JPH048254B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH048254B2
JPH048254B2 JP60199065A JP19906585A JPH048254B2 JP H048254 B2 JPH048254 B2 JP H048254B2 JP 60199065 A JP60199065 A JP 60199065A JP 19906585 A JP19906585 A JP 19906585A JP H048254 B2 JPH048254 B2 JP H048254B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
intake duct
sound absorbing
vehicle
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60199065A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6259120A (ja
Inventor
Kazuhiro Tokunaga
Motohiro Orimo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP19906585A priority Critical patent/JPS6259120A/ja
Publication of JPS6259120A publication Critical patent/JPS6259120A/ja
Publication of JPH048254B2 publication Critical patent/JPH048254B2/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《発明の分野》 本発明は、例えはエンジンルーム内のエアクリ
ーナに外部からエアを導入する吸気ダクト等に係
り、特に吸音性の向上を図つた車両用吸気ダクト
に関する。
《従来技術とその問題点》 例えば、第5図に示すように車両のエンジンル
ーム1内にはエンジン2、エアクリーナ3等の機
器類が配設されており、このエアクリーナ3を経
由してエンジン2内に外部のエアを導入するため
の吸気ダクト4が設けられている。
そして、上記吸気ダクト4内に導入されるエア
は、エンジン2により強制吸気され脈動による共
鳴音や、エアの風切り音が発生し、エンジンルー
ム内の各種補機類の騒音と相俟つてエンジンルー
ム内の音圧を著しく高め、このエンジンルーム内
の騒音が車室内もしくは車外に伝播され、車室内
の静粛性を阻害するとともに、外部環境に悪影響
を及ぼしていた。
そのため通常、上記吸気ダクト4にレゾネータ
5が付設され、エンジン2、エアクリーナ3に付
設されたバルブ等の駆動音並びにダクト4内を通
過するエアの風切り音、更には吸気時の脈動によ
り発生する共鳴音等を吸収し、吸気口やエンジン
ルーム内等の騒音を軽減するようにしている。
しかしながら、このレゾネータ5は高価であ
り、更に機械的には主に低、中音域の騒音に有効
であるが、吸気ダクト4内を通過するエアの風切
り音のような高音域の騒音に対しては有効に機能
せず、エンジンルーム内の騒音を軽減させるには
限界があつた。従つて、これら騒音が車室内並び
に外部に伝播されるため、吸気ダクトの防音対策
が急務であつた。
ところで、近年、建築分野では、吸音ダクトと
してダクトの曲り部分に吸音材料を内張して吸音
するものがあり、このものは干渉による現象も加
わつて一般に直管吸音ダクトよりも減衰量が大き
く、また曲率の大きいほど減衰量が大きくなり、
中高音域の減衰に特に有効であることが一般に知
られている。
しかしながら、吸音材料を単に内張りするこの
方法は、自動車吸気ダクトとしては、内部空気流
入量が大きいため、吸音材料の飛散によりエアク
リーナの目詰まり等の問題が生じることから応用
できない。
《発明の目的》 この発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的とすることろは、廉価かつ取付
が簡単で、しかも車両内の吸音機能に大きく貢献
することができる車両用吸気ダクトを提供するこ
とにある。
《発明の構成と効果》 前記目的を達成するためにこの発明は、外部か
ら車両内あるいはエンジン内にエアを導入する車
両用吸気ダクトであつて、前記ダクトの所望箇所
を曲成し、コーナー部を設けるとともに、このコ
ーナー部に多孔質材料を加圧成形してなり、15〜
60cm3/sec/cm2の通気抵抗値を備えた吸音板を配
設し、かつこの吸音板の背後に吸音材を充填した
吸音層かもしくは空気層からなる吸音室を付設し
たことを特徴とする。
すなわち、本発明に係る車両用吸気ダクトは、
ダクトの所望箇所にコーナー部が形成され、この
コーナー部に吸音板が配設されるとともに、吸音
板の背後に吸音室が付設されているものであるか
ら、吸音板の多孔質吸音効果と、板振動吸音効果
によりダクト内を通過するエアの風切り音並びエ
ンジン、エアクリーナの駆動音を効果的に減衰さ
せることができ、エンジンルーム内の騒音を著し
く低減し、車室内並びに車外へ上記騒音が伝播さ
れることを未然に防止することができる。
更に本発明にあつては、吸音板背後に付設され
る吸音室内を多孔質吸音材を充填した吸音層とす
るか、あるいは空気層とするか、また吸音室内の
容量を任意に設定できるものなので、エンジンル
ーム内に発生する低音域から高音域のあらゆる種
類の騒音に対応させてこれら騒音を減衰させるこ
とができるため、極めて大きな防音性を有する。
《実施例の説明》 以下、本発明に係る車両用吸気ダクトの一実施
例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本発明をエンジンルーム内の吸気ダク
トに適用した実施例を示す一部破断平面図並びに
要部拡大図、第2図乃至第4図は上記実施例とは
別実施例を示す吸気ダクトの要部断面図を示す。
第1図において、吸気ダクト10は、エンジン
ルーム内のエアクリーナ11に外部のエアを導入
するために設けられており、この吸気ダクト10
には所望箇所にコーナー部Aを形成するように曲
成されている。
そしてこのコーナー部Aに開口12が開設され
ており、この開口12に取外し可能に吸音装置1
3が取付けられる。この吸音装置13は、一端を
開口した樹脂製ケーシング14と、ケーシング1
4内に充填されたフエルト、軟質ポリウレタンフ
オーム、グラスウール等の多孔質基材15と、開
口に装着される吸音板16とから構成され、この
吸音装置13は吸音板16側から前記開口12に
取付けられる。
なお、上記吸音板16は、吸気ダクト10内の
騒音を減衰吸収するとともに、背後に設けた吸音
室に上記減衰させた騒音を伝播させるため、通気
性を備えていることが必要であり、この吸音板と
しては吸音性並びに通気抵抗を考慮して嵩高性不
織布を使用することが望ましい。
すなわち、一般的な多孔質吸音材、例えばグラ
スウール等の許容風速は、表面に平行な流れに対
して6m/s以下、垂直な流れに対して4.2m/
s以下であり、上記吸気ダクト10のコーナー部
A(実装では最大約10m/s〜20m/s)には使
用不可であり、ここでの吸音板16は、嵩高性不
織布に熱硬化性樹脂をバインダーとして用い、ホ
ツトプレス成形を行ない、許容風速を20m/sに
なるように圧縮率を調整する。
一般に、圧縮率を高めれば許容風速は大きくな
るが、性能面から見て上記吸音板16の通気抵抗
値は15〜16cm3/sec/cm2程度有することが望まし
い。
そしてエンジン17の駆動等により、例えば、
騒音は図中矢印方向に侵入するが、前記吸音板1
6はこの騒音の侵入方向とほぼ垂直な面を形成す
るように設定されているので、例えば、エアの導
入に付随して生ずる風切り音等はこの吸音板16
によりその一部が吸収され、更に吸音板16背後
の吸音室(多孔質基材15が充填されている)に
より残りの騒音が減衰吸収される結果となる。
また上記ケーシング14の深さ(図中符号lで
示す)は任意に設定でき、吸気ダクト10内に生
じる騒音の音域に対応して上記寸法lを任意に設
定できるため、吸気ダクト10内で生じる低音域
から高音域のあらゆる騒音を上記吸音装置13に
より有効に減衰吸収することができ、エンジンル
ーム内の騒音を著しく軽減でき、車室内並びに外
部における騒音を最低限に抑えることができる。
上記実施例のものは、吸気ダクト10をほぼ
90゜曲成した具体例を示したが、このようにほぼ
90゜曲成した吸気ダクト10では、その形状によ
りエアの通気抵抗が大となるため、この通気抵抗
を減少させる方法として、第2図、第3図に示す
ように吸気ダクト10のコーナー部の断面積を大
きく設定するようにしてもよく、また第4図に示
すように、吸気ダクト10の曲成角度θを90゜よ
りも小さくしてもよい。
なお、上記各実施例において吸音装置13の内
部は空気層による騒音の減衰吸収作用を持たせる
ために、ケーシング14内部は空間としたが、本
発明にあつては、吸音板16の背後に形成される
吸音室として第1実施例で示すように多孔質吸音
材15を充填した吸音層とするか、もしくは空間
を利用した空気層とするかは当業者が任意に選択
してよい。
このように、本発明に係る吸気ダクト10にあ
つては、その吸音装置として内部に吸音室を構成
する樹脂製ケーシング14の開口に吸音板16を
取付け、かつこの吸音板16が吸気ダクト10の
コーナー部分の開口12に相当するように取付け
ればよく、従来のレゾネータに比べコストが大幅
に低減され、またこの樹脂製ケーシングの取付、
取外しが容易に行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両用吸気ダクトの一実
施例を示す一部破断平面図、第2図乃至第4図は
本発明の別実施例を示す各々断面図、第5図は従
来の車両用吸気ダクトを示す一部破断平面図であ
る。 10……吸気ダクト、11……エアクリーナ、
12……開口、13……吸音装置、14……樹脂
製ケーシング、15……多孔質吸音材、16……
吸音板、17……エンジン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外部から車両内あるいはエンジン内にエアを
    導入する車両用吸気ダクトであつて、前記ダクト
    の所望箇所を曲成し、コーナー部を設けるととも
    に、このコーナー部に多孔質材料を加圧成形して
    なり、15〜60cm3/sec/cm2の通気抵抗値を備えた
    吸音板を配設し、かつこの吸音板の背後に吸音材
    を充填した吸音層かもしくは空気層からなる吸音
    室を付設したことを特徴とする車両用吸気ダク
    ト。 2 前記吸音板は嵩高性不織布を熱圧成形して構
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の車両用吸気ダクト。
JP19906585A 1985-09-09 1985-09-09 車両用吸気ダクト Granted JPS6259120A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19906585A JPS6259120A (ja) 1985-09-09 1985-09-09 車両用吸気ダクト

Applications Claiming Priority (1)

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JP19906585A JPS6259120A (ja) 1985-09-09 1985-09-09 車両用吸気ダクト

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JPS6259120A JPS6259120A (ja) 1987-03-14
JPH048254B2 true JPH048254B2 (ja) 1992-02-14

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ID=16401523

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JP19906585A Granted JPS6259120A (ja) 1985-09-09 1985-09-09 車両用吸気ダクト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4847749B2 (ja) * 2005-12-26 2011-12-28 株式会社マーレ フィルターシステムズ 空気導入ダクト
JP2010018156A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Toyota Motor Corp 車両
JP5483866B2 (ja) * 2008-11-21 2014-05-07 フクダ電子株式会社 通気構造体

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JPS6259120A (ja) 1987-03-14

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