JP2508435Y2 - 吸遮音パネル - Google Patents

吸遮音パネル

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JP2508435Y2
JP2508435Y2 JP2294991U JP2294991U JP2508435Y2 JP 2508435 Y2 JP2508435 Y2 JP 2508435Y2 JP 2294991 U JP2294991 U JP 2294991U JP 2294991 U JP2294991 U JP 2294991U JP 2508435 Y2 JP2508435 Y2 JP 2508435Y2
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JP
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sound
panel
sound absorbing
vibration
soundproof
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JP2294991U
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泰二 福田
英俊 黒野
敬良 才野瀬
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Tobishima Corp
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Tobishima Corp
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、交通、産業、建設等の
各種騒音を吸収、遮断するのに使用する吸遮音パネルに
関するものである。 【0002】 【従来の技術】経済が発展し開発が進むに従い交通騒
音、産業騒音、家庭騒音等各種の騒音公害が社会問題と
なってきている。その対策の1つとして、発生した騒音
を吸収、遮断するための防音壁を設けることが行われて
いる。 【0003】防音壁には各種のものが提案されている
が、従来、例えば繊維系の防音パネルが多く使用されて
いる。この防音パネルは、図2に示すように、1面を開
放した枠板1中に空気層を介してグラスウールやロック
ウールの繊維系防音板5を設け、その外側に孔あきアル
ミ保護板6を添設した構造のものである。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】上記従来の防音パネル
は、構造が簡単であるとともに、吸音材として安価なグ
ラスウール等を用いるためコストが安いという利点があ
るが、耐水性、耐候性、耐火性の面で問題があり、特に
含水時の性能低下が著しく、多くが屋外に設置される防
音壁、防音ハウスでの使用は問題点が多く、新しい素材
による防音パネルが求められていた。 【0005】本考案は上記の問題点にかんがみなされた
もので、防音素材として超軽量気泡コンクリートを用
い、吸音、遮音の性能に優れるとともに、耐水性、耐候
性、耐火性にも優れ、また防振効果をも有する、吸遮音
パネルを提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成について、実施例に対応する図1を参
照して説明すると、本考案は、1面を開放した筐体1中
に、その底面板2に接着して液状ゴムによる防振層3を
設けるとともに、該防振層3に接着して、かさ比重0.27
〜 0.4の起軽量気泡コンクリートよりなる吸音板4を設
けたことを特徴とするものである。 【0007】 【実施例】図1は本考案吸遮音パネルの側断面で、1は
パネルの外部をなす扁平な筐体で、平面は所定寸法の四
角形をなし、その一面は開放されており、1般には 1.6
mm厚程度の鉄板により形成されている。この筐体1中に
は、その底面板2の全面に約2mmの厚さにわたって、水
酸基末端液状ポリブタジエン(液状ゴム)の防振層3が
設けられ、それに接着して、かさ比重0.27〜 0.4の超軽
量気泡コンクリートよりなる厚さ約70mmのコンクリート
吸音板4が設けられている。 【0008】本考案においては、防音素材として超軽量
気泡コンクリート板を用いることが重要である。この材
料は、耐水性、耐候性及び耐火性の面で優れているとと
もに、防音効果が高く、しかも軽量で剛性に優れ安価に
製作できる。また、液状ゴムの防振層によって、筐体1
とコンクリート吸音板4との一体的な結合ができ、パネ
ル強度が大であるとともに、防振効果にも優れている。 【0009】本考案パネルの遮音性能(音響透過損失)
について、従来の繊維系防音パネルと超軽量気泡コンク
リート板単独のものとの比較試験を行ったが、図3のよ
うな結果が得られた。この図にみられるように、本考案
のパネルは他のものに比べ遮音効果が優れ、特に防音性
能上重要な低中周波帯域(125〜2600Hz)での遮音性能が
よい。このことは、一般の騒音の場合6〜7dBの改善が
できるということになる。 【0010】以上説明したように、本考案のパネルは、
筐体中に液状ゴムによる防振層と超軽量気泡コンクリー
トによる吸音板とを接着して設けたものであるから、次
のように優れた効果を奏するものである。 (1) 吸音材として超軽量気泡コンクリートを使用してい
るので、吸音、遮音効果がよいとともに、耐水性、耐候
性、耐火性に優れ、含水時における性能低下のおそれも
ない。 (2) 液状ゴムによる防振層が設けられているので、吸音
材と筐体とが一体的に結合され、パネルとしての剛性、
強度が高いばかりでなく、吸、遮音効果が助長されると
ともに、防振効果が良好となる。 (3) 超軽量気泡コンクリートを吸音材として使用してい
るので、全体に軽量で施工性に優れるとともに、安価に
製作することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案パネルの1実施例を示した側断面図であ
る。 【図2】従来の繊維系防音パネルを示した側断面図であ
る。 【図3】本考案パネルと従来防音パネル等との遮音性能
の比較図である。 【符号の説明】 1 筐体 2 底板部 3 防振層 4 コンクリート吸音板 5 繊維系防音板 6 保護板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16 G10K 11/16 A 11/162 C

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1面を開放した筐体中に、その底面板に接着して液状ゴ
    ムによる防振層を設けるとともに、該防振層に接着し
    て、かさ比重0.27〜 0.4の超軽量気泡コンクリートより
    なる吸音板を設けたことを特徴とする、吸遮音パネル。
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