JPS6234766Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6234766Y2
JPS6234766Y2 JP6634383U JP6634383U JPS6234766Y2 JP S6234766 Y2 JPS6234766 Y2 JP S6234766Y2 JP 6634383 U JP6634383 U JP 6634383U JP 6634383 U JP6634383 U JP 6634383U JP S6234766 Y2 JPS6234766 Y2 JP S6234766Y2
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JP
Japan
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sound
sound insulating
thickness
sound insulation
airtight sheet
Prior art date
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JP6634383U
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JPS59171937U (ja
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Publication of JPS6234766Y2 publication Critical patent/JPS6234766Y2/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Carpets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特に、自動車のダツシユパネルと
かフロアパネルのサイレンサに使用して好適な複
層遮音部材に関する。
従来、自動車のダツシユパネルとかフロアパネ
ル等のサイレンサに使用される遮音材としては、
例えば、実公昭57−43702、実開昭56−61000、実
開昭55−125871、実開昭56−102034、実開昭56−
102035、実開昭56−74499等にも示されている
が、第2図にLおよびMで図示してあるように、
塩化ビニールシートあるいはゴムシート等から成
る気密性シート状遮音材1aと、フエルトあるい
はグラスウール等から成る吸音材2aを積層組み
合わせて用いていたが、特に低周波遮音性が悪い
という難点がある。
また、第6図にM1で示されるように、発泡ア
スフアルトあるいはアスフアルト含浸ウレタンフ
オーム等から成る制振性能を有する多孔質遮音材
5を、上記のダツシユパネルとかフロアパネルに
接着して制振性を高め、その上にフエルトとかグ
ラスウール等から成る吸音材2aと、塩化ビニー
ルシートとかゴムシート等から成る気密性シート
状遮音材1a,1aを重ねて、遮音性を向上させ
ようとしても、エンジン透過音等の遮音性能の向
上には限界がある。
これらの点については、今後一層の性能向上が
期待されていたのである。
この考案の目的は、遮音材と吸音材とを交互に
重ね合わせて、全体の厚さならびに質量を変化さ
せない吸音材の厚さ比を設定することにより、軽
量で遮音性・吸音性にすぐれた遮音部材を提供し
て、上述従来の性能をさらに向上させようとする
ものである。
このような目的を達成するため、この考案の複
層遮音部材の構成は、 塩化ビニールシートあるいはゴムシート等から
成る気密性シート状遮音材1と、フエルトあるい
はグラスウール等から成る吸音材2を、交互に複
数枚重ね合わせて積層してあつて、上記気密性シ
ート状遮音材1によつて隔てられる吸音材20の
厚さaと、吸音材2の厚さbとの厚さ比a/a+
b(但し、a+bの値は一定)を、0.3ないし0.7
に設定したものである。
この考案による複層遮音部材によれば、 (i)気密性シート状遮音材1により隔てられて積
層されるフエルトとかグラスウール等の吸音材2
0の厚さaと、吸音材2の厚さbとの厚さ比a/
a+bを、0.3ないし0.7に設定したから、下記(イ)
および(ロ)の効果がある。
(イ) 全体の厚さとか質量を変化させず、同じ厚
さ、同じ質量にて低周波遮音性を大幅に向上さ
せ、これによつて、低・高周波双方の遮音性を
向上させることができる。
(ロ) 車両のダツシユパネルとかフロアパネルに用
いれば、軽量にして遮音性を大幅に高めること
ができ、加速時のエンジン透過音の低周波音を
低減するのに極めて有効であり、また、ロード
ノイズあるいは排気音等の遮音性能の向上も顕
著となる。
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図および第2図は、の考案の複層遮音部材
Sの第一実施例を示しており、気密性シート状遮
音材1,10は、塩化ビニールシートとかゴムシ
ート等から成つており、また、吸音材2,20
は、フエルトとかグラスウール等から成つてい
て、これら気密性シート状遮音材1,10と吸音
材2,20を、第1図図示のように、交互に複数
枚重ね合わせて積層してある。
そして、気密性シート状遮音材10によつて隔
てられる一方の吸音材20の厚さaと、他方の厚
さbとの厚さ比a/a+b(但し、a+bの値は
一定)を、0.3ないし0.7に設定したものである。
第2図には、吸音材2と20との厚さ比a/a+
bを変化させた場合の、低周波音遮音性の効果を
Nで図示してある。
この第2図から分るように、気密性シート状遮
音材10によつて隔てた吸音材2と20の厚さ比
a/a+bが、0.3ないし0.7の範囲において効果
大の領域Cとなり、矢印Gで示すように、特に大
きな遮音効果を得られることがわかる。
第3図は、この考案の複層遮音部材Sを、自動
車の車室内に使用した状態を示したものであり、
Dはダツシユパネル、FFはフロントフロアパネ
ル、CFはセンタフロアパネル、RFはリアフロア
パネルの各使用部位を示してある。
第4図は、例えば、フロントフロアパネルFF
上に、アスフアルトシートまたは、これに類する
ダンピング材3を添着し、このダンピング材3上
に、この考案の複層遮音部材Sを被せて、フロア
カーペツト4を敷いた実用状態を示したものであ
る。
第5図は、この考案の複層遮音部材Sの吸音材
20に、制振性能を有する多孔質遮音材5が積層
してあり、この多孔質遮音材5は、発泡アスフア
ルトとかアスフアルト含浸ウレタンフオーム等か
ら成つている。
第6図は、実線で示した従来と、破線で示して
あるこの考案の遮音性の比較を示したものであ
り、M1で示すように、気密性シート状遮音材1
a,1aを吸音材2aの表面のみに配した従来の
もの(実線で示されている)に比べて、吸音材2
および20の中間に気密性シート状遮音材10を
配したこの考案のもの(破線で示されている)
が、矢印Gで示されるように、遮音性に優れてい
ることがわかる。
第7図ないし第9図は、例えば、フロントフロ
アパネルFF上に、この考案の複層遮音部材Sを
適用した例が示してあり、第7図は、第5図図示
のものに、フロアカーペツト4を加えてフロント
フロアパネルFF上に適用した例を示し、第8図
は、第7図の多孔質遮音材5とフロントフロアパ
ネルFF間に、アスフアルトシート等のダンピン
グ材3を追加使用して、ダンピングを増加させた
例が示してあり、第9図は、第7図の吸音材20
と多孔質遮音材5との間に、さらに気密性シート
状材11を追加使用して、制振性能の向上を図つ
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す断面図、第
2図は、第1図の複層遮音部材の遮音効果を示す
グラフ、第3図は、この考案の複層遮音部材を自
動車の車室内に使用した状態図、第4図は、第3
図の−線断面図、第5図は、第1図の実施例
に多孔質遮音材を積層した断面図、第6図は、第
5図の実施例と従来の遮音材の遮音性を比較した
グラフ、第7図ないし第9図は、第5図の積層遮
音材を、第3図相当の断面図の使用状態で示した
変型例てある。 S……複層遮音部材、1,10……気密性シー
ト状遮音材、11……気密性シート状部材、2,
20……吸音材、D……ダツシユパネル、FF…
…フロントフロアパネル、CF……センタフロア
パネル、RF……リアフロアパネル、3……ダン
ピング材、4……フロアカーペツト、5……多孔
質遮音材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塩化ビニールシートあるいはゴムシート等から
    成る気密性シート状遮音材と、フエルトあるいは
    グラスウール等から成る吸音材を、交互に複数枚
    重ね合わせて積層するとともに、上記気密性シー
    ト状遮音材によつて隔てられる吸音材の一方の厚
    さaと、他方の厚さbとの厚さ比a/a+b(但
    し、a+bの値は一定)を、0.3ないし0.7に設定
    したことを特徴とする複層遮音部材。
JP6634383U 1983-05-02 1983-05-02 複層遮音部材 Granted JPS59171937U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6634383U JPS59171937U (ja) 1983-05-02 1983-05-02 複層遮音部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6634383U JPS59171937U (ja) 1983-05-02 1983-05-02 複層遮音部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59171937U JPS59171937U (ja) 1984-11-16
JPS6234766Y2 true JPS6234766Y2 (ja) 1987-09-04

Family

ID=30196550

Family Applications (1)

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JP6634383U Granted JPS59171937U (ja) 1983-05-02 1983-05-02 複層遮音部材

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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046387Y2 (ja) * 1986-03-06 1992-02-21
JP2007033899A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Swcc Showa Device Technology Co Ltd 吸音材
JP2007047567A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Swcc Showa Device Technology Co Ltd 吸音材およびこれを用いた構造体
JP5163297B2 (ja) * 2008-06-04 2013-03-13 横浜ゴム株式会社 道路橋用遮音部材
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JP5345163B2 (ja) * 2011-01-31 2013-11-20 株式会社ミトヨ 騒音低減構造

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JPS59171937U (ja) 1984-11-16

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