JP2003216158A - 車両用防音材 - Google Patents

車両用防音材

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JP2003216158A JP2002010734A JP2002010734A JP2003216158A JP 2003216158 A JP2003216158 A JP 2003216158A JP 2002010734 A JP2002010734 A JP 2002010734A JP 2002010734 A JP2002010734 A JP 2002010734A JP 2003216158 A JP2003216158 A JP 2003216158A
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Fumiaki Takebayashi
文明 武林
Tomohiro Tachiki
智博 立木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体パネルの室内面に取り付けられる車両用
防音材であって、吸音性能を高めるとともに、軽量化を
図り、燃費効率、取付作業性を高める。 【解決手段】 ダッシュパネル1の室内面に取り付けら
れるインシュレータダッシュ10は、発泡材表皮、フィ
ルム材表皮、あるいは繊維集合体表皮からなる軽量な表
皮層20と、多層の吸音層30A,30B,30Cとか
ら構成され、吸音層30は、多孔質材料からなるベース
吸音層30Aと、このベース吸音層30Aの片面、ある
いは両面にベース吸音層30Aより面密度、バネ定数が
小さく厚みの薄い補助吸音層30B,30Cを設けるこ
とにより、表皮層20のもつ膜吸音機能、共振機能を高
めるとともに、ダッシュパネル1から透過する低周波数
域の振動を有効に減衰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体パネルの室
内面側に取り付けられる車両用防音材に係り、特に、重
量の嵩む遮音層を廃止して、軽量化を図るとともに、優
れた吸音性能が得られる車両用防音材に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車室内の静粛性を高めるために、
各種車両用防音材が設けられている。
【0003】図5,図6において、車両用防音材の一例
として、インシュレータダッシュについて説明する。図
5に示すように、エンジンルームEと車室Rとを区画す
るダッシュパネル1の室内面側にはインシュレータダッ
シュ2が添装されている。
【0004】このインシュレータダッシュ2は、図6に
拡大して示すように、再生ゴムシート、再生塩ビシート
等、高密度材料からなる遮音層3と、その裏面側に積層
一体化される繊維集合体からなる吸音層4とから構成さ
れている。
【0005】尚、インシュレータダッシュ2の下側表面
には、フロアカーペット5がラップ状に敷設され、ま
た、インシュレータダッシュ2の上部側はインストルメ
ントパネル6内に位置している。
【0006】そして、従来の2層構造のインシュレータ
ダッシュ2の防音メカニズムは、エンジンルームE内で
のエンジン類や捕器類の騒音は、ダッシュパネルで一部
が遮音され、一部がダッシュパネル1を透過して室内側
に伝播する。この伝播騒音は、更にその一部が吸音層4
の多孔質吸音性により吸音されるとともに、遮音層3の
二重壁遮音機能により遮音される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のイ
ンシュレータダッシュ2は、高密度材料を素材とした遮
音層3と、繊維集合体からなる吸音層4との2層積層体
から構成されており、特に、遮音層3の重量が非常に嵩
むため、製品の軽量化に逆行し、燃費効率の低下やイン
シュレータダッシュ2の取付作業性を低下させるという
問題点が指摘されている。
【0008】更に、従来のインシュレータダッシュ2の
防音メカニズムは、インシュレータダッシュ2の主に二
重壁遮音機能による遮音・吸音機能に依存しているた
め、インストルメントパネル6内での吸音機能が小さ
く、ターゲットとする騒音の周波数域が限定され、低周
波数域から高周波数域における幅広い周波数域の騒音に
対して必ずしも有効とはいえなかった。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、車体パネルの室内面側に取り付けられる車
両用防音材であって、特に、重量が嵩む遮音層を廃止し
て、軽量化を促進させるとともに、低・中周波数域のレ
ベルから中・高周波数域のレベルまで広い周波数域にお
ける騒音に対して優れた吸音性能が見込める車両用防音
材を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、車体パネルの室内面側に取り付けられ
る車両用防音材であって、この防音材は発泡材、フィル
ム材、あるいは繊維集合体からなる表皮層と、発泡材、
あるいは繊維集合体からなり、面密度、バネ定数及び厚
みが異なる複数の吸音層とから構成されていることを特
徴とする。
【0011】ここで、表皮層は、オレフィン系、EPD
M等の物質からなり、材質は、ポリプロピレン、ポリウ
レタン、ポリエチレン、ポリエステル等の発泡材又はフ
ィルム材からなる。又はフエルト、PET、紙類(パル
プ等)を繊維状にした繊維集合体を使用することもでき
る。
【0012】この表皮層は面密度を特定するものではな
いが、好ましくは0.005〜0.3kg/m2 が良好
である。厚みは10μm〜15mmであり、吸音層の全
面、あるいは一部に設定することも可能であり、パネル
側もしくは表面側又は両面に設定することもできる。
【0013】また、表皮層の材質として、発泡材、フィ
ルム材を使用した場合、通気性が小さいか、あるいは非
通気状態であれば、発泡材、あるいはフィルム材による
膜振動が期待できるとともに、繊維集合体を使用した場
合、共振作用により低・中周波数域(500〜2500
Hz)の騒音を有効に吸音できる。更に、表皮層とし
て、発泡材、あるいは繊維集合体を使用して、通気性を
比較的大きく設定すれば、多孔質による吸音機能が得ら
れる。
【0014】次いで、吸音層の材質は、フエルト、PE
T、紙類(パルプ等)等を繊維状にした繊維集合体、又
はオレフィン系、EPDM等の多孔質物質(発泡材)か
らなる。
【0015】更に、吸音層は、少なくとも2層以上の面
密度、バネ定数及び厚みの異なる複数層から構成される
ことが条件である。ベース吸音層の面密度が0.2〜
3.0kg/m2 、ベース吸音層の厚みが2〜200m
mである一方、ベース吸音層に対して厚みが薄くかつバ
ネ定数が小さい補助吸音層については、面密度が0.5
kg/m2 以下で、厚みは1〜30mmの範囲が良好で
ある。
【0016】また、バネ定数の小さい補助吸音層は、ベ
ース吸音層の表皮層側面、あるいはパネル側面のいずれ
か一方側、あるいは両面に設定することができる。更
に、本発明に係る垂直入射吸音率の平均値は、630〜
4000Hzの範囲で30〜90%(厚み20mm時)
である。
【0017】そして、本願発明に係る車両用防音材によ
れば、表皮層として、従来の重量の嵩む遮音層を廃止し
て、繊維集合体、あるいは発泡材、フィルム材を使用し
ているため、製品の軽量化を促進することができる。ま
た、表皮層を非通気状態、あるいは通気性を小さくすれ
ば、表皮層の膜振動又は共振作用により、全域、特に低
・中周波数域の騒音を有効に吸音することができる。
【0018】更に、表皮層の通気性を増加させることに
より、中・高周波数域の騒音を多孔質吸音機能により吸
音層とあいまって有効に吸音することができる。
【0019】加えて、吸音層は、複数の層から構成さ
れ、ベース吸音層に対して、それよりも厚みが薄く、面
密度、バネ定数が小さい補助吸音層をベース吸音層の両
面、あるいは片面に設けるという構成であるため、補助
吸音層をベース吸音層と表皮層との間に設ければ、表皮
層としての膜吸音機能、共振吸音機能をより向上させる
ことができ、低・中周波数域の騒音をより有効に吸音で
きる。
【0020】更に、パネル面側にバネ定数の小さい補助
吸音層を設定すれば、パネルからの低・中周波数域の振
動を軽減させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用防音材
の実施形態として、インシュレータダッシュに適用した
具体例について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0022】図1は本発明に係る車両用防音材をインシ
ュレータダッシュに適用した第1実施形態を示す全体
図、図2は同インシュレータダッシュの構成を示す概要
図、図3,図4は本発明に係る車両用防音材をインシュ
レータダッシュに適用した第2実施形態、第3実施形態
の積層構成を示す説明図である。
【0023】図1,図2を基に本発明の第1実施形態に
ついて説明する。図1において、エンジンルームEと車
室Rとを区画するダッシュパネル1の室内面側にインシ
ュレータダッシュ10が添装されており、インシュレー
タダッシュ10の下側表面には、フロアカーペット5が
ラップ状に敷設され、更に、インシュレータダッシュ1
0の上半部分は、インストルメントパネル6内に位置し
ている。尚、インストルメントパネル6には、図示しな
いクラッシュパット等が装着されている。
【0024】ところで、本発明を適用したインシュレー
タダッシュ10は、燃費効率及び取付作業性を高めるた
めに、製品重量を大幅に軽量化するとともに、軽量化し
ても充分な防音特性、特に、良好な吸音性能を維持する
ように構成されている。
【0025】すなわち、インシュレータダッシュ10
は、軽量化した表皮層20と、吸音層30(べースとな
る多孔質材からなるベース吸音層30Aと、それらの両
面、あるいは片面に積層される補助吸音層30B,30
Cの複数層からなる)から構成されていることが特徴で
ある。
【0026】そして、本発明の第1実施形態を適用した
インシュレータダッシュ10は、表皮層20、補助吸音
層30B、ベース吸音層30Aが製品表面側から順次積
層されて構成されている。
【0027】更に詳しくは、表皮層20は、従来の重量
の嵩む遮音層に替えて、軽量な素材を使用している。例
えば、オレフィン系、EPDM等の物質からなり、その
材質として、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチ
レン、ポリエステル等の発泡材、又はフィルム材を使用
するか、あるいはフエルト、PET繊維、紙類(パルプ
等)を繊維状にした繊維集合体を使用することもでき
る。面密度としては、特に数値を限定するものではない
が、好ましい面密度の範囲として0.005〜0.3k
g/m2 が良好であり、厚みは最大15mmとする。本
実施形態のように、吸音層30の全面に設けても良い
が、その一部のみに適用しても良く、また、吸音層30
の両面に設定することも可能である。
【0028】次いで、吸音層30の材質は、フエルト、
PET、紙類(パルプ等)を繊維状にした繊維集合体、
又はオレフィン系、EPDM等の多孔性物質(発泡材)
が使用でき、ベース吸音層30Aは、多孔質吸音機能を
得るため、その面密度は0.2〜3.0kg/m2 、厚
みは2〜200mmの範囲に設定されている。
【0029】一方、ベース吸音層30Aに付設する補助
吸音層30Bは、面密度、バネ定数がベース吸音層30
Aよりも小さく、面密度は、0.5kg/m2 以下で、
かつ厚みは1〜30mmの範囲が適切である。
【0030】そして、図1,図2に示すインシュレータ
ダッシュ10は、表皮層20として軽量素材を使用した
ため、製品重量を軽くでき、作業性、燃費効率の向上が
可能になるとともに、特に、表皮層20の通気特性を種
々変更することにより、所望の吸音性能を制御できる。
【0031】非通気状態、あるいは通気性が小さい場合
では、表皮層20の膜振動、あるいは共振性により低・
中周波数域(500〜2500Hz)の騒音を有効に吸
音できるとともに、表皮層20として通気性を備え、か
つ通気性を増加させることにより、多孔質吸音機能が得
られ、中・高周波数域(800〜4000Hz)の騒音
を有効に吸音できるなど、狙いの騒音の周波数域のチュ
ーニングが可能になる。従って、車により性能向上した
い周波数が異なるため、その車の狙いとなる周波数に応
じ、吸音特性を適宜変更することが可能となる。
【0032】更に、吸音層30として、ベース吸音層3
0Aと表皮層20との間に面密度、バネ定数が小さく、
かつ薄肉の補助吸音層30Bを設けた2層構造の吸音層
30とすることで、特に、表皮層20の膜吸音機能、あ
るいは共振吸音機能が有効に作用するため、表皮層20
のもつ吸音性能をより高めることができる。
【0033】次いで、第1実施形態におけるインシュレ
ータダッシュ10の防音メカニズムについて、図2
(b)を基に説明する。すなわち、ダッシュパネル1か
らの入射音F1は、ベース吸音層30Aで減衰され、吸
音材内部音F2となり、更に、補助吸音層30B、表皮
層20を通じて車室内側に透過音F3として伝播され
る。
【0034】また、車室内側からの放射音F4は、表皮
層20を通じて再度、吸音層30A,30B内に吸音さ
れ、反射音F5は非常に小さいものとなる。従って、室
内音Fは、F=F3+F5であり、ベース吸音層30A
と表皮層20との間に柔らかい材料の補助吸音層30B
を介装することで、表皮層20の振動を減衰させ、及び
ベース吸音層30Aから表皮層20への振動伝達を減少
させることになり、結果的に反射音F5を小さく制御で
き、低・中周波数域の反射音を減少させることができ
る。
【0035】次に、図3は、本発明の第2実施形態を示
すもので、この第2実施形態におけるインシュレータダ
ッシュ10は、表皮層20と、2層の吸音層30A,3
0Cとから構成されており、多孔質吸音機能を有するベ
ース吸音層30Aとダッシュパネル1との間に面密度、
バネ定数が小さく、かつ薄肉の補助吸音層30Cを介装
した構成である。
【0036】従って、ダッシュパネル1から透過した騒
音のうち、特に低域振動を補助吸音層30Cにより軽減
させることができるため、低周波数域の騒音に対する吸
音性能を向上させることができる。
【0037】更に、第2実施形態におけるインシュレー
タダッシュ10の防音メカニズムについて、図3(b)
を基に説明する。すなわち、ダッシュパネル1からの入
射音F1は、補助吸音層30C、ベース吸音層30Aで
減衰され、吸音材内部音F2となる。そして、表皮層2
0を通じて車室内側に透過音F3として伝播される。
【0038】このとき、ダッシュパネル1とベース吸音
層30Aへの振動伝達を小さくでき、吸音材内部音F2
を小さく制御できる。また、車室内側からの放射音F4
は、表皮層20を通して再度ベース吸音層30Aに吸音
され、一部は反射音F5として室内に反射される。
【0039】従って、室内音FはF=F3+F5であ
り、吸音材内部音F2を抑えることができるため、透過
音F3を小さくでき、特に、低周波数域の振動を有効に
減衰させることができる。
【0040】次いで、図4に示すように、第3実施形態
におけるインシュレータダッシュ10は、ベースとなる
吸音層30Aの両面にそれぞれベース吸音層30Aより
面密度、バネ定数が小さく、かつ厚みの薄い2層の補助
吸音層30B,30Cを積層した3層構造の吸音層30
A,30B,30Cを使用した構成である。
【0041】従って、第3実施形態におけるインシュレ
ータダッシュ10においては、ベース吸音層30Aの表
皮層20と接する面側に面密度、バネ定数の小さい補助
吸音層30Bを積層することで、表皮層20のもつ吸音
性能をより発揮させることができるとともに、ベース吸
音層30Aのダッシュパネル1と接する面側に面密度、
バネ定数の小さい補助吸音層30Cを介装することで、
ダッシュパネル1からの特に低周波数域の振動を抑える
ことができるため、透過音F3と反射音F5の双方を小
さくできることから吸音性能をより高めることができ
る。
【0042】また、以上説明した第1実施形態乃至第3
実施形態の構成は、いずれもダッシュパネル1に添装さ
れるインシュレータダッシュ10に適用したものである
が、エンジンルーム内に設けられる防音材や、トランク
ルーム、ラゲージルーム内に設けられる防音材、あるい
はフロアカーペットに適用することもできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る車両用
防音材は、表皮層として、従来の重量の嵩む遮音層に替
えて、発泡材表皮、フィルム材表皮、あるいは繊維集合
体を材料としたため、防音材の軽量化を図ることがで
き、燃費効率の向上及び車体パネルへの取付作業性を高
めることができるという効果を有する。
【0044】更に、本発明に係る車両用防音材は、表皮
層として発泡材表皮、フィルム材表皮、あるいは繊維集
合体からなる表皮を使用したため、非通気状態、あるい
は通気性がほとんどない状態にして、膜振動吸音機能、
あるいは共振吸音機能を達成することができるととも
に、通気性を備え、かつ通気性を増大させることによ
り、多孔質吸音機能をもたせることができるため、低周
波数域から高周波数域のあらゆるレベルの騒音を有効に
吸音できるという効果を有する。
【0045】加えて、本発明に係る車両用防音材は、吸
音層として、多孔質機能をもつベース吸音層の一面、あ
るいは両面にベース吸音層より面密度、バネ定数が小さ
く、かつ厚みの薄い補助吸音層を付設した多層構造の吸
音層を使用したため、表皮層が備える膜振動吸音機能、
共振吸音機能をより有効に作用させることができるとと
もに、車体パネルから透過する低周波数域の騒音をより
有効に吸音できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用防音材をインシュレータダ
ッシュに適用した第1実施形態を示す全体図である。
【図2】(a)図1に示すインシュレータダッシュの要
部断面図、(b)同インシュレータダッシュの防音メカ
ニズムを示す説明図である。
【図3】(a)本発明に係る車両用防音材をインシュレ
ータダッシュに適用した第2実施形態の概略構成を示す
要部断面図、(b)同インシュレータダッシュの防音メ
カニズムを示す説明図である。
【図4】本発明に係る車両用防音材をインシュレータダ
ッシュに適用した第3実施形態の概略構成を示す要部断
面図である。
【図5】インシュレータダッシュの設置箇所を示す説明
図である。
【図6】従来のインシュレータダッシュの構成を示す全
体図である。
【符号の説明】
1 ダッシュパネル 5 フロアカーペット 6 インストルメントパネル 10 インシュレータダッシュ 20 表皮層 30 吸音層 30A ベース吸音層 30B 補助吸音層 30C 補助吸音層 F 室内音 F1 入射音 F2 吸音材内部音 F3 透過音 F4 放射音 F5 反射音
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA04 CA05 DA03 DA10 DA22 3D023 AD06 BA02 BA03 BB17 4F100 AK01A AR00B AR00C BA03 BA07 BA10A BA10C BA26 DG06A DJ01A GB32 HB00A JA13B JA13C JD01A JH01 JH01B JH01C JK07B JK07C 5D061 AA22 AA26 BB01 BB21 BB24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネル(1)の室内面側に取り付け
    られる車両用防音材(10)であって、この防音材(1
    0)は発泡材、フィルム材、あるいは繊維集合体からな
    る表皮層(20)と、発泡材、あるいは繊維集合体から
    なり、面密度、バネ定数及び厚みが異なる複数の吸音層
    (30)とから構成されていることを特徴とする車両用
    防音材。
  2. 【請求項2】 吸音層(30)は、ベース吸音層(30
    A)と、このべース吸音層(30A)と表皮層(20)
    との間に位置し、ベース吸音層(30A)より面密度、
    バネ定数が小さく薄肉の補助吸音層(30B)とから構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用
    防音材。
  3. 【請求項3】 吸音層(30)は、ベース吸音層(30
    A)と、ベース吸音層(30A)と車体パネル(1)と
    の間に位置し、上記ベース吸音層(30A)より面密
    度、バネ定数が小さく薄肉の補助吸音層(30C)とか
    ら構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の車両用防音材。
  4. 【請求項4】 表皮層(20)は、非通気状態から高い
    通気性を備えた状態まで選択でき、膜振動による低・中
    周波数域の吸音機能と、多孔質の中・高周波数域の吸音
    機能を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の車両用防音材。
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