JP2003316364A - 発泡体及びそれを用いた吸音材並びにその製造方法 - Google Patents

発泡体及びそれを用いた吸音材並びにその製造方法

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JP2003316364A JP2003009028A JP2003009028A JP2003316364A JP 2003316364 A JP2003316364 A JP 2003316364A JP 2003009028 A JP2003009028 A JP 2003009028A JP 2003009028 A JP2003009028 A JP 2003009028A JP 2003316364 A JP2003316364 A JP 2003316364A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明の吸音材1は、発泡体2と多孔質
体3を積層して一体成型している。この発泡体2は吸音
特性の他に制振性も有している。具体的には、分子量5
00〜5000のジオールと、分子量500以下のジオ
ールと、無機充填材と、発泡剤としての水と、イソシア
ネートの各成分から配合されている発泡体とする。 【効果】 従来の技術に比べて特に300Hz付近以下
の低周波数領域での吸音効果が高い。また従来技術に比
べて固体伝搬音や振動を低減する効果も優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として音源の周
囲に取り付けられ、この音源から発生する空気伝搬音、
固体伝搬音、振動等を低減する性能を有する発泡体及び
それを用いた吸音材並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】我々の周囲には例えば恒常的に交通車両
や船舶等の乗物から発生する音や振動あるいは工場の機
械類から発生する音や振動等様々な音や振動が発生して
おり、時にはこれらの音や振動が日常生活に支障を来す
場合も少なくない。
【0003】従来からウレタンフォームの一種である軟
質ウレタンスラブフォームは連続気泡を有する発泡体で
あるため吸音材として使用されている。このようなウレ
タンフォームの吸音機構はウレタンフォームの多孔質部
分における空気の粘性抵抗を利用し、音波のエネルギー
を熱エネルギーに変換して吸収するものであり、高周波
数帯域の空気伝搬音を効率よく吸収することができる。
【0004】その他例えば、周波数帯域が500Hzを
超えるような騒音に対してはグラスウールやロックウー
ル等の多孔質吸音材を使用すると効果的な吸音が得られ
ることが知られている。また、500Hz以下の騒音に
対しては多孔質吸音材の厚さを厚くしたり、さらに低周
波数帯域に対しては吸音材の背後に空気層を設けるなど
の試みがなされている。あるいは、通気度が5〜100
倍異なる高密度と低密度の繊維集合体を少なくとも2層
以上積層した吸音構造体も提案されている(例えば、特
許文献1参照)。この発明は、空気の粘性抵抗を利用
し、音波のエネルギーを熱エネルギーに変換して吸音す
る多孔質吸音構造体に、さらに密度が異なる繊維集合体
を積層することで、高密度部分が付加質量、低密度部分
がバネの役割を担う、いわゆる動吸振機を構成させて特
に低周波数帯域の吸音率を向上させたものである。
【0005】
【特許文献1】特開平8−152890号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。即ち、ウレタンフォームを用いて吸音する場合に
は、高周波数帯域では効率よく吸音することができるが
低周波数帯域の空気伝搬音を低減するためには厚さを厚
くする必要があり、設置スペースの問題が生じたり、価
格が高くなるという問題が生じていた。
【0007】一方、周波数帯域でも例えば500Hz以
下の周波数帯域に対してはグラスウールやロックウール
等の多孔質吸音材の厚さを厚くしたり、吸音材の背後に
空気層を設けるなどの試みがなされているが、十分な吸
音効果を得ようとすると重量が重くなることやスペース
を広くとらなければならない等の問題が生じていた。
【0008】また、特許文献1に開示されているような
技術では、特に100Hz以下のいわゆる低周波帯域に
おいては十分な吸音効果が得られていないのが現状であ
る。
【0009】さらに、空気伝搬音と同時に固体伝搬音が
生じる場合が多々あるが、固体伝搬音は振動により生じ
る音であり、空気伝搬音と同時に固体伝搬音を低減する
ためには防振ゴムや制振シートと吸音材を併用する必要
があった。
【0010】本発明は音源の周囲の建物の壁面や天井あ
るいは高速道路の防音壁等に取り付けられ、交通車両、
船舶、工場等の各種機械類のような外部から発生する空
気伝搬音、固体伝搬音、振動の低減に効果的な性能を有
する発泡体とそれを用いた吸音材及びその製造方法を提
供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉(a)分子量500〜5000のジオール
と、(b)分子量500以下のジオールと、(c)無機
充填材と、(d)発泡剤としての水と、(e)イソシア
ネートの各成分から配合されていることを特徴とする発
泡体。
【0012】〈構成2〉上記発泡体の密度が50〜50
0kg/m3であることを特徴とする構成1記載の発泡
体。
【0013】〈構成3〉上記(a)成分に含まれる水酸
基含量と上記(b)成分に含まれる水酸基含量の比が
1:0.3〜2.5であることを特徴とする構成1また
は構成2に記載の発泡体。
【0014】〈構成4〉上記(c)成分の含量は上記
(a)成分100重量部に対して10〜200重量部で
あることを特徴とする構成1から構成3までのいずれか
の構成に記載の発泡体。
【0015】〈構成5〉上記(d)成分の含量は上記
(a)成分100重量部に対して2〜5重量部であるこ
とを特徴とする構成1から構成4までのいずれかの構成
に記載の発泡体。
【0016】〈構成6〉上記(a)成分と(b)成分及
び(d)成分の水酸基含量の合計と上記(e)成分のイ
ソシアネート含量の比であるイソシアネートインデック
ス(NCO/OH)が0.5〜1.0の範囲にあること
を特徴とする構成1から構成5までのいずれかの構成に
記載の発泡体。
【0017】〈構成7〉上記イソシアネートインデック
スが0.6〜0.9の範囲にあることを特徴とする構成
6記載の発泡体。
【0018】〈構成8〉上記(a)成分はポリエステル
ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエン
ポリオール、ポリイソプレンポリオール、ポリオレフィ
ンポリオール、ポリアクリル酸エステル系ポリオール、
ポリカーボネート系ポリオールのうちから選択されたい
ずれかのジオールであることを特徴とする構成1から構
成7までのいずれかの構成に記載の発泡体。
【0019】〈構成9〉上記(b)成分はエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキ
サンジオール、オクタンジオール、デカンジオール等の
脂肪族系若しくはN,N−ビス(2−ヒドロキシプロピ
ル)アニリン等の芳香族系のうちから選択されたいずれ
かのジオールであることを特徴とする構成1から構成7
までのいずれかの構成に記載の発泡体。
【0020】〈構成10〉上記(c)成分はカーボンブ
ラック、シリカ、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、酸
化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウムのうちから選択されたいずれか
の無機充填剤であることを特徴とする構成1から構成7
までのいずれかの構成に記載の発泡体。
【0021】〈構成11〉上記(e)成分は2,4−ト
リレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシア
ネート、4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート、
カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、粗製トリレンジイソシアネート、粗製ジフェニルメ
タンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネー
ト、p−キシレンジイソシアネート、テトラメチレン−
1,4−ジイソシアネートのうちから選択されたいずれ
かのイソシアネートであることを特徴とする構成1から
構成7までのいずれかの構成に記載の発泡体。
【0022】〈構成12〉構成1記載の発泡体と多孔質
体とを積層したことを特徴とする吸音材。
【0023】〈構成13〉上記発泡体は音源側に、上記
多孔質体は剛壁側に配置されていることを特徴とする構
成12記載の吸音材。
【0024】〈構成14〉上記発泡体の音源側の面が被
膜面となっていることを特徴とする構成13記載の吸音
材。
【0025】〈構成15〉上記多孔質体はグラスウール
若しくはロックウールからなることを特徴とする構成1
2から構成14までのいずれかの構成に記載の吸音材。
【0026】〈構成16〉上記多孔質体は発泡体と制振
材との間に配置されていることを特徴とする構成12か
ら構成15までのいずれかの構成に記載の吸音材。
【0027】〈構成17〉上記制振材は剛壁側に配置さ
れていることを特徴とする構成16記載の吸音材。
【0028】〈構成18〉上記制振材は構成1の発泡体
からなることを特徴とする構成16または構成17記載
の吸音材。
【0029】〈構成19〉上記多孔質体と制振材との間
に上記制振材よりヤング率の大きい拘束材を配置したこ
とを特徴とする構成16から構成18までのいずれかの
構成に記載の吸音材。
【0030】〈構成20〉上記拘束材は金属製材質から
なることを特徴とする構成20記載の吸音材。
【0031】〈構成21〉上記拘束材の厚さは0.1〜
2mmであることを特徴とする構成20または構成21記
載の吸音材。
【0032】〈構成22〉内底面が平面である容器に構
成1記載の発泡体の各成分を混合吐出して発泡させると
ともに多孔質体を積層して片面を被膜面とした発泡体と
多孔質体を一体に成型することを特徴とする吸音材の製
造方法。
【0033】〈構成23〉上記吸音材の被膜面を切断除
去して気泡が開放された面とすることを特徴とする構成
22記載の吸音材の製造方法。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。
【0035】図1は本発明における吸音材の一実施の形
態を表した断面図である。図1において、吸音材1は連
続気泡を有する発泡体2と多孔質体3が積層されてお
り、発泡体2が音源側に取り付けられ、多孔質体3は剛
壁4側に取り付けられている。そして発泡体2の音源側
の面5は気泡が外部に開放された状態となっている。
【0036】本実施の形態において、連続気泡発泡を有
する発泡体を用いる理由は、音波が発泡体に入射した場
合、間隙部分の空気が振動し、この空気の粘性抵抗によ
って音波のエネルギーが熱エネルギーに変換されて吸音
が行われるとともに制振性も有しているために発泡体自
身が振動し、この時の粘性抵抗によって音波のエネルギ
ーが熱エネルギーに変換され吸音が行われるためであ
る。
【0037】また、発泡体と多孔質体を積層することに
より、発泡体部分は付加質量、即ち錘の役割、多孔質体
部分はバネ、いわゆる空気バネの役割として作用し、膜
振動による吸音が行われる。
【0038】本発明の発泡体は密度が50〜500kg
/m3の範囲にあることが好ましい。密度が50kg/
m3未満では通気性が良くなり過ぎ、低周波数領域の吸
音効率が悪くなるからであり、一方500kg/m3を
超えると反対に通気性が悪くなり過ぎ、音が反射してし
まい吸音できなくなるからである。
【0039】ところで、本発明の発泡体は(a)分子量
500〜5000のジオールと、(b)分子量500以
下のジオールと、(c)無機充填材と、(d)発泡剤と
しての水と、(e)イソシアネートの各成分から配合さ
れており、特に主ポリマーである(a)成分を分子量5
00〜5000、好ましくは分子量1000〜2000
のジオールとすることにより制振性を付加した発泡体を
得ることができる。この主ポリマーを分子量500未満
のジオールで構成した場合には硬い発泡体となり制振性
が得られなくなる。また、分子量が5000を超えると
初期粘度が高くなり目的とする良好な発泡体が得られな
くなる。なお、主ポリマーとしてトリオールや本発明に
用いるジオール以外のポリオールにした場合には制振性
が得られにくくなる。
【0040】本発明の発泡体に用いられる分子量500
〜5000のジオールとしてはポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオー
ル、ポリイソプレンポリオール、ポリオレフィンポリオ
ール、ポリアクリル酸エステル系ポリオール、ポリカー
ボネート系ポリオールなどが好適である。
【0041】次に、(b)成分である分子量500以下
のジオールは本発明の発泡体の鎖延長剤として使用さ
れ、補強の役割を果たす。分子量が500を超えると補
強効果が得られなくなる。また、この成分をトリオール
や本発明に用いるジオール以外のポリオールにした場合
は補強効果が大きくなり過ぎ、制振性を損なってしま
う。
【0042】本発明の発泡体に用いられる分子量500
以下のジオールとしてはエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オ
クタンジオール、デカンジオール等の脂肪族系若しくは
N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)アニリン等の
芳香族系のジオールなどが好適である。
【0043】ここで、(a)成分である分子量500〜
5000のジオールに含まれる水酸基含量と(b)成分
である分子量500以下のジオールに含まれる水酸基含
量との比は1:0.3〜2.5が好ましい。これは
(b)成分の水酸基含量の比が0.3未満になると補強
効果が不十分になるからであり、水酸基含量の比が2.
5を超えても効果に差異が見られないからである。
【0044】さらに、(c)成分の無機充填剤は補強の
目的の他制振性を付加する目的でも使用される。この無
機充填剤は(a)成分である分子量500〜5000の
ジオール100重量部に対して10〜200重量部配合
することが好ましい。10重量部未満では充分な補強や
制振性の付加を行うには効果が小さく、200重量部を
超えると発泡体成型前の組成物の粘度が高くなり成型が
困難になる。
【0045】本発明の発泡体に用いられる無機充填剤と
してはカーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、マ
イカ、タルク、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどが好適で
ある。
【0046】(d)成分の水は発泡剤として用いられ
る。添加量としては発泡体が得られる量であればよい
が、(a)成分である分子量500〜5000のジオー
ル100重量部に対して2〜5重量部が好適である。2
重量部未満では充分な発泡が行われず、5重量部を超え
ても効果に大きな差異が見られなくなるからである。
【0047】(e)成分のイソシアネートは基本的には
ウレタン発泡体の製造に用いられるるものが使用可能で
あるが、特に2,4−トリレンジイソシアネート、2,
6−トリレンジイソシアネート、4,4’ジフェニルメ
タンジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニル
メタンジイソシアネート、粗製トリレンジイソシアネー
ト、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、p−キシレンジイソシアネー
ト、テトラメチレン−1,4−ジイソシアネートなどが
好適であり、これらのイソシアネートを単独若しくは混
合して使用することができる。
【0048】そして、本発明の発泡体が適度な剛性と制
振性を有するためには(a)成分と(b)成分及び
(d)成分の水酸基含量の合計と(e)成分のイソシア
ネート含量の比であるイソシアネートインデックス(N
CO/OH)が0.5〜1.0、好ましくは0.6〜
0.9の範囲にあることが望ましい。イソシアネートイ
ンデックスが0.5未満では架橋点が少なくなり剛性が
低下してしまうからであり、1.0を超えると適度な剛
性は得られるが制振性が低下してしまうからである。
【0049】なお、本発明の発泡体には上記(a)〜
(e)成分の他に通常のウレタン発泡体の製造に使用さ
れる触媒、製泡剤、難燃剤、可塑剤、着色剤等が目的に
応じて適宜添加することも差し支えない。
【0050】また、本発明の吸音材に用いられる多孔質
体は本発明の目的を達成できるものならば特に限定され
るものではないが、好適にはグラスウールやロックウー
ルが用いられる。
【0051】ここで、本発明の吸音材の製造方法を説明
する。本発明の吸音材の製造方法は、まず内底面が平面
である容器を準備し、その中に本発明の発泡体の各成分
を混合して吐出する。この発泡体の各成分は吐出と同時
に発泡を開始するので、吐出した直後に多孔質体を積層
する。このような方法で発泡体と多孔質体が一体成型さ
れた吸音材を製造することができる。
【0052】前記した方法で製造した吸音材は容器の内
底面に接している面が被膜面となっている。即ち、発泡
の際に気泡の逃げ場がないために気泡が開放されていな
い面となっている。本発明の吸音材はこのような構成の
ままで使用することができる。
【0053】図2は被膜面を有する吸音材の実施の形態
を示した図である。ここで図1と同一の箇所は同一番号
で表すこととする。図2において、吸音材1は連続気泡
を有する発泡体2と多孔質体3が積層されており、発泡
体2が音源側に取り付けられ、多孔質体3は剛壁4側に
取り付けられている。そして発泡体2の音源側の面は被
膜面6となっており、気泡が外部に開放されていない状
態となっている。
【0054】本実施の形態においては、被膜面によって
通気性が制限され、低周波数領域の吸音効率が向上す
る。その結果、被膜面のない発泡体に比べて発泡体の厚
さを極めて薄くすることができるという効果を有する。
【0055】また、被膜面を有する発泡体と多孔質体を
積層することにより、被膜面を有する発泡体部分は付加
質量、即ち錘の役割、多孔質体部分はバネ、いわゆる空
気バネの役割として作用し、膜振動による吸音が行われ
る。
【0056】なお、図1に示す実施の形態における吸音
材の製造方法は図2に示す吸音材を製造した後に発泡体
2の被膜面を切断除去して音源側の面を気泡が開放され
た状態にすればよい。
【0057】次に本発明の他の実施の形態について説明
する。図3は多孔質体3と剛壁4との間に制振材7を配
置した実施の形態である。このように制振材を配置する
とさらに振動や固体伝搬音を低減する効果が大きくな
る。なお、制振材7はその目的が達成できるものであれ
ば特に限定はされないが、本発明の発泡体が目的とする
効果を奏する上で好適である。なお、音源側の発泡体の
被膜面の有無は本発明を実施する上でもっとも目的に適
した形態を選択すればよいが、本実施の形態においては
音源側の発泡体2は被膜面6を有している。
【0058】図4は本発明のさらに他の実施の形態を示
した図である。図4において、本実施の形態の吸音材は
多孔質体3と制振材7との間に拘束材8が配置されてい
る。このように拘束材を配置する理由は制振効果をより
高めるためであり、制振材よりヤング率が大きい材質が
好ましい。発泡体の吸音効果を有効にしてかつ拘束材と
しての目的に適した材質のものは例えば金属製材質のも
のであり、アルミニウムやステンレス製のパンチングメ
タル、或いはアルミニウム繊維からなる不織布などがあ
げられる。この拘束材の厚さは0.1〜2mmが好まし
い。0.1mm未満では目的とする効果が得られないか
らであり、2mmを超えても効果に差異が見られなくなる
からである。本実施の形態においても音源側の発泡体2
は被膜面6を有している。
【0059】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。
【0060】〈実施例〉(a)成分としてポリブタジエ
ンポリオールである末端水酸基変性ポリブタジエン(官
能基数2)100重量部、(b)成分としてオクタンジ
オールである2−エチル−1,3−ヘキサンジオール5
重量部、(c)成分として水酸化アルミニウム100重
量部、(d)成分としてイオン交換水4重量部をプラネ
タリーミキサーで撹拌混合後、(e)成分としてイソシ
アネートの一種であるカルボジイミド変性ジフェニルメ
タンジイソシアネート32.6重量部、さらにその他に
触媒、製泡剤、難燃剤、可塑剤、着色剤等を適宜添加し
てウレタン樹脂自動計量混合吐出装置を用いて混合吐出
して図5に示す実施例1の発泡体及び実施例2の発泡体
と多孔質体との積層体を得た。なお、(a)成分に含ま
れる水酸基含量と(b)成分に含まれる水酸基含量との
比はいずれも1:0.4である。
【0061】また、(a)成分としてポリブタジエンポ
リオールである末端水酸基変性ポリブタジエン(官能基
数2)100重量部、(b)成分としてオクタンジオー
ルである2−エチル−1,3−ヘキサンジオール26重
量部、(c)成分として水酸化アルミニウム100重量
部、(d)成分としてイオン交換水3重量部をプラネタ
リーミキサーで撹拌混合後、(e)成分としてイソシア
ネートの一種であるカルボジイミド変性ジフェニルメタ
ンジイソシアネート88.3重量部、さらにその他に触
媒、製泡剤、難燃剤、可塑剤、着色剤等を適宜添加して
ウレタン樹脂自動計量混合吐出装置を用いて混合吐出し
てやはり図5に示す実施例3の発泡体及び実施例4から
実施例9までの発泡体と多孔質体との積層体を得た。な
お、実施例8は多孔質体と剛壁の間に制振材として本発
明の発泡体を配置したもの、また実施例9は多孔質体と
制振材としての発泡体との間に拘束材としてアルミニウ
ム繊維からなる不織布(アルミ不織布)を配置した例で
ある。なお、(a)成分に含まれる水酸基含量と(b)
成分に含まれる水酸基含量との比はいずれも1:2であ
る。
【0062】さらに、本実施例に用いられる多孔質体は
密度32kg/m3のグラスウールである。また、実施
例1〜実施例5までの発泡体はいずれも被膜面のない発
泡体、実施例6〜実施例9は被膜面付の発泡体である。
そして、図6に示した比較例1として従来から用いられ
ている密度29kg/m3、厚さ25mmのウレタンフォ
ームを、比較例2としては密度32kg/m3、厚さ2
5mmのグラスウールのみを用いた。さらに、比較例3は
比較例1のウレタンフォームに厚さ75mmのグラスウー
ルを積層して合計の厚さを100mmとしたもの、比較例
4はグラスウール単体で100mmの厚さとしたものであ
る。
【0063】上記のような実施例及び比較例につきそれ
ぞれの吸音特性の指標となる吸音率と制振性の指標とな
る損失係数を測定した。まず、被膜面のない実施例1及
び実施例3の発泡体と比較例1のウレタンフォーム、比
較例2のグラスウールの吸音率を図7に、損失係数を図
8に示す。
【0064】図7の結果から、本発明の発泡体は特に約
300〜1500Hzの周波数領域で比較例1及び比較
例2に比べて優れた吸音率を示し、また図8の損失係数
においてはすべての周波数領域に渡って比較例1及び比
較例2より優れた制振性を示した。
【0065】なお、吸音率の測定は、JIS A 1405「音響
−インピーダンス管による吸音率及びインピーダンスの
測定−定在波比法」に従い、垂直入射吸音率を測定し
た。また、損失係数の測定は、JIS G 0602「制振鋼板の
振動減衰特性試験方法」に準拠し、試験片の保持は中央
支持方式、試験片の加振は電磁加振器、損失係数算出方
法は半値幅法により行った。なお、吸音率はオンテック
R&D社製音響管式吸音特性測定システム、損失係数は
リオン製の測定器を用いて行った。
【0066】次に、やはり被膜面のない実施例2、実施
例4及び実施例5と比較例3及び比較例4の吸音率の測
定結果を図9に示す。図9より、比較例3、4に比べて
実施例2の吸音材は350Hz付近に周波数のピークが
あり、それ以下の周波数領域で比較例に比べて優れた吸
音率を示している。また、実施例4の吸音材は特に20
0Hz以下の周波数領域で良好な吸音率が得られてい
る。さらに、実施例5の吸音材は300Hz付近の周波
数にピークがあり、それ以下の周波数領域で優れた吸音
率を示している。従っていずれも比較例に比べて100
〜350Hz付近の低周波数領域の吸音特性に優れてい
ることが明らかである。
【0067】さらに、被膜面の付いた発泡体を用いた実
施例6及び実施例7と比較例4の吸音率を測定した。測
定結果を図10に示す。図10より、比較例4に比べて
実施例6は315Hz付近以下の周波数領域で吸音率の
向上が見られ、また実施例7は250Hz付近以下の周
波数領域で高い吸音率が得られた。この結果図9の実施
例2、実施例4、実施例5と同様にいずれも比較例に比
べて約300Hz以下の低周波数領域で優れた吸音率を
有していることが明らかとなった。
【0068】図11は多孔質体と剛壁との間に制振材を
配置した実施例8及び多孔質体と制振材との間に拘束材
を配置した実施例9と厚さが100mmのグラスウールの
みからなる比較例4の吸音率を測定した結果である。図
11より、350Hz付近以下の低周波数領域において
実施例8及び実施例9とも比較例4に比べて吸音率が高
く、優れた吸音特性を有していることがわかる。
【0069】図12は実施例8及び実施例9と厚さが2
5mmのやはりグラスウールのみからなる比較例2の損失
係数を測定した結果である。図12より、実施例8及び
実施例9とも比較例2に比べてすべての周波数領域にお
いて優れた制振性を有していることが明らかであり、特
に実施例9は約500Hz以下の低周波数領域において
も極めて高い制振性能を有していることがわかる。
【0070】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、(a)
分子量500〜5000のジオールと、(b)分子量5
00以下のジオールと、(c)無機充填材と、(d)発
泡剤としての水と、(e)イソシアネートの各成分から
配合した発泡体及びこの発泡体に多孔質体を積層して吸
音材を作成したので、特に低周波数領域で吸音特性が優
れているのみならず固体伝搬音や振動の低減に効果的な
制振性も有した吸音材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における吸音材の一実施の形態を示した
図である。
【図2】本発明における吸音材の他の実施の形態を示し
た図である。
【図3】本発明における吸音材のさらに他の実施の形態
を示した図である。
【図4】本発明における吸音材のさらに他の実施の形態
を示した図である。
【図5】本発明の実施例を示した図である。
【図6】本発明の比較例を示した図である。
【図7】本発明の実施例の吸音率を示した図である。
【図8】本発明の実施例の損失係数を示した図である。
【図9】本発明の他の実施例の吸音率を示した図であ
る。
【図10】本発明のさらに他の実施例の吸音率を示した
図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例の吸音率を示した
図である。
【図12】本発明の他の実施例の損失係数を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 吸音材 2 発泡体 3 多孔質体 4 剛壁 5 音源側面 6 被膜面 7 制振材 8 拘束材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月28日(2003.1.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】〈構成20〉上記拘束材は金属製材質から
なることを特徴とする構成19記載の吸音材。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】〈構成21〉上記拘束材の厚さは0.1〜
2mmであることを特徴とする構成19または構成20記
載の吸音材。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)分子量500〜5000のジオー
    ルと、(b)分子量500以下のジオールと、(c)無
    機充填材と、(d)発泡剤としての水と、(e)イソシ
    アネートの各成分から配合されていることを特徴とする
    発泡体。
  2. 【請求項2】 前記発泡体の密度が50〜500kg/
    m3であることを特徴とする請求項1記載の発泡体。
  3. 【請求項3】 前記(a)成分に含まれる水酸基含量と
    前記(b)成分に含まれる水酸基含量の比が1:0.3
    〜2.5であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の発泡体。
  4. 【請求項4】 前記(c)成分の含量は前記(a)成分
    100重量部に対して10〜200重量部であることを
    特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求
    項に記載の発泡体。
  5. 【請求項5】 前記(d)成分の含量は前記(a)成分
    100重量部に対して2〜5重量部であることを特徴と
    する請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記
    載の発泡体。
  6. 【請求項6】 前記(a)成分と(b)成分及び(d)
    成分の水酸基含量の合計と前記(e)成分のイソシアネ
    ート含量の比であるイソシアネートインデックス(NC
    O/OH)が0.5〜1.0の範囲にあることを特徴と
    する請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記
    載の発泡体。
  7. 【請求項7】 前記イソシアネートインデックスが0.
    6〜0.9の範囲にあることを特徴とする請求項6記載
    の発泡体。
  8. 【請求項8】 前記(a)成分はポリエステルポリオー
    ル、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオー
    ル、ポリイソプレンポリオール、ポリオレフィンポリオ
    ール、ポリアクリル酸エステル系ポリオール、ポリカー
    ボネート系ポリオールのうちから選択されたいずれかの
    ジオールであることを特徴とする請求項1から請求項7
    までのいずれかの請求項に記載の発泡体。
  9. 【請求項9】 前記(b)成分はエチレングリコール、
    プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオ
    ール、オクタンジオール、デカンジオール等の脂肪族系
    若しくはN,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)アニ
    リン等の芳香族系のうちから選択されたいずれかのジオ
    ールであることを特徴とする請求項1から請求項7まで
    のいずれかの請求項に記載の発泡体。
  10. 【請求項10】 前記(c)成分はカーボンブラック、
    シリカ、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、酸化マグネ
    シウム、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸
    化アルミニウムのうちから選択されたいずれかの無機充
    填剤であることを特徴とする請求項1から請求項7まで
    のいずれかの請求項に記載の発泡体。
  11. 【請求項11】 前記(e)成分は2,4−トリレンジ
    イソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、
    4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジ
    イミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、粗製ト
    リレンジイソシアネート、粗製ジフェニルメタンジイソ
    シアネート、p−フェニレンジイソシアネート、p−キ
    シレンジイソシアネート、テトラメチレン−1,4−ジ
    イソシアネートのうちから選択されたいずれかのイソシ
    アネートであることを特徴とする請求項1から請求項7
    までのいずれかの請求項に記載の発泡体。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の発泡体と多孔質体とを
    積層したことを特徴とする吸音材。
  13. 【請求項13】 前記発泡体は音源側に、前記多孔質体
    は剛壁側に配置されていることを特徴とする請求項12
    記載の吸音材。
  14. 【請求項14】 前記発泡体の音源側の面が被膜面とな
    っていることを特徴とする請求項13記載の吸音材。
  15. 【請求項15】 前記多孔質体はグラスウール若しくは
    ロックウールからなることを特徴とする請求項12から
    請求項14までのいずれかの請求項に記載の吸音材。
  16. 【請求項16】 前記多孔質体は発泡体と制振材との間
    に配置されていることを特徴とする請求項12から請求
    項15までのいずれかの請求項に記載の吸音材。
  17. 【請求項17】 前記制振材は剛壁側に配置されている
    ことを特徴とする請求項16記載の吸音材。
  18. 【請求項18】 前記制振材は請求項1の発泡体からな
    ることを特徴とする請求項16または請求項17記載の
    吸音材。
  19. 【請求項19】 前記多孔質体と制振材との間に前記制
    振材よりヤング率の大きい拘束材を配置したことを特徴
    とする請求項16から請求項18までのいずれかの請求
    項に記載の吸音材。
  20. 【請求項20】 前記拘束材は金属製材質からなること
    を特徴とする請求項20記載の吸音材。
  21. 【請求項21】 前記拘束材の厚さは0.1〜2mmであ
    ることを特徴とする請求項20または請求項21記載の
    吸音材。
  22. 【請求項22】 内底面が平面である容器に請求項1記
    載の発泡体の各成分を混合吐出して発泡させるとともに
    多孔質体を積層して片面を被膜面とした発泡体と多孔質
    体を一体に成型することを特徴とする吸音材の製造方
    法。
  23. 【請求項23】 前記吸音材の被膜面を切断除去して気
    泡が開放された面とすることを特徴とする請求項22記
    載の吸音材の製造方法。
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