JP2003019930A - 自動車用吸音タイプ防音材 - Google Patents
自動車用吸音タイプ防音材Info
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- JP2003019930A JP2003019930A JP2001206725A JP2001206725A JP2003019930A JP 2003019930 A JP2003019930 A JP 2003019930A JP 2001206725 A JP2001206725 A JP 2001206725A JP 2001206725 A JP2001206725 A JP 2001206725A JP 2003019930 A JP2003019930 A JP 2003019930A
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- absorbing layer
- sound
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- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/08—Insulating elements, e.g. for sound insulation
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/06—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
- B32B27/08—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K11/00—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量軽減ができるとともに、車室内騒音を低
減する顕著な効果がある自動車用吸音タイプ防音材を提
供する。 【解決手段】 第一吸音層3と中間層4と第二吸音層5
とからなる3層構造であって、第一吸音層と第二吸音層
はフェルト,グラスウール等の繊維材またはウレタンフ
ォーム等の発泡性合成樹脂材からなり、中間層は目付が
10〜200g/m2で、通気度が3〜35cc/cm
2/secの不織布からなる。
減する顕著な効果がある自動車用吸音タイプ防音材を提
供する。 【解決手段】 第一吸音層3と中間層4と第二吸音層5
とからなる3層構造であって、第一吸音層と第二吸音層
はフェルト,グラスウール等の繊維材またはウレタンフ
ォーム等の発泡性合成樹脂材からなり、中間層は目付が
10〜200g/m2で、通気度が3〜35cc/cm
2/secの不織布からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車室内を
静かにするために車室内床面等に設けられる自動車用吸
音タイプ防音材に関するものである。
静かにするために車室内床面等に設けられる自動車用吸
音タイプ防音材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジン音が車室内に透過する
のを防ぐための自動車用インシュレータは、例えば、フ
ェルト,グラスウール等の繊維材、または発泡ウレタン
フォームのような発泡フォーム材の表面に、PVCシー
ト,EVAシート,EPDMシート等の表皮材を重合し
た複合材が広く用いられている。ところが最近になって
こうした構造を採ることによる弊害が指摘されている。
即ち、この構造は吸音性を持たない表皮材が車室内側に
配置されているため、エンジン音およびロードノイズ等
の車外音に対しては効果があるが、車室内で発生した騒
音に対しては低減効果を全く発揮してないということで
ある。また、表皮材自体が重いこともあり軽量化につい
ても改善が望まれていた。
のを防ぐための自動車用インシュレータは、例えば、フ
ェルト,グラスウール等の繊維材、または発泡ウレタン
フォームのような発泡フォーム材の表面に、PVCシー
ト,EVAシート,EPDMシート等の表皮材を重合し
た複合材が広く用いられている。ところが最近になって
こうした構造を採ることによる弊害が指摘されている。
即ち、この構造は吸音性を持たない表皮材が車室内側に
配置されているため、エンジン音およびロードノイズ等
の車外音に対しては効果があるが、車室内で発生した騒
音に対しては低減効果を全く発揮してないということで
ある。また、表皮材自体が重いこともあり軽量化につい
ても改善が望まれていた。
【0003】一方、特表2000−516175に示さ
れた吸音構造タイプの防音材は、図2に示したように、
車両パネルaの内側に、フェルトを圧縮してないソフト
層bと、フェルトを加熱圧縮したハード層cとを複合し
た表皮材無しの構造体を設け、このハード層cの通気度
をコントロールすることで低周波域の遮音性能悪化を抑
えるとともに、車室内側の吸音性を活かし騒音低減を狙
ったものである。
れた吸音構造タイプの防音材は、図2に示したように、
車両パネルaの内側に、フェルトを圧縮してないソフト
層bと、フェルトを加熱圧縮したハード層cとを複合し
た表皮材無しの構造体を設け、このハード層cの通気度
をコントロールすることで低周波域の遮音性能悪化を抑
えるとともに、車室内側の吸音性を活かし騒音低減を狙
ったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記吸音
構造タイプの防音材で問題となるのは、通気性をコント
ロールする手法として、ハード層cの通気度に依存して
いる点である。即ち、ハード層cの通気度をコントロー
ルしようとするために、フェルトの材質,目付,密度,
厚み,剛性等が細かく制約され、自ずと使用する材料お
よび成形方法が限定される難点があった。
構造タイプの防音材で問題となるのは、通気性をコント
ロールする手法として、ハード層cの通気度に依存して
いる点である。即ち、ハード層cの通気度をコントロー
ルしようとするために、フェルトの材質,目付,密度,
厚み,剛性等が細かく制約され、自ずと使用する材料お
よび成形方法が限定される難点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し、重量軽減ができるとともに、車室内騒音を低減する
顕著な効果がある自動車用吸音タイプ防音材を提供しよ
うとするものである。そのために本発明の自動車用吸音
タイプ防音材は、第一吸音層と中間層と第二吸音層とか
らなる3層構造であって、第一吸音層と第二吸音層はフ
ェルト,グラスウール等の繊維材またはウレタンフォー
ム等の発泡性合成樹脂材からなり、中間層は目付が10
〜200g/m2で、通気度が3〜35cc/cm2/
secの不織布からなるものであることを特徴とする。
また本発明は上記自動車用吸音タイプ防音材において、
中間層はニードル積層品またはスパンボンドタイプの不
織布からなるものであることを特徴とする。また本発明
は上記自動車用吸音タイプ防音材において、第一吸音層
および/または第二吸音層はPET樹脂製のフェルトか
らなるものであることを特徴とする。
し、重量軽減ができるとともに、車室内騒音を低減する
顕著な効果がある自動車用吸音タイプ防音材を提供しよ
うとするものである。そのために本発明の自動車用吸音
タイプ防音材は、第一吸音層と中間層と第二吸音層とか
らなる3層構造であって、第一吸音層と第二吸音層はフ
ェルト,グラスウール等の繊維材またはウレタンフォー
ム等の発泡性合成樹脂材からなり、中間層は目付が10
〜200g/m2で、通気度が3〜35cc/cm2/
secの不織布からなるものであることを特徴とする。
また本発明は上記自動車用吸音タイプ防音材において、
中間層はニードル積層品またはスパンボンドタイプの不
織布からなるものであることを特徴とする。また本発明
は上記自動車用吸音タイプ防音材において、第一吸音層
および/または第二吸音層はPET樹脂製のフェルトか
らなるものであることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る自動車用吸音
タイプ防音材の断面図である。図中、1は車両パネル、
2は該車両パネルの内側に設けられた本発明に係る3層
構造の吸音タイプ防音材で、3はその第一吸音層、4は
中間層、5は第二吸音層である。第一吸音層3と第二吸
音層5はPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などの化学繊維製のフ
ェルト,グラスウール等の繊維材またはウレタンフォー
ム等の発泡性合成樹脂材からなり、中間層4は目付が1
0〜200g/m2で、通気度が3〜35cc/cm2
/secのニードル積層品またはスパンボンドタイプの
不織布からなる。なお、不織布の材質はポリオレフィ
ン,ポリエチレン,ポリエステル、およびポリスチレン
等から用途により適宜選択される。
タイプ防音材の断面図である。図中、1は車両パネル、
2は該車両パネルの内側に設けられた本発明に係る3層
構造の吸音タイプ防音材で、3はその第一吸音層、4は
中間層、5は第二吸音層である。第一吸音層3と第二吸
音層5はPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などの化学繊維製のフ
ェルト,グラスウール等の繊維材またはウレタンフォー
ム等の発泡性合成樹脂材からなり、中間層4は目付が1
0〜200g/m2で、通気度が3〜35cc/cm2
/secのニードル積層品またはスパンボンドタイプの
不織布からなる。なお、不織布の材質はポリオレフィ
ン,ポリエチレン,ポリエステル、およびポリスチレン
等から用途により適宜選択される。
【0007】このように中間層4の目付を10〜200
g/m2の範囲とすることは、10g/m2以下では通
気度のコントロールが不可能になり、200g/m2以
上では無用に重量が増すとともにコスト上昇させるから
である。そして通気度が3〜35cc/cm2/sec
の不織布を中間層とすることにより、特に周波数が31
5〜1600Hzの騒音の吸音性を著しく改善すること
ができる。なお、通気度が3cc/cm2/sec以下
となると特に1800Hz以上の高周波域での吸音効果
が損なわれ、また、通気度を35cc/cm2/sec
以上にすることは1600Hz以下の周波域での吸音性
を悪くすることから、不織布の通気度は3〜35cc/
cm2/secでなければならない。
g/m2の範囲とすることは、10g/m2以下では通
気度のコントロールが不可能になり、200g/m2以
上では無用に重量が増すとともにコスト上昇させるから
である。そして通気度が3〜35cc/cm2/sec
の不織布を中間層とすることにより、特に周波数が31
5〜1600Hzの騒音の吸音性を著しく改善すること
ができる。なお、通気度が3cc/cm2/sec以下
となると特に1800Hz以上の高周波域での吸音効果
が損なわれ、また、通気度を35cc/cm2/sec
以上にすることは1600Hz以下の周波域での吸音性
を悪くすることから、不織布の通気度は3〜35cc/
cm2/secでなければならない。
【0008】なお、第一吸音層3と第二吸音層5とは同
材質、同目付でも問題ないが、用途によっては差を持た
せてもよい。例えば、第一吸音層3はPETフェルト
(目付1000g/m2)で、第二吸音層5はPETフ
ェルト(目付500g/m2)とする組み合わせや、第
一吸音層3がハードシート(目付1000g/m2)
で、第二吸音層5はPETフェルト(目付1000g/
m2)とする組み合わせが考えられる。
材質、同目付でも問題ないが、用途によっては差を持た
せてもよい。例えば、第一吸音層3はPETフェルト
(目付1000g/m2)で、第二吸音層5はPETフ
ェルト(目付500g/m2)とする組み合わせや、第
一吸音層3がハードシート(目付1000g/m2)
で、第二吸音層5はPETフェルト(目付1000g/
m2)とする組み合わせが考えられる。
【0009】
【実施例1】次に本発明に係る吸音タイプ防音材の吸音
性の改善度合を確かめるために比較品とともに実施した
吸音率の測定結果を説明する。図3,図4は表1に示し
たNO.1−1〜NO.1−8の吸音材の垂直入射音の
吸音率を夫々測定した結果を示すもので、該各防音材
は、第一吸音層としてPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)樹脂からなる目付900g/m2のフェルトを使
用し、第二吸音層として同じくPET樹脂からなる目付
500g/m2のフェルトを使用し、中間層の材料およ
び通気量を異ならせてその吸音率を測定したものであ
る。なお測定はJISA1405に規定された垂直入射
吸音率測定方法に準じて行った。測定に使用した不織布
としては通気度の高いもの(35cc/cm2/se
c)から低いもの(5cc/cm2/sec)までの6
種類を行い、不織布に代えてフィルムを中間層としたも
の、および従来のように中間層の無いものも測定した。
性の改善度合を確かめるために比較品とともに実施した
吸音率の測定結果を説明する。図3,図4は表1に示し
たNO.1−1〜NO.1−8の吸音材の垂直入射音の
吸音率を夫々測定した結果を示すもので、該各防音材
は、第一吸音層としてPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)樹脂からなる目付900g/m2のフェルトを使
用し、第二吸音層として同じくPET樹脂からなる目付
500g/m2のフェルトを使用し、中間層の材料およ
び通気量を異ならせてその吸音率を測定したものであ
る。なお測定はJISA1405に規定された垂直入射
吸音率測定方法に準じて行った。測定に使用した不織布
としては通気度の高いもの(35cc/cm2/se
c)から低いもの(5cc/cm2/sec)までの6
種類を行い、不織布に代えてフィルムを中間層としたも
の、および従来のように中間層の無いものも測定した。
【表1】
【0010】この結果、フィルムのような通気性のない
もの(NO.1−7)を使用した場合は、630Hz付
近に共振ピークが現れ、これより高い周波域の吸音性は
著しく低下することが判明した。また、不織布を使用し
ない場合(NO.1−8)は、通常のフェルトの吸音デ
ータと同じ結果となり不織布挿入品と比較して315〜
1600Hzの吸音性が低下し、不織布を挿入した場合
は通気度5〜35cc/cm2/secのすべてのタイ
プで315〜1600Hzの付近の吸音性が改善される
ことが確認された。なお、315Hz以上の周波数での
最適な通気度は10〜20cc/cm2/secである
ことも同時に確認された。
もの(NO.1−7)を使用した場合は、630Hz付
近に共振ピークが現れ、これより高い周波域の吸音性は
著しく低下することが判明した。また、不織布を使用し
ない場合(NO.1−8)は、通常のフェルトの吸音デ
ータと同じ結果となり不織布挿入品と比較して315〜
1600Hzの吸音性が低下し、不織布を挿入した場合
は通気度5〜35cc/cm2/secのすべてのタイ
プで315〜1600Hzの付近の吸音性が改善される
ことが確認された。なお、315Hz以上の周波数での
最適な通気度は10〜20cc/cm2/secである
ことも同時に確認された。
【0011】
【実施例2】また、図5は表2に示した3層構造の防音
材についての垂直入射吸音率の測定結果を示す。測定方
法は上記実施例1と同様である。ここでは実施例1で良
好な吸音性能が得られた通気度15cc/cm2/se
cおよび10cc/cm2/secの2種類を選択し比
較試験した。
材についての垂直入射吸音率の測定結果を示す。測定方
法は上記実施例1と同様である。ここでは実施例1で良
好な吸音性能が得られた通気度15cc/cm2/se
cおよび10cc/cm2/secの2種類を選択し比
較試験した。
【表2】
【0012】この結果、不織布の通気度が変わらなけれ
ば、第二吸音層の材料を変化させても殆ど遜色の無いデ
ータが得られることが確認できた。
ば、第二吸音層の材料を変化させても殆ど遜色の無いデ
ータが得られることが確認できた。
【0013】
【実施例3】また、図6は表3に示した本発明の防音材
と、従来の中間層のないものとの垂直入射吸音率の測定
結果を示す。測定方法は上記実施例1と同様である。な
お、不織布は実施例1で良好な吸音性能が得られた通気
度10〜15cc/cm2/secに間の13cc/c
m2/secを選択した。
と、従来の中間層のないものとの垂直入射吸音率の測定
結果を示す。測定方法は上記実施例1と同様である。な
お、不織布は実施例1で良好な吸音性能が得られた通気
度10〜15cc/cm2/secに間の13cc/c
m2/secを選択した。
【表3】
【0014】この結果、本発明品では通気度13cc/
cm2/secの不織布を使用することにより、従来品
との比較から一層優れた吸音性能を得ることができた。
cm2/secの不織布を使用することにより、従来品
との比較から一層優れた吸音性能を得ることができた。
【0015】
【実施例4】また、量産工程において表4に示した構成
でダッシュインシュレータを試作し自動車に搭載し、従
来品との性能比較を行った。この結果、図7に示したよ
うに、本発明品を使用することで、オーバーオール値で
同等性能が得られ、重量は大幅に低減することが確認さ
れた。
でダッシュインシュレータを試作し自動車に搭載し、従
来品との性能比較を行った。この結果、図7に示したよ
うに、本発明品を使用することで、オーバーオール値で
同等性能が得られ、重量は大幅に低減することが確認さ
れた。
【表4】
【0016】
【発明の効果】このように本発明の自動車用吸音タイプ
防音材は、第一吸音層と中間層と第二吸音層とからなる
3層構造であって、その中間層を目付が10〜200g
/m2で、通気度が3〜35cc/cm2/secの不
織布から構成したことにより、吸音性能を大幅に向上さ
せる。このため、本発明の防音材は、自動車のダッシュ
インシュレータ,フロアカーペット,ルーフサイレンサ
ー,ランゲージマット等に応用され、大幅な重量軽減が
できるとともに、車室内騒音を低減するのに顕著な効果
がある。
防音材は、第一吸音層と中間層と第二吸音層とからなる
3層構造であって、その中間層を目付が10〜200g
/m2で、通気度が3〜35cc/cm2/secの不
織布から構成したことにより、吸音性能を大幅に向上さ
せる。このため、本発明の防音材は、自動車のダッシュ
インシュレータ,フロアカーペット,ルーフサイレンサ
ー,ランゲージマット等に応用され、大幅な重量軽減が
できるとともに、車室内騒音を低減するのに顕著な効果
がある。
【図1】本発明の実施形態を示した自動車用吸音タイプ
防音材の縦断面図。
防音材の縦断面図。
【図2】従来の防音材の縦断面図。
【図3】本発明に係る自動車用吸音タイプ防音材の不織
布の通気度を変化させたときの吸音データを示したグラ
フ。
布の通気度を変化させたときの吸音データを示したグラ
フ。
【図4】本発明に係る自動車用吸音タイプ防音材の不織
布の通気度を変化させたときの吸音データを示したグラ
フ。
布の通気度を変化させたときの吸音データを示したグラ
フ。
【図5】本発明に係る自動車用吸音タイプ防音材の第二
吸音層の材料を変化させたときの吸音データを示したグ
ラフ。
吸音層の材料を変化させたときの吸音データを示したグ
ラフ。
【図6】本発明に係る自動車用吸音タイプ防音材と従来
品の吸音データを示したグラフ。
品の吸音データを示したグラフ。
【図7】本発明に係る自動車用吸音タイプ防音材と従来
品の音圧レベルデータ(オーバーオール値)を示したグ
ラフ。
品の音圧レベルデータ(オーバーオール値)を示したグ
ラフ。
1 車両パネル
2 吸音タイプ防音材
3 第一吸音層
4 中間層
5 第二吸音層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3B088 FB04 FC01
3B120 AA14 AA30 AB01 BA01 BA21
EB11
3D023 BA02 BA03 BB02 BB12 BB17
BD01 BD04 BD12 BD17 BE04
BE06 BE20 BE22
Claims (3)
- 【請求項1】 第一吸音層と中間層と第二吸音層とから
なる3層構造であって、第一吸音層と第二吸音層はフェ
ルト,グラスウール等の繊維材またはウレタンフォーム
等の発泡性合成樹脂材からなり、中間層は目付が10〜
200g/m 2で、通気度が3〜35cc/cm2/s
ecの不織布からなるものであることを特徴とした自動
車用吸音タイプ防音材。 - 【請求項2】 中間層はニードル積層品またはスパンボ
ンドタイプの不織布からなるものである請求項1に記載
の自動車用吸音タイプ防音材。 - 【請求項3】 第一吸音層および/または第二吸音層は
PET樹脂製のフェルトからなるものである請求項1ま
たは2に記載の自動車用吸音タイプ防音材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001206725A JP2003019930A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 自動車用吸音タイプ防音材 |
KR1020020037796A KR20030008138A (ko) | 2001-07-06 | 2002-07-02 | 자동차용 흡음타입 방음재 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001206725A JP2003019930A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 自動車用吸音タイプ防音材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003019930A true JP2003019930A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=19042814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001206725A Pending JP2003019930A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 自動車用吸音タイプ防音材 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003019930A (ja) |
KR (1) | KR20030008138A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1792725A1 (en) * | 2005-11-30 | 2007-06-06 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Soundproof material |
WO2008087792A1 (ja) | 2007-01-17 | 2008-07-24 | Central Glass Co., Ltd. | 遮音性積層構造体及びその製法 |
US20130078422A1 (en) * | 2011-09-23 | 2013-03-28 | Frank Warren Bishop, JR. | Acoustic insulation with performance enhancing sub-structure |
WO2014010551A1 (ja) * | 2012-07-12 | 2014-01-16 | 豊和繊維工業株式会社 | 防音体及び自動車用インシュレータ |
WO2014174696A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 吸音材及び吸音材付きワイヤーハーネス |
RU2549214C1 (ru) * | 2011-03-09 | 2015-04-20 | Аутонойм Менеджмент Аг | Деталь отделки салона автомобиля, ослабляющая шум |
US9415728B2 (en) | 2014-04-23 | 2016-08-16 | Hyundai Motor Company | Dash pad for vehicle |
JP2017504737A (ja) * | 2013-12-11 | 2017-02-09 | シュミッツ, バークハードSCHMITZ, Burkhard | 壁要素 |
CN110199346A (zh) * | 2017-09-13 | 2019-09-03 | 株式会社Howa | 车辆用外装消音器 |
JP2020526442A (ja) * | 2017-07-07 | 2020-08-31 | オートニアム マネジメント アクチエンゲゼルシャフトAutoneum Management AG | 音響繊維デカップラー |
Families Citing this family (4)
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