JPH0522269U - 車両エンジンルームの熱害防止構造 - Google Patents

車両エンジンルームの熱害防止構造

Info

Publication number
JPH0522269U
JPH0522269U JP8003391U JP8003391U JPH0522269U JP H0522269 U JPH0522269 U JP H0522269U JP 8003391 U JP8003391 U JP 8003391U JP 8003391 U JP8003391 U JP 8003391U JP H0522269 U JPH0522269 U JP H0522269U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine room
vehicle
engine
heat
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8003391U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 田口
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱自動車工業株式会社 filed Critical 三菱自動車工業株式会社
Priority to JP8003391U priority Critical patent/JPH0522269U/ja
Publication of JPH0522269U publication Critical patent/JPH0522269U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンルームの後部によどむ熱風を、効率
よく車外に導くことにより、エンジンルーム内蔵部品及
びシャーシまわりの保安部品等への熱害を防止する。 【構成】 エンジンルーム1前面のラジエータグリル等
よりエンジンルーム1内に吸引され、エンジン2等によ
り加熱されて熱風となった外気は、エンジンルーム1の
両側壁部の後部に設けられた通気孔19を通って効率よ
く車外に排出され、エンジンルーム1後部に熱がよどむ
のが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のエンジンルームの熱害を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のキャブオーバー型のトラックにおけるエンジンを収容しているエンジン ルームは、左右の両側面がサイドカバーにより、上面がキャブフロアにより、下 面がアンダーカバーにより、また後面がリヤカバーによりそれぞれ覆われ、エン ジン騒音の遮音を重視した構造となっている。このため、熱対策にとっては厳し い状況にあり、前面のラジエータグリルよりエンジンルーム内に吸引された外気 は、エンジンにより加熱され、熱風となって、リヤカバーの下端とアンダーカバ ーとの間に辛うじて形成された隙間より、後方にわずかに排出されているのが現 状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような従来の構造によると、エンジンの高出力化に伴ってエンジン及び ラジエータより放出される熱量がまし、この熱がエンジンルームの後部によどむ ことによって、エンジンルーム内の内蔵部品が高温にさらされたり、上記の熱が シャーシフレーム等を介して車両後方に伝達され、ブレーキ部品等の保安部品ま でが高温となり、その信頼性が低下する等の問題点がある。
【0004】 このような問題点を解決するため、エンジンルーム内蔵部品及び保安部品等を 耐熱性のものとしたり、又は耐熱材料もしくは断熱材等で覆うことが考えられる が、そのようにするとコストが大幅に増大するという別の問題点が生じる。
【0005】 本考案は従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、エンジンルームの後 部によどむ熱風を、効率よく車外に導くことにより、エンジンルーム内蔵部品及 びシャーシまわりの保安部品等への熱害を防止するようにした車両エンジンルー ムの熱害防止構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、エンジンを収容する車両のエンジンルー ムの両側壁部の後部に、エンジンルームの内部と車外とを連通する通気孔を設け たことを特徴としている。
【0007】
【作用】
エンジンルーム前面のラジエータグリル等よりエンジンルーム内に吸引され、 エンジン等により加熱された熱風となった外気は、エンジンルームの両側壁部の 後部に設けられた通気孔を通って効率よく車外に排出され、エンジンルーム後部 に熱がよどむのが防止される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、添付図面を参照して説明する。
【0009】 1は、キャブオーバー型トラックにおけるエンジン2を収容するエンジンルー ムで、左右の両側面は、シャーシフレーム3、シャーシサイドカバー4、キャブ サイドカバー5、サイドシル6等により、上面はキャブフロアパネル7により、 下面はアンダーカバー8により、また後面は、上部のリヤクロスシル9、キャブ リヤーカバー10、ブリッジ11、及びブリッジリヤカバー12等によりそれぞ れ覆われ、遮音を重視した構造となっている。
【0010】 これらの構成は、従来のものとほぼ同一であり、従来は、エンジンルーム1の 前面におけるラジエータグリル(図示略)よりエンジンルーム1内に吸引され、 ラジエータ(図示略)及びエンジン2により加熱されて熱風となった外気は、ブ リッジリヤカバー12の下端とアンダーカバー8との間に辛うじて形成された間 隙13より後方へ排出されるだけであったので、熱風がエンジンルーム1の後部 に滞溜しやすく、エンジンルーム1内の内蔵部品(図示略)が高温にさらされた り、エンジンルーム1内の熱がシャーシフレーム3を介して、エンジンルーム1 の後方に伝達され、そこに配設されたブレーキ部品等の保安部品までが高温にさ らされるおそれがあった。
【0011】 本実施例においては、エンジンルーム1の後上部に配設された左右方向を向く 角筒状のリヤクロスシル9の前面適所に開口14を設けるとともに、リヤクロス シル9に連通するように接続された前方を向く左右1対の角筒状のサイドシル6 の内面適所にも開口15を設け、リヤクロスシル9とサイドシル6とを一種のダ クトとし、かつリヤクロスシル9の両側端部の前面に設けた開口16に、両側方 に向かって延出して、外端部が車体の外側面におけるリヤクオータパネル17に 開口するダクト18の内端後部の接続口18aを接続することにより、エンジン ルーム1の内部と車外とを連通する通気孔19を形成してある。
【0012】 ダクト18内には、前後及び上下の壁面より、適宜の邪魔板20を交互に設け ることにより、通気孔19を蛇行させるようにして共鳴構造を形成するとともに 、リヤクオータパネル17におけるダクト18の開口部に後外側方を向くルーバ 21を設けることにより、タイヤ22によりはね上げられた泥等がダクト18内 に侵入しないようにしてある。
【0013】 この実施例のような構成とすると、エンジンルーム1内の熱風は、従来と同様 に間隙13を通って後方に排出されるだけでなく、開口14,15よりリヤクロ スシル9及びサイドシル6内を通り、開口16よりダクト18内に入り、ダクト 18を通って、最終的にリヤクオータパネル17のルーバ21より、すなわち通 気孔19を通って、車外へ効率よく排出される。
【0014】 特に、通気孔19の車外側の端部を、車体の側壁部であるリヤクオータパネル 17に開口させたことにより、車両の走行時に、エンジンルーム1内の熱風が、 通気孔より、いわゆる霧吹きの原理で車外に吸い出され、熱風の排出がさらに助 長される。
【0015】 なお、上述の実施例は、本考案をキャブオーバー型トラックに適用したもので あるが、本考案は、同様なエンジンルーム構造を有するあらゆる車両に適用する ことができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案によると、次のような効果を奏することができる。 (a)エンジン等により加熱されたエンジンルーム内の熱風を、エンジンルームの 両側壁部の後部に設けた通気孔を通って効率よく車外に排出することができるの で、エンジンルーム後部に熱がよどむことがなく、エンジンルーム内蔵部品やシ ャーシまわりの保安部品への熱害を防止し、それらの熱による信頼性の低下を防 止することができる。 (b)通気孔をエンジンルームの両側壁部の後部に設けたことで、車両の走行時に 、エンジンルーム内の熱風が、通気孔より、いわゆる霧吹きの原理で車外に吸い 出され、熱風の排出が助長されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部の縦断正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】要部の概略斜視図である。
【図5】要部の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 エンジン 3 シャーシフレーム 4 シャーシサイドカバー 5 キャブサイドカバー 6 サイドシル 7 キャブフロアパネル 8 アンダーカバー 9 リヤクロスシル 10 キャブリヤカバー 11 ブリッジ 12 ブリッジリヤカバー 13 間隙 14,15,16 開口 17 リヤクオータパネル 18 ダクト 18a 接続口 19 通気孔 20 邪魔板 21 ルーバ 22 タイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンを収容する車両のエンジンルーム
    の両側壁部の後部に、エンジンルームの内部と車外とを
    連通する通気孔を設けたことを特徴とする車両エンジン
    ルームの熱害防止構造。
JP8003391U 1991-09-05 1991-09-05 車両エンジンルームの熱害防止構造 Pending JPH0522269U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8003391U JPH0522269U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 車両エンジンルームの熱害防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8003391U JPH0522269U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 車両エンジンルームの熱害防止構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0522269U true JPH0522269U (ja) 1993-03-23

Family

ID=13706955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8003391U Pending JPH0522269U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 車両エンジンルームの熱害防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0522269U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015116960A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 三菱自動車工業株式会社 キャブオーバー型車両の構造
JP2019182077A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015116960A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 三菱自動車工業株式会社 キャブオーバー型車両の構造
JP2019182077A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05171931A (ja) 乗用車両のサイレンサ配置構造
JPH0522269U (ja) 車両エンジンルームの熱害防止構造
JP2593422Y2 (ja) 車両のエンジンルーム装置
JP2564920B2 (ja) 産業車両の車体構造
JPH10100812A (ja) 車体下部構造
JP7205739B2 (ja) キャブの遮熱構造
JPS6135452Y2 (ja)
JPS6017375Y2 (ja) キヤブオ−バ−トラツクの吸気装置
JP4038760B2 (ja) 床下エンジンの冷却構造
JPH04159181A (ja) 牽引車の遮熱・遮音構造
JPS5819290Y2 (ja) エンジンル−ムの構造
JPH0225691Y2 (ja)
JPS5939150Y2 (ja) エンジンの騒音防止装置
JPH0545524Y2 (ja)
JPH0655842U (ja) ラジエータの巻き返し風防止装置
JPS5815222Y2 (ja) 産業車両用車体
JPH0217162Y2 (ja)
JPH063691Y2 (ja) バスのエンジン冷却装置
JPS597141Y2 (ja) 作業車両の騒音防止装置
JPH0522135U (ja) 騒音低減装置の構造
JPS6134181Y2 (ja)
JP2005239034A (ja) 車両のエンジン冷却構造
JPH0522134U (ja) キヤブバツクの吸排気構造
JPH0515128Y2 (ja)
JPH0885348A (ja) エンジンルームの熱放出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970610