JPH0655842U - ラジエータの巻き返し風防止装置 - Google Patents

ラジエータの巻き返し風防止装置

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Publication number
JPH0655842U
JPH0655842U JP24093U JP24093U JPH0655842U JP H0655842 U JPH0655842 U JP H0655842U JP 24093 U JP24093 U JP 24093U JP 24093 U JP24093 U JP 24093U JP H0655842 U JPH0655842 U JP H0655842U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
main frame
engine
vehicle body
hot air
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24093U
Other languages
English (en)
Inventor
一伸 佐藤
英雄 諸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP24093U priority Critical patent/JPH0655842U/ja
Publication of JPH0655842U publication Critical patent/JPH0655842U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンにより巻き返された熱風がラジエー
タ前方に導かれるのが防止でき、その熱風の逃げ道も確
保できて、しかも、ラジエータの冷却性能の向上を図る
ことができるラジエータの巻き返し風防止装置を提供す
る。 【構成】 この考案のラジエータの巻き返し風防止装置
は、断面コ字状をなし、その開口部が互いに対向して前
後に延びる車体の一対のメインフレーム10を有し、こ
れらメインフレーム10の間に車体の前方から順にラジ
エータ11、エンジン12と配設されるトラック型の車
両において、メインフレーム10の開口部をラジエータ
11側から車体前方に向けて塞ぎ、内部に通風路20を
形成するサイドプレート14と、サイドプレート14と
ラジエータ11との間に設けられ、前記メインフレーム
10間の領域をラジエータ11の前面側とエンジン12
側とに仕切るバッフルプレート13と、各メインフレー
ム10の外側面にラジエータ11よりも前方に位置して
形成された通風孔10aとを備えて構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】
この考案は、ラジエータを通過した熱風が再びラジエータ前方に返るを防止す るラジエータの巻き返し風防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型トラック等の車体構造は、たとえば、はしご型シャーシフレームを骨組み として備え、シャーシフレームの前方には、乗員用のキャビンが装着されている 。キャビン後方のシャーシフレーム上には、架装物、たとえば、荷物搭載用の荷 台が装着されている。
【0003】 シャーシフレームは、前後に延びる一対のメインフレームと、これらの間に渡 された複数のクロスメンバから構成されている。各メインフレームは、曲げ、ね じれ等に掛かる力に対し、その剛性を高めるため、たとえば、断面コ字状とされ ている。そして、これらメインフレームの間には、車両前方から順にラジエータ 、エンジン、その他、各種車両構成部品が配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両走行中、ラジエータを通過し、エンジンに当たって巻き返され た熱風は、ラジエータと各メインフレームとの間を通って、その前方から再びラ ジエータに入ることがある。このように、ラジエータに再び熱風が入ると、ラジ エータの冷却効率が低下して、エンジン性能に悪影響が生じるといった不具合が ある。
【0005】 このような不具合を回避するために、ラジエータと各メインフレームとの間に ラジエータの前面側とエンジン側とを仕切る仕切板を設けることが考えられるが 、各メインフレームの内部には、そのコ字形状を利用して、配管や配線等が通さ れているため、気密に仕切るのは困難であるし、また、巻き返された熱風の逃げ 道の確保も必要である。
【0006】 この考案は、上述した事情を考慮してなされ、その目的は、エンジンにより巻 き返された熱風がラジエータ前方に導かれるのが防止でき、その熱風の逃げ道も 確保できて、しかも、ラジエータの冷却性能の向上を図ることができるラジエー タの巻き返し風防止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案のラジエータの巻き返し風防止装置は、 断面コ字状をなし、その開口部が互いに対向して前後に延びる車体の一対のメイ ンフレームを有し、これらメインフレームの間に車体の前方から順にラジエータ 、エンジンと配設されるトラック型の車両において、メインフレームの開口部を ラジエータ側から車体前方に向けて塞ぎ、内部に通風路を形成する板部材と、板 部材とラジエータとの間に設けられ、前記メインフレーム間の領域をラジエータ の前面側とエンジン側とに仕切るバッフルプレートと、各メインフレームの外側 面にラジエータよりも前方に位置して形成された通風孔と備えて構成されている 。
【0008】
【作用】
この考案のラジエータの巻き返し風防止装置によれば、ラジエータを通過し、 、エンジンにより巻き返される熱風は、バッフルプレートにより、ラジエータ前 方に導かれることはなく、この熱風は、メインフレーム内部の通風路を通じ、前 記通風孔から各メインフレーム外側に排出される。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて詳細に説明する。 大型トラック等の車体構造は、たとえば、はしご型シャーシフレーム9を骨組 みとして備え、図1に示すように、このシャーシフレーム9の前方には乗員用の キャビン1が装着されている。キャビン1後方のシャーシフレーム9上には、架 装物、たとえば、荷物搭載用の荷台2が装着されている。
【0010】 シャーシフレーム9は、車体の前後に延びる一対のメインフレーム10とこれ らの間に渡されたクロスメンバ(図3中符号17)から構成されている。各メイ ンフレーム10は、曲げ、ねじれ等に掛かる力に対し、その剛性を高めるため、 たとえば、断面コ字状とされている。そして、これらメインフレーム10は、開 口部が互いに対向するように位置付けられている。これらメインフレーム10の 間には、図1および図3に示すように、車両前方から順にラジエータ11、エン ジン12、その他、各種車両構成部品が配設されている。また、各メインフレー ム10の開口部内には、システムエア圧供給用の配管や各種電線(いづれも図示 せず)が車両前後に通されている。なお、図1および図3中の符号3は燃料タン ク、符号18はエンジンにより駆動されるファンを示す。
【0011】 この考案のラジエータの巻き返し風防止装置は、バッフルプレート13、サイ ドプレート14および通風孔10aから構成されており、以下、これら構成部材 の車体への配設構造を説明する。 図2に示すように、ラジエータ11は、一対のメインフレーム10間に配設さ れており、メインフレーム10に対して垂直に位置づけられている。各メインフ レーム10とラジエータ11との間には、一対のバッフルプレート13が設けら れており、これらバッフルプレート13は、図3に示すように、ラジエータ11 の前方とエンジン12側とを仕切るようにして、ラジエータ11の両側端に沿い 上下に延びて配設されている。メインフレーム10より上方に延びたバッフルプ レート13は、その幅が広くされており、バッフルプレート13の下端は、メイ ンフレーム10の下面のレベルまで延びている。
【0012】 図4には、片側のメインフレーム10の先端部が示されている。バッフルプレ ート13から前方のメインフレーム10には、所定長さに渡って、その開口部の 上下縁に複数のL型ブラケット15が取り付けられており、これらL型ブラケッ ト15には、合成樹脂等からなるサイドプレート14が取り付けられ、その開口 部が塞がれている。このサイドプレート14の幅は、メインフレーム10の上下 方向の幅を有しており、その先端は、メインフレーム10の開口部内に向けて所 定の角度で折り曲げられている。従って、各メインフレーム10は、このサイド プレート14により、その内部に中空部、すなわち、通風路20が形成されるこ とになる。また、サイドプレート14により、バッフルプレート13とメインフ レーム10との間は、完全に塞がれている。したがって、ラジエータ11を通過 し、エンジンにより巻き返される熱風は、ラジエータ11とメインフレーム10 との間から前方には戻らず、通風路20を通ることになる。
【0013】 なお、実際には、この通風路20には、配管や配線等が通されているが、通路 としての空間は十分確保されている。また、図4中符号14a,15aはファス ナ孔を示し、符号16はファスナ(止め具)を示す。 一方、メインフレーム10の外側面には、前記サイドプレート14の先端側で 、その折り曲げられた先端の延長方向に位置して、通風孔10aが設けられてい る。したがって、通風路20を通じて、車両前方に向かう熱風は、通風孔10a からメインフレーム10外側に排出されることになる。
【0014】 以上の説明において、一方のメインフレーム10についてのみ説明したが、メ インフレーム10とラジエータ11との位置関係は左右対称となっており、他方 のメインフレームにも同様にして、サイドプレート14、通風孔10aが設けら れている。 上述したラジエータの巻き返し風防止装置によれば、図3に示すように、ラジ エータ11を通過し、エンジンにより巻き返される熱風は、バッフルプレート1 3により、ラジエータ前方に導かれることなく、この熱風は、通風路20を通り 、サイドプレート14の先端によりその流れ方向が変えられて、通風孔10aか らメインフレーム10の外側に排出される。この結果、ラジエータ11には、常 に冷風が通過することになるから、ラジエータ11の冷却効率の向上が図れて、 冷却効率低下によるエンジン性能への悪影響も防止できるなどの効果を奏する。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のラジエータの巻き返し風防止装置によれば、 ラジエータを通過し、エンジンにより巻き返される熱風は、バッフルプレートに より、ラジエータ前方に導かれることなく、この熱風は、メインフレーム内部の 通風路を通じ、前記通風孔から、各メインフレームの外側に排出される。この結 果、ラジエータには、常に冷風が通過することになるから、ラジエータの冷却効 率の向上が図れて、冷却効率低下によるエンジン性能への悪影響も防止できるな どの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を破断したトラック型車両の側面図であ
る。
【図2】メインフレームとラジエータとの間に配設され
たバッフルプレートを示す正面図である。
【図3】一部を破断した車両のラジエータ取付け部を示
す平面図である。
【図4】一部を破断したメインフレーム先端の分解図で
ある。
【符号の説明】
10 メインフレーム 10a 通風孔 11 ラジエータ 13 バッフルプレート 14 サイドプレート 20 通風路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字状をなし、その開口部が互いに
    対向して前後に延びる車体の一対のメインフレームを有
    し、これらメインフレームの間に車体の前方から順にラ
    ジエータ、エンジンと配設されるトラック型の車両にお
    いて、 メインフレームの開口部をラジエータ側から車体前方に
    向けて塞ぎ、内部に通風路を形成する板部材と、板部材
    とラジエータとの間に設けられ、前記メインフレーム間
    の領域をラジエータの前面側とエンジン側とに仕切るバ
    ッフルプレートと、各メインフレームの外側面にラジエ
    ータよりも前方に位置して形成された通風孔とを備えた
    ことを特徴とするラジエータの巻き返し風防止装置。
JP24093U 1993-01-08 1993-01-08 ラジエータの巻き返し風防止装置 Withdrawn JPH0655842U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24093U JPH0655842U (ja) 1993-01-08 1993-01-08 ラジエータの巻き返し風防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24093U JPH0655842U (ja) 1993-01-08 1993-01-08 ラジエータの巻き返し風防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0655842U true JPH0655842U (ja) 1994-08-02

Family

ID=11468448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24093U Withdrawn JPH0655842U (ja) 1993-01-08 1993-01-08 ラジエータの巻き返し風防止装置

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JP (1) JPH0655842U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037200A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 日野自動車株式会社 カバー部材
JP2021030924A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 三菱自動車工業株式会社 車両の前部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037200A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 日野自動車株式会社 カバー部材
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970508