JP7205739B2 - キャブの遮熱構造 - Google Patents

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Description

本開示は、キャブの遮熱構造に関する。
特許文献1には、キャブオーバ型車両のキャブフロアの下面に取付けられるフロアインシュレータの取付け構造が記載されている。フロアインシュレータは、エンジンからの騒音や熱を遮断するグラスウール等の材質で形成される公知の断熱吸音材であって、キャブフロアの下面の略全面を覆うように、キャブフロアの下面の形状に合わせて屈曲して形成され、プラスチックビスによってキャブフロアの下面に本組みされる。
特開2011-126308号公報
特許文献1に記載のフロアインシュレータの取付け構造では、キャブフロアの下面の形状に合わせて形成したフロアインシュレータを、キャブフロアの下面に固定して、エンジンからの熱を遮断している。しかし、さらに高温の熱を発生させるエンジンを有する車両に対して上記文献に記載のフロアインシュレータの取付け構造を適用すると、エンジン側からの熱を十分に遮熱できない可能性がある。
そこで、本開示は、エンジン側からキャブ側への熱の伝達を抑制することが可能なキャブの遮熱構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、エンジンを収容するエンジンルームがキャブの下方に配置されるキャブオーバ型車両のエンジン側からキャブ側への熱の伝達を抑制するキャブの遮熱構造であって、キャブパネルとブラケットと遮熱部材とを備える。キャブパネルは、車室内空間の下方を区画するフロアパネル本体と、フロアパネル本体から上方へ突出してエンジンルームの上方に配置される凹状部と、を有し、キャブの下方を区画する。凹状部は、車両前後方向に離間して互いに対向する1対の対向縦板部と、対向縦板部の上端部同士を連結する上板部とによって車幅方向に延びる略U状断面に形成される。ブラケットは、キャブパネルの凹状部の1対の対向縦板部のうちの一方の対向縦板部に対して固定されるキャブ側固定部と、凹状部の上板部から下方へ離間した位置に配置される遮熱部材固定部とを有する。遮熱部材は、ブラケットの遮熱部材固定部に対して固定され、キャブパネルの凹状部の上板部から下方へ離間して上板部との間に空間を区画した状態で凹状部を下方から塞ぎ、エンジン側から凹状部への熱の伝達を抑制する。ブラケットは、車幅方向中央部で車幅方向に延びるブラケット中央部と、ブラケット中央部の車幅方向の両端から車幅方向外側の下方へ傾斜して延びる左右のブラケット傾斜部とを有する。遮熱部材は、ブラケット中央部に沿って延びる遮熱部材中央部と、遮熱部材中央部の車幅方向の両端から左右のブラケット傾斜部に沿って傾斜して延びる左右の遮熱部材傾斜部とを有する。遮熱部材中央部と左右の遮熱部材傾斜部とが凹状部を下方から塞ぐことにより、凹状部の内側に空気層が設けられる。遮熱部材中央部は、フロアパネル本体よりも上方に配置される。
上記構成では、遮熱部材は、キャブパネルの凹状部の上板部から下方へ離間して上板部との間に空間を区画するので、凹状部の1対の対向縦板部及び上板部と遮熱部材との間に空気層を設けることができる。また、遮熱部材は、凹状部の下方を塞ぎ、エンジン側から凹状部への熱の伝達を抑制する。このように、キャブパネルの凹状部とエンジンとの間には、遮熱部材のみならず空気層が設けられるので、エンジン側からキャブパネルの凹状部を介してキャブ側へ伝達される熱を、遮熱部材及び空気層の双方によって好適に抑制することができる。
また、ブラケットの遮熱部材固定部が、キャブパネルの凹状部の上板部から下方へ離間した位置に配置されるので、ブラケットの遮熱部材固定部に遮熱部材を固定するだけで、キャブパネルの凹状部と遮熱部材との間に容易に空気層を設けることができる。従って、簡易な構造でエンジン側からキャブ側への熱の伝達を好適に抑制することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のキャブの遮熱構造であって、ブラケットが、縦板部と横板部とによって略L状断面に形成される。ブラケットの縦板部は、キャブ側固定部を含む。ブラケットの横板部は、遮熱部材固定部を含む。遮熱部材は、ブラケットの横板部の下方に配置され、横板部を下方から覆う状態で遮熱部材固定部に固定される。
上記構成では、ブラケットは略L状断面に形成されるので、板体を曲折して形成するなど、簡易な構造なブラケットにすることができる。
また、遮熱部材は、ブラケットの横板部の下方に配置され、横板部を下方から覆うので、エンジン側からブラケットの横板部への熱の伝達を遮熱部材によって抑制することができる。
従って、簡易な構造でエンジン側からキャブ側への熱の伝達を好適に抑制することができる。
本開示によれば、エンジン側からキャブ側への熱の伝達を好適に抑制することができる。
本実施形態に係る遮熱構造を適用したキャブの後方からの概略斜視図である。 図1をII方向から視た概略図である。 図2のIII-III矢視断面図である。 ブラケットとインシュレータの外観斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る遮熱構造は、エンジン3(図2参照)を収容するエンジンルーム4がキャブ2の下方に配置されるキャブオーバ型の車両1に適用され、エンジン3側からキャブ2側への熱の伝達を抑制する。なお、エンジン3側とは、エンジン3のみならず、エンジン3に接続される吸気管3aや排気管などのように、エンジンルーム4に配置され、エンジン3の駆動に伴って熱を発生させる部品が含まれる。
図1及び図2に示すように、キャブ2は、例えば、前部席(図示省略)と後部席(図示省略)とが設けられるダブルキャブであって、車室内空間5が、前部席側の前部空間6および後部席側の後部空間7の前後の2つの空間6,7に区画されている。キャブ2は、左右1対のリアキャブマウントブラケット8を介して車体フレーム(図示省略)側に下方から支持される。なお、図2では、後述する第3後板部16cを取り外した状態が図示されている。
図1~図3に示すように、キャブ2の下方を区画するフロアパネル(キャブパネル)11には、前部空間6と後部空間7との間で上方へ突出した状態で車幅方向(所定方向)に延び、前部空間6と後部空間7とを仕切る仕切壁部(凹状部)12が設けられる。仕切壁部12は、前部空間6の下方を区画する前フロアパネル13の後端縁から車幅方向に沿って起立する前板部(対向縦板部)14と、前板部14の上端縁から後方へ延びて上下方向と交叉する上板部15と、上板部15の後端縁から車幅方向に沿った状態で下方へ延びる後板部(対向縦板部、一方の対向縦板部)16とによって下方へ開口する断面略U字状に形成され、エンジンルーム4の上方に配置される。前板部14と上板部15と後板部16とは、仕切壁部12の内部空間(空間)17を区画する。すなわち、仕切壁部12は、下面視において、上方へ凹んだ状態で所定方向(本実施形態では、車幅方向)へ延びる凹状部となる。仕切壁部12の車幅方向両端部の内部空間17には、左右のリアキャブマウントブラケット8が配置されて仕切壁部12に対して固定される。前フロアパネル13の下方には、エンジン3が配置され、仕切壁部12の下方には、エンジン3への吸気管3aが車幅方向に延びるように配置されている。
仕切壁部12の前板部14は、前後方向と交叉して車幅方向に長尺の板部であって、前フロアパネル13の後端部の傾斜部13aの後端縁に沿って起立し、仕切壁部12の内部空間17の前方を区画する。前フロアパネル13の傾斜部13aは、水平方向に対して傾斜した状態で前方から後上方へ延びている。前板部14の後面側には、左右のリアキャブマウントブラケット8を連結して前板部14を補強する連結板部18が固定される。
連結板部18は、連結下板部19と連結後板部20と連結上板部21とを一体的に有し、左右のリアキャブマウントブラケット8の間で車幅方向に亘って延びる。仕切壁部12の前板部14と連結板部18との間には、閉空間22が区画される。連結下板部19は、前フロアパネル13の傾斜部13aの下面に固定されて傾斜部13aに沿って後上方へ向かって、仕切壁部12の前板部14よりも後方且つ仕切壁部12の後板部16よりも前方の所定の位置まで延びる。連結後板部20は、連結下板部19の後端縁から上方へ曲折して仕切壁部12の上板部15よりも下方の所定の位置まで延び、仕切壁部12の前板部14の後面に対して後方から対向する。連結上板部21は、連結後板部20の上端縁から前上方へ向かって、仕切壁部12の前板部14の後面まで延び、仕切壁部12の前板部14に対して固定される。
仕切壁部12の上板部15は、上下方向と交叉して車幅方向に長尺の板部であって、仕切壁部12の内部空間17の上方を区画する。
仕切壁部12の後板部16は、複数の板部によって構成されて前後方向と交叉して車幅方向に長尺の板部であって、前板部14から後方へ離間した位置で前板部14に対向し、上板部15の後端縁から前板部14の下端縁よりも下方まで延びる。後板部16は、上板部15の後端縁から下方へ曲折された上端部の第1後板部16aと、第1後板部16aに固定されて第1後板部16aから下方へ延び、後部空間7の下方を区画する後フロアパネル23の前端縁まで延びる第2後板部16bと、第2後板部16bの後述する開口24を塞ぐ第3後板部16cとによって構成される。第1後板部16aは、前フロアパネル13、仕切壁部12の前板部14、及び上板部15と一体成形されている。第2後板部16bの車幅方向中央部には、下端縁側から上方へ切り欠かれたアーチ状の開口24が形成される。第2後板部16bの開口24は、左右のリアキャブマウントブラケット8の間に設けられ、開口24の上端縁24aは、仕切壁部12の前板部14の下端縁と略同じ高さ位置に配置される。第3後板部16cは、第2後板部16bの開口24を塞ぐ蓋体である。第2後板部16bの開口24の上端縁部には、略L状断面のブラケット25が固定される。
図3及び図4に示すように、ブラケット25は、1枚の板体をプレス加工等によって略L状断面となるように形成された部材であって、車幅方向に延びる。ブラケット25は、第2後板部16bの開口24の上端縁部に沿う形状に形成される。本実施形態では、ブラケット25は、車幅方向中央部で略水平に直線状に延びるブラケット中央部37と、ブラケット中央部37の車幅方向の両端から車幅方向外側の下方へ水平方向に対して傾斜して延びる左右のブラケット傾斜部30と、左右のブラケット傾斜部30の車幅方向の両端から車幅方向外側へ略水平に直線状に延びる左右のブラケット外端部31とを有する。ブラケット25は、前後方向と交叉する縦板部25aと、縦板部25aの下端縁から曲折して前方へ延びて上下方向と交叉する横板部25bとを一体的に有する。縦板部25aには、前後方向に貫通する複数(本実施形態では、3つ)のボルト挿通孔(キャブ側固定部)26が形成され、横板部25bには、複数(本実施形態では、5つ)のクリップ挿通孔(遮熱部材固定部)27が形成される。ブラケット25の縦板部25aを仕切壁部12の第2後板部16bの開口24の上端縁部の前方に配置した状態で、ボルト挿通孔26を挿通するボルト28によってブラケット25の縦板部25aを第2後板部16bの開口24の上端縁部に対して締結固定する。ブラケット25を仕切壁部12の第2後板部16bに固定した状態では、ブラケット25の横板部25bは、仕切壁部12の上板部15から下方へ離間した位置に配置される。ブラケット25の横板部25bには、インシュレータ(遮熱部材)29が固定される。
インシュレータ29は、グラスウール等の遮熱性能を有する材料で略板状に形成された部材であって、車幅方向に長尺に延びる。インシュレータ29は、ブラケット25に沿う形状に形成される。本実施形態では、インシュレータ29は、ブラケット25のブラケット中央部37に沿って略水平に直線状に延びるインシュレータ中央部32と、ブラケット25の左右のブラケット傾斜部30に沿って水平方向に対して傾斜して延びる左右のインシュレータ傾斜部33と、ブラケット25の左右のブラケット外端部31に沿って略水平に直線状に延びる左右のインシュレータ外端部34とを有する。インシュレータ29の後端縁部29aには、複数(本実施形態では、5つ)のクリップ挿通孔35が形成される。インシュレータ29の後端縁部29aをブラケット25の横板部25bの下方に配置し、インシュレータ29の複数のクリップ挿通孔35とブラケット25の横板部25bの複数のクリップ挿通孔27とを連通させた状態で、インシュレータ29の後端縁部29aは、ブラケット25の横板部25bの全域を下方から覆う。インシュレータ29の後端縁部29aは、複数のクリップ挿通孔35,27を挿通するクリップ36によってブラケット25の横板部25bに対して固定される。ブラケット25に対して固定されたインシュレータ29の前端縁部29bは、仕切壁部12の前板部14の下端縁の近傍の連結板部18の連結下板部19の下面に当接する。ブラケット25に対して固定されたインシュレータ29は、仕切壁部12の上板部15から下方へ離間して仕切壁部12の内部空間17の下方を区画した状態で仕切壁部12の内部空間17の下方を塞ぎ、エンジン3側から仕切壁部12の前板部14、上板部15、及び後板部16への熱の伝達を抑制する。
上記のように構成された車両1では、インシュレータ29は、仕切壁部12の上板部15から下方へ離間して仕切壁部12の内部空間17の下方を区画する。すなわち、インシュレータ29と仕切壁部12(前板部14、上板部15、及び後板部16)との間に空気層(仕切壁部12の内部空間17)が設けられる。また、仕切壁部12の内部空間17の下方を塞ぎ、エンジン3側から仕切壁部12の前板部14、上板部15、及び後板部16への熱の伝達を抑制する。このように、仕切壁部12とエンジン3との間には、インシュレータ29のみならず空気層が設けられるので、エンジン3側からフロアパネル11の仕切壁部12を介してキャブ2側へ伝達される熱を、インシュレータ29及び空気層の双方によって好適に抑制することができる。
また、ブラケット25の横板部25bは、仕切壁部12の上板部15から下方へ離間した位置に配置され、横板部25bには、複数のクリップ挿通孔27が形成される。このため、ブラケット25の複数のクリップ挿通孔27にインシュレータ29を固定するだけで、フロアパネル11の仕切壁部12とインシュレータ29との間に容易に空気層を設けることができる。従って、簡易な構造でエンジン3側からキャブ2側への熱の伝達を好適に抑制することができる。
また、ブラケット25は、1枚の板体をプレス加工等によって略L状断面となるように形成された簡易な構造のブラケット25である。
また、インシュレータ29は、ブラケット25の横板部25bの下方に配置され、横板部25bを下方から覆うので、エンジン3側からブラケット25の横板部25bへの熱の伝達を遮熱部材によって抑制することができる。
従って、本実施形態によれば、簡易な構造でエンジン3側からキャブ2側への熱の伝達を好適に抑制することができる。
なお、本実施形態では、ブラケット25を仕切壁部12の後板部16に固定したが、これに限定されるものではなく、前板部14に固定してもよい。
また、本実施形態では、仕切壁部12の前板部14に連結板部18を設けたが、連結板部18を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、インシュレータ29の前端縁部29bを、仕切壁部12の前板部14の下端縁の近傍の連結板部18の連結下板部19の下面に当接させたが、連結下板部19の下面に当接することなく連結下板部19の下面に近接させてもよい。また、連結板部18を設けない場合には、インシュレータ29の前端縁部29bを、仕切壁部12の前板部14に近接又は接触させてもよい。また、ブラケット25を仕切壁部12の前板部14に固定する場合には、インシュレータ29の後端縁部29aを仕切壁部12の後板部16に近接又は接触させてもよい。
また、本実施形態では、インシュレータ29によってブラケット25の横板部25bの全域を下方から覆ったが、インシュレータ29によってブラケット25の横板部25bの全域を下方から覆うことなく、横板部25bの一部の領域を下方から覆ってもよい。或いは、インシュレータ29をブラケット25の横板部25bの上方に配置するなど、インシュレータ29によってブラケット25の横板部25bを下方から覆わなくてもよい。
また、本実施形態では、1枚の板体をプレス加工等によって略L状断面となるように形成した簡易な構造のブラケット25を設けたが、ブラケットはこれに限定されるものではなく、他の構造のブラケットであってもよい。
また、本実施形態では、ブラケット25にボルト挿通孔(キャブ側固定部)26を設け、ボルト挿通孔26を挿通するボルト28によってブラケット25をフロアパネル11に対して締結固定したが、ブラケット25をフロアパネル11に対して溶接によって固定してもよい。すなわち、キャブ側固定部はボルト挿通孔26に限定されるものではない。
また、本実施形態では、ブラケット25にクリップ挿通孔(遮熱部材固定部)27を設け、クリップ挿通孔27を挿通するクリップ36によってインシュレータ29をブラケット25に対して固定したが、インシュレータ29をブラケット25に対してボルト等によって固定してもよい。すなわち、遮熱部材固定部はクリップ挿通孔27に限定されるものではない。
また、本実施形態では、仕切壁部12の後板部16を複数の板部(第1後板部16a、第2後板部16b、及び第3後板部16c)によって構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、1つの部材によって構成される後板部16であってもよい。
また、本実施形態では、ブラケット25及びインシュレータ29の形状を、中央部37,32、左右の傾斜部30,33、及び左右の外端部31,34を有する形状としたが、ブラケット25及びインシュレータ29の形状はこれに限定されるものではない。
また、本実施形態では、インシュレータ29をフロアパネル11に対して、1つのブラケット25によって固定したが、これに限定されるものではなく、複数のブラケットによって固定してもよい。例えば、ブラケット25の中央部37と左右の傾斜部30と左右の外端部31とを分割してそれぞれ別体とした複数のブラケットによって、インシュレータ29をフロアパネル11に対して固定してもよい。
また、本実施形態では、本開示に係る遮熱構造を、フロアパネル11のうち上方へ凹んだ状態で車幅方向に延びる仕切壁部(凹状部)12に適用したが、例えば、エンジンルーム4の上方のフロアパネル11に、上方へ凹んだ状態で前後方向(所定方向)に延びる凹状部が設けられる場合には、該凹状部に適用してもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本開示に係るキャブの遮熱構造は、キャブの下方にエンジンが搭載されたキャブオーバ型車両に広く適用することができる。
1:車両
2:キャブ
3:エンジン
4:エンジンルーム
11:フロアパネル(キャブパネル)
12:仕切壁部(凹状部)
14:前板部(対向縦板部)
15:上板部
16:後板部(対向縦板部、一方の対向縦板部)
17:内部空間(空間)
25:ブラケット
25a:ブラケットの縦板部
25b:ブラケットの横板部
26:ボルト挿通孔(キャブ側固定部)
27:クリップ挿通孔(遮熱部材固定部)
29:インシュレータ(遮熱部材)

Claims (2)

  1. エンジンを収容するエンジンルームがキャブの下方に配置されるキャブオーバ型車両の前記エンジン側から前記キャブ側への熱の伝達を抑制するキャブの遮熱構造であって、
    車室内空間の下方を区画するフロアパネル本体と、車両前後方向に離間して互いに対向する1対の対向縦板部と前記対向縦板部の上端部同士を連結する上板部とによって車幅方向に延びる略U状断面に形成され、前記フロアパネル本体から上方へ突出して前記エンジンルームの上方に配置される凹状部と、を有し、前記キャブの下方を区画するキャブパネルと、
    前記キャブパネルの前記凹状部の前記1対の対向縦板部のうちの一方の対向縦板部に対して固定されるキャブ側固定部と、前記凹状部の前記上板部から下方へ離間した位置に配置される遮熱部材固定部とを有するブラケットと、
    前記ブラケットの前記遮熱部材固定部に対して固定され、前記キャブパネルの前記凹状部の前記上板部から下方へ離間して前記上板部との間に空間を区画した状態で前記凹状部を下方から塞ぎ、前記エンジン側から前記凹状部への熱の伝達を抑制する遮熱部材と、を備え、
    前記ブラケットは、車幅方向中央部で車幅方向に延びるブラケット中央部と、前記ブラケット中央部の車幅方向の両端から車幅方向外側の下方へ傾斜して延びる左右のブラケット傾斜部とを有し、
    前記遮熱部材は、前記ブラケット中央部に沿って延びる遮熱部材中央部と、前記遮熱部材中央部の車幅方向の両端から前記左右のブラケット傾斜部に沿って傾斜して延びる左右の遮熱部材傾斜部とを有し、
    前記遮熱部材中央部と前記左右の遮熱部材傾斜部とが前記凹状部を下方から塞ぐことにより、前記凹状部の内側に空気層が設けられ
    前記遮熱部材中央部は、前記フロアパネル本体よりも上方に配置される
    ことを特徴とするキャブの遮熱構造。
  2. 請求項1に記載のキャブの遮熱構造であって、
    前記ブラケットは、縦板部と横板部とによって略L状断面に形成され、
    前記ブラケットの前記縦板部は、前記キャブ側固定部を含み、
    前記ブラケットの前記横板部は、前記遮熱部材固定部を含み、
    前記遮熱部材は、前記ブラケットの前記横板部の下方に配置され、前記横板部を下方から覆う状態で前記遮熱部材固定部に固定される
    ことを特徴とするキャブの遮熱構造。
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