JPH0143328Y2 - - Google Patents

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JPH0143328Y2
JPH0143328Y2 JP13607882U JP13607882U JPH0143328Y2 JP H0143328 Y2 JPH0143328 Y2 JP H0143328Y2 JP 13607882 U JP13607882 U JP 13607882U JP 13607882 U JP13607882 U JP 13607882U JP H0143328 Y2 JPH0143328 Y2 JP H0143328Y2
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JP
Japan
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silencer
sound
layer molded
foam material
passenger compartment
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JP13607882U
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JPS5939248U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両、例えば、自動車のダツシユパ
ネルの車室側に取付けられるダツシユサイレンサ
に関するものである。
従来、自動車に用いられているダツシユサイレ
ンサは、フエルト等の吸音材と、PVC等の表皮
材との二層成型のものが主であり、従つて、この
ダツシユサイレンサの吸音・遮音性を向上させる
には、二層成型の吸音材層あるいは、PVC等の
表皮材の少なくとも一方の面密度とか厚さをアツ
プさせて対処する必要があつた。
しかし、上記のように対処すると、ダツシユサ
イレンサの重量が大幅に増加し、それに伴つて、
ダツシユパネルへのダツシユサイレンサの取付け
作業性が悪化したり、また、ダツシユサイレンサ
の厚さアツプは、車室内の限られたスペースにあ
つては、望ましくないという問題点がある。
本考案は、上記従来の問題点を解消するため、
重量ならびに厚さを増加させずに、遮音性を向上
させるよう、サイレンサを三層構造とすることに
より、制振性能の向上も含めてサイレンサ効果を
高め、しかも、限られたスペースに用いて好適な
ダツシユサイレンサを得ることを目的としてい
る。
このような目的は、アスフアルト発泡材等の粘
性発泡材1とPVC等の表皮材2との間に、フエ
ルト等の吸音材3を挾み込んで重ね合わせ、接着
材等によつて、合板状に三層成型サイレンサ10
を形成し、この三層成型サイレンサ10の上記粘
性発泡材1を、エンジンルームEと車室Rとを区
画するダツシユパネル5の車室R側に、取付片等
を用いて密着するように取付けることを特徴とす
るダツシユサイレンサによつて達成される。
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例を
説明する。
第1図及び第2図は、本考案の第一の実施例を
示しており、第1図において、エンジンルームE
と車室Rとを区画するダツシユパネル5の車室R
側には、詳しくは、第2図に示すような三層成型
サイレンサ10が取付けられる。
この三層成型サイレンサ10は、アスフアルト
発泡材等の粘性発泡材1と、PVC等の表皮材2
との間に、フエルト等の吸音材3を挾み込んで重
ね合わされ、接着材等によつて合板状に三層成型
されている。
そして、この三層成型サイレンサ10の表皮材
2を車室R側に向け、その粘性発泡材1を、ダツ
シユパネル5の車室R側に、取付片(図示してな
い)を用いて密着させ、三層成型サイレンサ10
のダツシユパネル5への取付けを完了する。
なお、上記取付片は、通常、自由端を残した一
片が車室R側のダツシユパネル5の板面に溶接等
により溶着されており、その取付片の自由端を折
り曲げることにより、上記三層成型サイレンサ1
0がダツシユパネル5に取付けられる。
第3図は、本考案の第二の実施例を示すもの
で、ダツシユパネル5の車室R側にアスフアルト
シート4を接着しておき、このアスフアルトシー
ト4上に、上記三層成型サイレンサ10の粘性発
泡材1を密着させ、ダツシユパネル5の車室R側
に溶着されている上記取付片を用いて、三層成型
サイレンサ10のダツシユパネル5への取付けを
完了させる。
つぎに、本考案のダツシユサイレンサの作用に
ついて説明する。
エンジンルームE内で発生される音は、ダツシ
ユパネル5を振動させるとともに透過して、車室
R内に伝達される。
このダツシユパネル5の振動は、まず、三層成
型サイレンサ10の粘性発泡材1で制振低減及び
低中音域の音の吸音がされ、この粘性発泡材1か
ら透過されるる中高音域の音は、吸音材3を通つ
て吸音されるが、最終経路の表皮材2では、遮音
をして、車室R内への音を低減させることにな
る。
さらに詳しくは、上記の三層成型サイレンサ1
0は、粘性発泡材1が低中音域、吸音材3が中高
音域、と分担して、その機能を受持たせ、各層の
材料の持つ吸音・遮音特性を組合わせることによ
つて、その車両に必要なダツシユサイレンサの遮
音特性が容易に設定できる。
なお、三層成型サイレンサ10は、その車両に
必要とされる音の特性にしたがつて、重量及び厚
さならびに粘性発泡材1の粘度をチユーニングし
て、最良のサイレンサにチユーニングすることが
できる。
第4図は、本考案実施例の三層成型サイレンサ
10と、従来の二層成型サイレンサとの、それぞ
れの透過損失測定データを示した比較線図である
が、点線で示す本考案実施例の三層成型サイレン
サ10と、実線で示す従来の二層成型サイレンサ
100とは、その重量及び厚さがともに同じであ
るから、本考案の実施例は、従来のそれに比べて
遮音特性が格段に優れていることがわかる。
以上から明らかなように、本考案によれば、ア
スフアルト発泡材等の粘性発泡材と、車室側に面
するPVC等の表皮材との間に、フエルト等の吸
音材を挾み込み、接着材等で重ね合わせて三層成
型サイレンサを形成し、この三層成型サイレンサ
の粘性発泡材を、ダツシユパネルの車室側に密着
するように取付けたから、重さ及び厚さを増加さ
せずに、遮音性を向上することができ、ダツシユ
パネルへのサイレンサの取付作業性が向上して、
車室内の限られたスペースに用いて特に好適な
上、制振効果の向上も含めたサイレンサ効果をよ
り高めることができる等、幾多の利点を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す部分側面断面
図、第2図は第1図のA部拡大断面図、第3図は
本考案の第二実施例を示す、第2図に相当する断
面図、第4図は本考案実施例と従来との特性の比
較線図である。 1……粘性発泡材、2……表皮材、3……吸音
材、10……三層成型サイレンサ、4……アスフ
アルトシート、5……ダツシユパネル、E……エ
ンジンルーム、R……車室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アスフアルト発泡材等の粘性発泡材とPVC等
    の表皮材との間に、フエルト等の吸音材を挾み込
    んで重ね合わせ、接着材等によつて合板状に三層
    成型サイレンサを形成し、この三層成型サイレン
    サの上記粘性発泡材を、エンジンルームと車室と
    を区画するダツシユパネルの車室側に取付片等を
    用いて密着するように取付けることを特徴とする
    ダツシユサイレンサ。
JP13607882U 1982-09-08 1982-09-08 ダツシユサイレンサ Granted JPS5939248U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13607882U JPS5939248U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 ダツシユサイレンサ

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JP13607882U JPS5939248U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 ダツシユサイレンサ

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JPS5939248U JPS5939248U (ja) 1984-03-13
JPH0143328Y2 true JPH0143328Y2 (ja) 1989-12-15

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ID=30306071

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JP13607882U Granted JPS5939248U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 ダツシユサイレンサ

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JPH043181Y2 (ja) * 1986-12-10 1992-01-31

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JPS5939248U (ja) 1984-03-13

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