JPH11217051A - 自動車用内装材 - Google Patents

自動車用内装材

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JPH11217051A
JPH11217051A JP2188998A JP2188998A JPH11217051A JP H11217051 A JPH11217051 A JP H11217051A JP 2188998 A JP2188998 A JP 2188998A JP 2188998 A JP2188998 A JP 2188998A JP H11217051 A JPH11217051 A JP H11217051A
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JP
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interior material
gas
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automobile
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JP2188998A
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English (en)
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Toshiki Araga
俊貴 荒賀
Masahito Imamura
優仁 今村
Toshiyuki Nakamura
利幸 中村
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HAYASHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
HAYASHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低周波数域において吸音率が高く、広い周波
数域で防音効果が高い自動車用内装材を実現する。 【解決手段】 鋼板パネル1の、乗員室側となる面に気
体包含層2が積層され、気体包含層2の、鋼板パネル1
側と反対側の面に重質層3が積層される。気体包含層2
および重質層3から自動車用内装材6が構成されてい
る。乗員室側からみて重質層3の裏側に、背後空気層と
なる気体包含層2が設けられたことにより、低い周波数
域を含む広い周波数域で吸音率が高くなる。また、重質
層3と鋼板パネル1との間に気体包含層2が設けられ、
中空二重構造が形成されるので、音波の透過損失量が増
加し、遮音性が向上する。さらに、気体包含層2が設け
られたことにより自動車用内装材6のばね係数が小さく
なり、振動遮断特性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の乗員室内
に敷設することによって乗員室内の静粛性を高める自動
車用内装材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より乗用自動車のボディは、鋼板を
組み合わせ溶接することにより作製されている。そのボ
ディの内部には、乗員を収容する乗員室(キャビン)が
備えられている。一般的な乗員室では、乗員室を構成す
る鋼板パネルの乗員室側の面全体が内装材によって被覆
されて装飾されている。例えば、鋼板の乗員室側の面に
敷設される内装材として、天井にヘッドライナーが、ド
アにドアトリムが、フロアにフロアカーペットが敷設さ
れている。内装材の材質としては布質または樹脂質のも
のが用いられている。また、内装材は、その内装材の敷
設個所に合わせて成形されて、クリップなどを用いてボ
ディに取り付けられる。あるいは、内装材は未成形のま
ま、クリップなどを用いてボディに取り付けられる。
【0003】乗用自動車において内装材を敷設する第1
の目的は、乗員室の内壁を装飾することにある。第2の
目的は、乗員室内の静粛性および防音性を高めることに
ある。自動車の走行時では、騒音のほとんどが乗員室の
外部で発生し、発生した騒音がボディの鋼板パネルを通
して乗員室内に侵入する。乗員室の外部で発生する騒音
としては、エンジンノイズ、ロードノイズ、風切り音な
どが挙げられる。鋼板パネルのみで、乗員室の外部から
の侵入音を遮音することは不可能であり、また乗員室内
に侵入した音波は剛直の鋼板で反射され、鋼板に対して
吸音はほとんど期待できない。従って、乗員室内に自動
車用内装材を敷設することによって、乗員室の外部から
の騒音に対する遮音性および吸音性が補われている。
【0004】従来より、上記のような内装材の防音性を
高めるための提案がなされてきた。特に、内装材の表皮
層と鋼板パネルとの間に配置される防音材に対して様々
な提案がなされてきた。例えば、フロアカーペットとし
ては、特公平6−2988号公報に示されたものがあ
る。そのフロアカーペットでは、カーペット層の下に重
質層が配設されており、その重質層の下に、異なる流れ
抵抗を有する複数の弾性体層が配設されている。そし
て、質量−弾性体系の共振周波数から求まる値に応じ
て、それぞれの弾性体層の積層順番が設定される。
【0005】天井のヘッドライナーとしては、特開昭6
1−64586号公報に示されるものがある。そのヘッ
ドライナーでは、車体を構成するパネルの乗員室側に、
そのパネルと離間して多孔質の吸音材が設けられてい
る。それと共に、この吸音材とパネルとの間に周縁部を
吸音材と接合する一方、非接合部において吸音材と離間
するよう気密性を有するシートが配設されて吸音材とシ
ートとの間に空気室が形成されている。
【0006】パッケージトレイとしては、特開平6−3
12637号公報に示されるものがある。このパッケー
ジトレイは、リヤパーセルパネル上に略水平状態に敷設
された自動車リヤパーセルシェルフと、リヤパーセルパ
ネルの表面および、自動車リヤパーセルシェルフの表皮
材の裏面で形成された空間に配置された軟質の緩衝材と
から構成されている。そして、緩衝材とリヤパーセルパ
ネルとが密着されている。
【0007】図15は、通常用いられる従来の自動車用
内装材の吸音性を示す図である。図15では、横軸が音
の周波数(Hz)であり、縦軸が吸音率(%)である。
ここでは、JIS−A−1405による垂直入射吸音測
定が行われている。音波の、自動車用内装材への入射方
向は、鋼板パネルに内装材が敷設された状態において乗
員室の外部から乗員室内に向かう方向である。
【0008】図16は、従来の自動車用内装材の遮音性
を示す図である。図16では、横軸が音の周波数(H
z)であり、縦軸が透過損失(dB)である。ここで
は、2つの無響室を向き合わせると共に、その隔壁に試
料を取り付け、一方の無響室の音源での出力を他方の無
響室で集音し、出力と入力の比で評価する無響室−無響
室系の透過損失測定が行われている。
【0009】図17は、従来の自動車用内装材の振動遮
断特性を示す図である。ここでは、パネル加振法が用い
られており、400×500mmの鋼板上に試料を載置
し、種々の周波数の振動入力を与えた場合の、入力振動
の加速度X0と試料上での加速度X2との比で評価されて
いる。この場合、値が小さいほど振動遮断性が優れる。
図17では、横軸が音の周波数(Hz)であり、縦軸
が、入力振動の加速度X0と試料上での加速度X2との
比、X2/X0(dB)である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車用内装材を鋼板パネル敷設した場合、図15に示
されるように、低周波数域で吸音率が小さく、十分な防
音効果が得られないという問題点がある。また、図17
に示されるように、振動遮断特性に関しては、共振周波
数f1の付近の周波数で振動を十分に遮断することがで
きず、その周波数域では十分な防音効果を得ることがで
きない。
【0011】本発明の目的は、低周波数域において吸音
率が高く、広い周波数域で防音効果が高い自動車用内装
材を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動車の乗員室内に敷設して前記乗員室
内の静粛性を高める自動車用内装材であって、乗員室を
構成する鋼板パネルの乗員室側の面に積層された気体包
含層と、気体包含層の、鋼板パネル側と反対側の面側に
積層された重質層とから構成されている。
【0013】上記の発明では、鋼板パネルの乗員室側の
面に気体包含層が積層され、気体包含層の、鋼板パネル
側と反対側の面側に重質層が積層されていることによ
り、広い周波数域にわたって防音性が向上する。その理
由は、以下で説明することによる。
【0014】第1に、重質層の鋼板パネル側に気体包含
層が配置され、乗員室側からみて重質層の裏側に気体包
含層が配置されているので、重質層の裏側に背後空気層
が設けられた構造となり、図3に示すように低い周波数
域を含む広い周波数域において吸音率が高く。また、気
体包含層の厚みを変えるなどして共振点をチューニング
することができるため、より低い周波数から吸音性を高
めることができる。あるいは、防音性に有利な任意の周
波数に膜振動のピークをずらすこともできる。
【0015】第2に、重質層と鋼板パネルとの間に気体
包含層が設けられ、中空二重構造が形成されるので、音
波の透過損失量が増加し、遮音性が向上する。図4に示
すように、広い周数帯域にわたって透過損失上がる。
【0016】第3に、気体包含層が設けられたことによ
りばね係数が小さくなり、振動遮断特性が向上する。気
体包含層の固有振動周波数は、重質層などと比べて小さ
く、振動伝達特性の減衰量が大きくなることによる。図
5に示すように、ばね係数が小さくなることにより、共
振周波数f2が下がり、広い周波数範囲にわたって振動
遮断性が向上する。
【0017】以上で説明した、吸音性、遮音性および振
動遮断特性の組み合わせ効果により、自動車用内装材の
総合的な防音性が向上する。
【0018】さらに、気体包含層と重質層との間に緩衝
材層が積層されている。これにより、緩衝材層の厚みに
より気体包含層と重質層との間があき、自動車用内装材
の共振点が下がる。また、緩衝材層によって、気体包含
層が熱や外力から保護される。
【0019】さらに、鋼板パネルと重質層との間に気体
包含層が複数積層されており、複数の気体包含層の共振
周波数がそれぞれ異なっていることが好ましい。これに
より、自動車用内装材の共振周波数域の幅が大きくな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態の自動車用内
装材を示す断面図である。本実施形態の自動車用内装材
は、図1に示すように、自動車の乗員室を構成する鋼板
パネル1の乗員室側の面に積層された気体包含層2およ
び重質層3から構成されている。鋼板パネル1の、乗員
室側となる面に、気体包含層2が積層され、気体包含層
2の、鋼板パネル1側と反対側の面に、重質層3が積層
されている。従って、鋼板パネル1の乗員室側の面上に
は、乗員室の外部から乗員室内に入射する音波の進行方
向に、気体包含層2および重質層3がこの順番で積層さ
れている。
【0022】重質層3は、密度の高い樹脂シート、また
はカーペットや不織布などのファブリック表皮に重質樹
脂シートを積層ないし裏打ちしたものである。重質層3
の単位面積当たりの質量は500g/m2以上であるこ
とが好ましく、特に1000g/m2以上であることが
最も好ましい。
【0023】気体包含層2は、対向する2枚の樹脂フィ
ルムの間に気体を閉じ込めたものであり、閉じ込める気
体を複数の小分室に区切って封入することが好ましい。
2枚の樹脂フィルムの間に気体を閉じ込める際、それら
2枚の樹脂フィルムの縁部同士を接着する。あるいは、
閉じ込める気体を複数の小分室に区切る場合、2枚の樹
脂フィルムの間に小分室が形成されるように、2枚の樹
脂フィルムの、対向する面同士を部分的に接着して2枚
の樹脂フィルムの間に気体を閉じ込める。また、ブロー
成形などによって内部を中空にした樹脂を、2枚の樹脂
フィルムの代わりに気体包含層として用いることも可能
である。気体包含層2の厚みは4mm以上であることが
好ましい。この気体包含層2は、鋼板パネル1の面全体
に積層されていても、防音性の向上が得られる特定の部
位のみに積層されていてもよい。
【0024】図2は、図1に示した自動車用内装材が敷
設される、自動車の鋼板パネルの部位を示す図である。
鋼板パネルの、自動車用内装材が敷設される部位として
は、図2に示すように、乗員室フロア21、ダッシュ2
2、リヤトレイ23、ドア24、シートバック25、ラ
ッゲージフロア26、ピラー27、ルーフ28、ラッゲ
ージサイド29が挙げられる。
【0025】図1に示した自動車用内装材の優れた防音
性能は、吸音性、遮音性および振動遮断特性の組み合わ
せ効果によって得られる。本実施形態の自動車用内装材
では、前述したように、重質層3の鋼板パネル1側の面
に気体包含層2が配置され、乗員室側からみて重質層2
の裏側に背後空気層が設けられたことになる。このよう
に、表皮層を構成する重質層2の裏側に、背後空気層と
しての気体包含層が設けられた構造は、内装材の吸音性
の向上に有利である。また、本実施形態の自動車用内装
材のように、気体包含層2が2枚の樹脂フィルムで構成
されている場合、樹脂フィルムに膜振動が生じ、樹脂フ
ィルムで構成されていない場合と比較してさらに吸音性
が向上する。
【0026】図3は、図1に示した自動車用内装材の吸
音性を示す図である。図3では、横軸が音の周波数(H
z)であり、縦軸が吸音率(%)である。ここでは、J
IS−A−1405による垂直入射吸音測定を行った。
音波の、自動車用内装材への入射方向は、乗員室の外部
から乗員室内に向かう方向であり、図1において矢印A
に示される方向である。
【0027】図3に示すように、本実施形態の自動車用
内装材を用いることにより、従来品の場合と比較して、
低周波数の領域から吸音性が高められている。また、気
体包含層2の厚みを変えるなどして膜振動の共振点Pを
チューニングできるため、より低周波数から吸音性を高
めることができる。防音性に有利な任意の周波数に、膜
振動のピークをずらすこともできる。
【0028】また、本実施形態の自動車用内装材では、
重質層3と鋼板パネル1との間に気体包含層2が設けら
れたことで、中空二重壁構造が形成されている。このよ
うな中空二重壁構造では、音波の透過損失量が増加し、
遮音性が向上する。
【0029】図4は、図1に示した自動車用内装材の遮
音性を示す図である。図4では、横軸が音の周波数(H
z)であり、縦軸が透過損失(dB)である。ここで
は、2つの無響室を向き合わせると共に、その隔壁に試
料を取り付け、一方の無響室の音源での出力を他方の無
響室で集音し、出力と入力の比で評価する無響室−無響
室系の透過損失測定を行った。図4に示すように、従来
品と比較して、広い周波数範囲にわたって透過損失が増
加している。
【0030】さらに、本実施形態の自動車用内装材で
は、気体包含層2が設けられたことでばね係数が小さく
なり、振動遮断性能が向上する。気体包含層2の固有振
動周波数は4〜20Hzと小さく、自動車用内装材の振
動伝達特性の減衰量が大きくなる。
【0031】図5は、図1に示した自動車用内装材の振
動遮断特性を示す図である。ここでは、パネル加振法が
用いられており、400×500mmの鋼板上に試料を
載置し、種々の周波数の振動入力を与えた場合の、入力
振動の加速度X0と試料上での加速度X2との比で評価す
る。この場合、値が小さいほど振動遮断性が優れる。図
5では、横軸が音の周波数(Hz)であり、縦軸が、入
力振動の加速度X0と試料上での加速度X2との比、X2
/X0(dB)である。ここで、自動車用内装材の質量
をMとし、自動車用内装材のばね係数をKとすると、共
振周波数fは下記の式から求められる。
【0032】
【数1】 ばね係数Kが小さくなると共振周波数fが下がる。従っ
て、本実施形態の自動車用内装材のばね係数が従来のも
のよりも小さくなったことにより、図5に示すように、
本実施形態での共振周波数f2は従来品の共振周波数f1
よりも下がり、広い周波数範囲にわたって振動遮断特性
が向上する。
【0033】図6および図7は、図1に示した自動車用
内装材の変形例を示す断面図である。図6に示される自
動車用内装材では、気体包含層2と重質層3との間に緩
衝材層4が形成されており、気体包含層2、緩衝材層4
および重質層3から自動車用内装材が構成されている。
このような自動車用内装材が適するのは、特に共振点を
低い周波数側に下げたい場合である。重質層3と気体包
含層2との間隔を10mm以上あけることにより、共振
点を下げる効果が大きくなる。また、気体包含層2上に
緩衝材層4が積層されたことで、緩衝材層4によって気
体包含層2が外部の熱や外力から保護される。この自動
車用内装材では、鋼板パネル1上に気体包含層2および
緩衝材層4がこの順番で積層されているが、気体包含層
2と緩衝材層4との積層順序が逆で、鋼板パネル1上に
緩衝材層4、気体包含層2および重質層3がこの順番で
積層されていてもよい。このように自動車用内装材を構
成することによっても、共振点を低い周波数側に下げる
ことができる。
【0034】緩衝材層4の材質としては、フェルトまた
は樹脂発砲体を用いることが好ましい。フェルトの場
合、綿フェルトまたは合繊フェルトにバインダーおよび
低融点繊維を加えて成形したもの、あるいは未成形のま
まのものを用いる。樹脂発砲体の場合、ウレタン樹脂発
砲体、オレフィン系樹脂発砲体または塩化ビニル樹脂発
泡体うちのいずれかを用いる。緩衝材層4の厚さとして
適するのは2〜20mmの範囲であり、緩衝材層4の密
度としては、0.005〜0.5g/cm3の範囲が適
する。また、気泡包含層2の樹脂フィルムの厚さとして
適するのは、5〜300μmの範囲である。
【0035】図7に示される自動車用内装材では、鋼板
パネル1と重質層3との間に気体包含層2aおよび2b
が鋼板パネル1側からこの順番で積層されており、気体
包含層1aおよび2bと、重質層3とから自動車用内装
材が構成されている。このような自動車用内装材が適す
るのは、共振周波数域の幅を大きくしたい場合である。
この場合、異なる共振周波数を有し、かつ、互いの共振
周波数の差が小さい気体包含層2aおよび2bを隣接さ
せることにより、自動車用内装材の共振周波数域の幅が
大きくなる。また、気体包含層2aと気体包含層2bと
の共振周波数が同じであってもよく、同じ共振周波数を
有する気体包含層を複数積層することによって自動車用
内装材のばね係数を変えることができる。この自動車用
内装材は、図6に示したものと比較して、軽量化を図る
ことができる。
【0036】鋼板パネル1と重質層3との間に気泡包含
層を2層以上積層する場合、気泡包含層同士の接合は接
着または溶着など任意である。また、この場合、それぞ
れの気泡包含層の厚さの比率は、防音性が向上するよう
に、要求される低減させたい周波数域に応じて共振周波
数が位置するように設定する。
【0037】
【実施例】以下、本発明の第1〜第3の実施例の効果に
ついて、比較例を用いて説明する。
【0038】図8は、本発明の第1の実施例の自動車用
内装材を示す断面図である。第1の実施例の自動車用内
装材は、図2に示したドア24の部位に対応するドアパ
ネルに敷設されている。図8に示すように、第1の実施
例の自動車用内装材が敷設されるドアパネルは外側パネ
ル31aおよび内側パネル31bから構成されており、
外側パネル31aおよび内側パネル31bの縁部同士が
溶接により接合されている。内側パネル31bの、乗員
室側となる面に気体包含層32が積層され、気体包含層
32の乗員室側の面に緩衝材層34が積層されている。
この緩衝材層34の乗員室側の面、および内側パネル3
1bの乗員室側の面を覆うドアトリム33が内側パネル
31bに取り付けられている。そのドアトリム33が、
図1、図6および図7に示した重質層3に相当する。こ
れにより、緩衝材層34の乗員室側の面に重質層として
のドアトリム33が積層されることで、気体包含層3
2、緩衝材層34およびドアトリム33から第1の実施
例の自動車用内装材が構成されている。ドアトリム33
はポリプロピレンにより成形されている。
【0039】図9は、本発明の第2の実施例の自動車用
内装材を示す断面図である。第2の実施例の自動車用内
装材は、図2に示したシートバック25の部位に対応す
るリヤパーセルパネルに敷設されている。図9に示すよ
うに、第2の実施例の自動車用内装材は、鋼板パネルで
あるリヤパーセルパネル41の、乗員室側となる面に積
層された気体包含層42と、気体包含層42の乗員室側
の面に積層された緩衝材層44と、緩衝材層44の乗員
室側の面に積層されたリヤシートバックボード45とか
ら構成されている。リヤシートバックボード45はリヤ
シート43のリヤパーセルパネル41側の面に備えられ
たものであり、リヤシートバックボード45が、図1、
図6および図7に示した重質層3に相当している。
【0040】図10は、本発明の第3の実施例の自動車
用内装材を示す断面図である。第3の実施例の自動車用
内装材は、図2に示したラッゲージフロア26の部位に
対応するラッゲージフロアパネルに敷設されている。図
10に示すように、第3の実施例の自動車用内装材が敷
設される鋼板パネルとしてのラッゲージフロアパネル5
1には、スペアタイヤ収納用凹部55が形成されてい
る。スペアタイヤ収納用凹部55の開口部は蓋56によ
って塞がれている。ラッゲージフロアパネル51および
蓋56の、乗員室側となる面に気体包含層52が積層さ
れ、気体包含層52の乗員室側の面に緩衝材層54が積
層されている。さらに、緩衝材層54の乗員室側の面に
フロアマット53が積層されており、このフロアマット
53が、図1、図6および図7に示した重質層3に相当
する。従って、第3の実施例の自動車用内装材は、気体
包含層52、緩衝材層54およびフロアマット53から
構成されている。
【0041】上記の気体包含層32,42,52の厚み
は全て10mmである。また、気体包含層32,42,
52としては、厚さ20μmの2枚のポリエチレン樹脂
フィルムの間に気体を複数の小分室に分割して封入した
ものを用いており、株式会社ジェイエスピー社製の緩衝
材♯101を用いた。
【0042】また、緩衝材層34,44,54は、厚み
10mmのフェルトで構成されている。緩衝材層44お
よび54は、一枚のフェルトが平らに敷かれることによ
り構成されている。緩衝材層34,44,54のフェル
トとしてはポリエステル繊維フェルトを用いており、そ
の密度は0.015g/cm3である。
【0043】上記の第1〜第3の実施例をそれぞれ評価
するために、3つの比較例を用いた。第1の実施例を評
価するための比較例1としては、図8に示した第1の実
施例において気体包含層32がなく、気体包含層32の
代わりに、緩衝材層34と同じフェルトからなる厚さ1
0mmの緩衝材層が形成されたものを用いた。従って、
比較例1では、内側パネルの乗員室側の面に厚さ20m
mの緩衝材層が積層され、その緩衝材層の乗員室側の面
にドアトリムが積層されている。
【0044】第2の実施例と評価するための比較例2と
しては、図9に示した第2の実施例において気体包含層
42がなく、気体包含層42の代わりに、緩衝材層44
と同じフェルトからなる厚さ10mmの緩衝材層が形成
されたものを用いた。従って、比較例2では、リヤパー
セルパネルの乗員室側の面に厚さ20mmの緩衝材層が
積層され、その緩衝材層の乗員室側の面にリヤシートバ
ックボードが積層されている。
【0045】第3の実施例と評価するための比較例3と
しては、図10に示した第3の実施例において気体包含
層52がなく、気体包含層52の代わりに、緩衝材層5
4と同じフェルトからなる厚さ10mmの緩衝材層が形
成されたものを用いた。従って、比較例3では、ラッゲ
ージフロアパネルの乗員室側の面に厚さ20mmの緩衝
材層が積層され、その緩衝材層の乗員室側の面にフロア
マットが積層されている。
【0046】上記の第1〜第3の実施例、および比較例
1〜3の構成を表1にまとめた。
【0047】
【表1】 上述した第1〜第3の実施例、および比較例1〜3の自
動車用内装材の、吸音性、遮音性および振動遮断特性を
合わせた総合的な防音特性を、シャーシダイナモを用い
て評価した。
【0048】図11は、図8、図9および図10に示し
た自動車用内装材、および比較例1〜3の車内騒音レベ
ルを測定するための装置を示す図である。図11に示す
ように、音響的に外部と隔離された無響室73内に試験
車両74をおき、この無響室73内に設置された、シャ
ーシダイナモのドラム71および72上に試験車両74
を載せて、エンジンをアイドリング状態にした状態でド
ラム71および72を回転する。この際、発生する音は
主にドラムとタイヤとの間で発生するロードノイズや、
エンジンの回転によって発生するエンジンノイズであ
り、車体の鋼板パネルの振動が、乗員室内の自動車用内
装材を経て乗員室の内部に到達する。ここで、試験車両
74の乗員室内にはマイク75が備えられており、乗員
室の外部から乗員室内に侵入する音波がマイク57によ
って検出される。
【0049】従来の自動車用内装材が敷設された試験車
両(4ドアハードトップ車)において、第1〜第3の実
施例および比較例1〜3のうちの、いずれか1つの自動
車用内装材のみを従来のものと交換して、乗員室内での
各周波数の車内騒音レベル(dBA)をマイク75によ
り測定した。第1の実施例および比較例1の自動車用内
装材を用いて測定する場合、ドア4枚全てに自動車用内
装材を敷設して測定を行った。
【0050】図12は、第1の実施例および比較例1の
自動車用内装材を用いた場合の車内騒音レベルを測定し
た結果を示す図である。図13は、第2の実施例および
比較例2の自動車用内装材を用いた場合の車内騒音レベ
ルを測定した結果を示す図であり、図14は、第3の実
施例および比較例3の自動車用内装材用いた場合の車内
騒音レベルの測定結果を示す図である。図12、図13
および図14のそれぞれに示されるように、それぞれの
実施例の自動車用内装材を用いた場合では、空気包含層
がない比較例と比較して、広い周波数域にわたって車内
騒音レベルが低下している。従って、それぞれの実施例
の自動車用内装材を用いることにより、乗員室内の防音
性が向上する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、鋼板パネ
ルの乗員室側の面に気体包含層が積層され、気体包含層
の、鋼板パネル側と反対側の面側に重質層が積層された
ことにより、気体包含層がない場合と比較して、吸音
性、遮音性および振動遮断特性のそれぞれが向上し、そ
れらの組み合わせ効果で広い周波数域において防音特性
が向上する。その結果、乗員室内の騒音レベルを総合的
に引き下げることができるという効果がある。
【0052】また、気体包含層と重質層との間に緩衝材
層を積層したり、鋼板パネルと重質層との間に、共振周
波数が異なる複数の気体包含層を積層したりすることに
より、乗員室内の騒音レベルをさらに引き下げることが
できるという効果がある。
【0053】さらに、気体包含層の厚みを変えたり、複
数の気体包含層を積層したりして、自動車用内装材のば
ね係数を変化させることができるので、乗員室内の騒音
レベルを引き下げたい周波数域で防音効果が得られるよ
うにチューニングをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の自動車用内装材を示す断
面図である。
【図2】図1に示した自動車用内装材が敷設される、自
動車の鋼板パネルの部位を示す図である。
【図3】図1に示した自動車用内装材の吸音性を示す図
である。
【図4】図1に示した自動車用内装材の遮音性を示す図
である。
【図5】図1に示した自動車用内装材の振動遮断特性を
示す図である。
【図6】図1に示した自動車用内装材の変形例を示す断
面図である。
【図7】図1に示した自動車用内装材の変形例を示す断
面図である。
【図8】本発明の第1の実施例の自動車用内装材を示す
断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例の自動車用内装材を示す
断面図である。
【図10】本発明の第3の実施例の自動車用内装材を示
す断面図である。
【図11】図8、図9および図10に示した自動車用内
装材、および比較例1〜3の車内騒音レベルを測定する
ための装置を示す図である。
【図12】図8に示した自動車用内装材、および比較例
1の自動車用内装材を用いた場合の車内騒音レベルの測
定結果を示す図である。
【図13】図9に示した自動車用内装材、および比較例
2の自動車用内装材を用いた場合の車内騒音レベルの測
定結果を示す図である。
【図14】図10に示した自動車用内装材、および比較
例3の自動車用内装材を用いた場合の車内騒音レベルの
測定結果を示す図である。
【図15】従来の技術による自動車用内装材の吸音性を
示す図である。
【図16】従来の技術による自動車用内装材の遮音性を
示す図である。
【図17】従来の技術による自動車用内装材の振動遮断
特性を示す図である。
【符号の説明】
1 鋼板パネル 2、2a、2b、32、42、52 気体包含層 3 重質層 4、34、44、54 緩衝材層 6 自動車用内装材 21 乗員フロア 22 ダッシュ 23 リヤトレイ 24 ドア 25 シートバック 26 ラッゲージフロア 27 ピラー 28 ルーフ 29 ラッゲージサイド 31a 外側鋼板パネル 31b 内側鋼板パネル 33 ドアトリム 41 リヤパーセルパネル 43 リヤシート 45 リヤシートバックボード 51 ラッゲージフロアパネル 53 フロアマット 55 スペアタイヤ収納用凹部 56 蓋 71、72 ドラム 73 無響室 74 試験車両 75 マイク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の乗員室内に敷設して前記乗員室
    内の静粛性を高める自動車用内装材であって、 前記乗員室を構成する鋼板パネルの前記乗員室側の面に
    積層された気体包含層と、該気体包含層の、前記鋼板パ
    ネル側と反対側の面側に積層された重質層とから構成さ
    れている自動車用内装材。
  2. 【請求項2】 前記気体包含層が、2枚の樹脂フィルム
    の間に気体を複数の小分室に分割して封入して成るもの
    である請求項1に記載の自動車用内装材。
  3. 【請求項3】 前記気体包含層と前記重質層との間に緩
    衝材層が積層されている請求項1または2に記載の自動
    車用内装材。
  4. 【請求項4】 前記鋼板パネルと前記重質層との間に前
    記気体包含層が複数積層されている請求項1または2に
    記載の自動車用内装材。
  5. 【請求項5】 複数の前記気体包含層の共振周波数がそ
    れぞれ異なっている請求項4に記載の自動車用内装材。
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