JPH078036U - 車両のエンジンルーム装置 - Google Patents
車両のエンジンルーム装置Info
- Publication number
- JPH078036U JPH078036U JP3857493U JP3857493U JPH078036U JP H078036 U JPH078036 U JP H078036U JP 3857493 U JP3857493 U JP 3857493U JP 3857493 U JP3857493 U JP 3857493U JP H078036 U JPH078036 U JP H078036U
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- engine room
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- engine
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャブ床下のエンジンを遮音板で囲う車両の
エンジンルーム装置において、簡単な構成によりエンジ
ンルーム内の冷却空気量を十分に確保しつつ、車外騒音
を有効に低減できるようにする。 【構成】 エンジンルーム7のキャブ1背面側に冷却空
気の吐き出しダクト13a〜13cを荷台下のシャシフ
レーム2に沿って後方へ延設する。
エンジンルーム装置において、簡単な構成によりエンジ
ンルーム内の冷却空気量を十分に確保しつつ、車外騒音
を有効に低減できるようにする。 【構成】 エンジンルーム7のキャブ1背面側に冷却空
気の吐き出しダクト13a〜13cを荷台下のシャシフ
レーム2に沿って後方へ延設する。
Description
【0001】
この考案は車両のエンジンルーム装置に関する。
【0002】
エンジン騒音の低減技術のひとつとして従来から、エンジンの周囲を遮音カバ ーで囲う、いわゆるエンジンルームエンクロージャと呼ばれる方法がよく知られ ている。その場合、エンジン騒音の低減を強化する上から、エンジンルームの密 閉度を高めるのが望ましいが、密閉度を高めるとエンジン冷却空気の流れが損な われるため、それだけ冷却性能の悪化するという問題があった。
【0003】 そのため、ブロアやベンチュリを用いてエンジンルームを強制的に換気する例 も見られる(実開平3ー114425号公報,実開平1ー133033号公報, 実開昭57ー101337号公報)。
【0004】
しかしながら、このような従来例ではいずれも構成が複雑で、ブロアやベンチ ュリ自体の価格も加わるため、仮に既存のエンクロージャへの適用が可能として も、装置全体の大幅なコストアップを招くという不具合があった。
【0005】 この考案はこのような問題点を有効に解決することを目的とする。
【0006】
そのため、キャブ床下のエンジンを遮音板で囲う車両のエンジンルーム装置に おいて、エンジンルームのキャブ背面側に冷却空気の吐き出しダクトを荷台下の シャシフレームに沿って後方へ延設する。
【0007】
【作用】 エンジンルーム内の冷却空気はキャブ背面側の吐き出しダクトをスムーズに流 れて外部へと排出される。したがって、エンジン前方のラジエータを通過する風 量が増加するため、良好な冷却性能を確保することができる。また、吐き出しダ クトの開口部がキャブ背面から後方へ離れるので、キャブ回りのエンジン騒音が ダクト開口部へ分散されるため、車外騒音の大幅な低減も図れる。
【0008】
図1〜図3はキャブオーバ型トラックへの適用例を示すもので、キャブ1下方 のシャシフレーム2に搭載のエンジン3を囲う遮音板(吸音材を含む積層板)と して、キャブ1側のサイドカバー4と、フレーム2側のサイドカバー5およびア ンダカバー6が取り付けられ、これらのカバー4〜6でエンジンルーム7が形成 される。なお、キャブ1の床パネル8に吸音材が張り付けられる。
【0009】 エンジンルーム7はその前面に位置するラジエータ9(シャシフレーム2に搭 載)を介してキャブ1のフロントグリル(外気取り入れ口を備える)へ向けて開 口される。エンジン3後方のトランスミッション10(シャシフレーム2に搭載 )を囲う遮音板としてのアンダカバー11がシャシフレーム2に取り付けられ、 エンジンルーム7に続くミッションルーム12を形成する。
【0010】 キャブ1背面にはこの場合、両サイドへ分かれる冷却空気の吐き出しダクト1 3a,13bが荷台14下のシャシフレーム2に沿って後方へ延設される。これ らのダクト13a,13bはそれぞれシャシフレーム2に取り付けられ、キャブ 1背面に形成の合流部13cを介してエンジンルーム7の上部に接続される。な お、フレーム2側のダクト13a,13bとキャブ1側の合流部13cとの間に キャブ1のチルト操作を妨げない傾斜面で分離可能な接合部15が形成され、ダ クト13a,13bおよび合流部13cの内面に吸音材が張り付けられる。
【0011】 このような構成により、エンジンルーム7内への冷却空気Aは主にミッション ルーム12を抜ける流れBと、キャブ1背面の合流部13cからダクト13a, 13bを通る流れCに分かれて車両の後方へスムーズに排出される。したがって 、エンジン3前方のラジエータ9を通過する風量が増加するため、良好な冷却性 能を確保することができる。
【0012】 また、ダクト13a,13bの吐き出し口が二股に分かれてキャブ1背面から 後方へ離れるので、キャブ1回りのエンジン騒音がこれらの吐き出し口へ分散さ れると共に、ダクト13a,13bおよび合流部13cの吸音材が騒音レベルを 減衰するため、車外騒音の大幅な低減も得られる。
【0013】 なお、吐き出しダクト13a,13bは合流部13cから二股に分かれるので なく、キャブ1背面から例えば車両の片側を延びる一系統に構成しても良い。
【0014】
以上要するにこの考案によれば、キャブ床下のエンジンを遮音板で囲う車両の エンジンルーム装置において、エンジンルームのキャブ背面側に冷却空気の吐き 出しダクトを荷台下のシャシフレームに沿って後方へ延設したので、簡単な構成 によりエンジン冷却空気の十分な流れを確保しつつ、車外騒音を有効に低減でき るという効果が得られる。
【図1】この考案の実施例を示す車両の一部切断側面図
である。
である。
【図2】同じく車両の一部切断平面図である。
【図3】同じくダクト接続部の側面図である。
【符号の説明】 1 キャブ 2 シャシフレーム 3 エンジン 4 キャブ側サイドカバー 5 フレーム側サイドカバー 6 アンダカバー 7 エンジンルーム 8 キャブの床パネル 13a,13b ダクト 13c ダクト合流部 14 荷台 15 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西川 省吾 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 キャブ床下のエンジンを遮音板で囲う車
両のエンジンルーム装置において、エンジンルームのキ
ャブ背面側に冷却空気の吐き出しダクトを荷台下のシャ
シフレームに沿って後方へ延設したことを特徴とする車
両のエンジンルーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993038574U JP2593422Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 車両のエンジンルーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993038574U JP2593422Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 車両のエンジンルーム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078036U true JPH078036U (ja) | 1995-02-03 |
JP2593422Y2 JP2593422Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12529066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993038574U Expired - Lifetime JP2593422Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 車両のエンジンルーム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593422Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0722302U (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | パール金属株式会社 | バーベキュー用コンロ |
EP1086748A1 (en) | 1999-09-08 | 2001-03-28 | Vishnu Co.,Ltd. | Jet mill |
JP2016020190A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-04 | マツダ株式会社 | 自動車の下部構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090025994A1 (en) * | 2004-10-13 | 2009-01-29 | Mitsubishi Fuso Truck And Bus Corporation | Truck |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5328335U (ja) * | 1976-08-19 | 1978-03-10 | ||
JPS62111219U (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-15 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP1993038574U patent/JP2593422Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5328335U (ja) * | 1976-08-19 | 1978-03-10 | ||
JPS62111219U (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-15 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0722302U (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | パール金属株式会社 | バーベキュー用コンロ |
JP2537798Y2 (ja) * | 1993-09-30 | 1997-06-04 | パール金属株式会社 | バーベキュー用コンロ |
EP1086748A1 (en) | 1999-09-08 | 2001-03-28 | Vishnu Co.,Ltd. | Jet mill |
JP2016020190A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-04 | マツダ株式会社 | 自動車の下部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2593422Y2 (ja) | 1999-04-12 |
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