JP3446574B2 - 燃焼器の消音装置 - Google Patents

燃焼器の消音装置

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JP3446574B2 JP34204297A JP34204297A JP3446574B2 JP 3446574 B2 JP3446574 B2 JP 3446574B2 JP 34204297 A JP34204297 A JP 34204297A JP 34204297 A JP34204297 A JP 34204297A JP 3446574 B2 JP3446574 B2 JP 3446574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオイル給湯
器等の燃焼器に付設される燃焼器の消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば屋外設置式オイル給湯器等
の燃焼器には消音装置が付設され、該燃焼器での石油等
の燃焼時に生成される排気ガスを上記消音装置内を通過
させることによって該排気ガスの排出時に伴う騒音を低
減させるようになっているが、この消音装置の一例を図
6により説明する。
【0003】図6は従来の排気ダクト型消音装置の全体
図であって、(A)は正面から見た断面図、(B)は側
面からみた断面図、(C)は底面図である。排気ダクト
型の消音装置11は複数の吸音材12によって排気通路
13が形成され、該排気通路13の内面側にパンチング
メタル等の多孔鋼板14がライニングされた構造になっ
ており、図示しない燃焼器から排出される排気ガスを上
記排気通路13内に通過させ、該排気通路13内で騒音
を低減させた後、排気口15から空気中に放出する構造
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の排気ダ
クト型の消音装置では、騒音の周波数成分のうち、特に
高周波数成分に対してはある程度の低減効果を有するも
のの、耳障りな低周波数成分については低減効果が余り
期待できず、全体的にみて騒音の低減効果が薄いという
感を否めず、このことから周辺環境へ及ぼす悪影響が大
きいといわざるをえなかった。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑み発明されたも
のであって、騒音の高周波数成分のみならず、耳障りな
低周波数成分についても充分な効果を発揮し、全体とし
て騒音低減効果の良好な燃焼器の消音装置を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明による燃焼器の消音装置は、排気ガス排出時
の騒音を低減させるために燃焼器に付設される消音装置
であって、上記消音装置は、吸音材で形成した箱体と、
該箱体内を吸音材で間仕切って形成した複数の排気通路
を相互に連通させてなる屈曲排気通路と、上記燃焼器か
ら排出された排気ガスを導入するために上記屈曲排気通
路の始端に設けられた排気ガス導入口と、上記屈曲排気
通路内を通過した排気ガスを空気中に放出させるために
該屈曲排気通路の終端に設けられた排気ガス排出口とを
備え、上記屈曲排気通路を構成する各排気通路は、上記
間仕切り用の吸音材と該吸音材を挟み込む該箱体の各吸
音材との接合部位に隙間が形成されることなく、密着状
態に圧接されて構成されていることを第1の特徴として
いる。また本発明による燃焼器の消音装置は、上記第1
の特徴に加え、間仕切り用の吸音材を挟み込む箱体の吸
音材外面に外装用鋼板がライニングされ、該外装用鋼板
は上記間仕切り用の吸音材と該吸音材を挟み込む上記箱
体の各吸音材との接合部位にて内向きに窄まる段差部が
設けられ、該段差部によって上記箱体の吸音材が該間仕
切り用の吸音材に対して押し付けられて圧縮されること
で間仕切り用の吸音材と該吸音材を挟み込む箱体の吸音
材との接合部位に隙間が形成されることなく、密着状態
に圧接されて構成されていることを第2の特徴としてい
る。さらに本発明による燃焼器の消音装置は、上記第1
の特徴に加え、間仕切り用の吸音材にライニングする鋼
板の該吸音材側に膨出する段差部が設けられ、該段差部
によって上記間仕切り用の吸音材が圧縮されることで上
記間仕切り用の吸音材の両端を外側に押し広げ、該吸音
材を挟み込む該箱体の各吸音材との接合部位に隙間が形
成されることなく、密着状態に圧接されて構成されてい
ることを第3の特徴とする。さらに本発明による燃焼器
の消音装置は、上記第1〜3の何れかに記載の特徴に加
え、排気通路内のガス進行方向に対して内向面に相当す
る吸音材面側に横断面コ字状の多孔鋼板を、また該排気
通路内のガス進行方向に対して外向面の相当する吸音材
面側に横断面コ字状の鋼板をそれぞれ相対向するように
交互にライニングさせて構成されていることを第4の特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燃焼器の消音装置
について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態例にかかる燃焼器の消音装置の全体図であ
って、(A)は正面から見た断面図、(B)は側面から
みた断面図、(C)は底面図、図2は図1の(B)のA
−A断面図、図3は図2の要部拡大断面図、図4は本発
明の第2の実施の形態例にかかる燃焼器の消音装置に関
し、図3で示した排気通路構造の変形例としての要部拡
大断面図、図5は比較例としての排気通路構造の要部拡
大断面図である。
【0008】まず、本発明の第1の実施の形態例にかか
る燃焼器の消音装置について図1ないし図3を参照しな
がら説明する。消音装置1はオイル給湯器等の燃焼器か
ら排出される排気ガスを通過させて該排気ガス排出時の
騒音を低減させるために、燃焼器に付設して使用され
る。そして上記消音装置1は、吸音材4a、4bで形成
された箱体2と、該箱体2内を複数の排気通路3a、3
b、3cを形成するように複数の吸音材4c、4dで間
仕切り、且つ隣接する各排気通路3a、3b、3cが相
互に連通するように形成された屈曲排気通路3と、燃焼
器から排出される排気ガスを導入させるために上記屈曲
排気通路3の始端に設けられた排気ガス導入口5aと、
上記屈曲排気通路3内で騒音が低減された排気ガスを空
気中に放出させるために該屈曲排気通路の終端に設けら
れた排気ガス排出口5bとから基本構成されている。な
お4eは前記箱体2の一部で、排気通路3a、3b、3
cを形成するために底部及び頂部に設けられる吸音材で
ある。
【0009】上記屈曲排気通路3を構成する各排気通路
3a、3b、3cには、該排気通路3a、3b、3c内
のガス進行方向(図1の(B)に矢印aで示す)に対し
て内向面に相当する吸音材面側に横断面コ字状のパンチ
ングメタル等の多孔鋼板6が、また該排気通路3a、3
b、3c内のガス進行方向に対して外向面の相当する吸
音材面側に遮蔽板としての横断面コ字状の鋼板7がそれ
ぞれ、交互にライニングされて構成されている。
【0010】上記構成において、図3で示すように、間
仕切り用の吸音材4c、4dを挟み込む該箱体の各吸音
材4b、4b外面には外装用鋼板8、8がそれぞれライ
ニングされ、該外装用鋼板8、8には上記間仕切り用の
吸音材4c、4dと箱体の各吸音材4b、4bとの接合
部位にて内側に窄まる段差部8aが設けられ、該段差部
8aによって圧縮力F1が作用して上記吸音材4b、4
bが圧縮されて間仕切り用の吸音材4c、4dに対して
押し付けられる。これによって、上記間仕切り用の吸音
材4c、4dと該吸音材4c、4dを挟み込む該箱体2
の各吸音材4b、4bとの接合部位に隙間が形成される
ことなく密着状態に圧接されるようになされている。
【0011】上記のように構成したことで、間仕切り用
の吸音材4c、4dと該吸音材4c、4dを挟み込む該
箱体2の各吸音材4b、4bとの接合部位では外装用鋼
板8の段差部8aによって吸音材4c、4dはいずれも
矢印で示すように内向きに圧縮され、上記吸音材4b、
4bは吸音材4c、4dに対して圧接されることになっ
て、結果的に上記吸音材4bと吸音材4cの間、及び上
記吸音材4bと吸音材4dの間には隙間が形成されな
い。勿論、前記間仕切り用の吸音材4c、4dと箱体2
の各吸音材4b、4bとは相互に密着すればよいので、
その強制的な密着の仕方については、上記以外の他の手
段を用いてもよい。
【0012】しかして上記構成にかかる消音装置1によ
れば、オイル給湯器等の燃焼器内で燃焼された燃料の排
気ガスが連絡ダクトを経由して上記消音装置1の排気ガ
ス導入口5aから屈曲排気通路3内に導入され、該屈曲
排気通路3の各排気通路3a、3b、3c内で次第に騒
音が減衰された後、排気ガス排出口5bを経由して排気
口9から空気中へ放出される。
【0013】ここで、上記屈曲排気通路3内での騒音が
減衰低減される様子を説明する。まず排気ガス導入口5
aから屈曲排気通路3内に導入された排気ガスは、該通
路3内を排気ガス排出口5bに向かって進行する過程に
おいて、排気ガスの騒音のうち、高周波数成分は図2の
矢印bで示すように多孔鋼板6の孔から吸音材4c(4
d)を通過して該吸音材4cの裏面側にライニングして
ある鋼板7に当たって反射されることで、再び上記吸音
材4cによって吸収される。一方、排気ガスの騒音のう
ち、耳障りな低周波数成分については上記段差部8aの
圧縮力によって吸音材4c及び4dが吸音材4b、4b
とそれぞれ密接状態に接合されて隙間が存在しないの
で、矢印cで示すように、吸音材4c(あるいは4d)
に入射した低周波数成分は寸断されることなく、該接合
面より箱体2の吸音材4b、4b側に速やかに入射す
る。そして、この低周波数成分が通過する経路(屈曲排
気通路3)は非常に長いものとなるため、波長の長い低
周波数成分であっても充分に吸音することが可能とな
る。
【0014】このような作用から明らかなように、上記
構成にかかる消音装置によれば、高周波数成分及び耳障
りな低周波数成分共に大きな減衰効果が得られ、騒音を
大幅に減少させることができる。さらに間仕切り用の吸
音材4c、4dの寸法に少々バラツキがあったとして
も、外装鋼板8に設けた段差部8aによって箱体2の吸
音材4b、4b(排気通路3a、3b及び3cの両外側
に位置する吸音材4b、4b)に対して隙間を生じるこ
となく密着状態に圧接されて接合され、上記吸音材4
c、4dの寸法上のバラツキを確実に吸収できるので、
消音装置の製作にあたって、間仕切り用の吸音材4c、
4dの寸法精度の誤差にそれほど左右されずに製作組立
できて製作上有利となる
【0015】上記第1の実施の形態例に対し、比較例と
してあげた図5の排気通路構造によれば、例えば吸音材
4dと吸音材4bとの間に少しでも隙間Sが存在する
と、吸音材4dに入射した低周波数成分は吸音材4b側
に入射することなく、上記隙間Sにて低周波数成分の入
射が寸断される。従って上記低周波数成分は効率的に減
衰されず、依然として耳障りな低周波数成分の減衰効果
が劣って、全体として騒音を大幅に減少させることがで
きないという不具合がある。このことからも上記第1の
実施の形態例による消音装置の排気通路構造が低周波数
成分の減衰について優れた効果を奏することが明らかで
ある。
【0016】次に、本発明の第2の実施の形態例にかか
る燃焼器の消音装置について図4を参照しながら説明す
る。その基本的構成については上記した第1の実施の形
態例による燃焼器の消音装置と同様であり、その詳しい
説明が省略するが、特に間仕切り用の吸音材4c、4d
にライニングする鋼板7に上記吸音材側に膨出する段差
部7aが設けられ、該段差部7aによって上記間仕切り
用の吸音材4c、4dがその外向きに圧縮されることで
上記間仕切り用の吸音材4c、4dに拡張力F2が作用
し、これにより、上記吸音材4c、4dの両端は外側方
向へ押し広げられ、その結果、吸音材4cの両端と箱体
2の吸音材4bとの接合部、及び吸音材4dの両端と箱
体2の吸音材4bとの接合部には隙間が形成されること
なく密着状態に圧接されて構成される点に特徴がある。
【0017】このように上記構成によれば、上記間仕切
り用の吸音材4c、4dは該吸音材4c、4dを挟み込
む該箱体2の吸音材4b、4bに対して接合する部位で
は、いずれも矢印F2で示すように外向きに押し広げら
れ、上記吸音材4c、4dは吸音材4b、4bに対して
めり込むように圧接されることになって、結果的に上記
吸音材4bと吸音材4cの間、及び上記吸音材4bと吸
音材4dの間には隙間が形成されない。
【0018】しかして、上記構成により、排気通路3b
(排気通路3a及び3cも同様)を形成する多孔鋼板6
及び鋼板7がライニングされている上記吸音材4cと吸
音材4bの接合部、及び上記吸音材4dと吸音材4bの
接合部には隙間が形成されないので、騒音の低周波数成
分は吸音材4c(吸音材4d)に入射して後、寸断され
ることなく速やかに吸音材4bに入射する。そして、第
1の実施の形態例と同様、上記低周波数成分が通過する
経路(屈曲排気通路3)は非常に長いものとなるため、
波長の長い低周波数成分であっても充分に吸音すること
が可能となる。このような作用から明らかなように、上
記構成にかかる消音装置によれば、高周波数成分及び耳
障りな低周波数成分共に大きな減衰効果が得られ、騒音
を大幅に減少させることができる。さらに第1の実施の
形態例と同様、間仕切り用の吸音材4c、4dの寸法に
少々、バラツキがあったとしても、鋼板7に設けた段差
部7aによって箱体2の吸音材4b、4b(排気通路3
a、3b及び3cの両外側に位置する吸音材)に対して
隙間を生じることなく密着状態に圧接され接合されるの
で、消音装置の製作にあたっての間仕切り用の吸音材4
c、4dの寸法精度の誤差にそれほど左右されずに製作
組立できて製作上有利となる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、請求項
1に記載の燃焼器の消音装置によれば、排気ガス排出時
の騒音を低減させるために燃焼器に付設される消音装置
であって、上記消音装置は、吸音材で形成した箱体と、
該箱体内を吸音材で間仕切って形成した複数の排気通路
を相互に連通させてなる屈曲排気通路と、上記燃焼器か
ら排出された排気ガスを導入するために上記屈曲排気通
路の始端に設けられた排気ガス導入口と、上記屈曲排気
通路内を通過した排気ガスを空気中に放出させるために
該屈曲排気通路の終端に設けられた排気ガス排出口とを
備え、上記屈曲排気通路を構成する各排気通路は、上記
間仕切り用の吸音材と該吸音材を挟み込む該箱体の各吸
音材との接合部位に隙間が形成されることなく、密着状
態に圧接されて構成されているので、間仕切り用の吸音
材に入射した騒音は上記接合部で寸断されることなく該
接合部を経て箱体を構成する吸音材側に入射することが
可能となる。従って騒音のうちの低周波数成分に対して
も、それが通過する吸音材の十分に長い経路を確保する
ことができ、波長の長い低周波数成分であっても充分に
吸音することができる。よって、オイル給湯器等の燃焼
器稼働時の騒音を大幅に減少させることができる。また
請求項2に記載の燃焼器の消音装置によれば、上記請求
項1に記載の構成による効果に加え、間仕切り用の吸音
材を挟み込む箱体の吸音材外面に外装用鋼板がライニン
グされ、該外装用鋼板は上記間仕切り用の吸音材と該吸
音材を挟み込む上記箱体の各吸音材との接合部位にて内
向きに窄まる段差部が設けられ、該段差部によって上記
箱体の吸音材が該間仕切り用の吸音材に対して押し付け
られて圧縮されることで間仕切り用の吸音材と該吸音材
を挟み込む箱体の吸音材との接合部位に隙間が形成され
ることなく、密着状態に圧接されて構成されているの
で、間仕切り用の吸音材の寸法にバラツキがある場合で
も、外装用鋼板の段差部によって該バラツキを吸収で
き、間仕切り用の吸音材と箱体を構成する吸音材(排気
通路外側の吸音材)との間に隙間が生じることなく、こ
れら吸音材の接合部を簡単且つ良好に密着させることが
できる。従って上記吸音材の接合部を複雑な構造で密着
させる必要がないので、消音装置の組立が効率的に行
え、組立及び製作上きわめて有利になる。また請求項3
に記載の燃焼器の消音装置によれば、上記請求項1に記
載の構成による効果に加え、間仕切り用の吸音材にライ
ニングする鋼板の該吸音材側に膨出する段差部が設けら
れ、該段差部によって上記間仕切り用の吸音材が圧縮さ
れることで上記間仕切り用の吸音材の両端を外側に押し
広げ、該吸音材を挟み込む該箱体の各吸音材との接合部
位に隙間が形成されることなく、密着状態に圧接されて
構成されているので、間仕切り用の吸音材の寸法にバラ
ツキがある場合であっても、このバラツキを鋼板の段差
部によって吸収でき、間仕切り用の吸音材と箱体を構成
する吸音材(排気通路幅方向外側の吸音材)との間に隙
間が生じない。従って消音装置の組立が効率的に行え、
組立及び製作上きわめて有利になる。また請求項4に記
載の燃焼器の消音装置によれば、上記請求項1〜3の何
れかに記載の構成による効果に加えて、排気通路内のガ
ス進行方向に対して内向面に相当する吸音材面側に横断
面コ字状の多孔鋼板を、また該排気通路内のガス進行方
向に対して外向面の相当する吸音材面側に横断面コ字状
の鋼板をそれぞれ相対向するように交互にライニングさ
せて構成されているので、騒音成分のうち、高周波数成
分は多孔鋼板の孔から吸音材を通過して該吸音材の裏面
側にライニングしてある鋼板に当たって反射され、再び
上記吸音材によって吸収される。一方、低周波数成分は
上記吸音材と箱体を構成する吸音材とは隙間を形成する
ことなく密着状態で接合しているので、間仕切り用の吸
音材に入射した低周波数成分は上記接合部で寸断される
ことなく該接合部を経て箱体を構成する吸音材側に入射
する。これによって波長の長い低周波数成分であっても
充分に吸音される。よって、高周波数成分も低周波数成
分も共に効率よく減衰させることができ、オイル給湯器
等の燃焼器稼働時の騒音を大幅に減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例にかかる燃焼器の
消音装置の全体図である。
【図2】図1の(B)のA−A断面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態例にかかる燃焼器の
消音装置における排気通路構造に関し、図3で示した排
気通路構造の変形例としての要部拡大断面図である。
【図5】比較例としての排気通路構造の要部拡大断面図
である。
【図6】従来の排気ダクト型消音装置の全体図である。
【符号の説明】
1 消音装置 2 箱体 3 屈曲排気通路 3a、3b、3c 排気通路 4a、4b、4c、4d、4e 吸音材 5a 排気ガス導入口 5b 排気ガス排出口 6 多孔鋼板 7 鋼板 7a 段差部 8 外装鋼板 8a 段差部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−41619(JP,A) 特開 平4−73512(JP,A) 実開 昭49−92533(JP,U) 実開 昭59−71914(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23J 13/00 F24H 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガス排出時の騒音を低減させるため
    に燃焼器に付設される消音装置であって、 上記消音装置は、吸音材で形成した箱体と、該箱体内を
    吸音材で間仕切って形成した複数の排気通路を相互に連
    通させてなる屈曲排気通路と、上記燃焼器から排出され
    た排気ガスを導入するために上記屈曲排気通路の始端に
    設けられた排気ガス導入口と、上記屈曲排気通路内を通
    過した排気ガスを空気中に放出させるために該屈曲排気
    通路の終端に設けられた排気ガス排出口とを備え、 上記屈曲排気通路を構成する各排気通路は、上記間仕切
    り用の吸音材と該吸音材を挟み込む該箱体の各吸音材と
    の接合部位に隙間が形成されることなく、密着状態に圧
    接されて構成されていることを特徴とする燃焼器の消音
    装置。
  2. 【請求項2】 間仕切り用の吸音材を挟み込む箱体の吸
    音材外面に外装用鋼板がライニングされ、該外装用鋼板
    は上記間仕切り用の吸音材と該吸音材を挟み込む上記箱
    体の各吸音材との接合部位にて内向きに窄まる段差部が
    設けられ、該段差部によって上記箱体の吸音材が該間仕
    切り用の吸音材に対して押し付けられて圧縮されること
    で間仕切り用の吸音材と該吸音材を挟み込む箱体の吸音
    材との接合部位に隙間が形成されることなく、密着状態
    に圧接されて構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の燃焼器の消音装置。
  3. 【請求項3】 間仕切り用の吸音材にライニングする鋼
    板の該吸音材側に膨出する段差部が設けられ、該段差部
    によって上記間仕切り用の吸音材が圧縮されることで上
    記間仕切り用の吸音材の両端を外側に押し広げ、該吸音
    材を挟み込む該箱体の各吸音材との接合部位に隙間が形
    成されることなく、密着状態に圧接されて構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の燃焼器の消音装
    置。
  4. 【請求項4】 排気通路内のガス進行方向に対して内向
    面に相当する吸音材面側に横断面コ字状の多孔鋼板を、
    また該排気通路内のガス進行方向に対して外向面の相当
    する吸音材面側に横断面コ字状の鋼板をそれぞれ相対向
    するように交互にライニングさせて構成されていること
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の燃焼器の消
    音装置。
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