JP2593422Y2 - 車両のエンジンルーム装置 - Google Patents

車両のエンジンルーム装置

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JP2593422Y2
JP2593422Y2 JP1993038574U JP3857493U JP2593422Y2 JP 2593422 Y2 JP2593422 Y2 JP 2593422Y2 JP 1993038574 U JP1993038574 U JP 1993038574U JP 3857493 U JP3857493 U JP 3857493U JP 2593422 Y2 JP2593422 Y2 JP 2593422Y2
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JP
Japan
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cab
engine
room
junction
engine room
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JP1993038574U
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JPH078036U (ja
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俊一 長谷川
昇 榎本
雅己 竹田
省吾 西川
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両のエンジンルーム
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン騒音の低減技術のひとつとして
従来から、エンジンの周囲を遮音カバーで囲う、いわゆ
るエンジンルームエンクロージャと呼ばれる方法がよく
知られている。その場合、エンジン騒音の低減を強化す
る上から、エンジンルームの密閉度を高めるのが望まし
いが、密閉度を高めるとエンジン冷却空気の流れが損な
われるため、それだけ冷却性能の悪化するという問題が
あった。
【0003】そのため、ブロアやベンチュリを用いてエ
ンジンルームを強制的に換気する例も見られる(実開平
3ー114425号公報,実開平1ー133033号公
報,実開昭57ー101337号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例ではいずれも構成が複雑で、ブロアやベンチ
ュリ自体の価格も加わるため、仮に既存のエンクロージ
ャへの適用が可能としても、装置全体の大幅なコストア
ップを招くという不具合があった。
【0005】この考案はこのような問題点を有効に解決
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、キャブ床下の
エンジンをキャブの床パネル、キャブ側のサイドカバ
ー、フレーム側のサイドカバー及びアンダーカバーから
なる遮音板で囲ってエンジンルームを形成し、このエン
ジンルーム後方のミッションルームを経由してエンジン
冷却空気を吐き出す構造において、エンジンルームと連
通して形成したキャブ背面の上部の冷却空気排出用の合
流部と、合流部から二股に分かれて荷台下の各シャシー
フレームに沿って後方へ延設されたダクトとを設けると
ともに、合流部とダクトの間にキャブのチルト操作を妨
げずに分離可能な接合部を設けた
【0007】
【作用】エンジンルーム内の冷却空気はキャブ背面側の
吐き出しダクトをスムースに流れて外部へと排出され
る。したがって、エンジン前方のラジエータを通過する
風量が増加するため、良好な冷却性能を確保することが
できる。また、吐き出しダクトの開口部がキャブ背面か
ら後方へ離れるので、キャブ回りのエンジン騒音がダク
ト開口部へ分散されるため、車外騒音の大幅な低減も図
れる。また、合流部とダクトの間にキャブのチルト操作
を妨げずに分離可能な接合部を設けたため、合流部とダ
クトの各々がコンパクトとなって、加工及び組付が容易
となる。かつ、キャブのチルト操作の妨げにもならな
い。
【0008】
【実施例】図1〜図3はキャブオーバ型トラックへの適
用例を示すもので、キャブ1下方のシャシフレーム2に
搭載のエンジン3を囲う遮音板(吸音材を含む積層板)
として、キャブ1側のサイドカバー4と、フレーム2側
のサイドカバー5およびアンダカバー6が取り付けら
れ、これらのカバー4〜6でエンジンルーム7が形成さ
れる。なお、キャブ1の床パネル8に吸音材が張り付け
られる。
【0009】エンジンルーム7はその前面に位置するラ
ジエータ9(シャシフレーム2に搭載)を介してキャブ
1のフロントグリル(外気取り入れ口を備える)へ向け
て開口される。エンジン3後方のトランスミッション1
0(シャシフレーム2に搭載)を囲う遮音板としてのア
ンダカバー11がシャシフレーム2に取り付けられ、エ
ンジンルーム7に続くミッションルーム12を形成す
る。
【0010】キャブ1背面にはこの場合、両サイドへ分
かれる冷却空気の吐き出しダクト13a,13bが荷台
14下のシャシフレーム2に沿って後方へ延設される。
これらのダクト13a,13bはそれぞれシャシフレー
ム2に取り付けられ、キャブ1背面に形成の合流部13
cを介してエンジンルーム7の上部に接続される。な
お、フレーム2側のダクト13a,13bとキャブ1側
の合流部13cとの間にキャブ1のチルト操作を妨げな
い傾斜面で分離可能な接合部15が形成され、ダクト1
3a,13bおよび合流部13cの内面に吸音材が張り
付けられる。
【0011】このような構成により、エンジンルーム7
内への冷却空気Aは主にミッションルーム12を抜ける
流れBと、キャブ1背面の合流部13cからダクト13
a,13bを通る流れCに分かれて車両の後方へスムー
ズに排出される。したがって、エンジン3前方のラジエ
ータ9を通過する風量が増加するため、良好な冷却性能
を確保することができる。
【0012】また、ダクト13a,13bの吐き出し口
が二股に分かれてキャブ1背面から後方へ離れるので、
キャブ1回りのエンジン騒音がこれらの吐き出し口へ分
散されると共に、ダクト13a,13bおよび合流部1
3cの吸音材が騒音レベルを減衰するため、車外騒音の
大幅な低減も得られる。
【0013】
【考案の効果】以上要するにこの考案によれば、キャブ
床下のエンジンをキャブの床パネル、キャブ側のサイド
カバー、フレーム側のサイドカバー及びアンダーカバー
からなる遮音板で囲ってエンジンルームを形成し、この
エンジンルーム後方のミッションルームを経由してエン
ジン冷却空気を吐き出す構造において、エンジンルーム
と連通して形成したキャブ背面の上部の冷却空気排出用
の合流部と、合流部から二股に分かれて荷台下の各シャ
シーフレームに沿って後方へ延設されたダクトとを設け
るとともに、合流部とダクトの間にキャブのチルト操作
を妨げずに分離可能な接合部を設けたので、エンンジン
ルームを流れた冷却空気を、ミッションルームを抜ける
流れと、キャブ背面の合流部からダクトを抜ける流れと
に分けて車両の後方へ排出するようにしたため、エンジ
ンルームへ流れ込む風量を確保しつつ、良好な冷却性
能、遮音性能を維持することが容易となる。また、合流
部とダクトの間にキャブのチルト操作を妨げずに分離可
能な接合部を設けたため、合流部とダクトの各々がコン
パクトとなって、加工及び組付が容易となる。かつ、キ
ャブのチルト操作の妨げにもならない。また、簡単な構
成によりエンジン冷却空気の充分な流れを確保しつつ、
車外騒音を有効に低減できるという効果がある。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す車両の一部切断側面図
である。
【図2】同じく車両の一部切断平面図である。
【図3】同じくダクト接続部の側面図である。
【符号の説明】
1 キャブ 2 シャシフレーム 3 エンジン 4 キャブ側サイドカバー 5 フレーム側サイドカバー 6 アンダカバー 7 エンジンルーム 8 キャブの床パネル 13a,13b ダクト 13c ダクト合流部 14 荷台 15 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西川 省吾 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−28335(JP,U) 実開 昭62−111219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 11/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブ床下のエンジンをキャブの床パネ
    ル、キャブ側のサイドカバー、フレーム側のサイドカバ
    ー及びアンダーカバーからなる遮音板で囲ってエンジン
    ルームを形成し、このエンジンルーム後方のミッション
    ルームを経由してエンジン冷却空気を吐き出す構造にお
    いて、エンジンルームと連通して形成したキャブ背面の
    上部の冷却空気排出用の合流部と、合流部から二股に分
    かれて荷台下の各シャシーフレームに沿って後方へ延設
    されたダクトとを設けるとともに、合流部とダクトの間
    にキャブのチルト操作を妨げずに分離可能な接合部を設
    けたことを特徴とする車両のエンジンルーム装置。
JP1993038574U 1993-07-14 1993-07-14 車両のエンジンルーム装置 Expired - Lifetime JP2593422Y2 (ja)

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JPH078036U JPH078036U (ja) 1995-02-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006040814A1 (ja) * 2004-10-13 2008-05-15 三菱ふそうトラック・バス株式会社 トラック

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JP2537798Y2 (ja) * 1993-09-30 1997-06-04 パール金属株式会社 バーベキュー用コンロ
CN1287023A (zh) 1999-09-08 2001-03-14 株式会社威士诺 喷射式粉碎机
JP6115524B2 (ja) * 2014-07-16 2017-04-19 マツダ株式会社 自動車の下部構造

Family Cites Families (2)

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JPH078036U (ja) 1995-02-03

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