JPH0640504Y2 - 産業車両の車体構造 - Google Patents

産業車両の車体構造

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JPH0640504Y2
JPH0640504Y2 JP16930388U JP16930388U JPH0640504Y2 JP H0640504 Y2 JPH0640504 Y2 JP H0640504Y2 JP 16930388 U JP16930388 U JP 16930388U JP 16930388 U JP16930388 U JP 16930388U JP H0640504 Y2 JPH0640504 Y2 JP H0640504Y2
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hydraulic oil
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JP16930388U
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研介 藤瀬
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株式会社豊田自動織機製作所
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フォークリフトのような産業車両の車体構造
に係り、詳しくはエンジンルームに対する冷却空気の導
入技術に関する。
(従来の技術) 第5図及び第6図は従来の一般的なフォークリフトの車
体構造を示している。従来のフォークリフトは図示のよ
うに車体の左右に配設された作動油タンク1及び燃料タ
ンク2と、車体後部に配設されたカウンタウェイト8、
両タンク1,2間の上部を覆うように配設されたエンジン
フード9とによってエンジンルーム7を構成しており、
そして外気はエンジンルーム7内の冷却ファン12の吸引
作用により図示矢印で示すように主として開口面積の大
きいフレーム下面からエンジンルーム7内に取入れられ
るとともに、カウンタウェイト8に形成された通路を経
て車両後方へ流出するようになっている。
また、このようなフレーム下面からの外気取入れ方式
は、地上のダスト等がエンジンルーム7内に侵入し易い
上にエンジン騒音が車外に漏出することから、これの対
策案としてエンジンルーム7の下方を図示仮想線の如き
アンダカバー14によって隠蔽する構成を採用した車両も
あるが、この場合の外気の取入れは車体前方を主体とし
て行なわれることになる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した従来のエンジンルーム構造では、ア
ンダカバー14を装備しない標準タイプの場合は、地上の
ダストがエンジンルーム7内に侵入したりエンジン音が
車外に漏出するという不具合があり、また図示矢印の如
くフレーム下方から流入する空気はエンジンルーム7内
に搭載されたエンジン10等のパワートレーンの周りを中
心とする流れとなり、作動油タンク1の壁面に沿う流れ
が少ない状況にある。これは、冷却ファン12がエンジン
10の後面上部に配置されていることに原因しているもの
と考えられる。
そして油圧アクチュエータを駆動するために用いられる
作動油の冷却は、作動油タンク1の壁面を通しての放熱
によって行なわれる、つまりエンジンルーム7内を流れ
る空気が壁面の熱を奪うことによって行なわれるもので
あるが、しかしながら上述の如く作動油タンク1の壁面
に沿って流れる空気量が少ないために、作動油の冷却効
率はラジエータ13の冷却効率に比べて悪いという点に問
題がある。
一方、エンジンルーム7の下方をアンダカバー14によっ
て隠蔽するタイプの車両の場合は、ダストの侵入防止及
び騒音の低減を図るという点では有効であっても荷役装
置(図示しない)が存在する車体前方から外気を取入れ
る関係でエンジンルーム9内への流入空気の絶対量が不
足し、上述した作動油の冷却効率が益々悪化してしまう
のみならず、ラジエータ13の冷却効率までも低下すると
いう問題がある。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、作動油の冷却効率
を高め、しかも騒音問題やダストの侵入問題にも有効な
産業車両の車体構造を提供することを、その目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために次のように構成し
ている。
車体側部の一側には作動油タンクが、他側には燃料タン
クが、車体後部にはカウンタウェイトが、さらに両タン
ク上にはエンジンフードがそれぞれ配置されており、そ
れら両タンクと、カウンタウェイトと、エンジンフード
とにより囲まれる空間をエンジンルームとしている。そ
して前記作動油タンクと燃料タンクとの下部間は外気の
取入れ口を備えたアンダカバーによって隠蔽されてお
り、このアンダカバーには前記取入れ口からの流入空気
を作動油タンクの壁面に向けて流動させる案内部材が設
けられている。
(作用) 上記構成によれば、エンジンルーム内への外気の導入
は、アンダカバーに形成された取入れ口から行なわれ、
そして取入れ口から流入した空気は案内部材によって作
動油タンクの壁面に向けて案内される。かくして壁面に
対する冷却空気の接触が積極化され、作動油の放熱作用
が積極的に行なわれる。またアンダカバーは取入れ口を
除く大部分においてダストの侵入を防止し、エンジン騒
音の漏出を抑制する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
〈実施例1〉 まず、第1図〜第3図に基づいて実施例1を説明する。
図示のように、車体は左右いずれか一方に作動油タンク
1を、他方に燃料タンク2をそれぞれ備え、それら両タ
ンク1,2は縦断面コ字形のサイドフレーム3R,3Lに、前後
部を外方へほぼ直角に折曲げたインナプレート4R,4Lを
溶接により接合することによって前後方向に長い方形状
の密閉された箱形に形成されている。そして両タンク1,
2におけるインナプレート4R,4Lの前端部にはフロントア
クスルを支持する左右一対のフロントプレート5が、ま
た後端部にはリヤアクスルを支持する左右一対のリヤプ
レート6がそれぞれ固着されている。
かくして、左右のタンク1,2と、左右のフロントプレー
ト5と、左右のリヤプレート6との間に前後方向に長い
エンジンルーム7としての空間が形成されている。そし
てエンジンルーム7の後側は車体後部に配置された排気
用開口部を有するカウンタウェイト8によって覆われ、
また上部は両タンク1,2上に配設されたエンジンフード
9によって覆われている。そしてエンジンルーム7内の
ほぼ中央部にはエンジン10が配置され、また該エンジン
10の前方にはトランスミッションやクラッチ等の動力伝
達装置11が、後方には冷却ファン12及びラジエータ13が
それぞれ配置されている。
また、前記左右のタンク1,2の下部間にはアンダカバー1
4が取付けられ、これによってエンジンルーム7の下方
が隠蔽されている。アンダカバー14は、具体的には左右
のタンク1,2の下部フランジ1a,2a(サイドフレーム3R,3
Lの折曲げ端部)上にその左右端部を載置するととも
に、下面にプレート状の取付治具15を当てて下部フラン
ジ1a,2aを上下から挟み付けた状態でそれらボルト16で
締着することにより取付けられている。
しかして、アンダカバー14にはエンジンルーム7内に外
気を取入れるための取入れ口17,18が形成されている。
すなわち、アンダカバー14の作動油タンク1寄りには前
後方向に長い左右2列の取入れ口17が形成され、また後
側の比較的燃料タンク2寄りには車幅方向に長い前後2
列の取入れ口18が形成されている。本実施例ではそれら
各取入れ口17,18はそれぞれ切り起こし加工によって作
られ、そして作動油タンク1側の取入れ口17の切り起こ
し片19は流入空気を該作動油タンク1に向けて流動させ
るよう傾斜し、また前後2列の取入れ口18の切り起こし
片20は流入空気をエンジン10の後側、つまり冷却ファン
12に向けて流動させるよう傾斜している。すなわち、各
切り起こし片19,20は流入空気の流れを方向付ける案内
部材を構成している。
本実施例は上述のように構成したものであり、従って冷
却ファン12が駆動されると、外気はアンダカバー14の取
入れ口17,18からエンジンルーム7内に流入される。そ
して作動油タンク1側の取入れ口17から流入した空気は
図示矢印の如く切り起こし片19によってその流れ方向が
作動油タンク1の内壁面、つまりインナプレート3Rに向
かうよう指向される。このことによって空気は壁面に沿
って上方からさらに後方へと流動し、作動油の冷却が行
なわれる。
一方、アンダカバー14の後側の取入れ口18から流入した
空気は切り起こし片20に案内されて後上方へ導かれると
ともに、前記作動油タンク1側を通って流れる空気と共
にラジエータ13を経てカウンタウェイト8の開口部から
車外へ排出される。なお、後側の取入れ口18の切り起こ
し片20は、空気の流れを方向づけるという機能よりも、
むしろダストの侵入と騒音の漏出を抑えるという機能の
点において有効であるが、場合によっては省略しても差
支えない。
また、エンジンルーム7に対する外気の流入は車体の前
方からも行なわれるが、しかしながら、車体前部には荷
役装置(図示省略)が設置されるので、これによって流
入が妨害されることになる。従って、エンジンルーム7
への外気の導入は前述したアンダカバー14の取入れ口1
7,18が中心となる。
〈実施例2〉 この実施例は、第4図に示すようにアンダカバー14のエ
ンジンルーム側である内面に、たとえばポリウレタンの
ような吸音材21を張付け、また冷却空気の取入れ口17,1
8にはネット22を張設したものであり、その他の構成は
前述の実施例1と同様である。従って、この実施例によ
れば、アンダカバー14による騒音の低減効果をより高め
ることができるとともに、エンジンルーム7内へのダス
トの侵入防止効果をより高めることができる。
なお、図示の実施例では取入れ口17,18からの流入空気
を案内する案内部材を切り起こし片19,20による一体構
成としたが、これに限るものではなくアンダカバー14と
は別体構成としてもよく、またその形状についても図示
の傾斜プレート状に限定するものではない。
また、取入れ口17,18は必要に応じてその個数や形状あ
るいは開口位置が設定されるものであり、ラジエータ13
のための必要空気量が作動油タンク1側の取入れ口17に
よって確保されるならば、後側の取入れ口18は省略して
も差支えない。さらには車体に対するアンダカバー14の
取付けは図示の取付治具15を利用せずに溶接によって固
定しても差支えない。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、エンジンルーム
内に取入れた外気を作動油タンクの壁面に向けて積極的
に案内することにより壁面に沿って流れる空気量を増大
できるため、作動油の冷却作用が積極化されて冷却効率
が向上するものである。そしてこのような作動油に関す
る冷却作用の積極化がラジエータの冷却に関して悪影響
を及ぼすものではない。また本考案によれば、上述のよ
うにして作動油の冷却効率を高めながら、アンダカバー
によってエンジンルームに対するダストの侵入を防止す
るとともに、騒音の漏出を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例1を示し、第1図は車
体構造を示す縦断面図、第2図は同じく平断面図、第3
図はアンダカバーと作動油タンクとを内側から見た斜視
図である。また第4図は本考案の実施例2を示す正断面
図、第5図は従来の車体構造を示す説明図、第6図は同
じく概略側面図である。 1……作動油タンク、2……燃料タンク 7……エンジンルーム、8……カウンタウェイト 9……エンジンフード、14……アンダカバー 17,18……外気の取入れ口 19,20……案内部材としての切り起こし片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側部の一側には作動油タンクを、他側
    には燃料タンクを、車体後部にはカウンタウェイトを、
    さらに両タンク上にはエンジンフードをそれぞれ備え、
    それら両タンクと、カウンタウェイトと、エンジンフー
    ドとにより囲まれる空間をエンジンルームとした産業車
    両において、前記作動油タンクと燃料タンクとの下部間
    を外気の取入れ口を備えたアンダカバーによって隠蔽す
    るとともに、このアンダカバーには前記取入れ口からの
    流入空気を作動油タンクの壁面に向けて流動させる案内
    部材を設けた産業車両の車体構造。
JP16930388U 1988-12-28 1988-12-28 産業車両の車体構造 Expired - Lifetime JPH0640504Y2 (ja)

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JPH0288826U JPH0288826U (ja) 1990-07-13
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JP4801754B2 (ja) * 2009-03-25 2011-10-26 三菱重工業株式会社 フォークリフト

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