JP3208046B2 - 吸音エレメント及びこれを装着した消音エルボ - Google Patents

吸音エレメント及びこれを装着した消音エルボ

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JP3208046B2 JP18100595A JP18100595A JP3208046B2 JP 3208046 B2 JP3208046 B2 JP 3208046B2 JP 18100595 A JP18100595 A JP 18100595A JP 18100595 A JP18100595 A JP 18100595A JP 3208046 B2 JP3208046 B2 JP 3208046B2
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸音エレメント及び吸
音エレメントを用いた消音エルボに関し、空調系、送風
系、ガスタービンの吸排気系等の消音を必要とする流体
搬送経路の曲がり部に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の消音エルボとしては、図10に示
す如く、ダクトと接続する入口及び出口の開口断面の周
囲から外側に拡張した外板部分110を作り、この中に
吸音材2を装填した形式のものが一般的であった。しか
しながら、この消音エルボは、矢印に示す流体の流れ方
向の断面積の変化が大きいため、流体の圧力損失が大き
くなる。又、背面の外板に流体が衝突すると、外板が振
動して新たな低周波音を発生させるという問題があっ
た。更に、500Hz以上の消音性能は高いものの、低
周波音を低減させる効果が少なかった。そして更に、吸
音材を内張りするために外板に拡張部分を設けているの
で、その厚み分だけ出入口の寸法よりも外板部分が大き
くなり、配置スペースが増えたり製造コストが高くなる
という問題もあった。
【0003】一方、流体の流れ抵抗を減らすために多数
のガイドベーンを設けた消音エルボが提案されている
(実開昭62−195033号公報参照)。しかしなが
ら、この消音エルボでは、僅かに抵抗減少の効果を期待
できるものの、上記のような従来技術の問題点はほとん
ど解決されていない。又、吸音材から成る仕切板を設け
た消音エルボも提案されている(実開昭64−2439
7号公報参照)。この消音エルボは構造が複雑で製造コ
ストの上昇を招く。又、曲がり部での断面積変化が大き
いと共に、仕切板の摩擦抵抗が多くなるため、圧力損失
低減の効果も余り期待できないと考えられる。
【0004】更に、従来型の外板ケーシングを用いて吸
音材を曲面状に取り付け、吸音材の張り付けの容易化と
通風抵抗の低減を図った消音エルボが提案されている
(特公平5ー26079号公報参照)。この形状のもの
では、入口側から入ってきた音波のうち、曲面状の多孔
板の開口でない所(通常全面積の70%程度を占める)
に当って直線出口側に反射して出て行くものが多くなる
ため、消音効果が不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術に於
ける上記問題を解決し、低周波音域における消音効果が
大きく、流体の圧力損失が低減され、製造容易で、消音
エルボへの取り付けが容易で、更に既存のダクト装置に
低コストで容易に装着できる吸音エレメント、及び、こ
の吸音エレメントが取り付けられ同様の目的を達成でき
る消音エルボを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、吸音エレメントが、多
数の開口が明けられウェッジ状に形成され頂部と第1傾
斜部及び第2傾斜部から成る傾斜部とを備えた多孔板で
あって前記第1傾斜部の片側と前記第2傾斜部の片側と
で形成する一方側平面と前記第1傾斜部の他の片側と前
記第2傾斜部の他の片側とで形成する他方側平面とが所
定の頂角を成す多孔板と、該多孔板の裏面側に取り付け
られた吸音材と、を有することを特徴とし、請求項2の
発明は、消音エルボが吸音エレメントとエルボとを備
え、前記吸音エレメントは、多数の開口が明けられウェ
ッジ状に形成され頂部と第1傾斜部及び第2傾斜部から
成る傾斜部とを備えた多孔板であって前記第1傾斜部の
片側と前記第2傾斜部の片側とで形成する一方側平面と
前記第1傾斜部の他の片側と前記第2傾斜部の他の片側
とで形成する他方側平面とが所定の頂角を成す多孔板
と、該多孔板の裏面側に取り付けられた吸音材と、を有
し、前記エルボは、相対向した両側板と、前記頂角と同
じ角度で曲がった入口板及び出口板とを備え、前記吸音
エレメントは前記両側板の間に介装され前記一方側平面
を形成する片側と前記他方側平面を形成する他の片側と
がそれぞれ前記入口側板と前記出口側板とに取り付けら
れている、ことを特徴とする。
【0007】ウェッジ状に形成された吸音エレメントの
頂部は、通常直線状に形成されるが、ある程度曲がって
いてもよい。又、尖った突き合わせ面であってもよい
し、裏面側への吸音材の張り付けを容易にするため、あ
る程度の幅を持った面状になっていてもよい。ウェッジ
状を形成する第1傾斜部と第2傾斜部とは、通常平面状
に形成されるが、ある程度曲面状になっていてもよい。
第1傾斜部と第2傾斜部とは、30〜60°程度の頂角
を持つように形成されるが、この角度は、吸音エレメン
トが装着される消音エルボやダクトの寸法、この中に装
着される吸音エレメントの数、ウェッジの高さとの関係
等により、実際の設計において適当な値に決定される。
【0008】第1、第2傾斜面の片側及び他の片側(以
下「稜線」ともいう)は、それぞれの面のものの間で所
定の頂角を形成するが、この頂角は、吸音エレメントが
装着される消音エルボや既存ダクトの曲がり部の角度と
同じ角度にされる。例えば通常の90°エルボでは、頂
角も90°である。傾斜部の形状は、それぞれの稜線が
交わるところまで延長された三角形状であってもよい
し、それぞれの稜線を途中で止めて、それぞれを直線で
結んだ台形状であってもよい。
【0009】エルボやダクトの大きさや形状が適当で、
傾斜部が三角形状の吸音エレメントをそれらの中に1個
だけ装着する場合には、傾斜部の頂点がエルボ等の相対
向した両側面(通常上下面)と出入口側板との角部と交
線に接触するように、吸音エレメントの寸法や形状を定
め、そのように装着することが望ましい。エルボ等の上
下面の間隔が広い場合には、吸音エレメントを複数個装
着することもでき、必要に応じてその間に適当な仕切り
を入れることもできる。
【0010】傾斜部が台形状の吸音エレメントをエルボ
等に装着する場合には、頂部に対向する側である台形の
短辺がエルボの上下面に接触するように装着する。上下
面間が広い場合には、上記と同様に中間に仕切りをいれ
て複数個の吸音エレメントを装着する。
【0011】
【作用】吸音エレメントの多孔板を頂部とその両側の第
1、第2傾斜部とでウェッジ状に形成し、両側の傾斜部
の稜線の形成する両面を所定の頂角にするので、所定の
頂角を装着される対象となるエルボやダクトの曲がり角
と一致させることにより、吸音エレメントをエルボ等の
曲がり面に沿わせ、リベットやネジ等で容易に装着する
ことができる。
【0012】このように装着すると、ウエッジ状の多孔
板がエルボ等の曲がり部において、曲がりの中心位置を
中心として漸次増減する容積を占めるので、曲がり部の
中心位置を中心として流路の断面積が増減するエルボ等
における断面積変化を減少させることができる。又、傾
斜部が流体流れを案内する作用をなす。その結果、流体
の流れ抵抗が減少する。
【0013】エルボ等に入口側から侵入した音波は、多
孔板に開けられた多数の開口内に入り、その裏面側に装
着されている吸音材に吸収される。多孔板の傾斜部とエ
ルボ等の外板との間には可なりの空間が生じるので、波
長の長い低周波音が効果的に吸収される。又、多孔板に
当たった音波は、これに反射されるが、エルボ等の上下
の側板等に当たって反射を繰り返し、何回か吸音エレメ
ントに当たるので、騒音が吸音される確率が高くなる。
その結果、吸音部分の表面積の割に大きな消音効果を生
ずる。更に、吸音エレメントがエルボ等の壁面を補強す
る効果を有するので、流体が衝突しても壁面が振動しな
くなり、二次騒音を発生させることがない。
【0014】
【実施例】図1は実施例の吸音エレメントの多孔板の形
状を示し、(a)は表面側で(b)は裏面側である。図
2(a)乃至(d)は、それぞれ、図1(b)を上、側
面(A)、側面(B)、中央断面(C−C)の方向から
見た図で、(d)及び(e)では吸音材の配置も示して
いる。多孔の状態は図1(a)に示し、他の図では省略
している。
【0015】吸音エレメントは、多数の開口1aが明け
られウェッジ状に形成され頂部11と第1、第2傾斜部
12、13から成る両側面とを備えた多孔板1と、その
裏面側に取り付けられたグラスウール等の吸音材2と、
を有する。傾斜部12の片側である稜線12aと傾斜部
13の片側である稜線13aとで形成する一方側平面P
aと傾斜部12の他の片側である稜線12bと傾斜部1
3の他の片側である稜線13bとで形成する他方側平面
Pbとは、所定の頂角として本実施例では90°でもっ
て交わる関係になっている。
【0016】多孔板1は、溶接等で取り付けられた補強
材14〜16によって補強される。多孔板がダクト等に
取り付けられると、それらと一体となって構造強度を発
揮するので、多孔板1の厚みが十分あるような場合に
は、このような補強材を省略してもよい。但し、製造や
運搬時における取扱いの便宜のためや、エルボ等に取り
付けられたときに、流体の衝突による振動を確実に防止
するためには、補強材を取り付けることが望ましい。
【0017】吸音材2は、図2(d)及び(e)に示す
如く、多孔板1に沿って取り付けられた吸音材2aと、
それらの内側に充填された吸音材2bに分けられてい
る。吸音材2bの有無によって消音性能が余り変わらな
いことも多いので、これを省略してもよい。吸音材2a
は、押さえ材21及びスタッドボルト22によって適当
なピッチで裏当て板23を押さえることにより、多孔板
1の裏面側に取り付けられる。
【0018】吸音エレメントは、図1(a)において二
点鎖線で示すように、多孔板1の傾斜部12、13が台
形状で、短辺17、18を持つように形成されていても
よい。この場合には、図3(a)乃至(d)に示す構造
になる。符号19a〜19cは補強材で、それぞれ、傾
斜板間を結合する板、稜線を補強する板、及び短辺を補
強する板である。吸音材は、図2と同様な方法で、吸音
材2a、2bとして装着される。この形状のものは、ダ
クトの寸法が大きかったり上下の側板の間隔が狭い場合
に有効である。
【0019】図4乃至図6は、図1のような吸音エレメ
ントをエルボ内に1個装着した消音エルボの構造を示
し、図4(a)及び図5は傾斜部が三角形状の場合で、
図4(b)及び図6は台形状の場合を示す。図4に示す
如く、消音エルボは、エルボ100とその中に装着され
た吸音エレメント10とにより構成されている。エルボ
100は、同図(a)では、相対向した両側板としての
点D、E、F、G、H、Dで形成する上板101及び点
I、J、K、L、M、Iで形成する下板102と、吸音
エレメントの頂角と同じ角度の90°を形成する入口板
103(点E、F、K、J、Eから成る)及び出口板1
04(点F、G、L、K、Fから成る)とを備えてい
る。
【0020】吸音エレメント10は、上下板101、1
02間に介装され、同図(a)においては、点F、Q、
R、K、Fで囲まれた一方側平面Paを形成する稜線1
2a、13aと、点F、S、T、K、Fで囲まれた他方
側平面Pbを形成する稜線12b、13bとが、それぞ
れ入口板103及び出口板104と接触し、リベット等
で固定されることにより取り付けられる。図において矢
印は空気の流れ方向を示す。消音エルボにおいて、それ
ぞれ点D、E、J、I、D及び点G、H、M、L、Gを
含む入口及び出口開口には、図5に示す如くフランジ1
05及び106が取り付けられている。又、点D、I、
M、H、Dを含む面は、、空気流れを良くするために1
/4円の形状になっている。
【0021】図4(b)及び図6では、多孔板の傾斜部
が台形状である場合の吸音エルボの構造を示している。
この場合には、稜線12a、13a及び12b、13b
がそれぞれ入口及び出口板103及び104に接触する
と共に、短辺17及び18がそれぞれ上板101及び下
板102に接触する。上下板101、102が大きい場
合には、必要に応じて補強材107で補強する。又、エ
ルボ100における吸音エレメント10の奥側の空洞部
の壁面には、必要に応じて断熱材108を取り付ける。
この形状の消音エルボでは、短辺部分と傾斜面とにより
エルボにおける流体の回転が円滑になるので、従来型の
消音エルボに較べて流れ抵抗が大幅に小さくなる。
【0022】図7及び図8は、エルボ100内に、傾斜
部がそれぞれ三角形状及び台形状の多孔板を持つ複数の
吸音エレメント10を取り付けた例を示す。図は、90
°エルボを45°の角度で切断した垂直な切断面及び正
面を示す。上下板101、102の間隔が広い場合や、
エルボのサイズが大きい場合等には、このように複数の
吸音エレメントを設けるのがよい。この場合には、それ
ぞれの吸音エレメント10間に仕切板109を設けるこ
とが望ましい。
【0023】以上のような消音エルボは、次のような作
用効果を有する。一般に吸音型の消音装置の減音量は、
A=S×αで示される吸音力によって定まり、吸音材の
取付面積Sと吸音率αの積に比例する。本発明の消音エ
ルボによれば、吸音面がウエッジ状に形成されているの
で、図9に示す如く、ダクト内で反射を繰り返しつつ消
音エルボに入ってきた音波は、吸音エレメント10に当
たり、その中の吸音材によって吸収されると共に、反射
した音波も、複数回反射する間に吸音材に吸収される率
が高くなるので、吸音率αが大きくなる。従って、取付
面積Sが小さい割に減音量が大きくなる。又、ウエッジ
状の吸音エレメントが音波の進行方向に対して厚みを持
つので、低周波音の吸音効果が大きい。
【0024】発明者等は、図4(a)に示す本発明の消
音エルボと図10に示す従来の消音エルボとを用いて騒
音実験を行い、次の結果を得た: 騒音の周波数(Hz) 63 125 250 減音量(dB) 図4(a)の消音エルボ 3.8 9 10.9 従来型の消音エルボ 4.0 9 11.0 即ち、本発明の消音エルボによれば、吸音材の取付面積
が従来のものの20〜40%であるにもかかわらず、そ
れと同等の消音効果が得られた。
【0025】一方、本発明の消音エルボでは、吸音エレ
メント10がエルボの壁に取り付けられたときに、壁面
の補強材としての効果も有するので、通過する流体によ
る壁面の振動も抑制される。その結果、本発明の消音エ
ルボには次のように自己発生音を低減させる効果がある
ことも実証された: 騒音の周波数(Hz) 63 125 250 自己発生音(セルフノイズdB) 図4(a)の消音エルボ 49 41 38 従来型の消音エルボ 52 43 39 従って、自己発生音が騒音として問題になることもな
い。
【0026】次に、図9(b)に示す如く、エルボ10
0の角部に傾斜部12、13を持つ吸音エレメント10
が存在するため、線L1 〜L5 で示す流路断面の断面積
の変化が低減されていることと、傾斜部12、13が流
体流れを案内する効果があることから、本発明の消音エ
ルボでは流体の流れ抵抗が小さくなる。本発明の消音エ
ルボと従来型の消音エルボとの比較実験によれば、ダク
ト内の風速6m/sにおいて、後者の圧損が3mmAq
であったのに対し、前者の圧損は1.7mmAqであっ
た。
【0027】更に、本発明の吸音エレメント10は、そ
れ自体の製造が容易であると共に、既存のダクト装置又
は製造中の消音エルボへの取り付けが容易であり、本発
明の吸音エレメント及び消音エルボによれば、消音装置
の製造の容易化とコストの低減が図られる。
【0028】なお以上では、通常のエルボに本発明の吸
音エレメントを装着した場合について説明したが、図1
0に示すような従来の消音エルボに上記吸音エレメント
を取り付けることも可能である。この場合には、消音効
果は更に向上する。
【0029】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、吸音エレメ
ントをウエッジ状に形成し、又これをエルボ等に装着す
ることにより、消音装置として、低周波音域における十
分な消音効果を得ることができる共に、流体の圧力損失
を低減することができる。又、吸音エレメント及びこれ
を装着した消音エルボの構造を簡単にし、製造の容易化
とコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の吸音エレメントの多孔板の形状を示す
斜視図で、(a)は表面側で(b)は裏面側である。
【図2】三角形状の傾斜部を持つ吸音エレメントの構造
を示し、(a)は多孔板の裏面側の平面図、(b)乃至
(d)はそれぞれ図1(b)の矢印A乃至C方向から見
た図で、側面図、側面図及び中心断面図であり、(e)
は吸音材取付部分の詳細図である。
【図3】台形状の傾斜部を持つ吸音エレメントの構造を
示し、(a)乃至(d)は、それぞれ平面図、側面図、
側面図及び中心断面図であり、図2(a)乃至(d)に
対応する図である。
【図4】(a)及び(b)は実施例の消音エルボの斜視
図である。
【図5】三角形状の傾斜部を持つ吸音エレメントを装着
した消音エルボを示し、(a)は平面図で(b)及び
(c)は側面図である。
【図6】台形状の傾斜部を持つ吸音エレメントを装着し
た消音エルボを示し、(a)は平面図で(b)及び
(c)は側面図である。
【図7】三角形状の傾斜部を持つ吸音エレメントを2個
装着した消音エルボを示し、(a)は断面図で(b)は
正面図である。
【図8】台形状の傾斜部を持つ吸音エレメントを3個装
着した消音エルボを示し、(a)は断面図で(b)は正
面図である。
【図9】(a)及び(b)は消音エルボの効果の説明図
である。
【図10】(a)は従来の消音エルボの断面図で、
(b)は(a)のb−b線断面図である。
【符号の説明】
1 多孔板 1a 開口 2 吸音材 10 吸音エレメント 11 頂部 12 第1傾斜部 12a 稜線(第1傾斜部の片側) 12b 稜線(第1傾斜部の他の片側) 13 第2傾斜部 13a 稜線(第2傾斜部の片側) 13b 稜線(第2傾斜部の他の片側) 17、18 短辺 100 エルボ 101 上板(側板) 102 下板(側板) 103 入口板(入口側板) 104 出口板(出口側板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 55/02 - 55/035 F01N 1/00 - 1/24 G10K 11/16 F24F 13/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の開口が明けられウェッジ状に形成
    され頂部と第1傾斜部及び第2傾斜部から成る傾斜部と
    を備えた多孔板であって前記第1傾斜部の片側と前記第
    2傾斜部の片側とで形成する一方側平面と前記第1傾斜
    部の他の片側と前記第2傾斜部の他の片側とで形成する
    他方側平面とが所定の頂角を成す多孔板と、該多孔板の
    裏面側に取り付けられた吸音材と、を有することを特徴
    とする吸音エレメント。
  2. 【請求項2】 吸音エレメントとエルボとを備えた消音
    エルボであって、 前記吸音エレメントは、多数の開口が明けられウェッジ
    状に形成され頂部と第1傾斜部及び第2傾斜部から成る
    傾斜部とを備えた多孔板であって前記第1傾斜部の片側
    と前記第2傾斜部の片側とで形成する一方側平面と前記
    第1傾斜部の他の片側と前記第2傾斜部の他の片側とで
    形成する他方側平面とが所定の頂角を成す多孔板と、該
    多孔板の裏面側に取り付けられた吸音材と、を有し、 前記エルボは、相対向した両側板と、前記頂角と同じ角
    度で曲がった入口板及び出口板とを備え、 前記吸音エレメントは前記両側板の間に介装され前記一
    方側平面を形成する片側と前記他方側平面を形成する他
    の片側とがそれぞれ前記入口側板と前記出口側板とに取
    り付けられている、 ことを特徴とする消音エルボ。
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