JP2007033899A - 吸音材 - Google Patents

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【課題】100Hz周辺の低周波側の騒音を効果的に吸収し、また、製品形態の自由度を向上させる。
【解決手段】
本発明の吸音材は、第1の発泡体層11と、第1の発泡体層11の前面側(音源側)に積層される第1の多孔質体層12と、第1の発泡体層11の背面側(剛壁側)に積層される第2の多孔質体層13と、第1の多孔質体層12の前面側に積層される第2の発泡体層14と、第2の発泡体層14の前面側に積層される第3の多孔質体層15とを備えている。
第1、第2の発泡体層11,14は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とする発泡体で形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸音材に係り、特に、100Hz周辺の低周波側の騒音を効果的に吸収し、また、製品形態の自由度を向上させることができる吸音材に関する。
従来から、この種の吸音材として、(a)グラスウールやロックウール等から成る多孔質体層を使用するもの、(b)吸音材の前面側に空気層を設けて成るもの、(c)通気度が5〜100倍異なる高密度と低密度の繊維集合体を少なくとも2層以上積層して成るものなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、(a)の吸音材においては、100Hz以下の低周波領域の騒音を効果的に吸収するためには、多孔質体層の肉厚を厚くする必要があるところ、多孔質体層の肉厚を厚くすると、吸音材の重量が全体的に重くなるという難点があった。また、(b)の吸音材においては、吸音材の前面側に空気層が存在するため、吸音材の重量が重くなり、また、スペースを広くとらなければならないという難点があった。一方、(c)の吸音材は、空気の粘性抵抗を利用し、音波のエネルギーを熱エネルギーに変換して吸音する多孔質吸音構造体に、さらに密度が異なる繊維集合体を積層することで、高密度部分が付加質量、低密度部分がバネの役割を担う、いわゆる動吸振機を構成させて特に低周波領域の吸音率を向上させるものであるが、このような構成の吸音材においては、特に100Hz以下の低周波領域においては、十分な吸音効果が得られないという難点があった。また、低周波領域の音や振動は空気伝搬音だけではなく、建物や窓のがたつきなども発生するため、固体伝搬音および振動防止に対する対策を同時に行う必要があり、従来の吸音材ではその対策が困難であった。
このため、本出願人は、先に、空気の粘性抵抗を利用し、音波のエネルギーを熱エネルギーに変換して吸音する多孔質吸音構造体に、さらに密度が異なる繊維集合体を積層した第1、第2の吸音材を開発し、出願している(特開2003−316364号公報、特願2004−57089号明細書)。
ここで、特開2003−316364号公報において開示されている第1の吸音材は、前面側に配置される第1の発泡体層と、この第1の発泡体層の背面側に積層される多孔質体層とを備えており、第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を含有する発泡体で形成され、また、多孔質体層は、汎用のグラスウールで形成されている。
このような構成の第1の吸音材によれば、高密度部分が付加質量、低密度部分がバネの役割を担う、いわゆる動吸振機を構成させて、特に低周波数帯域の吸音率を向上させることができるものの、第1に、多孔質体層を構成するグラスウールは、100Hz以下の低周波領域では吸音効果が弱くなるという難点があり、第2に、第1の発泡体層と多孔質体層とが一体成型され、この一体成型に際して第1の発泡体層の前面側に表面皮膜が形成されるため、製品の自由度を向上させることができないという難点があった。すなわち、第1の発泡体層と多孔質体層との一体成形の際に表面皮膜が同時に形成されるため、所要の吸音特性を発揮させるためには、第1の発泡体層の前面側や多孔質体層の背面側を変更しなければならないという難点があった。
次に、特願2004−57089号明細書において開示されている第2の吸音材は、第1の発泡体層と、第1の発泡体層の前面側に積層される第1の多孔質体層と、第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層とを備えており、第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分としている。
このような構成の第2の吸音材によれば、150Hz以下の低周波領域のみならず150Hzを超える高周波領域の広帯域の騒音を効果的に吸収することができるものの、特に、100Hz周辺の低周波側の騒音を効果的に吸収することができないという難点があった。
特開平8−152890号公報 特開2003−316364号公報
本発明は、100Hz周辺の低周波側の騒音を効果的に吸収し、また、製品形態の自由度を向上させることができる吸音材を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様である吸音材は、前面側に配置される第1の発泡体層と、第1の発泡体層の前面側に積層される第1の多孔質体層と、第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層とを備え、第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とするものである。
本発明の第2の態様である吸音材は、前面側に配置される第1の発泡体層と、第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層と、第1の発泡体層の前面側面に形成され、それ自身の前面側に多数個の孔が設けられている被膜面とを備え、第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とするものである。
本発明の第3の態様である吸音材は、前面側に配置される第1の発泡体層と、第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層と、第1の発泡体層の前面側に接着される被膜層とを備え、第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とするものである。
本発明の第4の態様である吸音材は、前面側に配置される第1の発泡体層と、第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層と、第1の発泡体層の前面側に当接される被膜層とを備え、第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とするものである。
本発明の第5の態様である吸音材は、第1の態様乃至第の4態様のいずれかの吸音材において、発泡体の密度は、50〜500kg/m3であるものである。
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第5の態様のいずれかの吸音材において、第1のジオールに含まれる水酸基含量と、第2のジオールに含まれる水酸基含量の比は、1:0.3〜2.5とされている。
本発明の第7の態様は、第1の態様乃至第6の態様のいずれかの吸音材において、無機充填材の含量は、第1のジオール100重量部に対して10〜200重量部とされている。
本発明の第8の態様は、第1の態様乃至第7の態様のいずれかの吸音材において、発泡剤としての水の含量は、第1のジオール100重量部に対して2〜5重量部とされている。
本発明の第9の態様は、第1の態様乃至第8の態様のいずれかの吸音材において、第1、第2のジオール、および発泡剤としての水の水酸基含量の合計と、イソシアネートのイソシアネート含量との比であるイソシアネートインデックス(NCO/OH)は、0.5〜1.0の範囲にあるものとされている。
本発明の第10の態様は、第1の態様乃至第の9の態様のいずれかの吸音材において、イソシアネートインデックスは、0.6〜0.9の範囲にあるものとされている。
本発明の第11の態様は、第1の態様乃至第10の態様のいずれかの吸音材において、第1のジオールは、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリアクリル酸エステル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオールのうちから選択されたいずれかのジオールであるものとされている。
本発明の第12の態様は、第1の態様乃至第11の態様のいずれかの吸音材において、第2のジオールは、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール等の脂肪族系若しくはN,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)アニリン等の芳香族系のうちから選択されたいずれかのジオールであるものとされている。
本発明の第13の態様は、第1の態様乃至第12の態様のいずれかの吸音材において、無機充填材は、カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムのうちから選択されたいずれかの無機充填剤であるものとされている。
本発明の第14の態様は、第1の態様乃至第13の態様のいずれかの吸音材において、イソシアネートは、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、粗製トリレンジイソシアネート、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、p−キシレンジイソシアネート、テトラメチレン−1,4−ジイソシアネートのうちから選択されたいずれかのイソシアネートであるものとされている。
本発明の第15の態様は、第1の態様乃至第14の態様のいずれかの吸音材において、多孔質体層は、粗毛フェルト、植物繊維系フェルト、動物繊維系フェルト、合成繊維系フェルトのいずれか、またはこれらの混合物からなるものである。
本発明の第1の態様乃至第15の態様の吸音材によれば、次のような効果がある。
第1に、発泡体層の両面に多孔質体層を備えた従来の吸音材に、さらに別体の発泡体層および多孔質体層をそれぞれ一層追加することで、100Hz周辺の低周波側の騒音、特に、80Hz程度の低周波領域の騒音を効果的に吸収することができる。
第2に、発泡体層の両面に多孔質体層を備えた従来の吸音材のうち、何れか一方の多孔質体層中に、例えば剛壁側の多孔質体層中に他の発泡体層を1層追加することで、100Hz周辺の低周波側の騒音を効果的に吸収することができることから、従来の吸音材と略同等の厚みに形成することができ、ひいてはその重量も従来の吸音材と略同等にすることができる。
第3に、吸音材の表面皮膜に針状部材で孔等を設けることにより、第1、第2の発泡体層の通気性が向上し、より一層低周波領域の吸音特性を向上させることができる。
第4に、第1の発泡体層および第2の発泡体層の少なくとも一方の前面側に、別体で形成された被膜層を接着・当接させることにより、製品形態の自由度を向上させることができる。
以下、本発明の吸音材を適用した実施の形態例について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明における吸音材の第1の実施の形態を示す断面図である。
同図において、先ず、本発明の吸音材1は、例えばパネル状に形成されて、例えば100Hz以下の高調波騒音を発生する変圧器(不図示)などを収容する電気室のコンクリートの壁体などから成る剛壁2の前面側(変圧器(音源)側)に剛壁2と平行に配置されている。
吸音材1は、第1の発泡体層11と、第1の発泡体層11の前面側に積層される第1の多孔質体層12と、第1の発泡体層11の背面側(剛壁2側)に積層される第2の多孔質体層13と、第1の多孔質体層12の前面側に積層される第2の発泡体層14と、第2の発泡体層14の前面側に積層される第3の多孔質体層15とを備えている。
ここで、第1、第2の発泡体層11、14としては、それぞれ連続気泡発泡を有する発泡体が用いられる。これは音波が第1、第2の発泡体層11、14に入射した場合、間隙部分の空気が振動し、この空気の粘性抵抗によって音波のエネルギーが熱エネルギーに変換されて吸音が行われるとともに、制振性も有しているために第1、第2の発泡体層11、14自身が振動し、この時の粘性抵抗によって音波のエネルギーが熱エネルギーに変換され吸音が行われるためである。また、第1、第2の発泡体層11、14の両面にそれぞれ多孔質体層12、13、15を積層するのは、第1、第2の発泡体層11、14部分が付加質量、すなわち錘の役割として作用し、多孔質体層部分12、13、15がバネ、すなわち空気バネの役割として作用し、膜振動による吸音を行わせるためである。
本発明における第1、第2の発泡体層11、14は、それぞれ同様の構成とされ、次のような発泡体で形成されている。
第1に、発泡体は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を含有するものから成り、特に主ポリマーである第1のジオールを分子量500〜5000、好ましくは分子量1000〜2000のジオールとすることにより制振性を付加した発泡体を得ることができる。ここで、この主ポリマーを分子量500未満のジオールで構成すると、硬い発泡体となり、制振性が得られず、また、分子量が5000を超えるジオールで構成すると、初期粘度が高くなり、所要の発泡体が得られなくなる。なお、主ポリマーとして、トリオールや本発明に用いるジオール以外のポリオールを使用した場合には、制振性を得ることが困難になる。
第2に、発泡体の密度は、50〜500kg/mの範囲にあることが好ましい。密度が50kg/m未満では通気性が良くなり過ぎて、低周波数領域の吸音効率が悪くなり、500kg/mを超えると反対に通気性が悪くなり過ぎて、音が反射し吸音が困難になるからである。
第3に、発泡体を構成する第1のジオールとしては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリアクリル酸エステル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオールなどが好適する。
第4に、発泡体を構成する第2のジオールは、本発明の第1、第2の発泡体層11、14の鎖延長剤として使用され、補強の役割を果たす。ここで、分子量が500以下としたのは、分子量が500を超えると補強効果が得られなくなるからである。また、この成分をトリオールや本発明に用いるジオール以外のポリオールにした場合は補強効果が大きくなり過ぎ、制振性を損なってしまう。
第5に、発泡体を構成する第2のジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール等の脂肪族系若しくはN,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)アニリン等の芳香族系のジオールなどが好適する。
ここで、発泡体に用いられる第1のジオールに含まれる水酸基含量と第2のジオールに含まれる水酸基含量との比は1:0.3〜2.5が好ましい。第2のジオールの水酸基含量の比が0.3未満になると補強効果が不十分になり、水酸基含量の比が2.5を超えても効果に差異が見られないからである。
第6に、発泡体を構成する無機充填剤は、第1の発泡体層を補強し、制振性を付加する目的で使用される。この無機充填剤は、分子量500〜5000の第1のジオール100重量部に対して10〜200重量部配合することが好ましい。10重量部未満では充分な補強や制振性の付加を行うには効果が小さく、200重量部を超えると成型前の組成物の粘度が高くなり成型が困難になるからである。
第7に、発泡体を構成する無機充填剤としては、カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどが好適である。
第8に、発泡体を構成する水は、発泡剤として用いられる。発泡剤の添加量は、発泡体が得られる量であればよいが、分子量500〜5000の第1のジオール100重量部に対して2〜5重量部が好適である。2重量部未満では充分な発泡が行われず、5重量部を超えても効果に大きな差異が見られないからである。
第9に、発泡体を構成するイソシアネートは、基本的にはウレタン発泡体の製造に使用されるものを用いることができるが、特に2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、粗製トリレンジイソシアネート、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、p−キシレンジイソシアネート、テトラメチレン−1,4−ジイソシアネートなどが好適し、これらのイソシアネートを単独若しくは混合して使用することができる。
第10に、発泡体に適度な剛性と制振性を付与するためには、第1のジオール、第2のジオール、および発泡剤としての水の水酸基含量の合計と、イソシアネートのイソシアネート含量の比であるイソシアネートインデックス(NCO/OH)が、0.5〜1.0、好ましくは0.6〜0.9の範囲にあることが望ましい。イソシアネートインデックスが0.5未満では架橋度が少なくなって剛性が低下し、1.0を超えると適度な剛性は得られるものの制振性が低下するからである。
第11に、上記の発泡体には、通常のウレタン発泡体層の製造に使用される触媒、製泡剤、難燃剤、可塑剤、着色剤等を目的に応じて適宜添加してもよい。
次に、本発明における第1、第2、第3の多孔質体層12、13、15は、それぞれ同様の構成とされ、それぞれ次のようなもので形成されている。
第1に、第1、第2、第3の多孔質体層12、13、15は、グラスウール若しくはロックウールのどちらか一方若しくはこれらの組み合わせたもので形成されている。具体的には、グラスウール若しくはロックウールを同種同士若しくは異種同士を積層したもので形成されている。
第2に、第1、第2、第3の多孔質体層12、13、15は、損失係数ηが0.05以上、通気量が0.1dm/s以上、厚さが1〜50mm、望ましくは10〜25mmのもので形成されている。このような構成の第1、第2、第3の多孔質体層12、13、15においては、低周波数領域において吸音特性が優れており、また固体伝搬音や振動の低減にも効果的な制振性を発揮する。
第3に、第1、第2、第3の多孔質体層12、13、15は、熱伝導率が0.1〜0.5W/mKのもので形成されている。また、第1、第2、第3の多孔質体層12、13、15は、基材がウレタンフォーム若しくはウレタンフォーム基材に熱伝導性付与材を配合したもので形成されている。ここで、熱伝導性付与材としては、セラミックス若しくは金属材料からなるものを配合したもの、炭化珪素粉、アルミナ粉、アルミ粉、黒鉛、銅粉、ステンレス粉から選ばれた1種若しくはこれらを2種以上混合したもの、または黒鉛(黒鉛の添加量はウレタンフォームを形成するポリオール100重量部に対して10〜150重量部である)が用いられる。
このような構成の第1、第2、第3の多孔質体層12、13、15は、エンジン類等の音源に取り付けられ、エンジン類から発生する空気伝搬音、固体伝搬音、振動の低減に効果的な吸音性能を有し、またエンジン類の運転により室内や防音ボックス内の温度が上昇しても多孔質体の温度上昇が抑制でき、劣化が促進されず寿命が長くなる。
図2は、第1の実施の形態における吸音材の吸音特性を示している。ここで、図中、L1は、発泡体層の両面に多孔質体層を積層した従来の吸音材の吸音特性、L2は、第1の多孔質体層12の厚さを25mm、第2の多孔質体層13の厚さを50mm、第3の多孔質体層15の厚さを25mmとした本発明の吸音材の吸音特性を示している。同図より、従来の吸音材と同等の厚みに形成しても、本発明の吸音材が100Hz周辺の低周波側の騒音、特に、80Hz程度の低周波領域において優れた吸音特性を示していることが分かる。従って、第1の実施の形態における吸音材を使用すれば、変圧器などから発生する高調波騒音を効果的に吸収することができる。
[第2の実施の形態]
図3は、本発明における吸音材の第2の実施の形態を示す断面図である。なお、同図において、図1と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図3において、この実施例における吸音材1aは、第1の発泡体層11と、第1の発泡体層11の前面側に積層される第1の多孔質体層12と、第1の発泡体層11の背面側に積層される第2の多孔質体層13と、第1の多孔質体層12の前面側に積層される第2の発泡体層14と、第2の発泡体層14の前面側に積層される第3の多孔質体層15と、第1発泡体層11の前面側に形成され、それ自身の前面側に多数個の孔が設けられている第1の被膜面16と、第2発泡体層14の前面側に形成され、それ自身の前面側に多数個の孔が設けられている第2の被膜面17とを備えている。
ここで、第1、第2の被膜面16,17の前面側には、針状部材で被膜面と直交する方向に多数個の孔(不図示)が設けられている。
このような被膜面への孔の形成により、被膜面の通気性が向上し、ひいては、吸音率のピーク周波数を低周波数側へ移動させることができる。
[第3の実施の形態]
図4は、本発明における吸音材の第3の実施の形態を示す断面図である。なお、同図において、図1と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4において、この実施例における吸音材1bは、第1の発泡体層11と、第1の発泡体層11の前面側に積層される第1の多孔質体層12と、第1の発泡体層11の背面側に積層される第2の多孔質体層13と、第1の多孔質体層12の前面側に積層される第2の発泡体層14と、第2の発泡体層14の前面側に積層される第3の多孔質体層15と、第1発泡体層11の前面側に接着される第1の被膜層18と、第2発泡体層14の前面側に接着される第2の被膜層19とを備えている。
ここで、第1、第2の被膜層18,19は、第1、第2の発泡体層11、14および第1、第2、第3の多孔質体層12、13、15との一体成形とは、それぞれ別体で形成される。
第3の実施の形態における吸音材を使用すれば、要求される吸音特性や施工方法に応じて、各発泡体層の前面側若しくは背面側に別体の被膜層をそれぞれ接着・当接(接触)させることで対処することができ、ひいては製品形態の自由度を向上させることができる。なお、各被膜層18、19は各発泡体層11、14に接着させたものに限定されず、各被膜層18、19を各発泡体層11、14にそれぞれ当接(接触)させてもよい。
前述の実施例においては、図面に示した特定の実施の形態をもって本発明を説明しているが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、次のように構成してもよい。
第1に、前述の実施例においては、多孔質体層中に2つの発泡体層を離間して形成した場合について述べているが、多孔質体層中に3または4以上の発泡体層を離間して形成してもよい。
第2に、前述の実施例においては、各発泡体層の前面側に被膜面を形成した場合について述べているが、何れか一方の発泡体層の前面側に被膜面を形成してもよい。
第3に、前述の実施例においては、各発泡体層の前面側に被膜層を接着する場合について述べているが、何れか一方の発泡体層の前面側に被膜層を接着してもよい。
第4に、前述の実施例においては、発泡密度が均一な単一の発泡体層について述べているが、次のようなもの、例えば、第1に、内部に連続気泡を有する発泡体であって、前面側の表面に薄膜層を発泡体と一体成型して配置されているもの、第2に、例えば厚さ1mm以下の薄膜層が前面側および背面側双方の発泡体と一体成型して配置されているもの、第3に、連続気泡発泡体の発泡密度が厚さ方向に傾斜的に異なっているもの、第4に、異なる複数の連続気泡発泡体を発泡密度が傾斜的に配置されるように積層されたもの、第5に、連続気泡発泡体の発泡密度が前面側で高密度となるようにしたもの、第6に、連続気泡発泡体として粘弾性体からなるものを用いてもよい。
本発明における吸音材の第1の実施の形態を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る吸音材の吸音特性を示す説明図。 本発明における吸音材の第2の実施の形態を示す断面図。 本発明における吸音材の第3の実施の形態を示す断面図。
符号の説明
1、1a、1b・・・吸音材
11・・・第1の発泡体層
12・・・第1の多孔質体層
13・・・第2の多孔質体層
14・・・第2の発泡体層
15・・・第3の多孔質体層
16・・・第1の皮膜面
17・・・第2の皮膜面
18・・・第1の被覆層
19・・・第2の被覆層
2・・・剛壁

Claims (15)

  1. 第1の発泡体層と、前記第1の発泡体層の前面側に積層される第1の多孔質体層と、前記第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層と、前記第1の多孔質体層の前面側に積層される第2の発泡体層と、前記第2の発泡体層の前面側に積層される第3の多孔質体層とを備え、
    前記第1、第2の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とすることを特徴とする吸音材。
  2. 第1の発泡体層と、前記第1の発泡体層の前面側に積層される第1の多孔質体層と、前記第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層と、前記第1の多孔質体層の前面側に積層される第2の発泡体層と、前記第2の発泡体層の前面側に積層される第3の多孔質体層と、前記第1発泡体層および前記第2の発泡体層の少なくとも一方の前面側に形成され、それ自身の前面側に多数個の孔が設けられている被膜面とを備え、
    前記第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とすることを特徴とする吸音材。
  3. 第1の発泡体層と、前記第1の発泡体層の前面側に積層される第1の多孔質体層と、前記第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層と、前記第1の多孔質体層の前面側に積層される第2の発泡体層と、前記第2の発泡体層の前面側に積層される第3の多孔質体層と、前記第1発泡体層および前記第2の発泡体層の少なくとも一方の前面側に接着される被膜層とを備え、
    前記第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とすることを特徴とする吸音材。
  4. 第1の発泡体層と、前記第1の発泡体層の前面側に積層される第1の多孔質体層と、前記第1の発泡体層の背面側に積層される第2の多孔質体層と、前記第1の多孔質体層の前面側に積層される第2の発泡体層と、前記第2の発泡体層の前面側に積層される第3の多孔質体層と、前記第1発泡体層および前記第2の発泡体層の少なくとも一方の前面側に当接される被膜層とを備え、
    前記第1の発泡体層は、分子量500〜5000の第1のジオール、分子量500以下の第2のジオール、無機充填材、発泡剤としての水、およびイソシアネートの各成分を原料成分とすることを特徴とする吸音材。
  5. 前記第1の発泡体および前記第2の発泡体の少なくとも一方の密度は、50〜500kg/m3であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の吸音材。
  6. 前記第1のジオールに含まれる水酸基含量と、前記第2のジオールに含まれる水酸基含量の比は、1:0.3〜2.5であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の吸音材。
  7. 前記無機充填材の含量は、前記第1のジオール100重量部に対して10〜200重量部であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の吸音材。
  8. 前記発泡剤としての水の含量は、前記第1のジオール100重量部に対して2〜5重量部であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の吸音材。
  9. 前記第1、第2のジオール、および発泡剤としての水の水酸基含量の合計と、前記イソシアネートのイソシアネート含量との比であるイソシアネートインデックス(NCO/OH)は、0.5〜1.0の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の吸音材。
  10. 前記イソシアネートインデックスは、0.6〜0.9の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の吸音材。
  11. 前記第1のジオールは、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリアクリル酸エステル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオールのうちから選択されたいずれかのジオールであることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の吸音材。
  12. 前記第2のジオールは、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール等の脂肪族系若しくはN,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)アニリン等の芳香族系のうちから選択されたいずれかのジオールであることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載の吸音材。
  13. 前記無機充填材は、カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムのうちから選択されたいずれかの無機充填剤であることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項記載の吸音材。
  14. 前記イソシアネートは、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、粗製トリレンジイソシアネート、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、p−キシレンジイソシアネート、テトラメチレン−1,4−ジイソシアネートのうちから選択されたいずれかのイソシアネートであることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項記載の吸音材。
  15. 前記第1の多孔質体層、前記第2の多孔質体層および前記第3の多孔質体層の少なくとも一方は、粗毛フェルト、植物繊維系フェルト、動物繊維系フェルト、合成繊維系フェルトのいずれか、またはこれらの混合物からなることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項記載の吸音材。
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