JPS5819290Y2 - エンジンル−ムの構造 - Google Patents

エンジンル−ムの構造

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Publication number
JPS5819290Y2
JPS5819290Y2 JP1977000696U JP69677U JPS5819290Y2 JP S5819290 Y2 JPS5819290 Y2 JP S5819290Y2 JP 1977000696 U JP1977000696 U JP 1977000696U JP 69677 U JP69677 U JP 69677U JP S5819290 Y2 JPS5819290 Y2 JP S5819290Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine room
sound
engine
duct
cab
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977000696U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5397238U (ja
Inventor
雅司 高村
Original Assignee
日産デイ−ゼル工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日産デイ−ゼル工業株式会社 filed Critical 日産デイ−ゼル工業株式会社
Priority to JP1977000696U priority Critical patent/JPS5819290Y2/ja
Publication of JPS5397238U publication Critical patent/JPS5397238U/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はベッド付ティルトキャブオーバトラックにおい
て、騒音漏洩防止と冷却段率の改善を図ったエンジンル
ームの構造に関する。
大型車両等においては車外騒音低減のためエンジンルー
ムを防音板で包覆することが拡く行なわれている。
しかしながらこれらの防音板はエンジンルームを閉塞し
てしまうため、ラジエタを通してファンよりエンジンル
ーム内に吸引された冷却空気は防音板の間隙或いはエン
ジン後方の吐出口から吐出されるのみで該エンジンルー
ム内の空気流通を悪化していた。
この改善策としてエンジン後方の吐出口を大きく形成す
ることも考えられるが、このようにするとエンジン等の
駆動系から発散した騒音の漏洩が増大する。
エンジン後方の吐出口に消音ダクトを取付ければ騒音の
漏洩は低減できるが、キャブオーバトラックにおいては
エンジン後方には荷台等があり消音ダストを設置するス
ペースがない場合が多い。
しかしながらベッド付キャブオーバトラックのキャブに
おいては一般にベッドパネルとタイヤハウスとの間にエ
ンジンルームに連通ずる空間を有しておりこの空間はエ
ンジンルームの側方に位置するので前記消音ダクトを形
成するのに最適な空間である。
従って本考案はかかるベッドパネルとタイヤハウスとの
間に形威される空間の後壁であるキャブ後部パネルに空
気吐出口を開口して消音ダクトを形威し、エンジンルー
ム内の冷却空気を該消音ダクトの空気吐出口から吐出す
るように構威し、騒音漏洩防止機能を備えると共に冷却
効率の改善を図ったエンジンルームの構造を提供するも
のである。
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るエンジンルーム構造を備えたベッ
ド付キャブオーバトラックのキャブ側面図、第2図は第
1図のX−X断面図、第3図は第1図の後視図である。
エンジン6側方にはタイヤハウス4とフレーム5間を包
覆する一対の側部防音板7が取り付けられ、エンジン6
下方には両側の一対のフレーム5間を包覆する下部防音
板8が取り付けられる。
又エンジン6後方の上部には前記一対の側部防音板7の
間を包覆する後部防音板9が取り付けられる。
一方キャ11室内後部にはヘッド2が備えられ、該ベッ
ド2を支承するベッドパネル3両側部と左右のタイヤハ
ウス4とに挾まれる一対の空間A、Bは夫々該空間の側
壁を開設してベッドパネル3中央下方の空間を通じエン
ジンルームに連通している。
該空間A、B後壁のキャブ後部パネル1aを開口し1対
の空気吐出口10A、IOBを形成すると共に、ベッド
パネル3下方の空間の内壁に吸音材11を固着して消音
ダクトを形成する。
次にかかるエンジンルームの構造の作用について説明す
る。
図示しないラジエタ前方からエンジンルーム内に吸引さ
れた冷却空気は、一部はエンジン6下側部の間隙を通っ
て後部防音板9下方の開口部より流出するが、大部分は
エンジン6上方の広い空間から分岐変向してベッドパネ
ル3両側部下方の空間即ち消音ダクト内に流れ込み拡散
されると共にダクト内で共鳴し音圧レベルを低下された
後空気吐出口10A、IOBから吐出する。
かかる空気吐出口10A、IOBの開口面積は上記消音
ダクトの消音効果が著しいため大きくでき、又エンジン
前方の開口部から該空気吐出口10A、IOBに至る空
間部は広いので、冷却空気流通量は従来に比べて著しく
増大し冷却効率が向上する。
しかも該吐出口10A、IOBがエンジンルーム上方の
両側方に位置するための冷却空気の流通経路は屈曲状を
為すと共に消音ダクト構造自体が音の拡散、共鳴による
消音機能を有する上に、消音ダクト部に吸音材11が固
着されているため、エンジン等の駆動系から発散した騒
音の車外への漏洩防止機能は充分に満足すべきものとな
る。
又消音ダクト部はエンジン等から漏洩した燃料等油類の
飛散を受けにくい場所であるから吸音材を設置しても火
災の危険性は極めて少ないといえる。
第4図、第5図は本考案の応用例を示し、キャブ後部パ
ネル1aのヘッドパネル3下方の両側端部を車両前方に
屈曲して空気吐出口10 A、10 Bを形成すると共
に、空間A、B内に、吸音材11を固着した平板からな
る複数の防音板13をキャブ側部パネル12に平行して
固定しく第4図に示す)、或いは吸音材11を固着しL
状に屈曲した大小の防音板14を空気流路に沿って固定
したものである(第5図に示す)。
このようにすれば冷却空気の流通経路が一層屈曲づけら
れかつ防音板との接触面積が増大するので消音ダクトと
しての機能が向上する。
本考案は以上のように従来有効に生かされていなかった
ベッドパネル両側部とタイヤハウス間の広い空間を消音
ダクトとして利用したため該消音ダクトの音の拡散並び
に共鳴によって音圧レベルを低下でき騒音漏洩機能が充
分に満たされると共に、上記消音効果の分だけ冷却空気
のエンジンルーム内への出入口を大きくできるから冷却
空気流量を増大でき、冷却効率を大きく向上できる。
このためひいてはラジエタ等冷却装置の小型化が可能と
なるのでキャブ型状の設定に幅ができ、キャブ内の補機
類等を効果状にレイアウトできるため運転性の向上或い
は点検整備性の向上につながる等大きな利点を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンジンルーム構造を有したベッ
ド付ティルトキャブオーバトラックのキャブ側面図、第
2図は第1図のX−X断面図、第3図は第1図の後視図
、第4図は本考案要部の斜視図、第5図及び第6図は本
考案の応用例を示すエンジンルーム構造の横断面図であ
る。 1・・・・・・キャブ、1a・・・・・・キャブ後部パ
ネル、2・・・・・・ベッド゛、3・・・・・・ベッド
パネル、4・・・・・・タイヤハウス、6・・・・・・
エンジン、7・・・・・・側部防音板、8・・・・・・
下部防音板、9・・・・・・後部防音板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ベッド付ティルトキャブオーバトラックにおいて
    、ベッドパネル両側部と左右のタイヤハウスとの間に形
    威される空間の後壁をなすキャブ後部パネルに夫々空気
    吐出口を開口して左右の消音ダクトを形成し、該消音ダ
    クトと、エンジンの周囲を防音板で包覆して形成された
    エンジンルームと、を消音ダクトの側壁を開設して連通
    させ、該エンジンルーム内に吸引された冷却空気を前記
    消音ダクトの空気吐出口から吐出するようにしたことを
    特徴とするエンジンルームの構造。
  2. (2)消音ダクトは内壁に吸音材が固着されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のエン
    ジンルームの構造。
  3. (3)消音ダクト内には内部に複数の吸音材が配列され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項記載のエンジンルームの構造。
JP1977000696U 1977-01-10 1977-01-10 エンジンル−ムの構造 Expired JPS5819290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977000696U JPS5819290Y2 (ja) 1977-01-10 1977-01-10 エンジンル−ムの構造

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JP1977000696U JPS5819290Y2 (ja) 1977-01-10 1977-01-10 エンジンル−ムの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5397238U JPS5397238U (ja) 1978-08-07
JPS5819290Y2 true JPS5819290Y2 (ja) 1983-04-20

Family

ID=28687758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977000696U Expired JPS5819290Y2 (ja) 1977-01-10 1977-01-10 エンジンル−ムの構造

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JP (1) JPS5819290Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944946U (ja) * 1972-07-27 1974-04-19
JPS5091920U (ja) * 1973-12-27 1975-08-02
JPS5094632U (ja) * 1973-12-27 1975-08-08
JPS50150023U (ja) * 1974-05-30 1975-12-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5397238U (ja) 1978-08-07

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