図2に示す例では、オイルパン44の周辺において車両前方側に位置する部位)からのエンジン放射音がオイルパン44とアンダーカバー22との隙間Gを通過して車両後方側に伝播し易くなる。
上記の点を考慮すると、エンジンコンパートメント12内から車外へ放出されるエンジン放射音を低減するためには、エンジン放射音がオイルパン44とアンダーカバー22との隙間Gを通過して車両後方側に伝播することを抑制することが要求される。
1-1-3.車両下部構造の要部の構成例
図3は、図1に示す車両下部構造の要部を模式的に表した図である。上述の課題に鑑み、本実施形態の車両下部構造はバッフルプレート(壁状部材)50を備えている。バッフルプレート50は、オイルパン44とアンダーカバー22との間に配置されている。
具体的には、図3に示す例では、バッフルプレート50は、オイルパン44と別体であり、図示省略する締結具を用いてオイルパン44に取り付けられているものとする。バッフルプレート50の材質は特に限定されないが、バッフルプレート50は、例えば、オイルパン44と同じ材質(例えば、鉄又はアルミニウムなどの金属材料)で構成することができる。また、上記の例とは異なり、バッフルプレート50は、オイルパン44と一体的に形成されてもよい。
車両前後方向に関しては、バッフルプレート50は、車両前後方向におけるオイルパン44の中心位置Cよりも後ろ側の部位においてオイルパン44の底面44aに設けられている。より詳細には、バッフルプレート50は、当該部位の一例であるオイルパン44の後端部(底面44aの後端部及び車両後方側のオイルパン44の側面44cの付近)に設けられている。そして、図3に示す一例では、バッフルプレート50は、オイルパン44の後端部の一例である底面44aの後端部に設けられている。付け加えると、バッフルプレート50は、車両前後方向における底面44aの一部からアンダーカバー22に向けて突出している。なお、バッフルプレート50の厚さ(車両前後方向の幅)は、バッフルプレート50の形状を適切に保持するための剛性を有するように決定されている。
車両上下方向に関しては、バッフルプレート50は、オイルパン44側からアンダーカバー22に向けて突出するように形成されている。バッフルプレート50の先端とアンダーカバー22との間には、隙間が確保されている。これは、内燃機関14とアンダーカバー22との動的隙間を確保するためである。ここでいう動的隙間とは、内燃機関14が車両10に対して動いたときに内燃機関14がアンダーカバー22と干渉しないようにするために必要な隙間のことである。
そのうえで、エンジン放射音がオイルパン44とアンダーカバー22との隙間Gを通過することをより効果的に抑制する(遮る)ためには、バッフルプレート50は、出来るだけアンダーカバー22に向けて大きく突出していることが望ましい。そこで、バッフルプレート50の高さ(アンダーカバー22に向けての突出量)は、当該バッフルプレート50とアンダーカバー22との隙間が上記動的隙間を確保できる最小値となるように決定されている。
また、車両左右方向に関しては、バッフルプレート50は車両左右方向に延在するように形成されている。エンジン放射音は、バッフルプレート50の車両左右方向の各端部よりも外側に向けて回り込もうとする。このため、バッフルプレート50は、車両左右方向に出来るだけ長く延在するように形成されることが望ましい。そこで、本実施形態では、バッフルプレート50は、車両左右方向については、一例としてオイルパン44の幅の全体に及ぶように形成されている。ただし、車両左右方向におけるバッフルプレート50の幅は、オイルパン44の幅よりも長くてもよいし、或いは短くてもよい。
なお、ここでいう「車両左右方向に延在するように形成する」とは、厳密に車両左右方向に真っ直ぐに延びることまでを要求するものではなく、したがって、バッフルプレートは、例えば、車両左右方向に対して傾斜した方向に延びるように形成されていてもよい。また、バッフルプレート50の高さ(上記吐出量)は、一例として一定であるものとするが、必ずしも一定でなくてもよい。また、図3に示す例では、オイルパン44に設けられたバッフルプレート50の数は1つであるが、複数であってもよい。
1-2.効果
以上説明したように、本実施形態の車両下部構造は、オイルパン44とアンダーカバー22との間に、両者の隙間Gを遮るように配置されたバッフルプレート50を備えている。図3には、オイルパン44の底面44a及びその周辺(底面44aよりも車両前方側のオイルパン44の側面44b及び当該側面44bよりも上方に位置する部位(例えば、クランクケース40))からのエンジン放射音が隙間Gにおいて車両後方側に向けて伝播しようとしている様子が表されている。バッフルプレート50の設置により、図3に示すように、上記エンジン放射音が隙間Gを通過して車両後方側に伝播することを好適に抑制できる。その結果、当該エンジン放射音がエンジンコンパートメント12内から車外へ(より詳細には、車両10の後方に)放出されることを抑制できる。
また、図3に示す例では、バッフルプレート50は、車両前後方向におけるオイルパン44の中心位置Cよりも後ろ側の部位において底面44aに設けられている。バッフルプレート50は、このような例とは異なり、例えば、車両前後方向における底面44aの前方端に配置されてもよい。しかしながら、バッフルプレート50が底面44aの前方端に設けられていると、底面44aからのエンジン放射音の車両後方側への伝播については抑制することができない。これに対し、図3に示す例によれば、底面44aからのエンジン放射音の伝播についても抑制できる。特に、図3に示す例では、バッフルプレート50は、車両前後方向における底面44aの後端部に配置されている。このため、底面44aからのエンジン放射音の伝播をより効果的に抑制できる。
さらに、バッフルプレート50の設置により、オイルパン44の一部(図3に示す例では、底面44aの後端部)しか当該バッフルプレート50によって覆われていない。このため、オイルパン44の全体がバッフルプレートにより覆われる例と比べて、オイルパン44のからの放熱(冷却効果)が妨げられることはほとんどない。したがって、本実施形態の車両下部構造によれば、エンジン放射音の伝播抑制と、オイルパン44の冷却性能とを両立させることができる。
1-3.変形例
図4は、本発明の実施の形態1に係る車両下部構造に関する変形例を説明するための図である。上述の図3に示す例では、バッフルプレート50は、オイルパン44の底面44aの後端部に設けられている。これに対し、図4に示す変形例では、バッフルプレート60は、底面44aよりも車両後方側のオイルパン44の側面44cに設けられており、バッフルプレート50と同様に、底面44aの後端部からアンダーカバー22に向けて突出している。このような変形例におけるバッフルプレート60の設置によっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
2.実施の形態2
次に、図5及び図6を参照して、本発明の実施の形態2及びその変形例について説明する。
2-1.車両下部構造の要部の構成例
図5は、本発明の実施の形態2に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。実施の形態2に係る車両下部構造は、以下に説明するバッフルプレート周りの構成において、実施の形態1に係る車両下部構造と相違している。
具体的には、本実施形態の車両下部構造は、図5に示すように、バッフルプレート70及び吸音材72を備えている。吸音材72の材料としては、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)繊維からなる繊維材、或いは、ウレタン等の発泡材を用いることができる。
図5に示すように、バッフルプレート70は、図3に示すバッフルプレート50と同様に、オイルパン44の底面44aの後端部に設けられている。そして、吸音材72は、バッフルプレート70の車両前方側の部位に配置されている。より詳細には、吸音材72は、例えば接着剤を用いてバッフルプレート70に貼り付けられている。なお、吸音材72は、バッフルプレート70の「少なくとも車両前方側の部位」に設けられている限り、上記の例に代え、例えば、バッフルプレート70の全面に及ぶように設けられていてもよい。
車両上下方向に関しては、吸音材72は、オイルパン44側からアンダーカバー22に向けて突出するように形成されている。図5に示す例では、吸音材72の高さ(突出量)は、吸音材72の先端位置において、内燃機関14とアンダーカバー22との動的隙間を確保できる最小値となるように決定されている。また、車両左右方向に関しては、バッフルプレート70は、バッフルプレート50と同様に、オイルパン44の幅の全体に及ぶように形成されている。そして、吸音材72は、車両左右方向に関しては、一例として、このバッフルプレート70の全体に及ぶように形成されている。
2-2.効果
以上説明したように、本実施形態の車両下部構造では、図3に示すバッフルプレート50と同様のバッフルプレート70の車両前方側の部位に、吸音材72が設けられている。これにより、隙間Gを介したエンジン放射音の車両後方側への伝播をバッフルプレート70が妨げるだけでなく、吸音材72に向けて伝播したエンジン放射音のエネルギを吸音材72によって減衰させることができる。このため、隙間Gを介したエンジン放射音の車両後方側への伝播をより効果的に抑制できる。その結果、当該エンジン放射音がエンジンコンパートメント12内から車外へ(より詳細には、車両10の後方に)放出されることをより効果的に抑制できる。その他、実施の形態1と同様の効果を奏する。
2-3.変形例
図6は、本発明の実施の形態2に係る車両下部構造に関する変形例を説明するための図である。以下、図5に示す例に対する、この変形例の相違点について説明する。図6に示す変形例では、バッフルプレート80は、車両後方側のオイルパン44の側面44cにバッフルプレート60(図4参照)と同様に設けられている。そして、このバッフルプレート80の車両前方側の部位には、吸音材72と同様の構成を有する吸音材82が配置されている。このように、オイルパン44の側面44cに設けられたバッフルプレート80において隙間Gに面する部位に対して、吸音材82が設けられてもよい。このような変形例におけるバッフルプレート80及び吸音材82の設置によっても、実施の形態2と同様の効果を奏する。
3.実施の形態3
次に、図7及び図8を参照して、本発明の実施の形態3及びその変形例について説明する。
3-1.車両下部構造の要部の構成例
図7は、本発明の実施の形態3に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。実施の形態3に係る車両下部構造は、以下に説明するバッフルプレート周りの構成において、実施の形態1に係る車両下部構造と相違している。
具体的には、本実施形態の車両下部構造は、図7に示すように、バッフルプレート90を備えている。バッフルプレート90の設置場所及び形状は、一例として、図3に示すバッフルプレート50と同じである。そのうえで、本実施形態では、バッフルプレート90自体が、図5に示す吸音材72と同様の吸音材により構成されている。付け加えると、バッフルプレート90の材料の選定を含め、バッフルプレート90は、車両走行中にその形状を適切に保持するために必要な剛性を有するように構成されている。
3-2.効果
以上説明したように、本実施形態の車両下部構造は、吸音材により構成されたバッフルプレート90を備えている。このような例によれば、実施の形態2と比べて構造の簡素化を図ることができる。そして、実施の形態2と同様に、隙間Gを介したエンジン放射音の車両後方側への伝播をバッフルプレート70が妨げるだけでなく、吸音材72に向けて伝播したエンジン放射音のエネルギを吸音材72によって減衰させることができる。その他、実施の形態1と同様の効果を奏する。
3-3.変形例
図8は、本発明の実施の形態3に係る車両下部構造に関する変形例を説明するための図である。この変形例と実施の形態3との関係は、図4に示す変形例と実施の形態1との関係と同じである。図8に示すように、それ自体が吸音材により構成されたバッフルプレート100が、車両後方側のオイルパン44の側面44cにバッフルプレート60(図4参照)と同様に設けられてもよい。このような変形例におけるバッフルプレート100の設置によっても、実施の形態3と同様の効果を奏する。
4.実施の形態4
次に、図9及び図10を参照して、本発明の実施の形態4及びその変形例について説明する。
4-1.車両下部構造の要部の構成例
図9は、本発明の実施の形態4に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。実施の形態4に係る車両下部構造は、以下に説明するバッフルプレート周りの構成において、実施の形態1に係る車両下部構造と相違している。
具体的には、本実施形態の車両下部構造では、図9に示すように、バッフルプレート110は、内燃機関14側(オイルパン44側)ではなく、アンダーカバー22側に設けられている。図9に示す例では、バッフルプレート110は、アンダーカバー22と別体であり、図示省略する締結具を用いてアンダーカバー22に取り付けられているものとする。バッフルプレート110の材質は、特に限定されないが、バッフルプレート110は、例えば、アンダーカバー22と同じ材質(例えば、樹脂材料)で構成することができる。また、上記の例とは異なり、バッフルプレート110は、アンダーカバー22と一体的に形成されてもよい。
車両前後方向に関しては、バッフルプレート110は、図3に示す例と同様に、車両前後方向におけるオイルパン44の中心位置Cよりも後ろ側の部位においてアンダーカバー22に設けられている。より詳細には、バッフルプレート110は、一例として、車両前後方向におけるオイルパン44の後端部(底面44aの後端部及び車両後方側のオイルパン44の側面44cの付近)に対向する位置においてアンダーカバー22に配置されている。
車両上下方向に関しては、バッフルプレート110は、アンダーカバー22側からオイルパン44に向けて突出するように形成されている。より詳細には、バッフルプレート110は、オイルパン44の上記後端部に向けてアンダーカバー22から突出している。図9に示す例では、バッフルプレート110の高さ(突出量)は、バッフルプレート110の先端位置において、内燃機関14とアンダーカバー22との動的隙間を確保できる最小値となるように決定されている。付け加えると、バッフルプレート110は、車両前後方向におけるアンダーカバー22の一部から内燃機関14(オイルパン44)に向けて突出している。
また、車両左右方向に関しては、バッフルプレート110は、車両左右方向に延在するように形成されている。より詳細には、バッフルプレート110は、車両左右方向については、一例として、アンダーカバー22に対向するオイルパン44の幅の全体に及ぶように形成されている。ただし、車両左右方向におけるバッフルプレート110の幅は、オイルパン44の幅よりも長くてもよいし、或いは短くてもよい。なお、図9に示す例では、アンダーカバー22に設けられたバッフルプレート110の数は1つであるが、複数であってもよい。
4-2.効果
以上説明したように、本実施形態の車両下部構造では、バッフルプレート110は、アンダーカバー22側に設けられている。このような構成によっても、実施の形態1と同様に、エンジン放射音が隙間Gを通過して車両後方側に伝播することを好適に抑制できる。その他、実施の形態1と同様の効果を奏する。
4-3.変形例
図10は、本発明の実施の形態4に係る車両下部構造に関する変形例を説明するための図である。この変形例に示されるように、図9に示すバッフルプレート110の少なくとも車両前方側の部位に、吸音材72(図7参照)と同様の構成を有する吸音材112が配置されてもよい。これにより、実施の形態2と同様の効果を奏する。
また、アンダーカバー22側に設けられるバッフルプレートの他の例は、実施の形態3と同様に、吸音材により構成されたバッフルプレートであってもよい。
5.実施の形態5
次に、図11を参照して、本発明の実施の形態5について説明する。
5-1.車両下部構造の要部の構成例
図11は、本発明の実施の形態5に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。実施の形態5に係る車両下部構造は、以下に説明するバッフルプレート周りの構成において、実施の形態1に係る車両下部構造と相違している。
具体的には、本実施形態の車両下部構造は、図11に示すように、複数のバッフルプレート120及び122を備えている。図11に示す例では、オイルパン44側に2つのバッフルプレート120が設けられ、かつ、アンダーカバー22側に3つのバッフルプレート122が設けられている。2つのバッフルプレート120は、オイルパン44の底面44aからアンダーカバー22に向けて突出している。一方、3つのバッフルプレート122は、アンダーカバー22からオイルパン44(内燃機関14)に向けて突出している。なお、車両左右方向におけるバッフルプレート120及び122の形状の例は、実施の形態1のバッフルプレート50と同じである。
また、これらのバッフルプレート120及び122は、図11に示すように、車両前後方向に互いに離間して配置されている。そして、2つのバッフルプレート120のそれぞれと、3つのバッフルプレート122のそれぞれとは、これらを車両前方側から見たとき(車両前面視において)、図11に示すように車両上下方向において重なっている。さらに、バッフルプレート120とバッフルプレート122とは、車両前後方向において交互に配置されている。
5-2.効果
以上説明したように、本実施形態の車両下部構造では、複数のバッフルプレート120及び122が、車両前後方向に互いに離間して配置されている。このことにより、まず、次のような効果が得られる。すなわち、図11に示す例のようにオイルパン44側のバッフルプレート120とアンダーカバー22側のバッフルプレート122とが、これらを車両前方側から見たときに車両上下方向において重なっているか否かに関係なく、エンジン放射音の波の一部は、隣接するバッフルプレート120間、又は隣接するバッフルプレート122間に回り込むようになる。これにより、エンジン放射音が隙間Gを通過して車両後方側に伝播することが抑制される。
そのうえで、本実施形態の車両下部構造によれば、2つのバッフルプレート120のそれぞれと、3つのバッフルプレート122のそれぞれとは、これらを車両前方側から見たときに車両上下方向において重なっている。これにより、車両前面視において、隙間Gを無くすことができる。このため、他の実施の形態1~4と比べて、隙間Gを介したエンジン放射音の車両後方側への伝播をより効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態の車両下部構造によれば、バッフルプレート120とバッフルプレート122とは、車両前後方向において交互に配置されている。これにより、オイルパン44(内燃機関14)とアンダーカバー22との間に位置するエンジン放射音の伝播経路を迷路状に形成することができる。これにより、エンジン放射音が隙間Gを通過する際に、エンジン放射音を効果的に減衰させることができる。
5-3.変形例
上述した実施の形態5に係る車両下部構造は、例えば、次のように変形することができる。すなわち、実施の形態1と実施の形態2との関係と同様に、実施の形態5のバッフルプレート120及び122の少なくとも1つの車両前方側の部位に、吸音材72(図5参照)と同様の吸音材が配置されてもよい。また、実施の形態5のバッフルプレート120及び122の少なくとも1つは、吸音材により構成されてもよい。
なお、上述した実施の形態5及びその変形例においては、バッフルプレート120が本発明に係る「第1バッフルプレート」の一例に相当し、バッフルプレート122が本発明に係る「第2バッフルプレート」の一例に相当する。
6.実施の形態6
次に、図12を参照して、本発明の実施の形態6について説明する。
6-1.車両下部構造の要部の構成例
図12は、本発明の実施の形態6に係る車両下部構造の要部を模式的に表した図である。実施の形態6に係る車両下部構造は、以下に説明する点において、実施の形態1に係る車両下部構造と相違している。
具体的には、本実施形態の車両下部構造が適用される車両では、内燃機関14の遮音性向上のために、内燃機関14の周囲が遮音カバーによって覆われている。図12中に示す遮音カバー130は、そのような遮音カバーの一部に相当する。遮音カバー130は、オイルパン44の周囲を含む内燃機関14の下部を覆っている。
遮音カバー130を含む遮音カバーによって内燃機関14を覆う場合、内燃機関14の熱害抑制の観点により、内燃機関14の全体を隙間なく遮音カバーで覆うことは難しいといえる。このため、個々の遮音カバー間の隙間からエンジン放射音が放出される可能性がある。また、遮音カバーは、エンジン放射音の外部への放出を完全に防止することは難しいといえる。つまり、エンジン放射音が遮音カバーから抜け出るように放出される可能性がある。
そこで、本実施形態の車両下部構造は、上記の遮音カバーを備える車両を対象として、バッフルプレート132を備えている。バッフルプレート132は、他の実施の形態1~5と同様に、オイルパン44(遮音カバー130)とアンダーカバー22との隙間Gを介して車両後方側にエンジン放射音が伝播することを抑制するために設けられている。
より詳細には、図12に示す例では、バッフルプレート132は、車両前後方向におけるオイルパン44の(底面44aの)後端部において遮音カバー130に設けられている。このように遮音カバー130にバッフルプレート132を設ける例も、本発明において内燃機関側にアンダーカバーに向けて突出するようにバッフルプレートを設ける構成例の1つに該当する。
バッフルプレート132は、遮音カバー130と一体的に形成されてもよいし、或いは、それと別体で構成されてもよい。例えば、遮音カバー130の外壁を構成する部材が吸音材によって構成されている例では、バッフルプレート132は、その外壁と同じ材料で一体的に形成されてもよい。その結果、この例は、バッフルプレート132が吸音材により構成された例の1つに該当する。なお、車両左右方向に関するバッフルプレート132の形状は、一例として、バッフルプレート50(図3参照)と同じである。
6-2.効果
以上説明した本実施形態の車両下部構造によれば、内燃機関14の遮音性向上のために内燃機関14の周囲が遮音カバーによって覆われた車両において、バッフルプレート132を利用して、隙間Gを介したエンジン放射音の車両後方側への伝播を抑制することができる。
また、上述のように遮音カバーを備える車両に対して、実施の形態1に係る車両下部構造に代え、他の実施の形態2~5に係る車両下部構造の何れかが組み合わされてもよい。
7.他の実施の形態
7-1.車両前後方向におけるバッフルプレートの設置場所の他の例
上述した実施の形態1~6においては、オイルパン44とアンダーカバー22との隙間Gを介したエンジン放射音の車両後方側への伝播を抑制するために、バッフルプレート50等は、オイルパン44、又はオイルパン44付近のアンダーカバー22の部位に設けられている。
しかしながら、本発明に係るバッフルプレートの車両前後方向の設置部位は、内燃機関とアンダーカバーとの隙間をエンジン放射音の車両後方側への伝播を抑制できるものである限り、上記の例に限られない。具体的には、バッフルプレートは、車両前後方向に関しては、エンジンコンパートメント内における内燃機関の幅の範囲内に位置していることを条件として、オイルパン以外の内燃機関の部位、又は当該部位に対向するアンダーカバーの部位に設けられてもよい。
したがって、車両前後方向におけるバッフルプレートの設置対象部位は、例えば、車両前後方向におけるエンジン本体34(図1参照)の幅の範囲内に位置するオイルパン44以外の部位A(例えば、クランクケース40)、又は当該部位Aに対向するアンダーカバー22の部位であってもよい。また、バッフルプレートは、車両前後方向におけるエンジン本体34以外の部位B(例えば、吸気系部品30又は排気系部品32)、又は当該部位Bに対向するアンダーカバー22の部位に設けられてもよい。なお、図1においては図示が省略されているが、排気系部品32は、図1中に図示された部位に接続された排気管を含む。この排気管は、アンダーカバー22と隔壁26との隙間を通って車両後方側に延びている。車両前後方向におけるバッフルプレートの設置対象部位は、上記排気管と対向するアンダーカバー22の部位が存在していることを条件として、上記排気管の一部を含む。
7-2.車両下部構造の適用対象となる車両の他の例
上述した実施の形態1~6においては、クランク軸28の軸方向が車両左右方向を向くように搭載された内燃機関14を備える車両10に対して、本発明に係る車両下部構造が適用された。しかしながら、本発明に係る車両下部構造の適用対象となる車両の他の例は、クランク軸の軸方向が車両前後方向を向くように搭載された内燃機関を備える車両であってもよい。
以上説明した各実施の形態に記載の例及び他の各変形例は、明示した組み合わせ以外にも可能な範囲内で適宜組み合わせてもよいし、また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形してもよい。
10 車両
12 エンジンコンパートメント
14 内燃機関
22 アンダーカバー
28 クランク軸
30 吸気系部品
32 排気系部品
34 エンジン本体
36 シリンダヘッド
38 シリンダブロック
40 クランクケース
42 シリンダヘッドカバー
44 オイルパン
44a オイルパンの底面
44b オイルパンの車両前方側の側面
44c オイルパンの車両後方側の側面
50、60、70、80、90、100、110、120、122、132 バッフルプレート
72、82、112 吸音材
130 遮音カバー

Claims (9)

  1. 車両のエンジンコンパートメント内に配置された内燃機関と、
    前記内燃機関の下方に配置され、前記エンジンコンパートメントの下部を覆うように設けられたアンダーカバーと、
    前記内燃機関と前記アンダーカバーとの間に配置された1つ以上のバッフルプレートと、
    を備え、
    前記1つ以上のバッフルプレートは、
    車両前後方向に関しては、前記エンジンコンパートメント内における前記内燃機関の幅の範囲内に位置し、
    車両上下方向に関しては、前記内燃機関の側から前記アンダーカバーに向けて又は前記アンダーカバーの側から前記内燃機関に向けて突出し、かつ、
    車両左右方向に延在するように形成されており、
    前記1つ以上のバッフルプレートは、複数のバッフルプレートを含み、
    前記複数のバッフルプレートは、前記車両前後方向に互いに離間して配置されており、
    前記複数のバッフルプレートの少なくとも1つである第1バッフルプレートは、前記車両上下方向において前記内燃機関の側から前記アンダーカバーに向けて突出し、
    前記複数のバッフルプレートの他の少なくとも1つである第2バッフルプレートは、前記車両上下方向において前記アンダーカバーの側から前記内燃機関に向けて突出しており、
    前記複数のバッフルプレートを前記車両の前方側から見たとき、前記第1バッフルプレートと前記第2バッフルプレートとは、前記車両上下方向において重なっている
    ことを特徴とする車両下部構造。
  2. 前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つにおける少なくとも車両前方側の部位には、吸音材が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両下部構造。
  3. 前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、吸音材により構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両下部構造。
  4. 前記第1バッフルプレートと前記第2バッフルプレートとは、前記車両前後方向において交互に配置されている
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の車両下部構造。
  5. 前記内燃機関は、前記内燃機関の底部に配置されたオイルパンを含み、
    前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記オイルパンに設けられ、又は前記オイルパンに対向する位置において前記アンダーカバーに設けられている
    ことを特徴とする請求項1~の何れか1つに記載の車両下部構造。
  6. 前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの中心位置よりも後ろ側の部位において前記オイルパン又は前記アンダーカバーに設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の車両下部構造。
  7. 前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの後端部から前記アンダーカバーに向けて突出するように前記オイルパンに設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の車両下部構造。
  8. 前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの後端部に向けて前記アンダーカバーから突出するように前記アンダーカバーに設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の車両下部構造。
  9. 車両のエンジンコンパートメント内に配置された内燃機関と、
    前記内燃機関の下方に配置され、前記エンジンコンパートメントの下部を覆うように設けられたアンダーカバーと、
    前記内燃機関と前記アンダーカバーとの間に配置された1つ以上のバッフルプレートと、
    を備え、
    前記1つ以上のバッフルプレートは、
    車両前後方向に関しては、前記エンジンコンパートメント内における前記内燃機関の幅の範囲内に位置し、
    車両上下方向に関しては、前記内燃機関の側から前記アンダーカバーに向けて又は前記アンダーカバーの側から前記内燃機関に向けて突出し、かつ、
    車両左右方向に延在するように形成されており、
    前記内燃機関は、前記内燃機関の底部に配置されたオイルパンを含み、
    前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記オイルパンに設けられ、又は前記オイルパンに対向する位置において前記アンダーカバーに設けられており、
    前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの中心位置よりも後ろ側の部位において前記オイルパン又は前記アンダーカバーに設けられており、
    前記1つ以上のバッフルプレートの少なくとも1つは、前記車両前後方向における前記オイルパンの後端部から前記アンダーカバーに向けて突出するように前記オイルパンに設けられている
    ことを特徴とする車両下部構造。
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