JPS643905Y2 - - Google Patents
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- JPS643905Y2 JPS643905Y2 JP1982179258U JP17925882U JPS643905Y2 JP S643905 Y2 JPS643905 Y2 JP S643905Y2 JP 1982179258 U JP1982179258 U JP 1982179258U JP 17925882 U JP17925882 U JP 17925882U JP S643905 Y2 JPS643905 Y2 JP S643905Y2
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Landscapes
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、吸、排気用のダクト内で発生する共
鳴音を制御して、騒音を防止することができるダ
クトに関する。 (従来の技術) 従来、ダクトの騒音防止対策としては、ガラス
繊維のマツト、発砲体等の吸音材をダクトの外周
に被覆(ラツキング)して吸音させ防音してい
た。 (考案が解決しようとする問題点) しかし、この方法での防音は、ダクトの内部で
発生する共鳴音、すなわちターボの発生する音、
空気の流れによつて発生する音が、ダクト内で共
鳴して発生する騒音は当初の音の約5〜6倍にも
なるものであり、しかも、ダクト出口の防音が極
めて困難なので、一度発生した共鳴音を防止する
ことは頗る困難であつた。 そこでダクト内で発生する共鳴音を防止する為
に、消音器を多数ダクト内に装着して防音する方
法が行なわれているが、この方法にも又新たな欠
点が生じて問題となつている。それはダクト内の
消音器の数を多くすればするほど空気抵抗が大き
くなり、その抵抗に打ち勝つ為にはターボ(送風
機)の風力(馬力)を増大しなければならない。
ターボを大きくすれば振動騒音が大きくなり、騒
音が大きくなれば消音器の数を多くしなければな
らぬ、等の欠点が発生するのである。 考案者は以上の点に鑑みて、ダクトの内面にプ
レートを突設し、このプレートに多数の孔を設け
たもの(特願昭51−82300号、特開昭53−7831号)
を出願しているが、本考案はさらに改良を加えた
ダクトを提供することを目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案ダクトは、吸音板が、板状の防音材を芯
材とし、該芯材の両面を覆板で被覆し、両面の覆
板にのみ孔を多数設けて形成されてなり、該吸音
板を対向するダクト内面に各々突設させた点に特
徴を有するものである。 (作用) 一般に消音器の原理は、断熱膨張を利用したも
の(例えばエンヂンマフラ)、吸音効果を利用す
るもの、空気の流れる方向を変えて減音するもの
等がある。ダクトの消音は、吸音効果を利用する
方法、空気の流れる方向を変える方法、又はこれ
らの方法の組合せた方法等であるが、これらの方
法のものは皆空気の抵抗が大きい構造に成つてい
る。これは吸音効果を高めるためには表面積を大
きくする必要があるからである。したがつて吸音
材(繊維状マツト、発泡体)で形成した吸音板
を、ケーシング(枠体)内に多数並列に立設、又
はX状に立設、又は吸音板を多数屈折させたもの
をケーシング内に装着して形成した消音器がある
(実開昭51−32173号公報、特開昭52−38763号公
報、特公昭56−7484号公報)。しかしダクトの防
音効果を高めるために消音器を、ダクト内に多数
装着すると前記のような弊害が起きて結局防音効
果が阻害される欠点が生じる。 本考案ダクトは、従来のダクトのように消音器
を多数内装して、騒音を防止する方法のものでは
なくて、ダクト自体が騒音を抑制するような構造
に形成している。 (実施例) つぎに図面に示す実施例により説明する。第1
図は本考案ダクトの一実施例を示す斜視図で、ダ
クト1は、筒体からなるダクト本体2の内壁に吸
音板3を突設したものである。吸音板3はダクト
本体2の内面に長手方向に沿つて設けている。吸
音板3はダクト本体2の全長にわたつて設ける
が、連続でも不連続でもよい。第2図、第3図は
吸音板3の実施例を示すものである。まず第2図
に示す実施例について説明する。吸音板3は板状
の防音材からなる芯材4の両面を金属製の覆板5
で被覆している。防音材としては、石綿セメント
板、石膏ボード、石綿ケイ酸カルシウム板、石綿
板、パーライト板、石綿リン酸マグネシウム板、
グラスウール、ロツクウール、発泡体などが使用
できる。覆板5は帯状金属板を幅方向中央で二つ
折りし、その間に芯材4を挟んで形成している。
覆板6には多数の孔6を形成しており、孔6は規
則的に設けている。孔6は直径約5〜10mm、ピツ
チ間隔約15〜25mmとしているがこれに限らない。 本吸音板は、上記のように金属製の覆板のみ透
孔とし、内装の芯材は透孔としない。これは投射
音が芯材で吸音され、覆板では、透孔の円周部分
が投射音の音圧によつて振動(伸縮運動)を発生
し、この振動によるエネルギーの消費が減衰力と
なつて、消音(減音)する。又芯材の吸音効果と
被覆板に穿つた多数の透孔による消音効果が相乗
して、極めて強力な防音効果を発揮する吸音板と
なる。 ダクトの中を音波が伝播すると、第8図に示す
ような状態になる。即ち音波Sが矢印の方向に伝
播すると、Kの位置が音波の節で、KとKの間が
波長であり、上下のRとRの間が振幅であるとと
もに音の反射共鳴をする部分でもある。したがつ
てこの共鳴音を防ぐには吸音板を、ダクト内壁の
上下部面に立設し、吸音板の高さはAの点線(内
径の約1/3)の位置までが効果的である。これは
空気の抵抗を少なくして共鳴音を防ぐからであ
る。 したがつて、吸音板の厚さも薄く10mm前後でも
良い。又一般に騒音の大きな周波数は1KHzで波
長は約34cm〜35cmである。これは音速(秒速340
m)からの計算である。したがつてダクトの高さ
(内径)も又34cm〜35cmが望ましい。 つぎに第3図に示す吸音板3の実施例について
説明する。芯材4は第2図の場合と同様で、その
両面を覆板5a,5bで覆つている。覆板5a,
5bと芯材4とは接着、ビス止めなどにより密着
させている。孔6は、覆板6の全面に、不規則的
でほぼ均一に分布させている。7は、覆板5a,
5bの下端にそれぞれ設けた、ダクト本体2に固
定するための取付具である。なお孔6は円形に限
らず、長孔、多角形の孔でもよい。また覆板には
金属板に限らず、樹脂板板でもよい。 このようになる吸音板3をダクト本体2の内面
に立設する。ダクト本体2の左右内面でもよい
が、ダクトの上下面に設けるのが特によい。それ
は音波が伝播する場合、横波より縦波の方が伝播
しやすく、音波の大半は縦波であるからである。
したがつてダクト内に吸音板を装着する場合は上
下面の方がより効果的であるからである。 第4図、第5図は吸音板3の配置を示すもの
で、第4図は、上下面のそれぞれ中央に吸音板3
を突設したものである。この場合好ましくは突設
高さh2,h3をダクト本体2の全高さh1の約
1/3にするのがよい。第5図は上下面に、左右に
位置をずらした状態で突設したものである。この
場合、突設高さh4,h5はダクト本体2の全高
さh1の約1/2で、突設位置は両側壁2a,2b
間の距離lの約1/3内側l1,l2の位置に突設
するのがよい。
鳴音を制御して、騒音を防止することができるダ
クトに関する。 (従来の技術) 従来、ダクトの騒音防止対策としては、ガラス
繊維のマツト、発砲体等の吸音材をダクトの外周
に被覆(ラツキング)して吸音させ防音してい
た。 (考案が解決しようとする問題点) しかし、この方法での防音は、ダクトの内部で
発生する共鳴音、すなわちターボの発生する音、
空気の流れによつて発生する音が、ダクト内で共
鳴して発生する騒音は当初の音の約5〜6倍にも
なるものであり、しかも、ダクト出口の防音が極
めて困難なので、一度発生した共鳴音を防止する
ことは頗る困難であつた。 そこでダクト内で発生する共鳴音を防止する為
に、消音器を多数ダクト内に装着して防音する方
法が行なわれているが、この方法にも又新たな欠
点が生じて問題となつている。それはダクト内の
消音器の数を多くすればするほど空気抵抗が大き
くなり、その抵抗に打ち勝つ為にはターボ(送風
機)の風力(馬力)を増大しなければならない。
ターボを大きくすれば振動騒音が大きくなり、騒
音が大きくなれば消音器の数を多くしなければな
らぬ、等の欠点が発生するのである。 考案者は以上の点に鑑みて、ダクトの内面にプ
レートを突設し、このプレートに多数の孔を設け
たもの(特願昭51−82300号、特開昭53−7831号)
を出願しているが、本考案はさらに改良を加えた
ダクトを提供することを目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案ダクトは、吸音板が、板状の防音材を芯
材とし、該芯材の両面を覆板で被覆し、両面の覆
板にのみ孔を多数設けて形成されてなり、該吸音
板を対向するダクト内面に各々突設させた点に特
徴を有するものである。 (作用) 一般に消音器の原理は、断熱膨張を利用したも
の(例えばエンヂンマフラ)、吸音効果を利用す
るもの、空気の流れる方向を変えて減音するもの
等がある。ダクトの消音は、吸音効果を利用する
方法、空気の流れる方向を変える方法、又はこれ
らの方法の組合せた方法等であるが、これらの方
法のものは皆空気の抵抗が大きい構造に成つてい
る。これは吸音効果を高めるためには表面積を大
きくする必要があるからである。したがつて吸音
材(繊維状マツト、発泡体)で形成した吸音板
を、ケーシング(枠体)内に多数並列に立設、又
はX状に立設、又は吸音板を多数屈折させたもの
をケーシング内に装着して形成した消音器がある
(実開昭51−32173号公報、特開昭52−38763号公
報、特公昭56−7484号公報)。しかしダクトの防
音効果を高めるために消音器を、ダクト内に多数
装着すると前記のような弊害が起きて結局防音効
果が阻害される欠点が生じる。 本考案ダクトは、従来のダクトのように消音器
を多数内装して、騒音を防止する方法のものでは
なくて、ダクト自体が騒音を抑制するような構造
に形成している。 (実施例) つぎに図面に示す実施例により説明する。第1
図は本考案ダクトの一実施例を示す斜視図で、ダ
クト1は、筒体からなるダクト本体2の内壁に吸
音板3を突設したものである。吸音板3はダクト
本体2の内面に長手方向に沿つて設けている。吸
音板3はダクト本体2の全長にわたつて設ける
が、連続でも不連続でもよい。第2図、第3図は
吸音板3の実施例を示すものである。まず第2図
に示す実施例について説明する。吸音板3は板状
の防音材からなる芯材4の両面を金属製の覆板5
で被覆している。防音材としては、石綿セメント
板、石膏ボード、石綿ケイ酸カルシウム板、石綿
板、パーライト板、石綿リン酸マグネシウム板、
グラスウール、ロツクウール、発泡体などが使用
できる。覆板5は帯状金属板を幅方向中央で二つ
折りし、その間に芯材4を挟んで形成している。
覆板6には多数の孔6を形成しており、孔6は規
則的に設けている。孔6は直径約5〜10mm、ピツ
チ間隔約15〜25mmとしているがこれに限らない。 本吸音板は、上記のように金属製の覆板のみ透
孔とし、内装の芯材は透孔としない。これは投射
音が芯材で吸音され、覆板では、透孔の円周部分
が投射音の音圧によつて振動(伸縮運動)を発生
し、この振動によるエネルギーの消費が減衰力と
なつて、消音(減音)する。又芯材の吸音効果と
被覆板に穿つた多数の透孔による消音効果が相乗
して、極めて強力な防音効果を発揮する吸音板と
なる。 ダクトの中を音波が伝播すると、第8図に示す
ような状態になる。即ち音波Sが矢印の方向に伝
播すると、Kの位置が音波の節で、KとKの間が
波長であり、上下のRとRの間が振幅であるとと
もに音の反射共鳴をする部分でもある。したがつ
てこの共鳴音を防ぐには吸音板を、ダクト内壁の
上下部面に立設し、吸音板の高さはAの点線(内
径の約1/3)の位置までが効果的である。これは
空気の抵抗を少なくして共鳴音を防ぐからであ
る。 したがつて、吸音板の厚さも薄く10mm前後でも
良い。又一般に騒音の大きな周波数は1KHzで波
長は約34cm〜35cmである。これは音速(秒速340
m)からの計算である。したがつてダクトの高さ
(内径)も又34cm〜35cmが望ましい。 つぎに第3図に示す吸音板3の実施例について
説明する。芯材4は第2図の場合と同様で、その
両面を覆板5a,5bで覆つている。覆板5a,
5bと芯材4とは接着、ビス止めなどにより密着
させている。孔6は、覆板6の全面に、不規則的
でほぼ均一に分布させている。7は、覆板5a,
5bの下端にそれぞれ設けた、ダクト本体2に固
定するための取付具である。なお孔6は円形に限
らず、長孔、多角形の孔でもよい。また覆板には
金属板に限らず、樹脂板板でもよい。 このようになる吸音板3をダクト本体2の内面
に立設する。ダクト本体2の左右内面でもよい
が、ダクトの上下面に設けるのが特によい。それ
は音波が伝播する場合、横波より縦波の方が伝播
しやすく、音波の大半は縦波であるからである。
したがつてダクト内に吸音板を装着する場合は上
下面の方がより効果的であるからである。 第4図、第5図は吸音板3の配置を示すもの
で、第4図は、上下面のそれぞれ中央に吸音板3
を突設したものである。この場合好ましくは突設
高さh2,h3をダクト本体2の全高さh1の約
1/3にするのがよい。第5図は上下面に、左右に
位置をずらした状態で突設したものである。この
場合、突設高さh4,h5はダクト本体2の全高
さh1の約1/2で、突設位置は両側壁2a,2b
間の距離lの約1/3内側l1,l2の位置に突設
するのがよい。
【表】
【表】
【表】
これにより本考案によるダクトの騒音が、芯材
なしで孔を有する吸音板つきダクトおよび吸音板
のないダクトのいずれよりも低いことがわかる。 すなわち、吸音板のないダクトの場合、ターボ
の騒音(H地点)が86ホンであるのにダクトの出
口(A地点)の騒音が88ホン(A)であることからダ
クトが共鳴音を発生していることがわかる。 つぎに本考案によるダクトの測定結果(第1
表)と吸音板のないダクトの場合(第3表)とを
比較すると、ダクトの出口の中心線上の位置にお
いて5.5ホン(A)低く、さらに他の箇所においても
一様に低かつた。 また本考案によるダクトの測定結果(第1表)
と、芯材なしで孔を有する吸音板つきダクトの場
合(第2表)とを比較すると、ダクトの出口の中
心線上の位置において0.5ホン(A)低く、さらに他
の箇所においても0mの位置で2箇所、0.9mの
位置で3箇所、2.7mの位置で1箇所、4.5mの位
置で1箇所、6.3mの位置で2箇所、8.1mの位置
で3箇所等しい値であつたほかは低い値であつ
た。 なお測定時の暗騒音は55ホン(A)で、測定時との
差が20ホン以上であるから暗騒音による影響はな
い。 本考案ダクトは以上説明した如く吸音板をダク
ト内に長手方向に沿つて突設してなるダクトであ
つて、該吸音板が、板状の防音材を芯材とし、該
芯材の両面を覆板で被覆し、両面の覆板のみに孔
を設けて形成されてなり、該吸音板を、対向する
ダクト内面に各々突設させたので従来ない新規な
もので騒音防止の点において優れた効果を有する
ものである。
なしで孔を有する吸音板つきダクトおよび吸音板
のないダクトのいずれよりも低いことがわかる。 すなわち、吸音板のないダクトの場合、ターボ
の騒音(H地点)が86ホンであるのにダクトの出
口(A地点)の騒音が88ホン(A)であることからダ
クトが共鳴音を発生していることがわかる。 つぎに本考案によるダクトの測定結果(第1
表)と吸音板のないダクトの場合(第3表)とを
比較すると、ダクトの出口の中心線上の位置にお
いて5.5ホン(A)低く、さらに他の箇所においても
一様に低かつた。 また本考案によるダクトの測定結果(第1表)
と、芯材なしで孔を有する吸音板つきダクトの場
合(第2表)とを比較すると、ダクトの出口の中
心線上の位置において0.5ホン(A)低く、さらに他
の箇所においても0mの位置で2箇所、0.9mの
位置で3箇所、2.7mの位置で1箇所、4.5mの位
置で1箇所、6.3mの位置で2箇所、8.1mの位置
で3箇所等しい値であつたほかは低い値であつ
た。 なお測定時の暗騒音は55ホン(A)で、測定時との
差が20ホン以上であるから暗騒音による影響はな
い。 本考案ダクトは以上説明した如く吸音板をダク
ト内に長手方向に沿つて突設してなるダクトであ
つて、該吸音板が、板状の防音材を芯材とし、該
芯材の両面を覆板で被覆し、両面の覆板のみに孔
を設けて形成されてなり、該吸音板を、対向する
ダクト内面に各々突設させたので従来ない新規な
もので騒音防止の点において優れた効果を有する
ものである。
第1図は本考案ダクトの一実施例を示す斜視
図、第2図、第3図は吸音板を示す断面図、第4
図、第5図はダクトの正面図、第6図は試験装置
を示す正面図、第7図はダクトの周囲における測
定位置を示す正面図、第8図はダクト内の音波の
伝播状態を示す図である。 1……ダクト、2……ダクト本体、3……吸音
板、4……芯材、5,5a,5b……覆板、6…
…孔、Sの矢印……音波の伝播方向、点線A……
吸音板の取付位置と高さを示す。K……音波の
節、R……音波がダクト内で共鳴音を発生する部
分。
図、第2図、第3図は吸音板を示す断面図、第4
図、第5図はダクトの正面図、第6図は試験装置
を示す正面図、第7図はダクトの周囲における測
定位置を示す正面図、第8図はダクト内の音波の
伝播状態を示す図である。 1……ダクト、2……ダクト本体、3……吸音
板、4……芯材、5,5a,5b……覆板、6…
…孔、Sの矢印……音波の伝播方向、点線A……
吸音板の取付位置と高さを示す。K……音波の
節、R……音波がダクト内で共鳴音を発生する部
分。
Claims (1)
- 吸音板をダクト内に長手方向に沿つて突設して
成るダクトであつて、該吸音板が板状の防音材を
芯材とし、該芯材の両面を覆板で被覆し、両面の
覆板にのみ孔を多数穿つて形成されてなり、該吸
音板を、対向するダクト内面に各々突設させたこ
とを特徴とするダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17925882U JPS5983294U (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17925882U JPS5983294U (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | ダクト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5983294U JPS5983294U (ja) | 1984-06-05 |
JPS643905Y2 true JPS643905Y2 (ja) | 1989-02-01 |
Family
ID=30388980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17925882U Granted JPS5983294U (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5983294U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006125214A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Aisin Seiki Co Ltd | 消音装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5132173B2 (ja) * | 1972-06-17 | 1976-09-10 | ||
JPS5238763A (en) * | 1975-07-30 | 1977-03-25 | Industrial Acoustics Co | Silencer |
JPS567484A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-26 | Tokyo Electric Co Ltd | Manufacturing of light receiving element used in printer or the like |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS554635Y2 (ja) * | 1974-08-31 | 1980-02-02 |
-
1982
- 1982-11-26 JP JP17925882U patent/JPS5983294U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5132173B2 (ja) * | 1972-06-17 | 1976-09-10 | ||
JPS5238763A (en) * | 1975-07-30 | 1977-03-25 | Industrial Acoustics Co | Silencer |
JPS567484A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-26 | Tokyo Electric Co Ltd | Manufacturing of light receiving element used in printer or the like |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5983294U (ja) | 1984-06-05 |
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